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4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 10:39:11.97 ID:QKQtGxr70
黒猫「え?嘘でしょう?」
京介「いやマジ本当だって……俺も信じたくは無かったんだけどよ」
黒猫「いったいどういうつもりなのかしら、あの女」
京介「悪いな。朝からこんな話を聞かせちまって」
黒猫「構わないわ。どんな秘密でも共有するのが恋人というものでしょう?」
京介「ちょっ、おまっ……そんなストレートに言われると俺の方が照れるだろうが」
黒猫「なっ、なにを動揺しているの。あなたがそんなだと私の方まで……」
京介「なんか、すまん……」
黒猫「謝らなくていいわ」
京介「……」
黒猫「それにしてもまさかあなたの妹が、兄の布団に入ってオナニーをするほどの変態だったなんて」
京介「はっきり言わないでくれるか?」
黒猫「さっきあなたも言っていたのだけれど?」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 10:48:14.03 ID:QKQtGxr70
京介「そういえばお前今日うちに来るって言ってたよな?」
黒猫「ええ」
京介「大丈夫か?その……こんな話を聞いた後で」
黒猫「どういう意味かしら」
京介「いや、なんか気まずかったりしないかなって思ってさ。俺が言うのもなんだけど」
黒猫「平気よ。私は別にあの女がアニヲタだろうと、エロゲヲタだろうと、妹萌えだろうと、
兄と近親相姦な関係だろうと、異常性欲者だろうと、今さら気にしたりしないわ」
京介「そ、そうか……」
黒猫「ええ。もっと言えばその兄貴がそんな妹の痴態を見て恋人に相談しようが、
恋人の反応を見て楽しもうが、鼻の穴を広げて興奮しようが、気にしないわ」
京介「俺、鼻の穴広がってたっスかね!?」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 10:55:27.86 ID:QKQtGxr70
京介「いや、まあ……その、俺も気が動転していてな。誰かに相談したかったんだ」
黒猫「そう……」
京介「ほんと、なんでこんな話をお前にしちまったんだろうな……
ハハハ、今なら妹が俺に人生相談ふっかけてきた理由が分かる気がするよ」
京介「ヘンな話聞かせて……ごめんな」
黒猫「しつこいわね。謝らなくていいって言ってるでしょう」
京介「でもなんか気分を悪くしたんじゃないかと思ってさ」
黒猫「妹のオナニー話を聞かされて気分よくなる人の方が珍しいと思うのだけれど?」
京介「うっ……確かに」
黒猫「さあ、早く行きましょう。部活で作る新しいゲームについても考えなくてはいけないのだし」
京介「あ、ああ……」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:04:05.81 ID:QKQtGxr70
京介「ただいまーって、誰もいないか。桐乃は部屋かな……」
黒猫「おじゃまします」
京介「とりあえず部屋に上がってろよ。テキトーにジュースでも用意するからさ」
黒猫「分かったわ」
――――――――
京介「とりあえずオレンジジュースでいいか。お菓子は……と、せんべいしかないな」
京介「まあいいか。それにしても俺も慣れたもんだよな」
京介「恋人同士になったとはいえ、当たり前のように部屋に女の子を上げちまうんだからな」
京介「まあ黒猫は部活で一緒になったときからちょくちょく部屋に入れてはいるけどな」
京介「っと、そろそろ持ってくか。部活の打ち合わせが済んだら桐乃も入れて遊ぶか」
――――――――
京介「よお、ジュースと菓子持ってきたぜ。どうしたんだ?廊下で突っ立って。中入らないのか?」
黒猫「―――っ!!」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:09:31.27 ID:QKQtGxr70
桐乃『んっ……んぁっ……だめぇ……』
京介「!!??」
黒猫「大きな声を立てては駄目よ。気付かれてしまうわ」
京介「なるほど……お前が中に入れなかったのはこれが原因か」
黒猫「まさかあなたの言っていた話をじかに体験することになるとは思わなかったわ」
京介「それにしても……ゴクッ」
桐乃『あんっ……やっ……あ……ダメ、気持ちいい……』
黒猫「ここ、あなたの部屋よね?」
京介「ああ……」
黒猫「これって、あれよね?」
京介「ああ、それしかないだろうな。マジかよ……」
黒猫「ドア、少し開けてみてもいいかしら?」
京介「なっ――!?」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:18:09.48 ID:QKQtGxr70
黒猫「この手はなにかしら?どけてくれないと中を覗くことができないのだけれど」
京介「駄目だ」
黒猫「今さら真面目ぶってどうするの?さっきは興奮して私に話て聞かせたじゃない。
あのときのあなたは私の反応を楽しむ変態そのものだったわ」
京介「そんな顔してたか?」
黒猫「ええ。恋人になったことを後悔しそうになったわ」
京介「そこまで……」
黒猫「本当のことを言いなさい。あなただって中を覗きたいのでしょう?
妹が自分のベッドの上でどんな風に乱れているのか観察したいのでしょう?」
京介「そんなことは……」
黒猫「あら、すごい汗ね。掴まれた腕がじっとり湿ってきたわ」
京介「す、すまん。いきなり腕を掴んだりなんかして」
黒猫「別にいいわ。……あなただから。それより――」
桐乃『んああっ……いいっ!……あぅっ……いぃよぉ……』
黒猫「どうするの?」
京介「うっ……」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:26:15.15 ID:QKQtGxr70
京介「やっぱり……駄目だ」
京介「確かにお前の言うとおり覗きたい気持ちもある。妹が俺の部屋で……
その……してるのは、興味があるよ。偶然とは言え、一度は覗いてしまった
ことも事実だ。妹のオナニーを見ちまうなんて最低な兄貴だよ俺は。
でもな、そんな最低な俺でも、お前が見てる前で、妹の痴態を覗いて
興奮するような真似はできねえ。ああそうさ。くだらないプライドだと笑えば
いいさ。だがな、俺は妹と同じくらい――いや、妹以上かもしれないほど、
お前との関係も大事に思ってるんだ!だからその大事な関係を、覗きの
共犯なんかに貶めたくないんだよ!!!」
黒猫「―――!!」
京介「……」
黒猫「……」
京介「俺は……」
黒猫「……いくじなし」
京介「あっ……待て――」
――――――
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:33:26.82 ID:QKQtGxr70
階段を駆け下りる黒猫。玄関の戸が開いて、勢い良く閉められる音がする。
京介「くそっ……なんで追いかけなかったんだよ俺は」
桐乃『あ……ダメっ……イクっ……イッちゃうぅぅっ……兄貴……』
京介「えっ?」
桐乃『イクぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!』
京介「うそ……だろ……」
桐乃『はぁ………………ぐすっ、ひっく……うえええええっ……バカっ……バカぁ……』
京介「泣いてる……のか?なんなんだよ……」
京介「……」
――――――
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:38:34.18 ID:QKQtGxr70
次の日
京介「よお」
黒猫「……」
京介「無視……か。まあ、そうだよな。無視されても仕方ないもんな」
黒猫「……」
京介「本当に昨日は……」
黒猫「はぁ……いいわ」
京介「え?」
黒猫「だからいいって言ってるの。私も、いきなりあんな現場を見てしまったせいで、
どうかしていたのかもしれない。どうしていいか分からなくなってしまったの」
京介「そうか」
黒猫「だからあなたが謝ることでもないし、私の方こそ突然家を飛び出してしまって
ごめんなさい」
京介「いや、そんなことは――」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:44:17.89 ID:QKQtGxr70
黒猫「あのあと……その……」
京介「なんだ?」
黒猫「……」
京介「あ、もしかして俺が覗いたのかって気にしてんのか?
