無題:4スレ目244

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244 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:00:28.65 ID:2GL.vjEo [2/10] 「お前ら!いい加減にしやがれ!!!」  俺の怒声が部屋に響き渡り、3人はビクッと震えておずおずとこちらを向いた。  状況?いつもの展開だ。胸糞悪ぃ……  いやすまん。一応説明しとくとだな、いつもの如く3人娘+俺で集まっていて、そしていつもの如く桐乃と黒猫が 喧嘩を始めて、そこまでなら良かったんだが今日は沙織までそれに参戦しちまって、それで後はいつもの如くだ。  いつもの如くばっかだな。つまり諸々の被害が全部俺の方に及んできたってワケだ。OK?  頭に血が上ってるせいで、声も低くなってかなり怖くなっちまってるが、構わず続けた。 「お前ら3人とも、そこに座れ」  俺の顔色に、流石にまずかったと悟ったか、沙織と黒猫は青ざめた顔をして俺の前へ来て大人しく正座した。  桐乃は不貞腐れたツラして横を向き、口をとんがらしている。 「な、ナニマジギレしちゃってんの?キ「あ?」  だが俺が凄んで睨みつけると、流石の桐乃もしゅんとして沙織の横に来て正座した。  それを認めてから、俺は口を開く。 「なんでいっつもいっつもお前らは喧嘩になるんだ。もっと大人しく遊べねーのか?今日は沙織まで混じりやがって。 被害甚大だぞ!俺の!」 「め、面目ござらん……」               コンナカオ  ぐるぐる眼鏡の奥の目は流石にわからないが、沙織は (´・ω・`)をしている。そしてでかい図体を丸めて恭順の体だ。  隣の黒猫もおおむね同じで、顔を強張らせながら震えている。ちょっと可哀相に見えなくもないが、元々の喧嘩は こいつと桐乃のつまらんいがみ合いからだ。言ってみれば主犯格、共同正犯ってやつか?いくら彼女と言っても今日は 甘い顔してられねぇ。  そして桐乃、この期に及んでまだぶーたれてやがる。こいつ全然反省してやがらねーな。  クドクドクドクド……  俺の説教は10分ほど続いた。時折謝罪の声が聞こえるがそれ以外は俺が一方的に喋っている。  そして、そんな状況に痺れをきらしたのか、桐乃が言った。 「も、もういいじゃん、そのくらいでさぁ……」 「てめー何いってんだ?あ?」 「ち、ちょっとぐらい喧嘩したってさぁ。そんなに怒んなくても、その」 「何処がちょっとだ何処が!滅茶苦茶じゃねーか!それにいつもいつも子供みてーな意地の張り合いしやがって!」 「だ、だってアタシら、子供なんだから。しょーがないじゃん」 「子供だぁ?!」 「そ、そうだよ。だってあんたはもう18で大人かもしんないけどさ。アタシら1516の子供だもん」  そこでまたプチッと来た。都合が悪くなりゃ子供かよ!ふざけてんじゃねーぞクソが。  だが、この言葉が変な方向に流れていくきっかけとなった。 245 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:01:20.98 ID:2GL.vjEo [3/10] 「あそう、あっそう。コ ド モ ね」 「そ、そうだよ。子供じゃん……」 「よーし、判った。じゃあお前ら尻出せや、尻」 「「「えっ」」」  3人とも青い顔をして俺の顔を見上げた。 「え、じゃねーだろ。大人だと思って説教だけで判ると思ってたんだが、お前ら子供なんだろ?」  ハーッとわざとらしく息を手のひらに吐き掛けてみる俺。 「子供じゃしょーがねぇよなぁ。口じゃわかんねぇんだからよ」 「え、ま、マジ?」 「マジもマジ、大マジだよ。さ、早く尻出せ桐乃」 「何馬鹿なこと言っちゃってんのあんた!そんなのセクハラじゃん!」 「ガキにセクハラもクソもあるか!!」  思いっきり怒鳴りつけてやった。桐乃は震え上がった。 「大体てめーが言い出したことだろうが。だから子供として扱ってやろうってんだ。悪いことしても口で言って わかんねー子供は、痛い目を見させて判らせる。それが躾ってもんだろうがよ?」  そんなぁと言いながら桐乃は沙織たちを見る。沙織は首を振って、黒猫は非難の目線でそれに答えた。  しかし、しかしだ。  怒ってる俺の頭の片隅のちょっと冷静な部分が、さっきの桐乃の言葉に反応していた。  