天使の誘惑

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633 : ◆36m41V4qpU [saga sage]:2012/06/02(土) 05:51:39.81 ID:3CK/ZD110 今はもう "あの時"の自分がどんな気持ちだったのか? どうやっても、自分の心境を正確に追憶することはとても難しい。 あの時とは 俺が妹の親友に告白された時のこと そして、結局 [[或る出来事>Air]]を経てから、俺達は付き合う事になる。     『二人は誰にも知られていない 誰にも知られてはいけない関係』                だから       『その時…………まだ、二人は秘密の関係だった』 "天使の誘惑" 「な、何でわたしがそんなことしなくちゃいけないんですかっ!? この変質者! もう即殺(そくさつ)しますよッ!」 『だっておまえ、俺のことが好きなんだろ? 俺の聞き間違えだっけ?』 「う・・・・(そりゃ、 あんな風に わたしから告白しちゃったけど)」 『せっかく付き合うことになったのによ キスはおろか 手すら握らしちゃくれないんだもんな  (ったく、おまえはプラトンの末裔かっての(プラトニック的な意味で))』 「だ、だから それはお付き合いする時に約束したじゃないですか!」 『わぁーてるよ 結婚するまでの約束だろ? それはもちろん守るさ でも、これはおまえには指一本触れないから良いだろ? な!』 「でも・・・・・・や、やっぱりぃ恥ずかしいです」 『あやせは俺が受験に失敗して浪人になっても良いんだな?』 「と、突然なんです?」 『性欲が堪ってイライラする →勉強が手に着かない →受験に失敗する 小学生でも分かる理屈だろ、これ?』 「し、知りません(ぷい)」 『あ~あ、あやせは俺の事を本当は好きじゃないんだな? 彼氏が困ってるのに、スルーするってことは そういう事だよな~』 「・・・・・・そ、それと これとは話が別ですッ」 『俺の中では一緒なんだよ!  おまえだって、俺が沙也佳ちゃんのサイトの住人だって知ってただろ? 俺は勉強中だってあやせの事考えてるんだぜ』 「・・・・・本当に?(な、何だか体よく利用されてる気がする)」 『ああ、もちろん』 「本当に、本当ですか?(ほ、本当に この子を信じて良いの、あやせ?) た、単にエッチなのが見たいだけ・・・・・とかじゃないでしょうね? もし嘘吐いてたら 今から処刑しに行きますからっ!」 『う、う、嘘じゃ な、な、無いよ……………』 「そんなあからさまに 言い淀むなんて嘘吐いてる証拠です!!! ホント最低っ!  永遠にさようなら! 受験にでも何でも失敗して、必ず死んでくださいッ!」 『ちょっと、待て待て』 「何? 慢性発情シスコン変態性欲■■■■のお兄さん」 『あやせ 好きだ』 「ふっ ふん・・・・・今更、上辺だけの言葉に騙されるわけないでしょ! バカッ!」 『あ~そうかよ じゃもうおまえには頼まない』 <京介 電話を切る> な、何ですか、あの態度!? 本当にムカつく!!!!! 大体、わたしが手を握るのもダメって言ったら、素直に従っちゃうヘタレの癖に お、お兄さんの分際でわたしに あんな態度が許される筈がありませんっ!! いくら、何度謝ってきても・・・絶対に許してあげないんだからッ!ぷんぷん もう絶交です!!!!! <5分後> い、イライラします・・・・。 ど、どうせ謝ってくる癖に何ですぐに電話してこないんですかっ?! お兄さんのバカ、馬鹿、莫迦! <10分後> ちょっと 本当にちょっぴりだけ言い過ぎたかもしれません・・・・ お兄さんが莫迦でエッチなヘタレさんなのは、最初から分かってたじゃない? 本当は、最初から分かっていたでしょう?・・・あやせ <20分後> もうぉ! しょ、しょうがないですね ど、どうせ わたしに許して貰えないと思って恐れ戦(おのの)いているから 電話もメールも出来ないンでしょうから・・・・ 全く、お兄さんみたいなダメ男には・・・・・・やっぱり わたししか居ないンだから ・・・・・だ、だから わたしが大人にならなくっちゃ! <40分後> 電話してもメールしてもお返事が返ってこない・・・・ ほ、本当にお兄さんに・・・・嫌われちゃったの・・・? <1時間後> ハァー↓  本当ならちょっとくらい・・・・え、エッチな事させてあげても良かったのに もうぉ!あやせのバカ、馬鹿、莫迦!! ・・・・・・お兄さん、わたし <1時間5分後> は、恥ずかしいけど・・・・・な、仲直りする為だから  だから しょうがないよね・・・・別れるなんて・・・イヤ・・ <あやせ 送信ボタンを押そうとした時> 『もしもし あやせ、ごめんな さっきはちょっと言い過ぎた』 「あ・・・・え?」 『だから ごめん』 「・・・・・わ、分かれば・・・良いンです!(ぷい)」 『電話もメールも結構してきてくれたのに 出れなかったのも悪かった』 「べ、べ、別に送信ボタンとかを連続で間違って押しちゃっただけですっ! ま、まるで・・・・わたしが必死に連絡してたみたいな捏造は 辞めて貰えます?!」 『あ~そうかよ………………』 あ~そうかよ じゃもうおまえには頼まない あ~そうかよ じゃもうおまえには頼まない あ~そうかよ じゃもうおまえには頼まない 「   変態シスコン野郎なんだから、 桐乃に見せて貰えば良いじゃないですか!!!!   恋人だった、 黒猫さんでも良いし!!!!!   それに、それに胸がそんなに好きなお兄さんなら お姉さんに見せて貰えば!!!  」 『あの……………あ、あ、あやせさん?』 「お兄さんの裏切り者 薄情者 不埒者 偽善者 ■■■■!!!!!」 <電話が切れる> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うぅ お兄さん・・・・・・・・・グスン <京介から メールが届く> 『まったく やっと出た ちゃんと俺が添付した写メは見てくれたか?』 「見ましたけど だ、だから何ですか・・・? あ、あんな紙切れ一枚(うるうる)」 『あやせ 泣いてんのか?』 「な、何で な、な、泣いてるわけ な、な、無いデシ・・・・」 『なるほど 派手に言い淀んだとしても、あやせが泣いてるわけないもんな (やっぱ 照れてるあやせは可愛いなぁ~)』 「ふんっ わたしが何度も電話しても出てくれなかったから・・・・・ やっぱり 意地悪なお兄さんとは仲直りなんてしま(せん)」 『(遮って)俺の言葉が本気だって 一秒でも早く あやせに伝えたかったんだ。 だからこそ 今日中に間に合う様に役所に頑張ってダッシュしたんだぜ。 (走れメロスみたいに)』 「だったら・・・今すぐ わたしのおうちに来てください(走れメロスみたいに)」 『い、今から? もう日が暮れそうなんだが…………(冬の日照時間は短い)』 「そ、そうですか・・・・・・・では また今度」 『ああ、明日会って ゆっくり話そう』 「ごきげんよう(もう 絶対に 逃がさない・・・)」 <あやせ さっきの送信ボタンを押す> 「なん………………だと(ゴクリ)」 <あやせの部屋にて> 「(ぜぇぜぇ)あ、あ、あやせ……………… 手ブラで『今すぐ来て』の写メは流石に ヤバ過ぎるだろ(汗)」 「何を今更 動揺してるンです?  お兄さんが見せろって言ったから見せてあげたのに・・・・」 「普通に おまえの写メが見たいって言っただけな気が………………」 「 『俺 あやせの下着姿見たい 見たい 見たい!!!』 