ないない。神に誓って覗いたりしてねえよ。お前にあんなこと言った手前、
覗きなんてできるはずないだろ?」
黒猫「でも、追いかけてきてくれなかった」
京介「うっ……」
黒猫「……」
京介「いや、それは……あのな……」
黒猫「そういえば私たち、恋人同士になったというのに、まだそれらしいことは
ほとんどしていなかったわね」
京介「あ……」
黒猫「何を想像しているの?顔が赤くなっているわよ」
京介「それを言うなら……お前だって……」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:53:26.44 ID:QKQtGxr70
黒猫「ふふ……、残念。あなたみたいな変態が望むようなことは
まだしてあげられないわ。私はもう一度キスが欲しかっただけ」
京介「あ、ああ……ああ!そうか。そうだよな。ハハハ……えっ?」
黒猫「なによ、驚いた顔をして。そんなに私とキスをするのが嫌なのかしら?」
京介「なんかお前、その……恋人同士になって急に積極的になってきてないか?」
黒猫「あなたが奥手すぎるのよ。キスをするのだって本当は、
男の人がリードするものではないのかしら」
京介「そ、そうか……いや、そうだよな。すま――んんんん!?」
黒猫「んっ……」
京介「――!!」
黒猫「ふふ。また私からね。あなたはいつになったら男らしさを見せてくれるのかしら」
京介「…………」
リアルワールド
黒猫「何を呆けた顔をしているの。早く現実世界に戻って来なさい。部室に行くのでしょう」
京介「あ、ああ……。……誰にも、見られてない……よな?」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:04:36.57 ID:QKQtGxr70
黒猫「見られたほうがよかったのかしら?ふふふ、気付いてないだけで
能力を持つ者からは”視”られているかもしれないのよ」
京介「桐乃の言ってた……ええと、邪気眼とやらが発動してるのか?」
黒猫「さあ、どうかしらね?」
京介「なんか妙に機嫌が良くないか?足取りも軽いっていうか……」
黒猫「好きな人とキスをしたら、気分が高揚するのは当たり前だわ。
それは闇の眷属であっても同じことよ」
京介「まあ、俺もその……似たような気持ちだけどさ。あのさ……」
黒猫「なにかしら?」
京介「もう一回、しないか?」
黒猫「しょうがない先輩ね。人に見られたらどうするつもりなの?」
京介「恋人だって紹介するさ。……誰に見せても恥ずかしくない自慢の恋人だからな」
黒猫「っ―――!」
黒猫「もう……。それで男らしさを見せたつもりなの?
……また暴走癖が出てるみたいね――んっ!?」
京介「んんっ……」
――――――
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:09:31.59 ID:QKQtGxr70
真壁「部長……どうしましょう?」
部長「部室の前でとは大胆なやつらだな。だっはははは。
……ちょっと死にたくなってきた」
真壁「さすがの部長でもキツイですか」
部長「まあな。二次元世界が俺の居場所だからどこでリア充どもがイチャつこうが
屁でもないが、さすがに心の友だと思っていたやつに目の前で裏切られた
ショックはデカい。いっそ部内は恋愛禁止にすっか」
真壁「うわっ、ひがみストレートですね、それ」
部長「うっせい」
真壁「まあ、とりあえず見なかったことにして引っ込みましょう」
部長「ちっ」
――――――
京介「ちーっす」
黒猫「……」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:15:25.77 ID:QKQtGxr70
部長「……」
真壁「……」
京介「あ、あれ?」
黒猫「この暗黒のオーラは何かしら。禍々しい気配に満ちているわね」
京介「部長?」
部長「……」
京介「ぶーーーーちょーーーーう?」
部長「おわっ!?な、な、なんだいたのか高坂。驚かすんじゃねえ」
真壁「部長、平常心平常心」
部長「そ、そ、そ、そうだなぁ。今日は新作のゲーム案でもだ、だ、出し合おうじゃねえか」
京介「なんなんだこの空気……」
黒猫「さあ……」
――――――
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:23:52.41 ID:QKQtGxr70
帰宅後
京介「まさか、今日は無いよな……」
桐乃『あんっ……いいっ……いぃよぉっ……』
京介「!!!???」
京介「今日もかよ……それにしたって、なんだって毎日……」
桐乃『ダメっ……また気持ちよく……ひぐっ……なっちゃ……あぁっ!』
京介「よりによって俺が帰る時間に……」
桐乃『兄貴ぃ……ああん……』
京介「また俺のこと……なんでだ??」
京介「覗いちゃおう……かな」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:33:40.20 ID:QKQtGxr70
京介「……ゴクリ」
そのとき、携帯の着信音。
京介「黒猫からメールだ……なになに、『今なにしてるのかしら?』か。
ハハ、なんだか普通の恋人同士みたいだな。
……覗きなんて馬鹿みたいだな。下で時間潰すか」
――――――
京介「やべー……上が気になって全然漫画に集中できん」
京介「この調子じゃゲームやってもテレビ見ても同じだろうな……どうすっかな……」
リビングのドアが開く。
桐乃「……」
京介「げぇっ、桐乃!?」
桐乃「うざっ、なにキモイ声出してんのよ」
京介「あ、いや、ごめん。そんなつもりじゃ――」
桐乃「ちっ。うざいから息しないでよね。あたしが出てくまで」
そう言いつつ麦茶を飲んでリビングを出る桐乃。
京介「やれやれ……俺も戻るか」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:41:09.40 ID:QKQtGxr70
――――――
やっとこさ部屋に戻った俺が見たものは――
京介「なんだよこれ……」
ぐちゃぐちゃに乱れたベッド。
布団は床にずり落ち、シーツはしわだらけになっていた。
しかもシーツには透明な染みが、まるでお漏らしのように広がっていて――
京介「あいつ、一体どんだけ盛ってやがったんだ?」
京介「桐乃の匂いが……する」
京介「――じゃねえ!さすがにこれはマズイだろ。くそっ――」
――――――
桐乃の部屋へ駆け込む俺。
京介「おい、開けろ!今すぐ開けろ!」
不機嫌顔の桐乃が顔を出す。
桐乃「うざっ、何の用?」
京介「「何の用?」じゃねえ!」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:48:37.74 ID:QKQtGxr70
京介「お前、俺の部屋で何してやがった!」
桐乃「えっ―――――」
京介「シーツがびしょびしょなんだよ」
桐乃「しっ、知らない。キモっ、寝小便でもしたんじゃない?高校生にもなって」