セクハラ。これは男にとっては嫌な響きがあって、いくらこっちが正しいと思っても、その一言で女に状況を ひっくり返される、そんな禁断の一言じゃね?  今、ここで尻を叩くのは正当な躾だと思う。思うんだが、それはこの場だけの、この流れだけの話でだな。  外部にもし漏れ聞こえることがあったなら、俺にとっては非常に聞こえが悪い話になりそうじゃねぇ?  つーかぶっちゃけ、この時俺が頭に浮かべたことって、判るだろう?判るよな?  あやせだ。  もしなんかまかり間違ってあの女の耳に入りようもんなら、うう……ちょっと想像するのも恐ろしいことに なりそうでちょっと、いや、非常にまずい。  なので、ここで俺は微妙に軌道修正した。 246 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:01:54.15 ID:2GL.vjEo [4/10] 「じゃあ沙織、お前桐乃の尻叩け」 「え……ええええ?!拙者でござるか?」  名指しされた沙織は慌てた。 「ああ、なんかセクハラとかそこの馬鹿がうっせーしよ。女になら大人しく躾けられるだろ?」  退路を絶たれた桐乃はとても情けない顔をして沙織を見ている。そんな桐乃と俺の顔を何往復かしたあと、 沙織は諦めたように言った。 「きりりん氏。拙者たちが悪いんでござるから。ね?」  ぐぅ、と唸って、ついに桐乃は観念した。 「言っとくけど沙織、変な手加減すんなよ?」 「こ、心得てござる」  桐乃は尻を突き出して、まだ叩かれてもいないのに目をきゅっと瞑っている。ミニスカートから中が見えそうなので 慌てて俺は黒猫の横に移動した。後でまたセクハラ言われたらたまんねーもんな。 「じゃあいくでござるよ?」  そう言って沙織は右手を大きく振りかぶった。  バシッ!「うっ!」バシッ!「っつ!」バシッ「ぐっ!」  3回叩いた後、沙織は俺の方に向き直った。 「あの、京介氏?何回ぶてばいいのでござろうか?」 「そうだな……百叩き、と言いたいところだが、それだとぶつ方が痛いしな。10回でいい」 「じゃああと6回でござ「7回だ」  セコく回数を減らそうったってそうはいかないぜ、沙織?  桐乃は恨めしそうに俺を見たが、また余計なことを言って回数を増やされたらたまらんと思ったんだろう。何も 言わずに涙目で睨むだけだった。つーかお前、本当に子供みてーだな?  そして後7回、桐乃は沙織に尻をぶたれ続けた。  ちなみに俺の横の黒猫は、桐乃がぶたれる度にビクッ!ビクッ!と自分が叩かれてるように反応していて、ちょっと 面白かった。 「よし、じゃあ次。桐乃、お前黒猫を叩け」 247 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:02:21.10 ID:2GL.vjEo [5/10] 「ちょ、ちょっと待って。待ってくれないかしら」  なにお前、この期に及んで見苦しいぞ黒猫。  つーかさっきも言ったが、黒猫だけは見逃すわけにはいかん。贔屓はいかんだろ贔屓は。  「ごちゃごちゃ言ってねーで、早く桐乃に叩かれてこい」  そう言って俺は桐乃の方を指差す。その桐乃はぶたれた尻をさすっていて、沙織がしきりに謝っていた。 「そうじゃなくて、その」 「なんだよ?」 「悪かったのは認めるし、ぶたれることに異存は無いのだけれど。でもその、ぶたれる相手は決めさせて 欲しいの」  あれか、桐乃は嫌ってことか?  案の定、桐乃はそれを聞いて猛然と噛み付いた。 「ちょっとクソ猫!あんた何ズルしようとしてんの?!早くこっち来なさい!」  その横で沙織が嫌な顔をしている。まあ指名される身としては当然だよな。  しかし黒猫はそちらには構わず、俺に向かって続ける。 「私、先輩にぶって欲しいのだけど。駄目、かしら?」 「は、はい?」  桐乃の目が点になった。 「だってそうでしょう。迷惑を蒙ったのは先輩なのだし、躾けようとしているのも先輩なのだから、ここは代わりでは いけないと思うの。……大丈夫、私はあなたの妹みたいにセクハラとか言わないし」  それはそうかもしれないが、ここで俺はちょっとムッとした。 「お前、俺なら手加減してくれるとか思ってねーだろうな?」  黒猫は首をぶんぶんと振って答えた。 「思ってないし、むしろそうされると困るわ」  桐乃がギググと唸っているが、さっき自分がセクハラと言ったことで俺から逃げた格好になっているため、何も 言い返せないでいる。 