だの 『見るだけだから 見るだけだから あやせのおっぱい見たいんだ ちょっとだけ ほんの一㍉で良いから ( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!』 だの 高らかに宣言してた癖に この期に及んで、見え透いた嘘吐かないで貰えます? 」 「……………こ、心からの反省とお詫びを」 「では・・・・・お兄さんの携帯を貸してください」 「それは俺の携帯の写メを削除するってことか?」 「それは そうでしょう? データを残してるとか 重大な個人情報保護法違反ですよ」 「消したくないとか言ったら………………?」 「お母さん!!!(叫びかける)」 「(ビク)はいぃ……………喜んでぇ」 「(咳払いしつつ)ゴホン と、ところで わたしの写メを見てどうでしたか?」 「もちろん 可愛かったよ」 「どれくらい可愛かったンです?」 「滅茶苦茶 可愛かったよ」 「もっと具体的に言って・・・・・・ください」 「へ? それってどういう………………」 「お兄さんは、その歳で『具体的』の意味も理解出来ないんですか? それで・・・受験生とかチャンチャラおかしいですね」 「(えっと)ムラムラした」 「・・・・そうじゃなくって」 「尻も見たい」 「・・・・・それ以外!」 「じ、実は一回オカズにしてきた」 「(ハァー ダメだ、この子)  だったら わたしは・・・・お、美味しかったですか?」 「すっげぇ旨かったぜ! だからもっと、あやせのことが好きになった」 「あっ・・・・・ぅ・・・・ハィ (あーあ、わたしも充分ダメな子だ こんな言葉で嬉しくなっちゃうんだからっ)」 「そうだ…………………………忘れないうちに渡すわ  これで仲直りで良いかな?」 「これは・・・・・・・まだ ただの紙切れですけどね」 「純粋に年齢の問題とかもあるが 確かに今のままなら 『画竜点睛を欠く』ってことだな  そもそも おまえの署名がなきゃ、完全に俺の独りよがりも良いところだしさ」 「それが一番の問題ではない。 本当にそんなの全然問題じゃないんですよ? 本当の難問は いくら わたしが竜の目を書いても・・・・・・・・・ たとえ・・・最終的にそうなっても  『朱雀』と 『白虎』と 『玄武』って強(難)敵がいる・・・・・コトでしょう?」 <京介 (龍虎相打つの図(踏み踏み)を妄想して暫く絶句)> 「誰………………ゴホン(咳払いしつつ)じゃなかった  な、何だよ? それ」 「わたし、 誰かと半分っこ とか 四分の一のお兄さんなんて死んでも嫌なの。 絶対にっ、 絶対にッ、 絶対にぃイヤッ・・・・・・ぜったいっ い・ や・です!」 「お、おう(本当に荒ぶる龍神に見えるな こいつ)」 「わたしを選ぶなら  100% あなたの全てで・・・・わたしを選んでください じゃないとわたし・・・・・・ボソ(手に入らないなら いっそ)」 「(聞こえてますよ あやせさん)……………う、うん(戦慄)」 「本当――――――本当に わたしの言ってる意味、 ちゃんと理解してくれてますか?(悲壮)」 「よ・く・分かる………………から―――――だから、そんな顔すんな! 俺はちゃんと、おまえの言葉を心に刻んでるから(真摯)な?」 「ウン・・・・そっかぁ (よしっ)  スーハー スーハー(何度かゆっくり深呼吸)」 「あやせ ど、どうした?」 「ねぇ ねぇ お兄さん・・・・・・・わたしのコ・ト・ もっと見たい?♪」 「も、もちろん そりゃ見たいですけど(でも まだ死にたくもないですけど)」 「い、良いですよ・・・・・・・あと一枚だけなら」 「ま、ま、マジでか?! 見たい 見たい!」 「はい、どうぞ(デジカメを渡す)」 「え?(どういうこと?)」 「さっき言った様に、写メをお兄さんに送るなんて論外ですし それにどうせなら、 喜んで欲しいから・・・あなたが好きに撮ってOKです」 「へ? でもデータを貰えるわけじゃないんだよな?」 「だから わたしに会いに来てください・・・そうすれば、いつでも見せてあげる。  も、もちろん受験勉強が疎かにならない程度に・・ですよ?  こ、これは・・・お兄さんが、お勉強を頑張る為のご褒美・・・・だから」 「あやせ……………おまえって本当に 出来た彼女だな(末恐ろしい)」 「だって、負けてられませんから・・・・・わたしっ(朱雀と白虎と玄武には)」 <あやせ 服を脱ぎ始める> 「しっかし……………ま、マジだったとは(謎の感慨)」 「冗談であんなコト言えるわけないでしょう? わたしは誰かさんと違って・・・・・約束したコトは、ちゃんと守るんです!」 「俺だって守るつもりだぜ? じゃなきゃおまえにアレを渡したりしねぇって」 「はい はい (じゃなくちゃ、わたしだって見せるわけっ・・・ないじゃん ふふ♪)」 「それにしても………………俺の彼女は、スタイルも良いし、肌も綺麗だし  やっぱ、 すっげぇ美人さん だな!(熱弁)」 「褒めてくれるのは良いとしても・・・・・な、何を企んでるンですか? 変態のお兄さ・ん・ ・・・(まんざらでもない様子)」 「た、例えばの話なんだが 俺が脱がすとか………………ダメですかね?」 「なっ・・・・と、と、当店では お触りは禁止になっております」 「だってさ 俺だって男だしさ 触りたいしさ 彼氏彼女だしさ(ブツブツ)」 「お母さん!!!(叫びかける)」 「ごめんなさい ごめなさい ごめなさい ごめなさい ごめんなさい(土下座) (怖いスタッフを呼ぶみたいに、お母さんを呼ぼうとしやがって………………(汗) ってかどう考えたって、あやせに触れるわけねぇっか そもそも)」 「ハァー お兄さん、お手をあげてください (何で、お兄さん相手にすると わたしって、いつもこうなっちゃうんだろ?)」 「自宅で通報するとかだけは か、勘弁してください……………(マジで)」 「二兎追うものは一兎をも得ず(・・・・なーんてね)」 「だ、だよな  あやせの御ヌードを頂戴出来るだけでも僥倖なんだもんな 欲張ってて悪かったわ」 「そうですよッ!(本当は、大嘘だけど・・・・この子は気付かないよね?)  生きて・・・この屋敷から出たかったら お行儀良くしててください」 「すげぇ台詞だな………………おい!」 <あやせ ぼぼ全裸> 「それで、ヌードは分かるとして どうしてニーソ(ニーソックス)はそのまま?」 「男のロマンだよ!  逆に………………ってか、やっぱ手ブラはそのままなの?」 「考えてみたら不公平です・・・・・・今の状況」 「俺の土下座が足りないのか そうなんだな?  それとも 靴(下)でも舐めたら良いのか? ならば………………」 「いえ そういうコトではなく・・・・・」 「踏んづけたいとか? あっ手錠だな? そうなんだろ!」 「わ、わたしへの誹謗中傷はそこまでにしないと・・・・ブチ殺しますよっ! (踏み砕き)」 「ぐはぁ………………あsdっgh(結局、しっかり 踏んでるじゃねぇーか) (でも このアングルも悪くない(特に下乳のライン!))」 <1分後> 「・・・・ずるいです」 「な、何が?」 「お兄さんだけ・・・・見るなんて ズルい」 「な、なるほど(等価交換の原理ってことだな) 俺が脱ぐのは吝かじゃねぇーけどさ」 「何か文句でも?(ジロリ)」 「考えてみたら チマチマ見せ合うよりも……………もう最後までしちまうとか?」 「(なっ)・・・・・・お、お兄さんの分際で よくそんな台詞を言いましたね」 「だってさ 俺らお互い初めて同士だからその点ではフェアだろ?(男女平等)」 「女の子は男の人とは・・・・・・・・違うんです!  受験勉強の前に、保健のお勉強したらどうですかっ?!」 