京介「誰がするかっ!お前、俺のいない間に部屋に入っただろ!」
桐乃「知らない!入ってない!うざいから出てって!」
京介「おい……痛ぇ!?おい待て!開けろって!」
――――――
みぞおちに強烈な蹴りをお見舞いして京介を締め出す桐乃。
京介がいなくなったのを確認してから、ドアにもたれかかる。
桐乃「シーツがびしょびしょって……あたし気付かないうちにそんなに……」
桐乃「どうしよう……どうしよう……このままじゃ兄貴にバレちゃうよぉ……」
桐乃「兄貴のこと好きなのバレちゃうよぉ……ひぐっ……ぐすっ……」
――――――
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:58:32.23 ID:QKQtGxr70
日曜日 公園
京介「もしかして初めてじゃないか?」
黒猫「何がかしら?」
京介「こうして休みの日に当てもなくデートするのが、さ」
黒猫「そ、そうね……」
京介「……」
黒猫「……」
顔を赤くして黙る二人。
京介「う……。いや、その……なんか爺臭いデートコースで悪いな」
黒猫「植物園に本屋に公園……確かに女の子を連れて歩くにはセンスのかけらもない
場所ばかりね。一体どういう思考の結果たどり着いた結論なのか、理解に苦しむわ」
京介「ぐ……」
黒猫「でも……嫌じゃない」
京介「え?」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:05:38.21 ID:QKQtGxr70
黒猫「あなたと一緒だから……」
京介「……」
黒猫「な、なによその顔は」
京介「いや、なんか今日のお前さ……可愛いなって」
黒猫「……うう」
京介「なんか俺、ヘンなこと言ったか?」
黒猫「自覚が無いのって恐ろしいわね……」
京介「いや、その……」
黒猫「ふふ……でも、そんなあなたを好きになってしまったのだもの。仕方ないわ」
京介「うっ……。お前も、結構恥ずかしいこと言ってると思うぞ」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:11:09.97 ID:QKQtGxr70
黒猫「お互い様ってことね」
京介「そうだな」
黒猫「ねえ」
京介「ん?」
黒猫「ここでキスする勇気はあるかしら?」
京介「ぶっ!?おまっ、だってここは公園で、今は昼で、人は……あんまりいないな」
黒猫「ほら、向うのベンチに座ってるカップルを見てごらんなさい」
京介「うわっ、すげっ……」
黒猫「ずいぶんと濃厚なキスをしているわね」
京介「……ゴクリ」
黒猫「ふふ、いつまで眺めているつもり?あなたは望めばすぐにでも同じことができるのではなくて?」
京介「いや、しかし……」
挑発するように笑う黒猫だが、顔は緊張で強張り、指先は少し震えていた。
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:20:01.23 ID:QKQtGxr70
黒猫「ほら、どうしたの?それとも私を好きだというのは
人前ではキスも出来ない程度でしかないのかしら?」
京介「くそっ、後悔するなよ――」
黒猫「お願い先輩……あっ、駄目!」
キスを受け入れようと目を閉じかけた黒猫はしかし、目を大きく見開いて制止の言葉を発した。
黒猫「んんーーーっ!んんっ!!」
桐乃「あんたたち……」
背後で聞こえる、ありえない声。
慌てて口を離して振り向くとそこには――
京介「なんでお前がいるんだよ……」
桐乃「………」
視界の端には一台のワゴン車。どうやら撮影の仕事で来ていたらしい。
二人の姿を見つけて声でもかけようと思ったのか。
桐乃「………ね……」
京介「……」
桐乃「死ねッッッッ!!!!!」
――――――
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:28:02.23 ID:QKQtGxr70
結局、桐乃がどっちに対して言ったのかは分からない。
ただこの事件がきっかけとなって、事態はとんでもない方向へと動き出すことになる。
あれから桐乃は口を利いてもくれない。
黒猫も桐乃に引け目を感じているのか、急によそよそしくなった。
そしてある日帰宅した俺を待ち構えていた桐乃はオナニーなどしていなくて――
桐乃「あたしを……抱いて……」
俺のベッドで正座して、泣きはらして真っ赤な目をしていた。
京介「なっ……なん――」
桐乃「聞こえなかった?抱いてって言ってるの!」
京介「お、落ち着け……俺には何が何だかさっぱり分からん」
桐乃「はぁー、最初から説明しなきゃいけないわけ?じゃ、そこ座って」
京介「床を指差して言うのやめてくんない?」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:36:58.94 ID:QKQtGxr70
桐乃「最初はあんたが黒猫と付き合い始めたときだった」
京介「なっ――、俺言ってないぞ誰にも!」
桐乃「バレバレに決まってんじゃん。あんたもあいつも妙に浮かれてるしさ。
あいつの態度見てればあんたのこと好きなんだってすぐ分かるよ」
京介「そ、そうなのか……」
桐乃「だって、私も……兄貴の事が……だから、分かるに決まってんじゃん……」
京介「でも、どうしてだよ?俺ら前からずっと仲が悪くて、喧嘩するのが当たり前
みたいになってて、こう言っちゃなんだが、俺らぐらい仲の悪い兄妹なんて
いないと思うぞ」
桐乃「あたしだってわかんないわよ!しょうがないじゃん!好きになっちゃったんだからぁ。
ダメなの。堪えようとすればするほどどんどん気持ちが膨らんできて……
どんどん抑えられなくなっちゃって。こんなこと初めてなの……」
京介「お前、桐乃だよな?」
とたんに炸裂する桐乃の蹴り。
京介「痛えっ!?」
桐乃「黙って聞け!」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:45:06.56 ID:QKQtGxr70
桐乃「それでね……どうしようもなくなって……兄貴の部屋に入った」
京介「は?」
桐乃「そんでベッドに潜ってみた。兄貴のニオイがした。そしたらもうダメだった。
どんどんエッチな気分になってきちゃって……気が付いたらオナニーしてた」
桐乃「毎日毎日、兄貴が帰ってくる時間に合わせてオナニーして……
見つかればいいって思ってた。見つかって犯されることを考えたら
もっともっと欲しくなっちゃって……どんどんハマってった」
京介「……」
桐乃「トドメがこの前のアレ。黒猫なんかに取られたくないって思った。
殺してやりたいって思った。取られたくないって思った。
……私の……兄貴を……」
京介「桐乃……」
桐乃「分かった?分かったらあたしを抱け!」
京介「だから落ち着けって……俺たちは兄妹で、血が繋がってるわけで……」
桐乃「妹が大好きなシスコンだって大見得切ったことあったよね?