「その覚悟ならいいだろ。俺がぶってやる」  そう言って俺は中腰になる。その前を横切るように蹲り、尻を少し高く上げた。 「……なんと言うご褒美」  なんか沙織が呟いたような気がしたのでそちらを見たが、沙織は「いえ、なんでもω」と惚けた。 「じゃあいくぞ?」 「ええ」  俺はもう一度手の平にハァーと息を吹きかけて見せた後、腕を上げた。それを見て黒猫は目をぎゅっと瞑る。  バシッ!「うっ!」  バシッ!「つっ!」  バシッ!「んっ!」  バシッ!「んんっ!」  バシッ!「はぁっ!」  バシッ!「あんっ!」  ……ん、んん? 248 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:02:54.20 ID:2GL.vjEo [6/10]  なんか心なしか、黒猫の反応が変になっていくような…… 「ちょっとあんた!手ぇ抜いてるんじゃない?」 「んなわけあるか!」  そんなわけは無いんだが、なんかおかしい。  見ると、黒猫は顔を真っ赤にして、吐息も荒くしているように感じるんだが。 「おい黒猫、お前大丈夫か?」  思わず声を掛けてしまったが、黒猫はふるふると首を振って、 「は、早く済ませて頂戴」と先を促した。 「あ、ああ……」  バシッ!「んん!」  バシッ!「あっ!」  バシッ!「んふんっ!」  なんか変な気分になりながらも最後の一回を叩くと「はうんっ!」と身体を震わせて、黒猫はそのまま崩れ落ちた。  躾けているような気分じゃないんだが……  ま、まあいい、とりあえず次で最後だ。 「じゃあ黒猫、沙織をぶて」  言われた黒猫はけだるそうに身体を起こした。目が半泣き、というかなんか潤んでるって感じなんすけど? 「いや、拙者も黒猫氏に同意でござる」  ハ、ハイ?  俺と桐乃はぽかーんと沙織を見た、黒猫に至ってはピシッと凍り付いている。 「拙者もやはり責任として、京介氏に叩いていただきたいのですが?」  そう言うと四つん這いになって俺の元まで来ると、尻を突き出してきた。  おいおい、お前もか沙織氏!      コンナフウ  しかも沙織はふとひらめいたかのように口をωにして、中腰になると、 「そうそう、拙者はきりりん氏や黒猫氏と違ってお尻が大きいでござるゆえ、このままですと痛みが伝わりにくいですな!」  とか何とか言いながらいきなり穿いていたジーンズをずるっと下げて、白と青の縞々パンツを見せてきた……! 249 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:03:25.50 ID:2GL.vjEo [7/10]  えええええ?  「ちょ、沙織!」「あ、貴女何をしているの?!」 「何と言われましても、ジーンズで痛みが吸収されてはと思っただけでござるが?」  おいお前?!何考えてんの?  流石にドン引きなんですが?!  しかし沙織はこんなことなんでも無いというようにしれっとして、再び四つん這いになった。 「さあ京介氏、遠慮なくどうぞでござるよ」  え、ええーっと……?  思わず左右を振り返る。黒猫は口をぱくぱくさせているが声になっていない。桐乃は顔を赤くしたり青くしたりしているが こちらも突然のことに混乱している様子だ。そして視線は縞パン、じゃない沙織に向かう。 「え?ま、マジっすか?」 「マジマジ、大真面目ですぞよ?」  突き出される縞パンを見ていると、なんか頭がどんどん変になっていくんですけど!  つーか、さっきまでの怒りは何処行っちゃったの?俺! 「あの、流石にこのまま放置されると、拙者でも恥ずかしいのでござるが……」 「あ?あ、ああ」  そうして、何故か?俺は沙織の尻をパンツ越しにぶつ羽目になった。 「じゃあいくぞ?」 「はいでござる」  バシッ!「はぁあん」  おいおいおいおい!  お前なに?俺を馬鹿にしてんの?  などと思いながらも、口に出せないまま一心不乱に沙織をぶつ俺。つーかパンツ越しの沙織の尻の感触と、叩かれるたびに ぽわんと波打つその形状に、なんかわけが判らなくなってきたんですケド?! 「ちょ、先輩!もう10回過ぎてるわよ?!」 「え、あ、ああ、すまん」  黒猫の制止の声に、我を取り戻してやっと俺の手は止まった。  いや、この異常事態にあっちゃ回数なんて数えられねーよ! 