「だって 女の方が気持ち良いって言うじゃん?」 「童貞のあなたが、なぜ そんなコト・・・・を?(驚愕)」 「フッ とある筋からの情報とだけ………………言っておこうか(ニヤリ) (ソースは、桐乃にやらされたゲームだったのだが)」 「ハッキリ言ってあげましょうか? 無知で 鈍くて ガツガツしてるだけの お兄さん相手に、気持ち良くなるわけがないでしょう・・・・この童貞っ!」 「やってみなきゃ分からないだろ?(道理は無理で押し通す)」 「だってぇ 何だか身体だけが目的みたいで・・・・ (まさか お兄さん相手にこんなコト言う時が来るなんて・・・しみじみ)」 「そ、そんな事は決してないぞ (まさか こんな台詞を言われる時がこようとは・・・しみじみ)  と、とにかく あやせの心だって…………俺はおまえの全部が欲しい!」 「どうして・・・普段はヘタレの癖に、今はそんなに強気?(ドキドキ)」 「だ・か・ら・ あやせが好きだからに決まってんだろ(即答)」 「・・・・ほ、本当?(キュン)」 「おいおい この状況で……………それを疑うのは、流石に如何なものかと思うぞ」 「だったら・・・・・『あやせが好きだ』 いつでも どんな状況でも 誰が相手でも この言葉を言えますか?」 「『あやせが好きだ』 いつでも おまえに言うし、 誰相手にでも言えるさ!」 「あっ わたし、うっかり言い忘れてたコトがあるんです もうすぐお父さんが帰ってくるので、お母さんが 一緒に夕食でもどうか? って言ってたんですけどぉ・・・・お兄さんどうしますか? テヘ★♪」 「もし 今、(逃げ)帰ったら?(あやせ………………)」 「さぁ~?   お兄さんはどうなると、 一体どうなってしまうと思います?(クスクス)」 「カレーの良い匂いがするな~ 俺カレーに目がないんだ!(何て恐ろしい子!)」 「ふふ・・・・はい (お兄さん、知ってました? 何が有っても 誰が相手であっても  わたしは、絶対に あなたを離さないし、あなたから離れないって・・・こと)」 <京介 動揺から回復(約5分後)> 「ま、まぁ………………あやせが嫌なら 無理矢理なんてしねーから安心しろ (普通に考えて(FK)、このアウェーでは絶望的だ)」 「あれあれ~?  わたしは イ・ヤ・ とは一言も言ってないンだけどぉ・・・ナ?(ニコニコ)」 「……………ま、マジで?(ゴクリ)」 「あーあ 年下の女の子のたわいない冗談に、簡単に騙されちゃって(あえて挑発)」 「だよな ハハハ 悪い悪い(はいはい いつもの俺の勘違い 乙)」 「ハァーーー(ア゛ッ~~~~~~っ!) (ヘタレ・鈍い・小学生みたいな彼氏 と 大嘘吐き・素直になれない・中学生の彼女 本当に わたし達って、 なんてダメ――――――ダメなカップルなんだろ・・ハァ↓)」 「え? 何か言った?」 「・・・・・・・何も言ってないから(ぷい) でェ! ヘタレのお兄さんはとっとと、わたしを二次元に変換しちゃえば? どうせェ・・・・生身よりも ゲームとかアニメとかが好きンでしょうからッ!」 「お、怒ってんのか?」 「べ、別にぃ・・・・  この格好(手ブラ状態)してるのに疲れちゃった・・・・・だけ (ホンっとに バカみたいっ――――――――み・た・い・ じゃなくて  まるっきり バカなんだ・・・・わたしって(自己嫌悪))」 「(ジー)………………………………………(暫くあやせの目を見つめる)」 「えっ? えっと・・・・・・・ど、どうかしましたぁ?(ドキドキ)」 「よし!  今更 撮影なんて良いや (デジカメを放り投げる) あやせ、もう服着ても良いぞ」 「は、はい?」 「こういうのってさ、変態っぽくて興奮するけどさ やっぱり良くないと思うんだ」 「へぇー、 そうなんだ?  ふーん、 お兄さんは真面目でエライ エライ(シラ~) ほんとうに 紳士的で すてき↓で↑すぅ↓(棒読み)」 「な、何だよ?  その…………………呆れてますの最上級みたいな白眼視は?(汗)」 「 お兄さんが勘違いしてるのか? 忘れてるのか? 記憶を捏造してるのか?  は知らないけど 『お兄さん わたしの裸見て欲しいの! 見てくれなきゃイヤイヤ(ハート)』 なんて・・・・このわたしが、一言でも言いましたかッ?!(憤怒) 」 「そ、それは………………おまえが手も触らしちゃくれない  ■■■■教みたいな厳しい戒律を、俺に押しつけてくるからだろ? だから それなら見せてくれって言っただけでさ」 「なっ・・・だったら 無理矢理 手でも胸でも触ってみれば良いでしょッ!! この意気地無し・・・変態 童貞 シスコン・・バカッ 馬鹿っ 莫・迦・!」 「おまえ………………な、何言ってんの??」 「あなたは とても思いやりがあって、 優しくて、 素敵だけど・・・・・ 同じくらい 鈍感で、 無関心で、 ヒドい人って コト・・・・ですッ!」 「あ、あやせさん?(ぽか~ん)」 「 わたしが どうして―――――――どうして・・・・ 結婚するまで 手も握らせない筈なのに お兄さんの目の前でショーツだけの姿になって 裸でも何でも好きに 撮って良いよ と言って こんな風に あなたを必死に見つめてると・・・思ってる・・の? 」 「………………………あや(せ)」 「 何でっ なんでッ ―――――女の子に  こんなコト言わせて ここまで言われて わたし――――わたしの 何も、なにも 分かってくれないンです・・か? 」 「お、俺………………」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「あ、あのさ おまえが駄目って言うなら 素直に諦めるけど……………… でも、そろそろ手くらい繋いでも良い関係だと思わねぇか? 俺らってさ」 「もう・・・・・・・・素直に言っちゃったらどうです? 『俺はあやせのおっぱいが見たいっ』って! だって・・・・このままだと、わたしの手が邪魔ですものねッ?」 「誤解すんなよ、 俺はそういう意味で言ってるんじゃねぇーぞ!」 「だ・か・ら・ 良いですよ?  見せますってばっ! これが約束だし・・・・胸だけで 不満ならショーツも脱ぎますか? ほらッ!」 「ったくよ ほらっ!(自分の上着をあやせに羽織らせる)」 「今更、 なんのつもり?」 「あやせは 全然、無理なんかしなくて良いんだ(あやせの頭に手を乗せる)」 「わ、わたしに気安く触らないでッ・・・・さ、触るなッ!(弧拳で払いのける)」 「と、とにかく 俺の話を聞いてくれ」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・聞きたくない」 「そ・れ・で・も・聞いて欲しいんだ! 頼む お願いだ この通り(懇願)」  「なら・・・・ご自由に」 「あのな………………」 「・・・・・・・・・・・・・・なに?」 「俺 あやせの気持ち、すげぇ嬉しかったぜ」 「・・・・・・・・だから?」 「………………だから、受験頑張ろうと思う」 「・・それで?」 「………………けど  受験やら勉強を口実に あやせとそういう事はしちゃいけないと思うんだ、やっぱ」 「で?」 「おまえが好きだから、他に何の意味もなく 俺は純粋に…………あやせに触れたい  これでも ダメか?」 「ダメ」 「え゛ぇ゛?……………………………………………………………………………… ……………………………………………………………………………………………… ……………………………………………………………………………………………… ……………………………………………………………………………(!)」 