あれうそだったの?いいから早く抱きなさいよ!殺す!抱かなかったら殺す!」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:54:13.65 ID:QKQtGxr70
京介「……駄目だ。それはできない」
桐乃「黒猫のせい?」
京介「それは……」
桐乃「あいつの方があたしより好きだから?……なにそれ?あたしがあの邪気眼女に
負けてるっていうの?いっつも電波垂れ流して厨ニ病アニメのコスプレなんかして
キモいヲタクの代表みたいなあいつなんかに?」
京介「おいやめろ」
桐乃「はっ、怒った?愛しの彼女の悪口言われて怒った?あんた地味子けなされたとき
だってそんな顔しなかったよね?マジ?キッモーい。彼女馬鹿にされてそんなに
怒っちゃったんだー?あームカつく。もういい。死ねば?人のこと抱くことも出来な
くて、彼女も作っちゃうのに、シスコンぶんじゃないっての。だいたい――」
京介「やめろって!!!」
桐乃「な、何――きゃっ!?」
京介「そんなに言うなら抱いてやろうじゃねえか。でも、後悔すんなよ?」
桐乃「……」
――――――
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:00:12.75 ID:QKQtGxr70
ベッドの上で重なり合う俺と桐乃。
桐乃「痛っ、そんなに強く揉むな!」
京介「すまん……このくらいか?」
桐乃「あんっ……あっ……そう。うん、そのくらい……」
京介「まさか人生で初めて揉むおっぱいが妹のになるとはな……痛っ」
アゴにヒットする桐乃の拳。
桐乃「妹とかそういう発言は禁止。分かった?」
京介「あいあい」
桐乃「あっ……はぁ……いいっ……兄貴ぃ……」
京介「気持ちいいみたいだな」
桐乃「うん……。今度は胸じゃなくて……」
京介「つーと……あそこ、か」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:09:16.93 ID:QKQtGxr70
剥ぎ取った下着は桐乃の愛液を吸って重たくなっていた。
桐乃「あうっ! そ、そこは敏感だからぁ……」
京介「分かった。もっと優しく、だな?」
桐乃「うん……ひぃっ! いぎっ!」
京介「大丈夫か?」
桐乃「うん……感じすぎただけ。いちいち聞かない!」
京介「お前って凄いエロかったのな……」
桐乃「なに調子に乗って――あひっ!」
京介「ほらな。ちょっと強くつまんでやっただけでこれだ」
桐乃「卑怯者っ。……そこそんなにされたら、逆らえなくなるに決まってるでしょ……あぅっ!」
京介「お前のあそこ、すっげー熱くなってる。それに次から次に溢れてきてて……
シーツがびしょびしょになってたのも頷けるな」
桐乃「何っ……冷静に観察してっ……あんっ……あぅん……」
桐乃「や……ダメ……そろそろ来ちゃう……イッちゃう……」
京介「え?」
桐乃「イクっ……イクイク!あああっ、イッちゃうぅぅぅぅぅぅ!」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:14:35.23 ID:QKQtGxr70
ぷしっ、と勢い良く潮を吹く桐乃。
京介「うおっ、なんだこれ?」
桐乃「はぁはぁはぁ……気持ちいいから、出ちゃった……」
京介「なんだかエロすぎて、もう……」
桐乃「いいよ……、来て……兄貴」
京介「ああ……」
桐乃「わぁ……すっごいガチガチ。それで今からあたしを犯すんだ?
ヤッちゃったらもう後戻りできないよ。犯罪者になっちゃうよ」
京介「犯罪者とか言うな!くそ……」
桐乃「痛っ……」
京介「大丈夫か?」
桐乃「うん……なんかピリッとして、ちょっと痛かっただけ」
京介「そうか……。最初の痛みってのにも個人差とかあるのかな……」
桐乃「かも……」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:21:32.67 ID:QKQtGxr70
京介「全部っ……入ったぞ……くぅっ!」
桐乃「あはは。あんたの方が痛そうな顔してるじゃん。キモッ」
京介「キツくてぬるぬるで……やべえ、これ……」
桐乃「気持ちいいんだ?気持ちよくて我慢できないんだ?」
京介「くおっ……やべっ、勝手に腰が……」
桐乃「あうっ……ひっ……そん……な……いきなり激しすぎっ……バカ……」
京介「駄目だ気持ちよすぎて……うおおっ」
桐乃「んぁあっ!うそっ!?これ、指で弄られてるときより……あたし初めてなのに」
京介「お前も気持ちいいのか?」
桐乃「うん……うん!信じられない……気持ちいい!気持ちいいよぉ……兄貴ぃ」
京介「ならもっと激しくしていいな!」
桐乃「うそっ!まだ激しく――ああああぁぁぁぁっ!!あひぃぃぃっ!」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:28:08.55 ID:QKQtGxr70
京介「くあああっ、気持ちよすぎる……」
桐乃「あたしもっ!あああああぁぁっ!もうダメっ!また来ちゃう!またイッちゃうっ」
京介「俺も……俺もやばい……うおおお」
桐乃「出して!出して出して出して出して!中にちょーだい。兄貴のせーき欲しい!」
京介「えっ!?さすがにそれはマズ……おわあああああっ!?」
ドクッ、ドクドクドクッ
桐乃「はぁぁぁぁぁ……出てる。いっぱい流れてきてる……」
京介「うっ……くぅっ……」
桐乃「ふん、もし出来ちゃったらどうしてくれんのよ」
京介「!!!!????」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:32:33.31 ID:QKQtGxr70
桐乃「ジョーダン。あたしが排卵日計算もしないで誘ったりすると思う?
