無題:5スレ目825


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825 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:32:16.10 ID:WKBVjwI0

あやせ「最近、桐乃とお兄さん仲いいな…」

学校で桐乃と話をしていると、2回に1回は必ずお兄さんの話題が出てくる。そういう時の桐乃の表情はなんというかとても嬉しそうだ。

あやせ「まさかとは思うけど兄妹で―いやでもお兄さんは変態だし、ここらで釘をさしとこうかな。お兄さんをとられないた…ううん、桐乃を守るために!」


翌日―――

京介「お、あやせからメールだ。何々?」

『お話があります。いつもの公園に午後5時に来てください』

京介「何だろうな、また人生相談とかか?とりあえず、行ってみるか」

――――
――



京介「あやせは…お、もういるのか」

あやせはいつものベンチで携帯を見ながら待っていた。しかし、遠目に見ても美少女だとはっきり分かる容貌をしている。くぅ~、さすがマイラブリーエンジェルあやせたん、今日も可愛いぜ。

京介「よう、待たせたな」

あやせ「お兄さん、お待ちしてました」



826 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:33:22.51 ID:WKBVjwI0

京介「ああ、で何だ?話って」

あやせ「はい、実はですね――」

そう言いながら、あやせはカバンから何かを取り出した。
ん、何だあれ。何か光沢を放つ物体が出てきたぞ、結構小さい―――
え、おいおいおいおいおい、あ、あれまさかナイ…

あやせ「死んでもらいます」

京介「まままままままままて、落ち着け。俺が何をした!?」

あやせ「言いましたよね、桐乃に手を出したら[ピーーー]と。最近の桐乃とお兄さんは
以前よりも親密に見えます。き、兄妹でありながらそんな関係になるように仕向けるなんて
変態の極みです、野獣です!よって刺殺します。」

な、何言ってんだコイツは。目がやばい、光彩が無いぞ例の如く。
思い込みで行動しすぎだろ!と、とりあえず逃げないと…

あやせはジリジリと近寄ってきたかと思うと、そこから瞬時に間合いを詰めて
俺目がけて突進してきた。

京介「う、うわあああああああああああああああああ」





ザシュッ!!


827 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:34:30.32 ID:WKBVjwI0

あやせ「あ、あれ」

ナイフはお兄さんのすぐ後ろにあった樹に刺さっていた。わたしが刺そうとした瞬間、
とっさにかわしたため勢いあまってめり込んでしまったみたい―って、え!?
これ、刺したら引っ込む仕掛けのおもちゃだったはずなのに…何で?


京介「あ、あ…」

あやせ「あ、あのお兄」

京介「亜qwせdftrgyふじこlp;@おおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

あやせ「ま、待って!!お兄さん、誤解なんですってば!!!」


お兄さんは脱兎の如く公園から走り去り、瞬く間に姿を消してた。
なんという速さ、陸上部の桐乃が見たら腰を抜かして驚くに違いない。

でも、どうして…おもちゃのナイフで脅かしてお兄さんが桐乃にちょっかいを出さないように
警告するつもりだったのに、何で本物のナイフ…あっ、そうか!
家にある果物ナイフと形がそっくりだったから、果物剥いてる最中におもちゃのナイフと間違えて…!

あやせ「ど、どうしよう…」


828 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:35:29.83 ID:WKBVjwI0

それからというもの、お兄さんはわたしを見ると逃げ出すようになった。


―翌日、京介の高校前―


あやせ「お兄さん、ちょっと」

京介「い、命ばかりはお助けええええええええ」

ダダダダッ!

あやせ「ご、誤解なん、もういない…」


―さらに翌日、下校中―


あやせ「あの」

京介「びゃあああああああああああああ」

ダダッ!

あやせ「待っ…は、はやい」


―さらにさらに翌日―


あやせ「お兄」

京介「!!!!!!!!!!!!!」

ダッ!