「もう帰ってくだ・・・・・・・ふぁぃ・・・・・・・・(?)ァッンン~ゥ」            『「……・・・」』 「(!)ッンンマァッ……………………………………ぜぇぜぇ(動悸)(息切れ)」 「こ、 こ、 これで良かったか?(汗)」 「・・・・・・・・・・・・・・・ハアハァハァ(放心状態)」 「え、えっと………………だ、駄目だった? (俺 や、やっちまった? 之れすなわち 即・死)」 「プルン・――――・プルン(思いっきり、かぶりを振る)」 「そっか………………よ、良かった(ホッ)」  「ハイ・・・・とっても 素敵でした(天使の笑顔)」 「(やっぱ 可愛いな こいつ)そ、それにしても アレ…………だな」 「え? (小首を傾げる)」 「お、おまえの おっぱいって綺麗だな……………ゆ、揺れてたし(ガン見)」 「?・・・・・・・・・・・キャッー(あ~)もうっ!(裏拳)」 「い、痛っ………………な、殴ることないだろ」 「お兄さんは いつも いつも 一言多いんです・・・・・・・・・・ バ カ」 「へいへい 悪かった。  そいでさ 俺としては、 全く順番メチャクチャだが もし良かったら おまえの手を握りたいと思ってるんだけど あやせは?」 「今だったら、手くらい握られても許せるかも知れないです・・・・ね(赤面)」 「許せるか・許せないかの程度…………それくらい消極的なのか?(手を差し出す)」 「ごめんなさい  う、嘘・・・・うそだからっ (わ、わたし(達)、もうダメなカップルは そ、卒業しなくっちゃっ!)  すごくっ―――――しっかりっ――――――強くっ 握って・・・? ください わたしのコト、ちゃんと掴まえてて・・・・お ね が い(手を握り返す)」 「おまえの手は、予想通り柔らけぇ        (右手と)                        「「(ギュとする)」」      (右手を)        お兄さんの手は、大きくて暖かいんだ(・・ね)」 <新垣家 食卓> 「 お母さんのカレー お、美味しいなぁ(緊張で 全く味がしねぇ) (俺 in 針のむしろ of the 針のむしろ  なう) 」 「お父さん・・・・聞いて お(兄さん・・・・じゃなかった)  き、京介さんってね(満面の笑み)」 「 (俺のライフ0 どころか とっくに もうマイナスよ!  けど……………あやせの あんな(嬉しそうな)顔見せられちまったら ここは 俺が彼女の為に頑張らなきゃな、よしゃ!) あ、あの と、 と、 ところで………………お、お父さん え?  そ、そうですよね? お父さんと呼ぶには早いですよね?ハハハ(ハァ↓) ぼ、僕も実はそう思ってたんです。  奇遇ですね、お(父さん)(引きつった笑顔) 」 「・・・ボソ「(頑張って ダーリン♪)」 <あやせの自宅 前> 「あやせ 今日はごちそうさん」 「わたし お兄さんをちょっぴりだけ見直しちゃいました」 「そ、そうか?(本当にそうなの?)」 「お兄さんって、わたしの前だと小学生みたいなのに・・・・・ わたしの両親の前では ちゃんとした好青年なんですねー?」 「いやいや! 夕食の時に、あの署名捺印(ドラゴン・アイズ)までした紙を  親に見せた………あやせさんの凄さには、俺なんか足下にも及ばねぇと思うぞ? (もう完全に 大阪夏の陣の城郭並に、外堀は埋まってるよね? これ)」 「わたし 自分で言うのも恥ずかしいけど、これでも 一応は優等生で 両親に心配かけたり 困らせた事ってあんまり無かったんです」 「そりゃ………だろうな」 「でも 桐乃の(趣味の)こと・・・と あなたは特別」   「………………分かってる (こいつも 俺が親父に立ち向かった様な事してたんだよな、桐乃の件でも)」 「迷惑ですか?」 「そうじゃないよ じゃなくって、俺も(あの時)あやせくらいの根性があったらって …………………………い、いや、何でもない」 「そう・・・なんだ?」 「(ったく 最低だな、 俺って) お、俺は………………おまえのそういう所、き、嫌いじゃねぇーからな?」 「・・・・・・分かってる ねぇ わたし・・・・わたしね、 心に決めたコトがある・・・から聞いてください」 「な、何?」 「もう何も心配しないで、お兄さんを100%信頼して わたしの全力で あなたを愛して 支えようって・・・・・・これから先、どんなコトがあっても  必ず、そうしようって・・・・決めた・・の」 「あやせ ありがとうな」 「だから 今からもう、お兄さんはお勉強以外 何も考えなくて良いですからね?」 「………………はい」 「わたしがお兄さんのコト ちゃんとっ 応援してます・・・から」 「ああ……………あやせだけじゃなくって、あやせの親まで絡んでるからな(笑)」 「勉強に集中出来なくなったり、疲れたら わたしに何でも言って」 「………………えっと」 「勉強や受験が口実でも良いからっ  弱音も愚痴も、絶対―――ぜったいに 受け止めるから 癒してあげるから  だ・か・ら・ いつでも、わたしを頼ってください 分かりましたか?」 「分かった  思いっきり、あやせに頼る事にするわ よろしく頼む」 「約束ですから・・・・ね?」 「うん…………………約束な」 「わたしと約束して破ったら、どうなるか知ってますよね?(クスクス) (指切り)」 「ちょっと待った!  夜、彼女が家の前で お見送りする時にヤル事って言ったら…………………… 指切りじゃなくて やっぱ、ア・レ・だろ?(ラブ+みたいに)」 「あなたは やっぱり 余計な一言が多いようです・・・・ねっ!(鉤突き)」 「ぎゃ゛ぁぁあ゛………………………………………え?(実は 組み打ち)」 「おやすみなさい  お兄さ・・・・・・・・ンンんー(最後は 頭突き)」 「ッッツ…………………………あっ(ムニュ(二重の意味で)やわらけぇ)」 「大学生になったら この つ・づ・き・ ・・・・・・しましょう?」 「大学入学したら、遂に卒業するんだな(私(俺)立童貞学園を) 俺、 一刻も早く あやせと(に)入・学したい………………………痛っ」 「(ほっぺをつねる)く、口は災いの元なんだッ・からっ!  今後も、反省せず改善が見られないようなら・・・・・こんな子のままなら お兄さんは ず――――――っと留年にしちゃいます・・・からッ! べェーだ(舌を出す)(イチャ)」 「でもさ 実は………あやせの方がやる気なんだろ?(イチャ)」 「・・・・・・・・・なっ   あっ~ もうぉッ! お兄さんのバカ(×5)+(鉄槌(ポカポカ叩き)×10)」 「痛ったた……………わ、悪かった (否(いな) これ、ちっとも悪くない)(デレデレ)」 <京介 歩きだそうとした時>      『二人は誰にも知られていない 誰にも知られてはいけない関係』             「ねぇ、ダ・・・・」             「うん?」        突然、あやせの態度が豹変して、かつてなかったほど        痛みで絞め殺されると思えるほど、強引に抱擁された時             「ねぇ・・・・ダーリン」             「あや……せ?」        突然、あやせの人格が入れ替わったみたいに、全てが        声色も、口調も、俺を見る目も、俺の呼び方さえ変わった時         『その時…………まだ、二人は秘密の関係だった』                                 <??? 二人を見つめる影>              「絶対 許さない」                おわり