でも……キャハハハ。妹妊娠させたらどうしようってバカ面してた
兄貴の顔ケッサクだったよ」
京介「うぜ――痛ええっ!」
桐乃のパンチが再びアゴを捉えた。
桐乃「あんたがうざいとか言うとムカつくのよね」
京介「ひでえ……」
――――――
次の日 放課後の教室
京介「やっちまった……」
京介「どうしよう……どうしよう……どうしよう……」
黒猫「先輩」
京介「うわああああああああああああっ!!!!!」
黒猫「何?この世の終わりのような哀愁を漂わせて机に突っ伏してたかと思ったら
突然奇声を張り上げて起き上がって……」
京介「黒猫か……」
未完:エロ注意
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 10:39:11.97 ID:QKQtGxr70
黒猫「え?嘘でしょう?」
京介「いやマジ本当だって……俺も信じたくは無かったんだけどよ」
黒猫「いったいどういうつもりなのかしら、あの女」
京介「悪いな。朝からこんな話を聞かせちまって」
黒猫「構わないわ。どんな秘密でも共有するのが恋人というものでしょう?」
京介「ちょっ、おまっ……そんなストレートに言われると俺の方が照れるだろうが」
黒猫「なっ、なにを動揺しているの。あなたがそんなだと私の方まで……」
京介「なんか、すまん……」
黒猫「謝らなくていいわ」
京介「……」
黒猫「それにしてもまさかあなたの妹が、兄の布団に入ってオナニーをするほどの変態だったなんて」
京介「はっきり言わないでくれるか?」
黒猫「さっきあなたも言っていたのだけれど?」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 10:48:14.03 ID:QKQtGxr70
京介「そういえばお前今日うちに来るって言ってたよな?」
黒猫「ええ」
京介「大丈夫か?その……こんな話を聞いた後で」
黒猫「どういう意味かしら」
京介「いや、なんか気まずかったりしないかなって思ってさ。俺が言うのもなんだけど」
黒猫「平気よ。私は別にあの女がアニヲタだろうと、エロゲヲタだろうと、妹萌えだろうと、
兄と近親相姦な関係だろうと、異常性欲者だろうと、今さら気にしたりしないわ」
京介「そ、そうか……」
黒猫「ええ。もっと言えばその兄貴がそんな妹の痴態を見て恋人に相談しようが、
恋人の反応を見て楽しもうが、鼻の穴を広げて興奮しようが、気にしないわ」
京介「俺、鼻の穴広がってたっスかね!?」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 10:55:27.86 ID:QKQtGxr70
京介「いや、まあ……その、俺も気が動転していてな。誰かに相談したかったんだ」
黒猫「そう……」
京介「ほんと、なんでこんな話をお前にしちまったんだろうな……
ハハハ、今なら妹が俺に人生相談ふっかけてきた理由が分かる気がするよ」
京介「ヘンな話聞かせて……ごめんな」
黒猫「しつこいわね。謝らなくていいって言ってるでしょう」
京介「でもなんか気分を悪くしたんじゃないかと思ってさ」
黒猫「妹のオナニー話を聞かされて気分よくなる人の方が珍しいと思うのだけれど?」
京介「うっ……確かに」
黒猫「さあ、早く行きましょう。部活で作る新しいゲームについても考えなくてはいけないのだし」
京介「あ、ああ……」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:04:05.81 ID:QKQtGxr70
京介「ただいまーって、誰もいないか。桐乃は部屋かな……」
黒猫「おじゃまします」
京介「とりあえず部屋に上がってろよ。テキトーにジュースでも用意するからさ」
黒猫「分かったわ」
――――――――
京介「とりあえずオレンジジュースでいいか。お菓子は……と、せんべいしかないな」
京介「まあいいか。それにしても俺も慣れたもんだよな」
京介「恋人同士になったとはいえ、当たり前のように部屋に女の子を上げちまうんだからな」
京介「まあ黒猫は部活で一緒になったときからちょくちょく部屋に入れてはいるけどな」
京介「っと、そろそろ持ってくか。部活の打ち合わせが済んだら桐乃も入れて遊ぶか」
――――――――
京介「よお、ジュースと菓子持ってきたぜ。どうしたんだ?廊下で突っ立って。中入らないのか?」
黒猫「―――っ!!」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:09:31.27 ID:QKQtGxr70
桐乃『んっ……んぁっ……だめぇ……』
京介「!!??」
黒猫「大きな声を立てては駄目よ。気付かれてしまうわ」
京介「なるほど……お前が中に入れなかったのはこれが原因か」
黒猫「まさかあなたの言っていた話をじかに体験することになるとは思わなかったわ」
京介「それにしても……ゴクッ」
桐乃『あんっ……やっ……あ……ダメ、気持ちいい……』
黒猫「ここ、あなたの部屋よね?」
京介「ああ……」
黒猫「これって、あれよね?」
京介「ああ、それしかないだろうな。マジかよ……」
黒猫「ドア、少し開けてみてもいいかしら?」
京介「なっ――!?」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:18:09.48 ID:QKQtGxr70
黒猫「この手はなにかしら?どけてくれないと中を覗くことができないのだけれど」
京介「駄目だ」
黒猫「今さら真面目ぶってどうするの?さっきは興奮して私に話て聞かせたじゃない。
あのときのあなたは私の反応を楽しむ変態そのものだったわ」
京介「そんな顔してたか?」
黒猫「ええ。恋人になったことを後悔しそうになったわ」
京介「そこまで……」
黒猫「本当のことを言いなさい。あなただって中を覗きたいのでしょう?
妹が自分のベッドの上でどんな風に乱れているのか観察したいのでしょう?」
京介「そんなことは……」
黒猫「あら、すごい汗ね。掴まれた腕がじっとり湿ってきたわ」
京介「す、すまん。いきなり腕を掴んだりなんかして」
黒猫「別にいいわ。……あなただから。それより――」
桐乃『んああっ……いいっ!……あぅっ……いぃよぉ……』
黒猫「どうするの?」
京介「うっ……」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:26:15.15 ID:QKQtGxr70
京介「やっぱり……駄目だ」
京介「確かにお前の言うとおり覗きたい気持ちもある。妹が俺の部屋で……
その……してるのは、興味があるよ。偶然とは言え、一度は覗いてしまった
ことも事実だ。妹のオナニーを見ちまうなんて最低な兄貴だよ俺は。
でもな、そんな最低な俺でも、お前が見てる前で、妹の痴態を覗いて
興奮するような真似はできねえ。ああそうさ。くだらないプライドだと笑えば
いいさ。だがな、俺は妹と同じくらい――いや、妹以上かもしれないほど、
お前との関係も大事に思ってるんだ!だからその大事な関係を、覗きの
共犯なんかに貶めたくないんだよ!!!」
黒猫「―――!!」
京介「……」
黒猫「……」
京介「俺は……」
黒猫「……いくじなし」
京介「あっ……待て――」
――――――
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:33:26.82 ID:QKQtGxr70
階段を駆け下りる黒猫。玄関の戸が開いて、勢い良く閉められる音がする。
京介「くそっ……なんで追いかけなかったんだよ俺は」
桐乃『あ……ダメっ……イクっ……イッちゃうぅぅっ……兄貴……』
京介「えっ?」
桐乃『イクぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!』
京介「うそ……だろ……」
桐乃『はぁ………………ぐすっ、ひっく……うえええええっ……バカっ……バカぁ……』
京介「泣いてる……のか?なんなんだよ……」
京介「……」
――――――
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:38:34.18 ID:QKQtGxr70
次の日
京介「よお」
黒猫「……」
京介「無視……か。まあ、そうだよな。無視されても仕方ないもんな」
黒猫「……」
京介「本当に昨日は……」
黒猫「はぁ……いいわ」
京介「え?」
黒猫「だからいいって言ってるの。私も、いきなりあんな現場を見てしまったせいで、
どうかしていたのかもしれない。どうしていいか分からなくなってしまったの」
京介「そうか」
黒猫「だからあなたが謝ることでもないし、私の方こそ突然家を飛び出してしまって
ごめんなさい」
京介「いや、そんなことは――」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:44:17.89 ID:QKQtGxr70
黒猫「あのあと……その……」
京介「なんだ?」
黒猫「……」
京介「あ、もしかして俺が覗いたのかって気にしてんのか?