「いや、お気になさらず。京介氏のお怒り、この身にしかと刻みつけたでござるゆえ」  そう言うが、お前さっきの黒猫よりもっと顔赤いよね?まあパンツ見せたんだから顔赤いのは正常だけどね?!  でも息もなんかかなり荒くなってねぇ?もうイヤこの女!? 250 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:04:00.12 ID:2GL.vjEo [8/10] 「あんたらにそんなことされたら、あたしだってぶたれるしかないじゃん」  は?はいいいいいいい?  いきなり桐乃が宣言した! 「いやお前、もう終わってるじゃねーかよ」 「あれは沙織だし」 「10回ぶたれりゃ十分だっての!」 「それじゃあたしの気がすまないの!!」  なにその負けず嫌い!勘弁してよ!!  しかも桐乃は、顔を真っ赤にしてなにやら逡巡していたが、すっくと立ち上がると俺の前に来て、唖然とする俺たちをよそに くるりと背中を向けると、ひざ立ちになって、ミニスカートをめくった。  そこにあったのは当然桐乃のパンツ(水玉)。  さらに……。  スルッ?!  桐乃のパンツは当人の手でずり下ろされ、その、大事なところが見えるか見えないかの辺りで静止した。 「お、お、お、おま、お前なにやっとるんだ!!!」 「な、な、何って、お尻出してんじゃん!見てわかんないの?」 「それは判ってるっつーの!なんで脱ぐんだよ?!」 「だって、子供のお尻ぶつ時って、普通そうじゃん?!」  顔を、いや首筋まで真っ赤にしながら吼える桐乃。  いきなり、しかも事故でもなんでもなく妹の生尻見せられるとか、これなんて罰ゲーム? 「いいから、早くやんなさいよ!」 「やれって言われても……」 「は、は、早く!そ、そんなに妹のお尻を眺め続けたいワケ?」  あーーー、もう嫌!頭痛くなってきた!  そんな桐乃を見て黒猫はショックで完全に硬直している。逆に沙織は、その手があったか!みたいな顔してやがるんですけど! 「早くしてっ!超恥ずかしいんだからっ!」  だったら脱ぐな!!!  この辺からもう完全に俺の正常思考は失われていた。  とにかく、目の前の生尻をなんとかしないと。  しかしもう、ぶつ、ぶつしかないのかっ!  俺はもう早くこの苦行を終わらせたい一心で、無言でいきなり桐乃の尻を叩いた。  パチュン!「んはんっ!」  ああー、もうどうにでもなれっての!  はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……  終わって、桐乃と俺の、荒々しい息遣いだけが聞こえる。  や、やっと、やっと終わったのか……  尻出せとか言っちまったばっかりに、なんかえらい目にあってしまった。  ちっとも嬉しくないからな!妹の尻とか!! 251 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:04:33.24 ID:2GL.vjEo [9/10]  ふと、横を見ると……  黒猫と目が合った。  ぞわわわわわわ…………!  う、うわ、すっげー目で睨まれてる!!  いや、黒猫さん?これはその、いわゆる不可抗力ってやつでしてね?  むしろ緊急避難と言ったほうがいいのか?  すると、突然黒猫は立ち上がってすたすた俺の方に歩いてきた。  え、殴られる?俺悪いことしてないのに殴られるの?!  と、思ったら目の前で立ち止まった黒猫は俺の右手を取った。  ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!  なんかすっげぇガン見されてるんですが?  ガブッ! 「いってぇええええええええ!!!!!」  突然の黒猫の噛み付き攻撃に、全く対処の方法無くやられる俺。  そして黒猫は、ぱっと口を開けて俺の手を開放した。 「あ、御免なさい?さっき怒られたばっかりなのに、また悪さをしてしまったわ?」  え?  ええええええええええ?????  そんなのあり?  そして黒猫は、言うが早いかスカートをたくし上げ、全く躊躇せずにパンツ(白)を文字どおり脱ぎ捨てた!!! 「「「ちょっ!!!」」」  流石に全員で一斉に突っ込んじまったぜ!  黒猫は俺の膝の上で寝そべるようにすると、後ろ手で自らスカートを引っ張り上げ、生尻を見せつけながら 「はい、どうぞ?」  と言った。  終われ!! 