633 : ◆36m41V4qpU [saga sage]:2012/06/02(土) 05:51:39.81 ID:3CK/ZD110 今はもう "あの時"の自分がどんな気持ちだったのか? どうやっても、自分の心境を正確に追憶することはとても難しい。 あの時とは 俺が妹の親友に告白された時のこと そして、結局 "或る出来事"を経てから、俺達は付き合う事になる。     『二人は誰にも知られていない 誰にも知られてはいけない関係』                だから       『その時…………まだ、二人は秘密の関係だった』 "天使の誘惑" 「な、何でわたしがそんなことしなくちゃいけないんですかっ!? この変質者! もう即殺(そくさつ)しますよッ!」 『だっておまえ、俺のことが好きなんだろ? 俺の聞き間違えだっけ?』 「う・・・・(そりゃ、 あんな風に わたしから告白しちゃったけど)」 『せっかく付き合うことになったのによ キスはおろか 手すら握らしちゃくれないんだもんな  (ったく、おまえはプラトンの末裔かっての(プラトニック的な意味で))』 「だ、だから それはお付き合いする時に約束したじゃないですか!」 『わぁーてるよ 結婚するまでの約束だろ? それはもちろん守るさ でも、これはおまえには指一本触れないから良いだろ? な!』 「でも・・・・・・や、やっぱりぃ恥ずかしいです」 『あやせは俺が受験に失敗して浪人になっても良いんだな?』 「と、突然なんです?」 『性欲が堪ってイライラする →勉強が手に着かない →受験に失敗する 小学生でも分かる理屈だろ、これ?』 「し、知りません(ぷい)」 『あ~あ、あやせは俺の事を本当は好きじゃないんだな? 彼氏が困ってるのに、スルーするってことは そういう事だよな~』 「・・・・・・そ、それと これとは話が別ですッ」 『俺の中では一緒なんだよ!  おまえだって、俺が沙也佳ちゃんのサイトの住人だって知ってただろ? 俺は勉強中だってあやせの事考えてるんだぜ』 「・・・・・本当に?(な、何だか体よく利用されてる気がする)」 『ああ、もちろん』 「本当に、本当ですか?(ほ、本当に この子を信じて良いの、あやせ?) た、単にエッチなのが見たいだけ・・・・・とかじゃないでしょうね? もし嘘吐いてたら 今から処刑しに行きますからっ!」 『う、う、嘘じゃ な、な、無いよ……………』 「そんなあからさまに 言い淀むなんて嘘吐いてる証拠です!!! ホント最低っ!  永遠にさようなら! 受験にでも何でも失敗して、必ず死んでくださいッ!」 『ちょっと、待て待て』 「何? 慢性発情シスコン変態性欲■■■■のお兄さん」 『あやせ 好きだ』 「ふっ ふん・・・・・今更、上辺だけの言葉に騙されるわけないでしょ! バカッ!」 『あ~そうかよ じゃもうおまえには頼まない』 <京介 電話を切る> な、何ですか、あの態度!? 本当にムカつく!!!!! 大体、わたしが手を握るのもダメって言ったら、素直に従っちゃうヘタレの癖に お、お兄さんの分際でわたしに あんな態度が許される筈がありませんっ!! いくら、何度謝ってきても・・・絶対に許してあげないんだからッ!ぷんぷん もう絶交です!!!!! <5分後> い、イライラします・・・・。 ど、どうせ謝ってくる癖に何ですぐに電話してこないんですかっ?! お兄さんのバカ、馬鹿、莫迦! <10分後> ちょっと 本当にちょっぴりだけ言い過ぎたかもしれません・・・・ お兄さんが莫迦でエッチなヘタレさんなのは、最初から分かってたじゃない? 本当は、最初から分かっていたでしょう?・・・あやせ <20分後> もうぉ! しょ、しょうがないですね ど、どうせ わたしに許して貰えないと思って恐れ戦(おのの)いているから 電話もメールも出来ないンでしょうから・・・・ 全く、お兄さんみたいなダメ男には・・・・・・やっぱり わたししか居ないンだから ・・・・・だ、だから わたしが大人にならなくっちゃ! <40分後> 電話してもメールしてもお返事が返ってこない・・・・ ほ、本当にお兄さんに・・・・嫌われちゃったの・・・? <1時間後> ハァー↓  本当ならちょっとくらい・・・・え、エッチな事させてあげても良かったのに もうぉ!あやせのバカ、馬鹿、莫迦!! ・・・・・・お兄さん、わたし <1時間5分後> は、恥ずかしいけど・・・・・な、仲直りする為だから  だから しょうがないよね・・・・別れるなんて・・・イヤ・・ <あやせ 送信ボタンを押そうとした時> 『もしもし あやせ、ごめんな さっきはちょっと言い過ぎた』 「あ・・・・え?」 『だから ごめん』 「・・・・・わ、分かれば・・・良いンです!(ぷい)」 『電話もメールも結構してきてくれたのに 出れなかったのも悪かった』 「べ、べ、別に送信ボタンとかを連続で間違って押しちゃっただけですっ! ま、まるで・・・・わたしが必死に連絡してたみたいな捏造は 辞めて貰えます?!」 『あ~そうかよ………………』 あ~そうかよ じゃもうおまえには頼まない あ~そうかよ じゃもうおまえには頼まない あ~そうかよ じゃもうおまえには頼まない 「   変態シスコン野郎なんだから、 桐乃に見せて貰えば良いじゃないですか!!!!   恋人だった、 黒猫さんでも良いし!!!!!   それに、それに胸がそんなに好きなお兄さんなら お姉さんに見せて貰えば!!!  」 『あの……………あ、あ、あやせさん?』 「お兄さんの裏切り者 薄情者 不埒者 偽善者 ■■■■!!!!!」 <電話が切れる> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うぅ お兄さん・・・・・・・・・グスン <京介から メールが届く> 『まったく やっと出た ちゃんと俺が添付した写メは見てくれたか?』 「見ましたけど だ、だから何ですか・・・? あ、あんな紙切れ一枚(うるうる)」 『あやせ 泣いてんのか?』 「な、何で な、な、泣いてるわけ な、な、無いデシ・・・・」 『なるほど 派手に言い淀んだとしても、あやせが泣いてるわけないもんな (やっぱ 照れてるあやせは可愛いなぁ~)』 「ふんっ わたしが何度も電話しても出てくれなかったから・・・・・ やっぱり 意地悪なお兄さんとは仲直りなんてしま(せん)」 『(遮って)俺の言葉が本気だって 一秒でも早く あやせに伝えたかったんだ。 だからこそ 今日中に間に合う様に役所に頑張ってダッシュしたんだぜ。 (走れメロスみたいに)』 「だったら・・・今すぐ わたしのおうちに来てください(走れメロスみたいに)」 『い、今から? もう日が暮れそうなんだが…………(冬の日照時間は短い)』 「そ、そうですか・・・・・・・では また今度」 『ああ、明日会って ゆっくり話そう』 「ごきげんよう(もう 絶対に 逃がさない・・・)」 <あやせ さっきの送信ボタンを押す> 「なん………………だと(ゴクリ)」 <あやせの部屋にて> 「(ぜぇぜぇ)あ、あ、あやせ……………… 手ブラで『今すぐ来て』の写メは流石に ヤバ過ぎるだろ(汗)」 「何を今更 動揺してるンです?  お兄さんが見せろって言ったから見せてあげたのに・・・・」 「普通に おまえの写メが見たいって言っただけな気が………………」 「 『俺 あやせの下着姿見たい 見たい 見たい!!!』 だの 『見るだけだから 見るだけだから あやせのおっぱい見たいんだ ちょっとだけ ほんの一㍉で良いから ( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!』 