ないない。神に誓って覗いたりしてねえよ。お前にあんなこと言った手前、
覗きなんてできるはずないだろ?」
黒猫「でも、追いかけてきてくれなかった」
京介「うっ……」
黒猫「……」
京介「いや、それは……あのな……」
黒猫「そういえば私たち、恋人同士になったというのに、まだそれらしいことは
ほとんどしていなかったわね」
京介「あ……」
黒猫「何を想像しているの?顔が赤くなっているわよ」
京介「それを言うなら……お前だって……」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:53:26.44 ID:QKQtGxr70
黒猫「ふふ……、残念。あなたみたいな変態が望むようなことは
まだしてあげられないわ。私はもう一度キスが欲しかっただけ」
京介「あ、ああ……ああ!そうか。そうだよな。ハハハ……えっ?」
黒猫「なによ、驚いた顔をして。そんなに私とキスをするのが嫌なのかしら?」
京介「なんかお前、その……恋人同士になって急に積極的になってきてないか?」
黒猫「あなたが奥手すぎるのよ。キスをするのだって本当は、
男の人がリードするものではないのかしら」
京介「そ、そうか……いや、そうだよな。すま――んんんん!?」
黒猫「んっ……」
京介「――!!」
黒猫「ふふ。また私からね。あなたはいつになったら男らしさを見せてくれるのかしら」
京介「…………」
リアルワールド
黒猫「何を呆けた顔をしているの。早く現実世界に戻って来なさい。部室に行くのでしょう」
京介「あ、ああ……。……誰にも、見られてない……よな?」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:04:36.57 ID:QKQtGxr70
黒猫「見られたほうがよかったのかしら?ふふふ、気付いてないだけで
能力を持つ者からは”視”られているかもしれないのよ」
京介「桐乃の言ってた……ええと、邪気眼とやらが発動してるのか?」
黒猫「さあ、どうかしらね?」
京介「なんか妙に機嫌が良くないか?足取りも軽いっていうか……」
黒猫「好きな人とキスをしたら、気分が高揚するのは当たり前だわ。
それは闇の眷属であっても同じことよ」
京介「まあ、俺もその……似たような気持ちだけどさ。あのさ……」
黒猫「なにかしら?」
京介「もう一回、しないか?」
黒猫「しょうがない先輩ね。人に見られたらどうするつもりなの?」
京介「恋人だって紹介するさ。……誰に見せても恥ずかしくない自慢の恋人だからな」
黒猫「っ―――!」
黒猫「もう……。それで男らしさを見せたつもりなの?
……また暴走癖が出てるみたいね――んっ!?」
京介「んんっ……」
――――――
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:09:31.59 ID:QKQtGxr70
真壁「部長……どうしましょう?」
部長「部室の前でとは大胆なやつらだな。だっはははは。
……ちょっと死にたくなってきた」
真壁「さすがの部長でもキツイですか」
部長「まあな。二次元世界が俺の居場所だからどこでリア充どもがイチャつこうが
屁でもないが、さすがに心の友だと思っていたやつに目の前で裏切られた
ショックはデカい。いっそ部内は恋愛禁止にすっか」
真壁「うわっ、ひがみストレートですね、それ」
部長「うっせい」
真壁「まあ、とりあえず見なかったことにして引っ込みましょう」
部長「ちっ」
――――――
京介「ちーっす」
黒猫「……」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:15:25.77 ID:QKQtGxr70
部長「……」
真壁「……」
京介「あ、あれ?」
黒猫「この暗黒のオーラは何かしら。禍々しい気配に満ちているわね」
京介「部長?」
部長「……」
京介「ぶーーーーちょーーーーう?」
部長「おわっ!?な、な、なんだいたのか高坂。驚かすんじゃねえ」
真壁「部長、平常心平常心」
部長「そ、そ、そ、そうだなぁ。今日は新作のゲーム案でもだ、だ、出し合おうじゃねえか」
京介「なんなんだこの空気……」
黒猫「さあ……」
――――――
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:23:52.41 ID:QKQtGxr70
帰宅後
京介「まさか、今日は無いよな……」
桐乃『あんっ……いいっ……いぃよぉっ……』
京介「!!!???」
京介「今日もかよ……それにしたって、なんだって毎日……」
桐乃『ダメっ……また気持ちよく……ひぐっ……なっちゃ……あぁっ!』
京介「よりによって俺が帰る時間に……」
桐乃『兄貴ぃ……ああん……』
京介「また俺のこと……なんでだ??」
京介「覗いちゃおう……かな」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:33:40.20 ID:QKQtGxr70
京介「……ゴクリ」
そのとき、携帯の着信音。
京介「黒猫からメールだ……なになに、『今なにしてるのかしら?』か。
ハハ、なんだか普通の恋人同士みたいだな。
……覗きなんて馬鹿みたいだな。下で時間潰すか」
――――――
京介「やべー……上が気になって全然漫画に集中できん」
京介「この調子じゃゲームやってもテレビ見ても同じだろうな……どうすっかな……」
リビングのドアが開く。
桐乃「……」
京介「げぇっ、桐乃!?」
桐乃「うざっ、なにキモイ声出してんのよ」
京介「あ、いや、ごめん。そんなつもりじゃ――」
桐乃「ちっ。うざいから息しないでよね。あたしが出てくまで」
そう言いつつ麦茶を飲んでリビングを出る桐乃。
京介「やれやれ……俺も戻るか」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:41:09.40 ID:QKQtGxr70
――――――
やっとこさ部屋に戻った俺が見たものは――
京介「なんだよこれ……」
ぐちゃぐちゃに乱れたベッド。
布団は床にずり落ち、シーツはしわだらけになっていた。
しかもシーツには透明な染みが、まるでお漏らしのように広がっていて――
京介「あいつ、一体どんだけ盛ってやがったんだ?」
京介「桐乃の匂いが……する」
京介「――じゃねえ!さすがにこれはマズイだろ。くそっ――」
――――――
桐乃の部屋へ駆け込む俺。
京介「おい、開けろ!今すぐ開けろ!」
不機嫌顔の桐乃が顔を出す。
桐乃「うざっ、何の用?」
京介「「何の用?」じゃねえ!」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:48:37.74 ID:QKQtGxr70
京介「お前、俺の部屋で何してやがった!」
桐乃「えっ―――――」
京介「シーツがびしょびしょなんだよ」
桐乃「しっ、知らない。キモっ、寝小便でもしたんじゃない?高校生にもなって」
