無題:5スレ目392


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392 名前: ◆qPOxbu9P76[sage saga] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:53:46.16 ID:Ns1UbIoo [4/13]
ピンポーン

京介「お、きたか」

ガチャ

京介「いらっしゃい、上がれよ」

沙織「はい!お邪魔するでござる」

黒猫「…お邪魔するわ」

今日は12月24日。
世間じゃクリスマスイブとか言われていて、街がにわかに騒がしくなる日である。

沙織の提案で、今日はいつもの4人でクリスマスパーティーをやろうってことになった。
で、こいつらがわざわざ俺の家までやってきたってわけだ。

沙織「本当に申し訳ござらん。適当な場所の確保に失敗してしまいまして…」

京介「気にすんなよ。ちょうど親父もお袋も出掛ける用事があったみたいだからさ」

沙織「そう言っていただけると助かります。それと、急にお誘いして申し訳ない。他に予定とかありませんでしたか?」

京介「それは気にしなくていいって言ったろ?」

黒猫「そうよ沙織。どうせ先輩にイブの予定などありはしないのだから」

く…なんてひどい言い草だ。だが事実だけに反論することもできない。
でもそういうおまえも、イブの予定はなかったんだろ?

…それにな俺だって出来ることなら甘々なイブを過ごしてみてえよ。
そりゃ、こいつらはそろいもそろって美少女ばかりだけどさ、甘々な出来事が起きそうかと言えば答えはノーだ。
こいつらと俺がどうにかなっちまう未来なんて想像もつかねえ。

黒猫「…そういえばあの子の姿が見えないようだけど?」

京介「あぁ、桐乃ならリビングでパーティーの準備してるよ。今日は親父もお袋もいないし、リビングでやろうと思ってさ」

沙織「なら拙者たちも手伝うでござる。行きましょう瑠璃ちゃん」

黒猫「その名で呼ぶのはやめてちょうだい」

玄関での立ち話を終えリビングに向かう。
しかし、準備はすでに終わっていたようで桐乃はソファに腰掛け天井を仰いでいた。


393 名前: ◆qPOxbu9P76[sage saga] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:54:21.88 ID:Ns1UbIoo [5/13]
京介「なんだ、もう終わったのか?」

桐乃「当たり前でしょ、あんたとは作業効率が違うの」

おまえ、隙あらば俺に毒を吐くのやめてくれないかな?
こいつは妙なところで黒猫の影響を受けている気がする。
それに準備と言ってもお菓子やジュース用意しただけだろうが。

沙織「ふふふ、準備の方はすでに完了しているご様子。では早速!『京介氏専属ハーレムで送るクリスマスパーティー』を開始しましょう!」

その設定、まだ生きてたんすね。

沙織「当たり前でござろう!ふっふっふ、むしろ今日はその設定ありきで計画したと言っても過言ではござらん!」

京介「どういうことだ?」

沙織「さきほど黒猫氏が申されたように、イブに予定のあるはずのない京介氏を我々で元気づけてあげようという魂胆でござる!」

おまえ…さっきまで俺にイブの予定がなかったか気にしてたじゃねえか。
それがないとわかるやこの扱いはなんなの?ちょっとショックなんだけど。

沙織「もちろん京介氏への日頃の感謝の意もこめております。……ですからぁ、今日はぁ、拙者たちが一肌も二肌も脱いで差し上げようかとぉ」

京介「気色の悪い声を出すんじゃない!一肌すら脱がなくて結構だ!」

沙織「ふっふっふ、これを見てもまだそんな口がきけますかな?」

沙織は手持ちの鞄を開くとバッと何かを取り出す。

京介「げ…そ、それは!?」

沙織「クリスマスといえばサンタ。というわけ3人分のサンタっ娘の衣装でござる!」

なんだよサンタっ娘って…
しかし、この衣装…パッと見でわかるくらい露出が多い。
上下で分かれていてお腹周りは丸見え。
その上スカートは短いし、上半分に関しては隠れているのは胸回りだけで肩から鎖骨にかけては露出する形になっている。

桐乃「げ!?そんなデザインだなんて聞いてないんですけど!?」

黒猫「き、着れるわけがないでしょ!?そんな衣装!!」

いいぞおまえら、もっと言ってやれ。
さすがにあんなのを着られてたら俺も落ち着かねえよ。

沙織「う……だめ…ですか?今日のためにせっかく作ったのですが……」

394 名前: ◆qPOxbu9P76[sage saga] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:58:06.44 ID:Ns1UbIoo [6/13]
ぐ……胸が痛い!

京介「あ~なんだ。桐乃、黒猫。少しだけなら着てみてもいいんじゃないか?な?」

あ、あくまでも沙織がかわいそうであったからで、別に見てみたいとかそんなんじゃないんだから勘違いしないでよね。

桐乃「このど痴漢がっ!」

いてぇ!本気で脛を蹴るんじゃない!