だの 高らかに宣言してた癖に この期に及んで、見え透いた嘘吐かないで貰えます? 」 「……………こ、心からの反省とお詫びを」 「では・・・・・お兄さんの携帯を貸してください」 「それは俺の携帯の写メを削除するってことか?」 「それは そうでしょう? データを残してるとか 重大な個人情報保護法違反ですよ」 「消したくないとか言ったら………………?」 「お母さん!!!(叫びかける)」 「(ビク)はいぃ……………喜んでぇ」 「(咳払いしつつ)ゴホン と、ところで わたしの写メを見てどうでしたか?」 「もちろん 可愛かったよ」 「どれくらい可愛かったンです?」 「滅茶苦茶 可愛かったよ」 「もっと具体的に言って・・・・・・ください」 「へ? それってどういう………………」 「お兄さんは、その歳で『具体的』の意味も理解出来ないんですか? それで・・・受験生とかチャンチャラおかしいですね」 「(えっと)ムラムラした」 「・・・・そうじゃなくって」 「尻も見たい」 「・・・・・それ以外!」 「じ、実は一回オカズにしてきた」 「(ハァー ダメだ、この子)  だったら わたしは・・・・お、美味しかったですか?」 「すっげぇ旨かったぜ! だからもっと、あやせのことが好きになった」 「あっ・・・・・ぅ・・・・ハィ (あーあ、わたしも充分ダメな子だ こんな言葉で嬉しくなっちゃうんだからっ)」 「そうだ…………………………忘れないうちに渡すわ  これで仲直りで良いかな?」 「これは・・・・・・・まだ ただの紙切れですけどね」 「純粋に年齢の問題とかもあるが 確かに今のままなら 『画竜点睛を欠く』ってことだな  そもそも おまえの署名がなきゃ、完全に俺の独りよがりも良いところだしさ」 「それが一番の問題ではない。 本当にそんなの全然問題じゃないんですよ? 本当の難問は いくら わたしが竜の目を書いても・・・・・・・・・ たとえ・・・最終的にそうなっても  『朱雀』と 『白虎』と 『玄武』って強(難)敵がいる・・・・・コトでしょう?」 <京介 (龍虎相打つの図(踏み踏み)を妄想して暫く絶句)> 「誰………………ゴホン(咳払いしつつ)じゃなかった  な、何だよ? それ」 「わたし、 誰かと半分っこ とか 四分の一のお兄さんなんて死んでも嫌なの。 絶対にっ、 絶対にッ、 絶対にぃイヤッ・・・・・・ぜったいっ い・ や・です!」 「お、おう(本当に荒ぶる龍神に見えるな こいつ)」 「わたしを選ぶなら  100% あなたの全てで・・・・わたしを選んでください じゃないとわたし・・・・・・ボソ(手に入らないなら いっそ)」 「(聞こえてますよ あやせさん)……………う、うん(戦慄)」 「本当――――――本当に わたしの言ってる意味、 ちゃんと理解してくれてますか?(悲壮)」 「よ・く・分かる………………から―――――だから、そんな顔すんな! 俺はちゃんと、おまえの言葉を心に刻んでるから(真摯)な?」 「ウン・・・・そっかぁ (よしっ)  スーハー スーハー(何度かゆっくり深呼吸)」 「あやせ ど、どうした?」 「ねぇ ねぇ お兄さん・・・・・・・わたしのコ・ト・ もっと見たい?♪」 「も、もちろん そりゃ見たいですけど(でも まだ死にたくもないですけど)」 「い、良いですよ・・・・・・・あと一枚だけなら」 「ま、ま、マジでか?! 見たい 見たい!」 「はい、どうぞ(デジカメを渡す)」 「え?(どういうこと?)」 「さっき言った様に、写メをお兄さんに送るなんて論外ですし それにどうせなら、 喜んで欲しいから・・・あなたが好きに撮ってOKです」 「へ? でもデータを貰えるわけじゃないんだよな?」 「だから わたしに会いに来てください・・・そうすれば、いつでも見せてあげる。  も、もちろん受験勉強が疎かにならない程度に・・ですよ?  こ、これは・・・お兄さんが、お勉強を頑張る為のご褒美・・・・だから」 「あやせ……………おまえって本当に 出来た彼女だな(末恐ろしい)」 「だって、負けてられませんから・・・・・わたしっ(朱雀と白虎と玄武には)」 <あやせ 服を脱ぎ始める> 「しっかし……………ま、マジだったとは(謎の感慨)」 「冗談であんなコト言えるわけないでしょう? わたしは誰かさんと違って・・・・・約束したコトは、ちゃんと守るんです!」 「俺だって守るつもりだぜ? じゃなきゃおまえにアレを渡したりしねぇって」 「はい はい (じゃなくちゃ、わたしだって見せるわけっ・・・ないじゃん ふふ♪)」 「それにしても………………俺の彼女は、スタイルも良いし、肌も綺麗だし  やっぱ、 すっげぇ美人さん だな!(熱弁)」 「褒めてくれるのは良いとしても・・・・・な、何を企んでるンですか? 変態のお兄さ・ん・ ・・・(まんざらでもない様子)」 「た、例えばの話なんだが 俺が脱がすとか………………ダメですかね?」 「なっ・・・・と、と、当店では お触りは禁止になっております」 「だってさ 俺だって男だしさ 触りたいしさ 彼氏彼女だしさ(ブツブツ)」 「お母さん!!!(叫びかける)」 「ごめんなさい ごめなさい ごめなさい ごめなさい ごめんなさい(土下座) (怖いスタッフを呼ぶみたいに、お母さんを呼ぼうとしやがって………………(汗) ってかどう考えたって、あやせに触れるわけねぇっか そもそも)」 「ハァー お兄さん、お手をあげてください (何で、お兄さん相手にすると わたしって、いつもこうなっちゃうんだろ?)」 「自宅で通報するとかだけは か、勘弁してください……………(マジで)」 「二兎追うものは一兎をも得ず(・・・・なーんてね)」 「だ、だよな  あやせの御ヌードを頂戴出来るだけでも僥倖なんだもんな 欲張ってて悪かったわ」 「そうですよッ!(本当は、大嘘だけど・・・・この子は気付かないよね?)  生きて・・・この屋敷から出たかったら お行儀良くしててください」 「すげぇ台詞だな………………おい!」 <あやせ ぼぼ全裸> 「それで、ヌードは分かるとして どうしてニーソ(ニーソックス)はそのまま?」 「男のロマンだよ!  逆に………………ってか、やっぱ手ブラはそのままなの?」 「考えてみたら不公平です・・・・・・今の状況」 「俺の土下座が足りないのか そうなんだな?  それとも 靴(下)でも舐めたら良いのか? ならば………………」 「いえ そういうコトではなく・・・・・」 「踏んづけたいとか? あっ手錠だな? そうなんだろ!」 「わ、わたしへの誹謗中傷はそこまでにしないと・・・・ブチ殺しますよっ! (踏み砕き)」 「ぐはぁ………………あsdっgh(結局、しっかり 踏んでるじゃねぇーか) (でも このアングルも悪くない(特に下乳のライン!))」 <1分後> 「・・・・ずるいです」 「な、何が?」 「お兄さんだけ・・・・見るなんて ズルい」 「な、なるほど(等価交換の原理ってことだな) 俺が脱ぐのは吝かじゃねぇーけどさ」 「何か文句でも?(ジロリ)」 「考えてみたら チマチマ見せ合うよりも……………もう最後までしちまうとか?」 「(なっ)・・・・・・お、お兄さんの分際で よくそんな台詞を言いましたね」 「だってさ 俺らお互い初めて同士だからその点ではフェアだろ?(男女平等)」 「女の子は男の人とは・・・・・・・・違うんです!  受験勉強の前に、保健のお勉強したらどうですかっ?!」 「だって 女の方が気持ち良いって言うじゃん?」 「童貞のあなたが、なぜ そんなコト・・・・を?