あやせ「違っ…き、消えた」


829 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:36:34.28 ID:WKBVjwI0

―高坂家―

桐乃「兄貴、入るわよ…ってどうしたのアンタ。隅で体操座りなんかして」

京介「(ビクッ!)な、何だ桐乃か脅かすなよ。ノックくらいしろ!」

桐乃「何ビクビクしてんのよ、どうしたの?」


―――
――



桐乃「ええええええええええええ、あやせに殺されかけた!?」

京介「ああ、この世の地獄を垣間見たぜ…ありゃあエンジェルなんてもんじゃねえ。
魔王だ、悪鬼羅刹だ、般若だ」

桐乃「で、でもあやせがそんなことするわけが」

京介「無闇にその名を口にするな!あいつが来たらどうすんだよ!!!」

桐乃「いやアンタ…ヴォルデモートじゃないんだから」

京介「とにかく…!あいつは俺と桐乃が仲良くするのが気に入らないらしいから、
また以前のような疎遠な関係に戻ろう」

桐乃「え、ちょ、ちょっと」

京介「ほら早く部屋から出てけ!しばらくお前と口聞かねえから、じゃあな!」

桐乃「ま、待っ」


バタン


830 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:37:53.04 ID:WKBVjwI0

―翌日―

桐乃「―って事らしいんだけどマジ?」

あやせ「あ、あれは違うの。少し脅かそうとしただけなんだってば!
ただ、おもちゃと本物のナイフを間違えちゃって…」

桐乃「それで兄貴が勘違いしたと。でも困ったなあ、アイツしばらくあたしと
口聞かないって言うのよ。あやせが、それで殺さないからって。
買って欲しいエロゲーとかあったのに」

あやせ「え、お兄さんがそんな事を?」

桐乃「あやせの事をそうとう怖がってたみたい。あの反応は確実にトラウマになってるカンジ」

あやせ「そうよね、わたしを見ると逃げ出すし…困ったな」

桐乃「え、何であやせが困るの?アイツの事変態呼ばわりして嫌ってたから好都合じゃないの?」

あやせ「い、いや。ほら!誤解を解いておきたいし、一応、親友の桐乃のお兄さんだし!」

桐乃「うーん、なんか矛盾してるような…よく分かんないけど兄貴の誤解をときたいわけね。
まあ、あたしもこのまま無視されると困るし、兄貴に色々やって欲しい事もあるから協力するよ」

あやせ「あ、ありがとう桐乃!」


831 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:39:11.50 ID:WKBVjwI0

京介「ふ~明日から冬休みか」

独り言をつぶやきながら帰路につく。ふっふっふ、休みに入ってしまえばあやせも
容易に手を出せまい。あとは桐乃と口を聞かなければ、俺の身の安全は保証される。
なんだ案外楽勝じゃねえか。

京介「ただいまー」

あやせ「おかえりなさい」

京介「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

桐乃「あ、アンタ帰ってきたの。あのね明日から冬休みだから、しばらくあやせが
家に泊まりこんで一緒に勉強すんの。ちなみに父さんと母さんは当分旅行で帰って来ないから」

馬鹿な、そんな馬鹿な。有り得ねえだろ、大体あやせのご両親が許すはずが…
そんな俺の考えを察したのかあやせが口を開く。

あやせ「わたしの両親は今、母方の実家に帰ってるんです。しばらくこっちには来れないから、
その間ここでお世話に…」


ダッ!