京介「誰がするかっ!お前、俺のいない間に部屋に入っただろ!」
桐乃「知らない!入ってない!うざいから出てって!」
京介「おい……痛ぇ!?おい待て!開けろって!」
――――――
みぞおちに強烈な蹴りをお見舞いして京介を締め出す桐乃。
京介がいなくなったのを確認してから、ドアにもたれかかる。
桐乃「シーツがびしょびしょって……あたし気付かないうちにそんなに……」
桐乃「どうしよう……どうしよう……このままじゃ兄貴にバレちゃうよぉ……」
桐乃「兄貴のこと好きなのバレちゃうよぉ……ひぐっ……ぐすっ……」
――――――
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 12:58:32.23 ID:QKQtGxr70
日曜日 公園
京介「もしかして初めてじゃないか?」
黒猫「何がかしら?」
京介「こうして休みの日に当てもなくデートするのが、さ」
黒猫「そ、そうね……」
京介「……」
黒猫「……」
顔を赤くして黙る二人。
京介「う……。いや、その……なんか爺臭いデートコースで悪いな」
黒猫「植物園に本屋に公園……確かに女の子を連れて歩くにはセンスのかけらもない
場所ばかりね。一体どういう思考の結果たどり着いた結論なのか、理解に苦しむわ」
京介「ぐ……」
黒猫「でも……嫌じゃない」
京介「え?」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:05:38.21 ID:QKQtGxr70
黒猫「あなたと一緒だから……」
京介「……」
黒猫「な、なによその顔は」
京介「いや、なんか今日のお前さ……可愛いなって」
黒猫「……うう」
京介「なんか俺、ヘンなこと言ったか?」
黒猫「自覚が無いのって恐ろしいわね……」
京介「いや、その……」
黒猫「ふふ……でも、そんなあなたを好きになってしまったのだもの。仕方ないわ」
京介「うっ……。お前も、結構恥ずかしいこと言ってると思うぞ」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:11:09.97 ID:QKQtGxr70
黒猫「お互い様ってことね」
京介「そうだな」
黒猫「ねえ」
京介「ん?」
黒猫「ここでキスする勇気はあるかしら?」
京介「ぶっ!?おまっ、だってここは公園で、今は昼で、人は……あんまりいないな」
黒猫「ほら、向うのベンチに座ってるカップルを見てごらんなさい」
京介「うわっ、すげっ……」
黒猫「ずいぶんと濃厚なキスをしているわね」
京介「……ゴクリ」
黒猫「ふふ、いつまで眺めているつもり?あなたは望めばすぐにでも同じことができるのではなくて?」
京介「いや、しかし……」
挑発するように笑う黒猫だが、顔は緊張で強張り、指先は少し震えていた。
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:20:01.23 ID:QKQtGxr70
黒猫「ほら、どうしたの?それとも私を好きだというのは
人前ではキスも出来ない程度でしかないのかしら?」
京介「くそっ、後悔するなよ――」
黒猫「お願い先輩……あっ、駄目!」
キスを受け入れようと目を閉じかけた黒猫はしかし、目を大きく見開いて制止の言葉を発した。
黒猫「んんーーーっ!んんっ!!」
桐乃「あんたたち……」
背後で聞こえる、ありえない声。
慌てて口を離して振り向くとそこには――
京介「なんでお前がいるんだよ……」
桐乃「………」
視界の端には一台のワゴン車。どうやら撮影の仕事で来ていたらしい。
二人の姿を見つけて声でもかけようと思ったのか。
桐乃「………ね……」
京介「……」
桐乃「死ねッッッッ!!!!!」
――――――
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:28:02.23 ID:QKQtGxr70
結局、桐乃がどっちに対して言ったのかは分からない。
ただこの事件がきっかけとなって、事態はとんでもない方向へと動き出すことになる。
あれから桐乃は口を利いてもくれない。
黒猫も桐乃に引け目を感じているのか、急によそよそしくなった。
そしてある日帰宅した俺を待ち構えていた桐乃はオナニーなどしていなくて――
桐乃「あたしを……抱いて……」
俺のベッドで正座して、泣きはらして真っ赤な目をしていた。
京介「なっ……なん――」
桐乃「聞こえなかった?抱いてって言ってるの!」
京介「お、落ち着け……俺には何が何だかさっぱり分からん」
桐乃「はぁー、最初から説明しなきゃいけないわけ?じゃ、そこ座って」
京介「床を指差して言うのやめてくんない?」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:36:58.94 ID:QKQtGxr70
桐乃「最初はあんたが黒猫と付き合い始めたときだった」
京介「なっ――、俺言ってないぞ誰にも!」
桐乃「バレバレに決まってんじゃん。あんたもあいつも妙に浮かれてるしさ。
あいつの態度見てればあんたのこと好きなんだってすぐ分かるよ」
京介「そ、そうなのか……」
桐乃「だって、私も……兄貴の事が……だから、分かるに決まってんじゃん……」
京介「でも、どうしてだよ?俺ら前からずっと仲が悪くて、喧嘩するのが当たり前
みたいになってて、こう言っちゃなんだが、俺らぐらい仲の悪い兄妹なんて
いないと思うぞ」
桐乃「あたしだってわかんないわよ!しょうがないじゃん!好きになっちゃったんだからぁ。
ダメなの。堪えようとすればするほどどんどん気持ちが膨らんできて……
どんどん抑えられなくなっちゃって。こんなこと初めてなの……」
京介「お前、桐乃だよな?」
とたんに炸裂する桐乃の蹴り。
京介「痛えっ!?」
桐乃「黙って聞け!」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:45:06.56 ID:QKQtGxr70
桐乃「それでね……どうしようもなくなって……兄貴の部屋に入った」
京介「は?」
桐乃「そんでベッドに潜ってみた。兄貴のニオイがした。そしたらもうダメだった。
どんどんエッチな気分になってきちゃって……気が付いたらオナニーしてた」
桐乃「毎日毎日、兄貴が帰ってくる時間に合わせてオナニーして……
見つかればいいって思ってた。見つかって犯されることを考えたら
もっともっと欲しくなっちゃって……どんどんハマってった」
京介「……」
桐乃「トドメがこの前のアレ。黒猫なんかに取られたくないって思った。
殺してやりたいって思った。取られたくないって思った。
……私の……兄貴を……」
京介「桐乃……」
桐乃「分かった?分かったらあたしを抱け!」
京介「だから落ち着けって……俺たちは兄妹で、血が繋がってるわけで……」
桐乃「妹が大好きなシスコンだって大見得切ったことあったよね?