(驚愕)」 「フッ とある筋からの情報とだけ………………言っておこうか(ニヤリ) (ソースは、桐乃にやらされたゲームだったのだが)」 「ハッキリ言ってあげましょうか? 無知で 鈍くて ガツガツしてるだけの お兄さん相手に、気持ち良くなるわけがないでしょう・・・・この童貞っ!」 「やってみなきゃ分からないだろ?(道理は無理で押し通す)」 「だってぇ 何だか身体だけが目的みたいで・・・・ (まさか お兄さん相手にこんなコト言う時が来るなんて・・・しみじみ)」 「そ、そんな事は決してないぞ (まさか こんな台詞を言われる時がこようとは・・・しみじみ)  と、とにかく あやせの心だって…………俺はおまえの全部が欲しい!」 「どうして・・・普段はヘタレの癖に、今はそんなに強気?(ドキドキ)」 「だ・か・ら・ あやせが好きだからに決まってんだろ(即答)」 「・・・・ほ、本当?(キュン)」 「おいおい この状況で……………それを疑うのは、流石に如何なものかと思うぞ」 「だったら・・・・・『あやせが好きだ』 いつでも どんな状況でも 誰が相手でも この言葉を言えますか?」 「『あやせが好きだ』 いつでも おまえに言うし、 誰相手にでも言えるさ!」 「あっ わたし、うっかり言い忘れてたコトがあるんです もうすぐお父さんが帰ってくるので、お母さんが 一緒に夕食でもどうか? って言ってたんですけどぉ・・・・お兄さんどうしますか? テヘ★♪」 「もし 今、(逃げ)帰ったら?(あやせ………………)」 「さぁ~?   お兄さんはどうなると、 一体どうなってしまうと思います?(クスクス)」 「カレーの良い匂いがするな~ 俺カレーに目がないんだ!(何て恐ろしい子!)」 「ふふ・・・・はい (お兄さん、知ってました? 何が有っても 誰が相手であっても  わたしは、絶対に あなたを離さないし、あなたから離れないって・・・こと)」 <京介 動揺から回復(約5分後)> 「ま、まぁ………………あやせが嫌なら 無理矢理なんてしねーから安心しろ (普通に考えて(FK)、このアウェーでは絶望的だ)」 「あれあれ~?  わたしは イ・ヤ・ とは一言も言ってないンだけどぉ・・・ナ?(ニコニコ)」 「……………ま、マジで?(ゴクリ)」 「あーあ 年下の女の子のたわいない冗談に、簡単に騙されちゃって(あえて挑発)」 「だよな ハハハ 悪い悪い(はいはい いつもの俺の勘違い 乙)」 「ハァーーー(ア゛ッ~~~~~~っ!) (ヘタレ・鈍い・小学生みたいな彼氏 と 大嘘吐き・素直になれない・中学生の彼女 本当に わたし達って、 なんてダメ――――――ダメなカップルなんだろ・・ハァ↓)」 「え? 何か言った?」 「・・・・・・・何も言ってないから(ぷい) でェ! ヘタレのお兄さんはとっとと、わたしを二次元に変換しちゃえば? どうせェ・・・・生身よりも ゲームとかアニメとかが好きンでしょうからッ!」 「お、怒ってんのか?」 「べ、別にぃ・・・・  この格好(手ブラ状態)してるのに疲れちゃった・・・・・だけ (ホンっとに バカみたいっ――――――――み・た・い・ じゃなくて  まるっきり バカなんだ・・・・わたしって(自己嫌悪))」 「(ジー)………………………………………(暫くあやせの目を見つめる)」 「えっ? えっと・・・・・・・ど、どうかしましたぁ?(ドキドキ)」 「よし!  今更 撮影なんて良いや (デジカメを放り投げる) あやせ、もう服着ても良いぞ」 「は、はい?」 「こういうのってさ、変態っぽくて興奮するけどさ やっぱり良くないと思うんだ」 「へぇー、 そうなんだ?  ふーん、 お兄さんは真面目でエライ エライ(シラ~) ほんとうに 紳士的で すてき↓で↑すぅ↓(棒読み)」 「な、何だよ?  その…………………呆れてますの最上級みたいな白眼視は?(汗)」 「 お兄さんが勘違いしてるのか? 忘れてるのか? 記憶を捏造してるのか?  は知らないけど 『お兄さん わたしの裸見て欲しいの! 見てくれなきゃイヤイヤ(ハート)』 なんて・・・・このわたしが、一言でも言いましたかッ?!(憤怒) 」 「そ、それは………………おまえが手も触らしちゃくれない  ■■■■教みたいな厳しい戒律を、俺に押しつけてくるからだろ? だから それなら見せてくれって言っただけでさ」 「なっ・・・だったら 無理矢理 手でも胸でも触ってみれば良いでしょッ!! この意気地無し・・・変態 童貞 シスコン・・バカッ 馬鹿っ 莫・迦・!」 「おまえ………………な、何言ってんの??」 「あなたは とても思いやりがあって、 優しくて、 素敵だけど・・・・・ 同じくらい 鈍感で、 無関心で、 ヒドい人って コト・・・・ですッ!」 「あ、あやせさん?(ぽか~ん)」 「 わたしが どうして―――――――どうして・・・・ 結婚するまで 手も握らせない筈なのに お兄さんの目の前でショーツだけの姿になって 裸でも何でも好きに 撮って良いよ と言って こんな風に あなたを必死に見つめてると・・・思ってる・・の? 」 「………………………あや(せ)」 「 何でっ なんでッ ―――――女の子に  こんなコト言わせて ここまで言われて わたし――――わたしの 何も、なにも 分かってくれないンです・・か? 」 「お、俺………………」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「あ、あのさ おまえが駄目って言うなら 素直に諦めるけど……………… でも、そろそろ手くらい繋いでも良い関係だと思わねぇか? 俺らってさ」 「もう・・・・・・・・素直に言っちゃったらどうです? 『俺はあやせのおっぱいが見たいっ』って! だって・・・・このままだと、わたしの手が邪魔ですものねッ?」 「誤解すんなよ、 俺はそういう意味で言ってるんじゃねぇーぞ!」 「だ・か・ら・ 良いですよ?  見せますってばっ! これが約束だし・・・・胸だけで 不満ならショーツも脱ぎますか? ほらッ!」 「ったくよ ほらっ!(自分の上着をあやせに羽織らせる)」 「今更、 なんのつもり?」 「あやせは 全然、無理なんかしなくて良いんだ(あやせの頭に手を乗せる)」 「わ、わたしに気安く触らないでッ・・・・さ、触るなッ!(弧拳で払いのける)」 「と、とにかく 俺の話を聞いてくれ」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・聞きたくない」 「そ・れ・で・も・聞いて欲しいんだ! 頼む お願いだ この通り(懇願)」  「なら・・・・ご自由に」 「あのな………………」 「・・・・・・・・・・・・・・なに?」 「俺 あやせの気持ち、すげぇ嬉しかったぜ」 「・・・・・・・・だから?」 「………………だから、受験頑張ろうと思う」 「・・それで?」 「………………けど  受験やら勉強を口実に あやせとそういう事はしちゃいけないと思うんだ、やっぱ」 「で?」 「おまえが好きだから、他に何の意味もなく 俺は純粋に…………あやせに触れたい  これでも ダメか?」 「ダメ」 「え゛ぇ゛?……………………………………………………………………………… ……………………………………………………………………………………………… ……………………………………………………………………………………………… ……………………………………………………………………………(!)」 「もう帰ってくだ・・・・・・・ふぁぃ・・・・・・・・(?)ァッンン~ゥ」            『「……・・・」』 「(!)