244 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:00:28.65 ID:2GL.vjEo [2/10] 「お前ら!いい加減にしやがれ!!!」  俺の怒声が部屋に響き渡り、3人はビクッと震えておずおずとこちらを向いた。  状況?いつもの展開だ。胸糞悪ぃ……  いやすまん。一応説明しとくとだな、いつもの如く3人娘+俺で集まっていて、そしていつもの如く桐乃と黒猫が 喧嘩を始めて、そこまでなら良かったんだが今日は沙織までそれに参戦しちまって、それで後はいつもの如くだ。  いつもの如くばっかだな。つまり諸々の被害が全部俺の方に及んできたってワケだ。OK?  頭に血が上ってるせいで、声も低くなってかなり怖くなっちまってるが、構わず続けた。 「お前ら3人とも、そこに座れ」  俺の顔色に、流石にまずかったと悟ったか、沙織と黒猫は青ざめた顔をして俺の前へ来て大人しく正座した。  桐乃は不貞腐れたツラして横を向き、口をとんがらしている。 「な、ナニマジギレしちゃってんの?キ「あ?」  だが俺が凄んで睨みつけると、流石の桐乃もしゅんとして沙織の横に来て正座した。  それを認めてから、俺は口を開く。 「なんでいっつもいっつもお前らは喧嘩になるんだ。もっと大人しく遊べねーのか?今日は沙織まで混じりやがって。 被害甚大だぞ!俺の!」 「め、面目ござらん……」              コンナカオ  ぐるぐる眼鏡の奥の目は流石にわからないが、沙織は (´・ω・`)をしている。そしてでかい図体を丸めて恭順の体だ。  隣の黒猫もおおむね同じで、顔を強張らせながら震えている。ちょっと可哀相に見えなくもないが、元々の喧嘩は こいつと桐乃のつまらんいがみ合いからだ。言ってみれば主犯格、共同正犯ってやつか?いくら彼女と言っても今日は 甘い顔してられねぇ。  そして桐乃、この期に及んでまだぶーたれてやがる。こいつ全然反省してやがらねーな。  クドクドクドクド……  俺の説教は10分ほど続いた。時折謝罪の声が聞こえるがそれ以外は俺が一方的に喋っている。  そして、そんな状況に痺れをきらしたのか、桐乃が言った。 「も、もういいじゃん、そのくらいでさぁ……」 「てめー何いってんだ?あ?」 「ち、ちょっとぐらい喧嘩したってさぁ。そんなに怒んなくても、その」 「何処がちょっとだ何処が!滅茶苦茶じゃねーか!それにいつもいつも子供みてーな意地の張り合いしやがって!」 「だ、だってアタシら、子供なんだから。しょーがないじゃん」 「子供だぁ?!」 「そ、そうだよ。だってあんたはもう18で大人かもしんないけどさ。アタシら1516の子供だもん」  そこでまたプチッと来た。都合が悪くなりゃ子供かよ!ふざけてんじゃねーぞクソが。  だが、この言葉が変な方向に流れていくきっかけとなった。 245 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:01:20.98 ID:2GL.vjEo [3/10] 「あそう、あっそう。コ ド モ ね」 「そ、そうだよ。子供じゃん……」 「よーし、判った。じゃあお前ら尻出せや、尻」 「「「えっ」」」  3人とも青い顔をして俺の顔を見上げた。 「え、じゃねーだろ。大人だと思って説教だけで判ると思ってたんだが、お前ら子供なんだろ?」  ハーッとわざとらしく息を手のひらに吐き掛けてみる俺。 「子供じゃしょーがねぇよなぁ。口じゃわかんねぇんだからよ」 「え、ま、マジ?」 「マジもマジ、大マジだよ。さ、早く尻出せ桐乃」 「何馬鹿なこと言っちゃってんのあんた!そんなのセクハラじゃん!」 「ガキにセクハラもクソもあるか!!」  思いっきり怒鳴りつけてやった。桐乃は震え上がった。 「大体てめーが言い出したことだろうが。だから子供として扱ってやろうってんだ。悪いことしても口で言って わかんねー子供は、痛い目を見させて判らせる。それが躾ってもんだろうがよ?」  そんなぁと言いながら桐乃は沙織たちを見る。沙織は首を振って、黒猫は非難の目線でそれに答えた。  しかし、しかしだ。  怒ってる俺の頭の片隅のちょっと冷静な部分が、さっきの桐乃の言葉に反応していた。  セクハラ。これは男にとっては嫌な響きがあって、いくらこっちが正しいと思っても、その一言で女に状況を ひっくり返される、そんな禁断の一言じゃね?  