あれうそだったの?いいから早く抱きなさいよ!殺す!抱かなかったら殺す!」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:54:13.65 ID:QKQtGxr70
京介「……駄目だ。それはできない」
桐乃「黒猫のせい?」
京介「それは……」
桐乃「あいつの方があたしより好きだから?……なにそれ?あたしがあの邪気眼女に
負けてるっていうの?いっつも電波垂れ流して厨ニ病アニメのコスプレなんかして
キモいヲタクの代表みたいなあいつなんかに?」
京介「おいやめろ」
桐乃「はっ、怒った?愛しの彼女の悪口言われて怒った?あんた地味子けなされたとき
だってそんな顔しなかったよね?マジ?キッモーい。彼女馬鹿にされてそんなに
怒っちゃったんだー?あームカつく。もういい。死ねば?人のこと抱くことも出来な
くて、彼女も作っちゃうのに、シスコンぶんじゃないっての。だいたい――」
京介「やめろって!!!」
桐乃「な、何――きゃっ!?」
京介「そんなに言うなら抱いてやろうじゃねえか。でも、後悔すんなよ?」
桐乃「……」
――――――
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:00:12.75 ID:QKQtGxr70
ベッドの上で重なり合う俺と桐乃。
桐乃「痛っ、そんなに強く揉むな!」
京介「すまん……このくらいか?」
桐乃「あんっ……あっ……そう。うん、そのくらい……」
京介「まさか人生で初めて揉むおっぱいが妹のになるとはな……痛っ」
アゴにヒットする桐乃の拳。
桐乃「妹とかそういう発言は禁止。分かった?」
京介「あいあい」
桐乃「あっ……はぁ……いいっ……兄貴ぃ……」
京介「気持ちいいみたいだな」
桐乃「うん……。今度は胸じゃなくて……」
京介「つーと……あそこ、か」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:09:16.93 ID:QKQtGxr70
剥ぎ取った下着は桐乃の愛液を吸って重たくなっていた。
桐乃「あうっ! そ、そこは敏感だからぁ……」
京介「分かった。もっと優しく、だな?」
桐乃「うん……ひぃっ! いぎっ!」
京介「大丈夫か?」
桐乃「うん……感じすぎただけ。いちいち聞かない!」
京介「お前って凄いエロかったのな……」
桐乃「なに調子に乗って――あひっ!」
京介「ほらな。ちょっと強くつまんでやっただけでこれだ」
桐乃「卑怯者っ。……そこそんなにされたら、逆らえなくなるに決まってるでしょ……あぅっ!」
京介「お前のあそこ、すっげー熱くなってる。それに次から次に溢れてきてて……
シーツがびしょびしょになってたのも頷けるな」
桐乃「何っ……冷静に観察してっ……あんっ……あぅん……」
桐乃「や……ダメ……そろそろ来ちゃう……イッちゃう……」
京介「え?」
桐乃「イクっ……イクイク!あああっ、イッちゃうぅぅぅぅぅぅ!」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:14:35.23 ID:QKQtGxr70
ぷしっ、と勢い良く潮を吹く桐乃。
京介「うおっ、なんだこれ?」
桐乃「はぁはぁはぁ……気持ちいいから、出ちゃった……」
京介「なんだかエロすぎて、もう……」
桐乃「いいよ……、来て……兄貴」
京介「ああ……」
桐乃「わぁ……すっごいガチガチ。それで今からあたしを犯すんだ?
ヤッちゃったらもう後戻りできないよ。犯罪者になっちゃうよ」
京介「犯罪者とか言うな!くそ……」
桐乃「痛っ……」
京介「大丈夫か?」
桐乃「うん……なんかピリッとして、ちょっと痛かっただけ」
京介「そうか……。最初の痛みってのにも個人差とかあるのかな……」
桐乃「かも……」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:21:32.67 ID:QKQtGxr70
京介「全部っ……入ったぞ……くぅっ!」
桐乃「あはは。あんたの方が痛そうな顔してるじゃん。キモッ」
京介「キツくてぬるぬるで……やべえ、これ……」
桐乃「気持ちいいんだ?気持ちよくて我慢できないんだ?」
京介「くおっ……やべっ、勝手に腰が……」
桐乃「あうっ……ひっ……そん……な……いきなり激しすぎっ……バカ……」
京介「駄目だ気持ちよすぎて……うおおっ」
桐乃「んぁあっ!うそっ!?これ、指で弄られてるときより……あたし初めてなのに」
京介「お前も気持ちいいのか?」
桐乃「うん……うん!信じられない……気持ちいい!気持ちいいよぉ……兄貴ぃ」
京介「ならもっと激しくしていいな!」
桐乃「うそっ!まだ激しく――ああああぁぁぁぁっ!!あひぃぃぃっ!」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:28:08.55 ID:QKQtGxr70
京介「くあああっ、気持ちよすぎる……」
桐乃「あたしもっ!あああああぁぁっ!もうダメっ!また来ちゃう!またイッちゃうっ」
京介「俺も……俺もやばい……うおおお」
桐乃「出して!出して出して出して出して!中にちょーだい。兄貴のせーき欲しい!」
京介「えっ!?さすがにそれはマズ……おわあああああっ!?」
ドクッ、ドクドクドクッ
桐乃「はぁぁぁぁぁ……出てる。いっぱい流れてきてる……」
京介「うっ……くぅっ……」
桐乃「ふん、もし出来ちゃったらどうしてくれんのよ」
京介「!!!!????」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 14:32:33.31 ID:QKQtGxr70
桐乃「ジョーダン。あたしが排卵日計算もしないで誘ったりすると思う?
でも……キャハハハ。妹妊娠させたらどうしようってバカ面してた
兄貴の顔ケッサクだったよ」
京介「うぜ――痛ええっ!」
桐乃のパンチが再びアゴを捉えた。
桐乃「あんたがうざいとか言うとムカつくのよね」
京介「ひでえ……」
――――――
次の日 放課後の教室
京介「やっちまった……」
京介「どうしよう……どうしよう……どうしよう……」
黒猫「先輩」
京介「うわああああああああああああっ!!!!!」
黒猫「何?この世の終わりのような哀愁を漂わせて机に突っ伏してたかと思ったら
突然奇声を張り上げて起き上がって……」
京介「黒猫か……」