ッンンマァッ……………………………………ぜぇぜぇ(動悸)(息切れ)」 「こ、 こ、 これで良かったか?(汗)」 「・・・・・・・・・・・・・・・ハアハァハァ(放心状態)」 「え、えっと………………だ、駄目だった? (俺 や、やっちまった? 之れすなわち 即・死)」 「プルン・――――・プルン(思いっきり、かぶりを振る)」 「そっか………………よ、良かった(ホッ)」  「ハイ・・・・とっても 素敵でした(天使の笑顔)」 「(やっぱ 可愛いな こいつ)そ、それにしても アレ…………だな」 「え? (小首を傾げる)」 「お、おまえの おっぱいって綺麗だな……………ゆ、揺れてたし(ガン見)」 「?・・・・・・・・・・・キャッー(あ~)もうっ!(裏拳)」 「い、痛っ………………な、殴ることないだろ」 「お兄さんは いつも いつも 一言多いんです・・・・・・・・・・ バ カ」 「へいへい 悪かった。  そいでさ 俺としては、 全く順番メチャクチャだが もし良かったら おまえの手を握りたいと思ってるんだけど あやせは?」 「今だったら、手くらい握られても許せるかも知れないです・・・・ね(赤面)」 「許せるか・許せないかの程度…………それくらい消極的なのか?(手を差し出す)」 「ごめんなさい  う、嘘・・・・うそだからっ (わ、わたし(達)、もうダメなカップルは そ、卒業しなくっちゃっ!)  すごくっ―――――しっかりっ――――――強くっ 握って・・・? ください わたしのコト、ちゃんと掴まえてて・・・・お ね が い(手を握り返す)」 「おまえの手は、予想通り柔らけぇ        (右手と)                        「「(ギュとする)」」      (右手を)        お兄さんの手は、大きくて暖かいんだ(・・ね)」 <新垣家 食卓> 「 お母さんのカレー お、美味しいなぁ(緊張で 全く味がしねぇ) (俺 in 針のむしろ of the 針のむしろ  なう) 」 「お父さん・・・・聞いて お(兄さん・・・・じゃなかった)  き、京介さんってね(満面の笑み)」 「 (俺のライフ0 どころか とっくに もうマイナスよ!  けど……………あやせの あんな(嬉しそうな)顔見せられちまったら ここは 俺が彼女の為に頑張らなきゃな、よしゃ!) あ、あの と、 と、 ところで………………お、お父さん え?  そ、そうですよね? お父さんと呼ぶには早いですよね?ハハハ(ハァ↓) ぼ、僕も実はそう思ってたんです。  奇遇ですね、お(父さん)(引きつった笑顔) 」 「・・・ボソ「(頑張って ダーリン♪)」 <あやせの自宅 前> 「あやせ 今日はごちそうさん」 「わたし お兄さんをちょっぴりだけ見直しちゃいました」 「そ、そうか?(本当にそうなの?)」 「お兄さんって、わたしの前だと小学生みたいなのに・・・・・ わたしの両親の前では ちゃんとした好青年なんですねー?」 「いやいや! 夕食の時に、あの署名捺印(ドラゴン・アイズ)までした紙を  親に見せた………あやせさんの凄さには、俺なんか足下にも及ばねぇと思うぞ? (もう完全に 大阪夏の陣の城郭並に、外堀は埋まってるよね? これ)」 「わたし 自分で言うのも恥ずかしいけど、これでも 一応は優等生で 両親に心配かけたり 困らせた事ってあんまり無かったんです」 「そりゃ………だろうな」 「でも 桐乃の(趣味の)こと・・・と あなたは特別」   「………………分かってる (こいつも 俺が親父に立ち向かった様な事してたんだよな、桐乃の件でも)」 「迷惑ですか?」 「そうじゃないよ じゃなくって、俺も(あの時)あやせくらいの根性があったらって …………………………い、いや、何でもない」 「そう・・・なんだ?」 「(ったく 最低だな、 俺って) お、俺は………………おまえのそういう所、き、嫌いじゃねぇーからな?」 「・・・・・・分かってる ねぇ わたし・・・・わたしね、 心に決めたコトがある・・・から聞いてください」 「な、何?」 「もう何も心配しないで、お兄さんを100%信頼して わたしの全力で あなたを愛して 支えようって・・・・・・これから先、どんなコトがあっても  必ず、そうしようって・・・・決めた・・の」 「あやせ ありがとうな」 「だから 今からもう、お兄さんはお勉強以外 何も考えなくて良いですからね?」 「………………はい」 「わたしがお兄さんのコト ちゃんとっ 応援してます・・・から」 「ああ……………あやせだけじゃなくって、あやせの親まで絡んでるからな(笑)」 「勉強に集中出来なくなったり、疲れたら わたしに何でも言って」 「………………えっと」 「勉強や受験が口実でも良いからっ  弱音も愚痴も、絶対―――ぜったいに 受け止めるから 癒してあげるから  だ・か・ら・ いつでも、わたしを頼ってください 分かりましたか?」 「分かった  思いっきり、あやせに頼る事にするわ よろしく頼む」 「約束ですから・・・・ね?」 「うん…………………約束な」 「わたしと約束して破ったら、どうなるか知ってますよね?(クスクス) (指切り)」 「ちょっと待った!  夜、彼女が家の前で お見送りする時にヤル事って言ったら…………………… 指切りじゃなくて やっぱ、ア・レ・だろ?(ラブ+みたいに)」 「あなたは やっぱり 余計な一言が多いようです・・・・ねっ!(鉤突き)」 「ぎゃ゛ぁぁあ゛………………………………………え?(実は 組み打ち)」 「おやすみなさい  お兄さ・・・・・・・・ンンんー(最後は 頭突き)」 「ッッツ…………………………あっ(ムニュ(二重の意味で)やわらけぇ)」 「大学生になったら この つ・づ・き・ ・・・・・・しましょう?」 「大学入学したら、遂に卒業するんだな(私(俺)立童貞学園を) 俺、 一刻も早く あやせと(に)入・学したい………………………痛っ」 「(ほっぺをつねる)く、口は災いの元なんだッ・からっ!  今後も、反省せず改善が見られないようなら・・・・・こんな子のままなら お兄さんは ず――――――っと留年にしちゃいます・・・からッ! べェーだ(舌を出す)(イチャ)」 「でもさ 実は………あやせの方がやる気なんだろ?(イチャ)」 「・・・・・・・・・なっ   あっ~ もうぉッ! お兄さんのバカ(×5)+(鉄槌(ポカポカ叩き)×10)」 「痛ったた……………わ、悪かった (否(いな) これ、ちっとも悪くない)(デレデレ)」 <京介 歩きだそうとした時>      『二人は誰にも知られていない 誰にも知られてはいけない関係』             「ねぇ、ダ・・・・」             「うん?」        突然、あやせの態度が豹変して、かつてなかったほど        痛みで絞め殺されると思えるほど、強引に抱擁された時             「ねぇ・・・・ダーリン」             「あや……せ?」        突然、あやせの人格が入れ替わったみたいに、全てが        声色も、口調も、俺を見る目も、俺の呼び方さえ変わった時         『その時…………まだ、二人は秘密の関係だった』                                 <??? 二人を見つめる影>              「絶対 許さない」                おわり

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