今、ここで尻を叩くのは正当な躾だと思う。思うんだが、それはこの場だけの、この流れだけの話でだな。  外部にもし漏れ聞こえることがあったなら、俺にとっては非常に聞こえが悪い話になりそうじゃねぇ?  つーかぶっちゃけ、この時俺が頭に浮かべたことって、判るだろう?判るよな?  あやせだ。  もしなんかまかり間違ってあの女の耳に入りようもんなら、うう……ちょっと想像するのも恐ろしいことに なりそうでちょっと、いや、非常にまずい。  なので、ここで俺は微妙に軌道修正した。 246 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:01:54.15 ID:2GL.vjEo [4/10] 「じゃあ沙織、お前桐乃の尻叩け」 「え……ええええ?!拙者でござるか?」  名指しされた沙織は慌てた。 「ああ、なんかセクハラとかそこの馬鹿がうっせーしよ。女になら大人しく躾けられるだろ?」  退路を絶たれた桐乃はとても情けない顔をして沙織を見ている。そんな桐乃と俺の顔を何往復かしたあと、 沙織は諦めたように言った。 「きりりん氏。拙者たちが悪いんでござるから。ね?」  ぐぅ、と唸って、ついに桐乃は観念した。 「言っとくけど沙織、変な手加減すんなよ?」 「こ、心得てござる」  桐乃は尻を突き出して、まだ叩かれてもいないのに目をきゅっと瞑っている。ミニスカートから中が見えそうなので 慌てて俺は黒猫の横に移動した。後でまたセクハラ言われたらたまんねーもんな。 「じゃあいくでござるよ?」  そう言って沙織は右手を大きく振りかぶった。  バシッ!「うっ!」バシッ!「っつ!」バシッ「ぐっ!」  3回叩いた後、沙織は俺の方に向き直った。 「あの、京介氏?何回ぶてばいいのでござろうか?」 「そうだな……百叩き、と言いたいところだが、それだとぶつ方が痛いしな。10回でいい」 「じゃああと6回でござ「7回だ」  セコく回数を減らそうったってそうはいかないぜ、沙織?  桐乃は恨めしそうに俺を見たが、また余計なことを言って回数を増やされたらたまらんと思ったんだろう。何も 言わずに涙目で睨むだけだった。つーかお前、本当に子供みてーだな?  そして後7回、桐乃は沙織に尻をぶたれ続けた。  ちなみに俺の横の黒猫は、桐乃がぶたれる度にビクッ!ビクッ!と自分が叩かれてるように反応していて、ちょっと 面白かった。 「よし、じゃあ次。桐乃、お前黒猫を叩け」 247 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:02:21.10 ID:2GL.vjEo [5/10] 「ちょ、ちょっと待って。待ってくれないかしら」  なにお前、この期に及んで見苦しいぞ黒猫。  つーかさっきも言ったが、黒猫だけは見逃すわけにはいかん。贔屓はいかんだろ贔屓は。  「ごちゃごちゃ言ってねーで、早く桐乃に叩かれてこい」  そう言って俺は桐乃の方を指差す。その桐乃はぶたれた尻をさすっていて、沙織がしきりに謝っていた。 「そうじゃなくて、その」 「なんだよ?」 「悪かったのは認めるし、ぶたれることに異存は無いのだけれど。でもその、ぶたれる相手は決めさせて 欲しいの」  あれか、桐乃は嫌ってことか?  案の定、桐乃はそれを聞いて猛然と噛み付いた。 「ちょっとクソ猫!あんた何ズルしようとしてんの?!早くこっち来なさい!」  その横で沙織が嫌な顔をしている。まあ指名される身としては当然だよな。  しかし黒猫はそちらには構わず、俺に向かって続ける。 「私、先輩にぶって欲しいのだけど。駄目、かしら?」 「は、はい?」  桐乃の目が点になった。 「だってそうでしょう。迷惑を蒙ったのは先輩なのだし、躾けようとしているのも先輩なのだから、ここは代わりでは いけないと思うの。……大丈夫、私はあなたの妹みたいにセクハラとか言わないし」  それはそうかもしれないが、ここで俺はちょっとムッとした。 「お前、俺なら手加減してくれるとか思ってねーだろうな?」  黒猫は首をぶんぶんと振って答えた。 「思ってないし、むしろそうされると困るわ」  桐乃がギググと唸っているが、さっき自分がセクハラと言ったことで俺から逃げた格好になっているため、何も 言い返せないでいる。 「その覚悟ならいいだろ。俺がぶってやる」  そう言って俺は中腰になる。