桐乃「え、兄貴!?」

あやせ「お兄さん!?」


逃げるんだ、逃げるんだ!そう、あやせのいない何処でもいい。
あいつの魔の手からのがれられるどこか遠いところにくぁwせdrftgyふじこlp;@


832 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:40:11.82 ID:WKBVjwI0

京介「はあっはあっ…」


何処だここ?――見慣れない風景、ざわざわする木々の揺らめき。
どうやら、どこかの公園らしい。あたりは、すっかり暗闇に包まれていた。

京介「どうすっか…」

飛び出してきたものの、まったくのノープランだ。だが家に戻ったら、確実にあやせに消される。
もう戻れねえな…とりあえず財布の中身を確かめてみるか、どんだけ残ってたっけ。



残金146円――――――――おいマジか。


終わった俺終わった、全俺が泣いた。
どうすんだ、俺はこんな見知らぬ土地で餓死して土と化すのか。

京介「ここまでか…」

ベンチに座りながら、力無くつぶやく。近くを照らす公園の灯りが、
不幸な俺をあざ笑うかのように見えるぜ…



???「さあ早く帰らないと…おや、あれは」





沙織「お~い、京介氏!」


833 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:41:05.70 ID:WKBVjwI0

京介「(ビクッ)な、何だ沙織か。脅かすな…あれ何でこんなところに?」

沙織「何でって、ここは拙者の住む家の付近ですし。家に帰ろうとしたら、
見覚えのある顔が見えたものですから。しかし、なぜここに?」

京介「ああ、実は」


―――
――



沙織「ほう、きりりん氏の親友のあやせ氏が」

京介「そうなんだよ…で、今ここまで逃げて来たって訳さ」

沙織「ふーむ」

…この感じだと京介さんは家に帰れそうにありませんわね。私は落ち込んだ京介さんを見ながら、
思案する。きりりん氏も心配するでしょうし、知らせたほうがいいのでしょうけど。
あやせさんを見ると逃げてしまう、か…それなら。

沙織「京介氏、拙者の家に来ますか?しばらく宿を貸して進ぜよう」

京介「ほ。本当か!?ありがてえ、本当にお前には世話になってばかりだ、すまねえ」

沙織「なんのなんの、礼には及ばんでござるよ。さあさあ、ここは寒いですから我が家へどうぞ」

しかし、まずはきりりん氏にも事情を聞いておく必要がありますわね。
あとで電話してそれとなく確認してみましょうか。


834 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:41:52.75 ID:WKBVjwI0

―槇島家―

沙織「ここの部屋を自由に使ってくだされ。浴室も付いておりますゆえ、
まずは体を温めたほうがいいでござる」

京介「ああ、厄介になる。ありがとな」

バタン

沙織「さて…」

ピッピッピッ―――――トゥルルル…

沙織「あ、もしもし。拙者、沙織でござるが」




―浴室―

京介「ふ~、生き返ったぜ」

俺は浴室で湯に浸かりながら安堵していた。ここら辺は、俺の家から距離がある。
あいつらもすぐには追ってこれないだろ。だが、いつまでもここに世話になるわけにも
いかねえしな、しばらくしたら出て行くか…


ザバッ


京介「とりあえず今日はもう休むか、疲れた…」



835 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:42:50.60 ID:WKBVjwI0

―翌日―


チチチッ、チュンチュン

京介「う、う~ん。もう朝か」

トントン

京介「は、はい!」

執事「高坂様、朝食の御用意ができましたので1階までお越しください。
沙織お嬢様もお待ちです」

京介「はあ、今行きます」


忘れてたけど、沙織の家ってめちゃくちゃ金持ちなんだよな。
執事がいるとかすげえな、やたら部屋数も多いし。
俺は周りをキョロキョロしながら1階に下りていく。

ガチャ

京介「沙織、おはよう…って。な、なななななななななななななんで!?」

桐乃「ふっ…兄貴、見つけたわよ」

あやせ「おはようございます、お兄さん」


そのまま絶句して、その場に固まる。なんで、ここにこいつ等が。
しかもこんなに早く見つかるとか、考えれら…ま、まさか沙織!