黒猫「……せ、先輩がそういうのなら着てあげないこともないわ」

桐乃「ちょ、ちょっとあんた正気!?」

黒猫「正気よ。それにせっかく沙織が用意してくれたものを無駄にするのも悪いでしょう」

桐乃「ぐぅ……わかったって!着ればいいんでしょ着れば!!」

さすがに沙織に悪いと思ったのかついに桐乃まで折れちまった。
そっか、最初からそういう風にいえば脛を蹴られずにすんだのか。

沙織「では皆の衆!早速着替えましょう!!」

そしておまえは立ち直り早いな!!



女性陣の着替えが終わるまでリビングの外に出て待っているわけだが…

京介「寒い」

リビングから一歩外に出ると、もはやそこは別世界だ。
床は冷たいし、吐く息は白くなる。家の中で息が白くなるってどんだけ……

沙織「お待たせしました京介氏!」

部屋の中から沙織の声が響く。
どうやら着替えが終わったようだな。

京介「う…お……おまえら……」


395 名前:Are you enjoying the time of eve?[sage] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:59:22.47 ID:kGNMFlwo [1/2]
紫煙

396 名前: ◆qPOxbu9P76[sage saga] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:01:25.60 ID:Ns1UbIoo [7/13]
沙織「どうですか?拙者のサンタコスは?これでもスタイルには自信がありまして」

胸元を見せつけるように前かがみになる沙織。
…惜しい。あとはその眼鏡さえなかったら……

黒猫「違うのよ……」

両手で自身を抱くようにして体を隠している黒猫。
こんなかっこでもしっかりと猫耳と尻尾を装備している。
コスプレイヤーとしてのプライドでもあるんだろうか。。

桐乃「ふん。別にあんたのためじゃないから。あくまでコスプレに興味があっただけだから」

妹ということを除いて見るならばこいつが一番似合っている。
出るとこはきっちりと出ているし、いつぞやのゴスロリと違ってライトブラウンの茶髪もこの衣装には似合ってるしな。

しかし、これは目のやり場に困ってしまうな。
これ以上顔がにやけてしまうのを抑える自信がねえぞ。

沙織「ふふふ、今日はこれだけではありませんぞ?」

京介「えっ?」

沙織「クリスマスといえばプレゼント!というわけで我々から京介氏にプレゼントがあります!」

京介「お、おまえら……そんな、なんでまた」

黒猫「沙織がこのパーティーはあなたへの日頃の感謝もこめていると言ったでしょう?」

京介「だ、だからって俺はおまえらには何も……」

桐乃「もう、じれったい!あんたは大人しく受け取っとけばいいの!」

京介「……そうか。ありがとなおまえら」

沙織「では早速拙者から!拙者からのプレゼントはこれでござる!」

京介「………漆黒の衣装?」

沙織「はい!以前着ていただいた時あまりにお似合いだったものですから、是非また着ていただきたい!」

なんでクリスマスのプレゼントがコスプレ衣装なの?
でも……

京介「この脈絡のなさがお前らしいよ。ありがとな」

397 名前: ◆qPOxbu9P76[sage saga] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:02:13.81 ID:Ns1UbIoo [8/13]
黒猫「……次は私ね………これ」

京介「……漆黒の仮面だよな?これ」

これ、まさか俺をコスプレイヤーに改造する企画じゃないよね?

黒猫「そうよ。薄いプラ版を使って作ってみたの。沙織のプレゼントと若干被ったのは偶然だけど、ちょうどよかったわ」

京介「偶然なのか……ふっ、おまえはほんとに器用だな。ありがたく貰っとくよ」

桐乃「……あたしからはこれだから」

京介「……これは…………」

桐乃「それまじ神ゲーだからやっといた方がいいよ!」

なんでこんなときまでエロゲなんだよ、おまえは。

京介「まぁ、これも俺達兄妹らしい…か?ありがとな桐乃」

桐乃「ふん」

甘々なイブを過ごしたいと思っていたがこんなのも悪くない。
俺はこんないいやつらに囲まれてイブを過ごせるんだから幸せ者だよ。

京介「実はな、俺からもおまえらにプレゼントがあるんだ」

「「えっ?」」

皆一様に目を丸くして驚いている。
いや、沙織に関しては眼鏡のせいでわからないけども。

沙織「そんな!京介氏は気を遣っていただかなくてもよかったのに」

京介「いいんだよ。俺だっておまえらに感謝してるんだぜ?じゃあ、取ってくるからちょっと待っててくれ」

俺は自分の部屋に戻り、予め用意しておいたプレゼントを持ちリビングへと戻る。


398 名前: ◆qPOxbu9P76[sage saga] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:02:59.82 ID:Ns1UbIoo [9/13]
京介「まずは沙織からな。いつも世話焼いてくれて助かってる。ほんとありがとう」

沙織「きょ、恐縮です」

京介「沙織にはこれだ」

沙織「……眼鏡でござるか?」

京介「おう、度は入ってないけどな。そのぐるぐる眼鏡もいいが、たまには普通の眼鏡もかけてみないか?勿論気が向いたらでいいからさ」

沙織「ふふっ、考えておきますわ」

恥ずかしがりの沙織にぐるぐる眼鏡以外をかけてくれっていうのは少し心配だったんだが、
思ったより喜んでもらえたようだ。
個人的な趣味じゃないからそこは勘違いすんなよ?