その前を横切るように蹲り、尻を少し高く上げた。 「……なんと言うご褒美」  なんか沙織が呟いたような気がしたのでそちらを見たが、沙織は「いえ、なんでもω」と惚けた。 「じゃあいくぞ?」 「ええ」  俺はもう一度手の平にハァーと息を吹きかけて見せた後、腕を上げた。それを見て黒猫は目をぎゅっと瞑る。  バシッ!「うっ!」  バシッ!「つっ!」  バシッ!「んっ!」  バシッ!「んんっ!」  バシッ!「はぁっ!」  バシッ!「あんっ!」  ……ん、んん? 248 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:02:54.20 ID:2GL.vjEo [6/10]  なんか心なしか、黒猫の反応が変になっていくような…… 「ちょっとあんた!手ぇ抜いてるんじゃない?」 「んなわけあるか!」  そんなわけは無いんだが、なんかおかしい。  見ると、黒猫は顔を真っ赤にして、吐息も荒くしているように感じるんだが。 「おい黒猫、お前大丈夫か?」  思わず声を掛けてしまったが、黒猫はふるふると首を振って、 「は、早く済ませて頂戴」と先を促した。 「あ、ああ……」  バシッ!「んん!」  バシッ!「あっ!」  バシッ!「んふんっ!」  なんか変な気分になりながらも最後の一回を叩くと「はうんっ!」と身体を震わせて、黒猫はそのまま崩れ落ちた。  躾けているような気分じゃないんだが……  ま、まあいい、とりあえず次で最後だ。 「じゃあ黒猫、沙織をぶて」  言われた黒猫はけだるそうに身体を起こした。目が半泣き、というかなんか潤んでるって感じなんすけど? 「いや、拙者も黒猫氏に同意でござる」  ハ、ハイ?  俺と桐乃はぽかーんと沙織を見た、黒猫に至ってはピシッと凍り付いている。 「拙者もやはり責任として、京介氏に叩いていただきたいのですが?」  そう言うと四つん這いになって俺の元まで来ると、尻を突き出してきた。  おいおい、お前もか沙織氏!      コンナフウ  しかも沙織はふとひらめいたかのように口をωにして、中腰になると、 「そうそう、拙者はきりりん氏や黒猫氏と違ってお尻が大きいでござるゆえ、このままですと痛みが伝わりにくいですな!」  とか何とか言いながらいきなり穿いていたジーンズをずるっと下げて、白と青の縞々パンツを見せてきた……! 249 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:03:25.50 ID:2GL.vjEo [7/10]  えええええ?  「ちょ、沙織!」「あ、貴女何をしているの?!」 「何と言われましても、ジーンズで痛みが吸収されてはと思っただけでござるが?」  おいお前?!何考えてんの?  流石にドン引きなんですが?!  しかし沙織はこんなことなんでも無いというようにしれっとして、再び四つん這いになった。 「さあ京介氏、遠慮なくどうぞでござるよ」  え、ええーっと……?  思わず左右を振り返る。黒猫は口をぱくぱくさせているが声になっていない。桐乃は顔を赤くしたり青くしたりしているが こちらも突然のことに混乱している様子だ。そして視線は縞パン、じゃない沙織に向かう。 「え?ま、マジっすか?」 「マジマジ、大真面目ですぞよ?」  突き出される縞パンを見ていると、なんか頭がどんどん変になっていくんですけど!  つーか、さっきまでの怒りは何処行っちゃったの?俺! 「あの、流石にこのまま放置されると、拙者でも恥ずかしいのでござるが……」 「あ?あ、ああ」  そうして、何故か?俺は沙織の尻をパンツ越しにぶつ羽目になった。 「じゃあいくぞ?」 「はいでござる」  バシッ!「はぁあん」  おいおいおいおい!  お前なに?俺を馬鹿にしてんの?  などと思いながらも、口に出せないまま一心不乱に沙織をぶつ俺。つーかパンツ越しの沙織の尻の感触と、叩かれるたびに ぽわんと波打つその形状に、なんかわけが判らなくなってきたんですケド?! 「ちょ、先輩!もう10回過ぎてるわよ?!」 「え、あ、ああ、すまん」  黒猫の制止の声に、我を取り戻してやっと俺の手は止まった。  いや、この異常事態にあっちゃ回数なんて数えられねーよ! 「いや、お気になさらず。京介氏のお怒り、この身にしかと刻みつけたでござるゆえ」  そう言うが、お前さっきの黒猫よりもっと顔赤いよね?