沙織「京介氏、申し訳ないでござるが、きりりん氏も心配しますし。
心を鬼にして連絡したのですよ。それに行き違いもあるようでござる。」


836 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:44:04.96 ID:WKBVjwI0

行き違いって何だ?沙織の言葉の意味を考える暇も無く、あやせが俺に近づいてきた。

あやせ「お兄さん…」

京介「待て、こ、こっちに来るな」

あやせの奴、あの時と同じナイフを持ってやがる…!
こんどこそ、ここで俺を亡き者にしようってのか!!!
やべえええええ、死にたくねえええええええええええ

あやせ「お覚悟を」

京介「に、逃げ…」

ガシッ

桐乃「逃がさないわよ」

沙織「京介氏、観念するでござる」

二人にがっちりと羽交い絞めにされて身動きがとれない。
て、てめえら俺が死んでもいいってのか。この薄情者どもがあああ!

ダダダダッ

あやせがあの時と同じようにナイフを持って走ってきた。
ここまでか、死ぬのか俺は。このままここで朽ち果てるのか。

ちくしょう、ちくしょうっ…!
一度でいいから全裸の可愛い眼鏡っ娘で埋めつくされたプールで、もみくちゃにされながら
「ほぅ~らサメが来たぞ」と言いつつ、おっぱいにかぶりついてみたかった…

ダダッ

もうあやせの顔が目の前に…俺オワタ



カシュッ!!!!


837 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:45:38.04 ID:WKBVjwI0

刺されたか…。腹部を見れば鮮血が噴き出して…ないな。あれ?これは、おもちゃか。
あの刺したら引っ込むあれか。おい事態が把握できんぞ、どうなってんだ。
桐乃と沙織も俺の体を離してくれたし。

あやせ「うっ…ううう」

京介「あ、あやせ…?お前なに泣いて…」

あやせ「ごめんなさいごめんなさい!少し脅かすつもりだったのに、
あの時はおもちゃと本物を間違えたんです。本当にごめんなさい…」

そう言うと、あやせは俺に抱きついてきた。え、とりあえず俺は殺されないの?
死なないんだよな?よ、良かったあああああああ。
安堵すると同時に、あやせの顔が近くにあってドキッとする。

あやせ「お願いですから…もう逃げないでください。わたしが…わたしが
どんな気持ちでお兄さんを追いかけたと…ううっ」

いや、あれは逃げるだろ普通。そう言おうと思ったが、あやせの泣き顔を見ると
何も言えなくなってしまった。仕方ねえか…めちゃくちゃ怖かったけど。

京介「分かったよ、あやせ。俺はもう逃げないから安心しろ」

あやせ「お兄さんっ…!」


わたしは一層強くお兄さんに抱きついた。最近は落ち込んでばかりだったけど、
ここにきてお兄さんと抱き合えるなんて…えへへ。
こ、このまま流れに任せてキスまで持ち込…

桐乃「ちょっと、あんたら!いつまで抱き合ってんのよ!!」

京介「え、お、おい桐乃」


桐乃が懐からナイフを取り出した。あやせがびっくりして俺から身を離す。
何考えてんだアイツは…ははーん、あれもおもちゃのナイフだな?
もう騙されねえぞ俺は、ほらかかって来いよ。


838 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/31(金) 16:46:45.75 ID:WKBVjwI0

ダダダダッ

桐乃「くらえええええええええっ!」

あたしは、兄貴目掛けてナイフを突き出した。ふふ、これも昨日購入したおもちゃなんだけどね。
しかも刺すと血のりが飛び出る仕掛け。兄貴、あたし以外の女を見るとどうなるか
思い知らせてあげようじゃないの。少しは反省してよね。

桐乃「…とっとっ!足がもつれ…」


ザシュッ!


チッ、つまずいた拍子に壁にささっちゃったか。あれ…壁に刺さってる!
何で引っ込まないの、血のりも出ないし…こ、これ本物!?
あたしもあやせと同じように間違えちゃった?

京介「あ…あ…」

桐乃「あ、兄貴違うんだって!!誤解…」

京介「おdfhれおgれいdfrじぇtp@d!!!!!!!!」

ダダッ!

桐乃「待っ…」

桐乃「…」

あやせ「…」

沙織「無限ループって怖いでござるな」




終わり
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