京介「次は黒猫な。正直おまえに助けられたことも多かった、ありがとな。そんなおまえにはこれ」

黒猫「…髪留め……」

京介「おう、お前の好きなキャラのに似てたのを見つけてな。おまえに似合うんじゃねえかと思ったんだ」

受け取った髪留めをまじまじと見つめる黒猫。
喜んでもらえたかな?こいつはあんまり感情を表に出さない奴だからなぁ…

黒猫「あ、ありがとう。……嬉しいわ」

そっか、そりゃよかった。

京介「最後は桐乃な。おまえの人生相談のおかげでこいつらとも知り合えたし、俺の人生には楽しいことが増えた。ほんとうにありがとう」

桐乃「…ふん」

京介「ん、おまえにはこれ」

桐乃「…………………エロゲ?」

京介「それ超面白かったから是非やった方がいいぞ!」

沙織「……なんというかすごい兄妹ですな」

黒猫「あぁなったらお終いね。いろいろと」

あ、あれ?エロゲは駄目だったか?
いや、実際超面白かったし何の問題もないと思うんだけど…

桐乃「あははは、ありがとね兄貴!これ兄貴だと思って大事にするから!」

ほらな。こいつはこれが一番喜ぶと思ったんだ。
ただ、エロゲを俺だと思うのはやめてくれないかな?


399 名前: ◆qPOxbu9P76[sage saga] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:06:32.47 ID:Ns1UbIoo [10/13]
沙織「困りましたね、京介さんにプレゼントを頂いて終了したのではこのパーティーの意味がありません」

京介「えっ?」

沙織「このパーティーは京介さんのためのものなのですから、私達からのプレゼントで終わるのが筋というものでしょう」

どんな筋だよ。
それにそんなこと気にしなくてもいいんだぜ。さっきも言ったけど俺だって感謝してるんだからよ。
っていうかいつのまにかお嬢様口調になってんな。眼鏡かけたままだってのに。

沙織「ふふふ、いいんです。私の気分の問題ですから」

京介「そうなのか?まぁそう言われちゃ俺はどうしようもないけどさ」

すると、沙織は突然眼鏡をはずし髪をおろした。
そして……

京介「えっ?さ、沙織?」

沙織「似合いますか?」

俺があげた眼鏡をかけ微笑む沙織。
やはり恥ずかしいのだろう。顔はすでに赤くなってしまっている。

く……正直ど真ん中のストライクです。

沙織「よかった!では私からのプレゼント受け取っていただけますか?」

京介「え?プレゼントってまだ何かあるのか?」

沙織「ふふふ」

チュッ

京介「!!」
黒猫「!!」
桐乃「!!」

沙織「いつもありがとうござます、京介さん」

桐乃「ちょ、ちょっと沙織なにズルしてんの!!」

黒猫「抜け駆けはなしとあれほど言っておいたでしょう!!」

400 名前: ◆qPOxbu9P76[sage saga] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:08:19.56 ID:Ns1UbIoo [11/13]
京介「??」

え?プレゼント?今のが??
何をされたのかもわからなければ、桐乃と黒猫が怒ってる理由もわからない。

沙織「ふふ、ごめんなさい。京介さんがあまりにかわいらしかったものでつい」

てへ、と舌をだして謝る沙織。

黒猫「わ、わ、私だってそれくらい……」

桐乃「あ、あんたまで何しようとしてんの!」

黒猫「なにってナニよ!わかったらその手を放しなさい!」

桐乃「これ以上は許せるか!兄貴は渡さないから!!」

京介「お、おまえら……ちょっとは落ち着けよ」

こえーよ。暴走しすぎだろ。

401 名前:Are you enjoying the time of eve?[sage] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:09:47.00 ID:kGNMFlwo [2/2]
実にいい

402 名前: ◆qPOxbu9P76[sage saga] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:11:38.90 ID:Ns1UbIoo [12/13]
桐乃「兄貴がしたいのはあたしとに決まってるでしょ!」

ちょ!その衣装で擦り寄ってくるんじゃない!
目のやり場とか荒ぶるリヴァイアサンとかいろいろ困るだろ!

黒猫「あなたはあくまでも妹なのよ?少しは現実をみたらどうかしら?」

そういうおまえは、見えてはいけないものが見えかかってるよ!

沙織「では現実的に見て京介さんのストライクゾーンど真ん中の私がもう一度……」

桐乃「あんたは駄目!」
黒猫「あなたは駄目!」

桐乃「で、兄貴は誰がいいの?」

黒猫「当然私よね?」

沙織「いいえ私です。まさか、京介さんから頂いた眼鏡がこんなところで役に立つとは」

京介「おまえらちょっと落ち着け!こんな状況で選べるか!!」

黒猫「…そうそれがあなたの答えなのね」

沙織「京介さんがそういうのなら……」

あ、あれ?ひょっとしてわかってくれたか?
エロゲなんかだとこういう場が上手く収まるわけがないんだが。

桐乃「あ、兄貴が全員がいいって言うなら…あ、あたしもいいよ?」

京介「」



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