まあパンツ見せたんだから顔赤いのは正常だけどね?!  でも息もなんかかなり荒くなってねぇ?もうイヤこの女!? 250 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:04:00.12 ID:2GL.vjEo [8/10] 「あんたらにそんなことされたら、あたしだってぶたれるしかないじゃん」  は?はいいいいいいい?  いきなり桐乃が宣言した! 「いやお前、もう終わってるじゃねーかよ」 「あれは沙織だし」 「10回ぶたれりゃ十分だっての!」 「それじゃあたしの気がすまないの!!」  なにその負けず嫌い!勘弁してよ!!  しかも桐乃は、顔を真っ赤にしてなにやら逡巡していたが、すっくと立ち上がると俺の前に来て、唖然とする俺たちをよそに くるりと背中を向けると、ひざ立ちになって、ミニスカートをめくった。  そこにあったのは当然桐乃のパンツ(水玉)。  さらに……。  スルッ?!  桐乃のパンツは当人の手でずり下ろされ、その、大事なところが見えるか見えないかの辺りで静止した。 「お、お、お、おま、お前なにやっとるんだ!!!」 「な、な、何って、お尻出してんじゃん!見てわかんないの?」 「それは判ってるっつーの!なんで脱ぐんだよ?!」 「だって、子供のお尻ぶつ時って、普通そうじゃん?!」  顔を、いや首筋まで真っ赤にしながら吼える桐乃。  いきなり、しかも事故でもなんでもなく妹の生尻見せられるとか、これなんて罰ゲーム? 「いいから、早くやんなさいよ!」 「やれって言われても……」 「は、は、早く!そ、そんなに妹のお尻を眺め続けたいワケ?」  あーーー、もう嫌!頭痛くなってきた!  そんな桐乃を見て黒猫はショックで完全に硬直している。逆に沙織は、その手があったか!みたいな顔してやがるんですけど! 「早くしてっ!超恥ずかしいんだからっ!」  だったら脱ぐな!!!  この辺からもう完全に俺の正常思考は失われていた。  とにかく、目の前の生尻をなんとかしないと。  しかしもう、ぶつ、ぶつしかないのかっ!  俺はもう早くこの苦行を終わらせたい一心で、無言でいきなり桐乃の尻を叩いた。  パチュン!「んはんっ!」  ああー、もうどうにでもなれっての!  はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……  終わって、桐乃と俺の、荒々しい息遣いだけが聞こえる。  や、やっと、やっと終わったのか……  尻出せとか言っちまったばっかりに、なんかえらい目にあってしまった。  ちっとも嬉しくないからな!妹の尻とか!! 251 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 02:04:33.24 ID:2GL.vjEo [9/10]  ふと、横を見ると……  黒猫と目が合った。  ぞわわわわわわ…………!  う、うわ、すっげー目で睨まれてる!!  いや、黒猫さん?これはその、いわゆる不可抗力ってやつでしてね?  むしろ緊急避難と言ったほうがいいのか?  すると、突然黒猫は立ち上がってすたすた俺の方に歩いてきた。  え、殴られる?俺悪いことしてないのに殴られるの?!  と、思ったら目の前で立ち止まった黒猫は俺の右手を取った。  ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!  なんかすっげぇガン見されてるんですが?  ガブッ! 「いってぇええええええええ!!!!!」  突然の黒猫の噛み付き攻撃に、全く対処の方法無くやられる俺。  そして黒猫は、ぱっと口を開けて俺の手を開放した。 「あ、御免なさい?さっき怒られたばっかりなのに、また悪さをしてしまったわ?」  え?  ええええええええええ?????  そんなのあり?  そして黒猫は、言うが早いかスカートをたくし上げ、全く躊躇せずにパンツ(白)を文字どおり脱ぎ捨てた!!! 「「「ちょっ!!!」」」  流石に全員で一斉に突っ込んじまったぜ!  黒猫は俺の膝の上で寝そべるようにすると、後ろ手で自らスカートを引っ張り上げ、生尻を見せつけながら 「はい、どうぞ?」  と言った。  終われ!! 

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