俺の教え子がこんなにチョロイわけがない:6スレ目710


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710. VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2011/01/12(水) 03:00:21.44 ID:20JD7o2E0
「直喩と隠喩、擬人法も含めて比喩表現と言うんだ。これはわかるよな?」
「はい、それは大丈夫です。ただ、その見分け方がわからないんです。」
小学生高学年でも普通にできるレベルなんだがな。
「それじゃあ、直喩と隠喩の区別からしていこうか。直喩は明喩と書くこともあって『(まるで)〜ような』、『〜みたいに』、『〜ごとく』などの言葉を文中に明記するんだ。」
「はい。」
俺の説明を聞き終え板書内容をノートに写すのを確認すると、
「次に隠喩だが、これは直喩とは反対に『(まるで)〜ような』を明記せずに、それとなくたとえる表現の仕方なんだ。」
「は、はあ?」
どうやら隠喩がいまいちわかっていないようだ。
「じゃあ、例文を書いて説明するぞ。」
そう言うと俺は、ルーズリーフに例文1と例文2を書いた。

712. VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2011/01/12(水) 03:01:42.31 ID:20JD7o2E0
例文1.あやせたんの笑顔はマジで天使のような笑顔。
例文2.あやせたんは、マジ天使。

すぱーん!きれいな音が室内に響いた。
「な、何書いているんですか!?ぶん殴りますよ!」
「すでに、ビンタしといて言えた台詞かよ?おー、いっつつ。」
俺が頬をさすっていると、
「ちゃんとお給料に見合った仕事をしてください。なんならセクハラで訴えて慰謝料を請求してもいいんですよ。」
「それは、マジで勘弁してください。」
大学生を経験した人はわかると思うが、大学の教科書は薄ぺっらいくせに3000円を超えるものが、ざらにあるんだ。しかも連日の飲み会とくれば、金はいくらあっても足りない。
「と、とにかくだ。この例文ほど、あやせを理解させる例文はないんだ。」
「嘘だったら、通報しますよ。」
あやせは手に、防犯ブザーをかざしながらそう言った。
「いいか。この2つの文はどちらもあやせが俺の天使だってことを…。」
ブー!
「てっ、最後まで説明を聞けよ。」
「うるさい、この変態!なにセクハラしているんですか!」
散々罵倒し、殴られた後、ようやくあやせさんは落ち着きを取り戻された。

713. VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2011/01/12(水) 03:03:12.95 ID:20JD7o2E0
「直喩っていうの『ような』を明記するから、例文1の『天使のような』の部分が直喩になるわけだ。」
「はい。なんか納得はいきませんけど。」
「気のせいだ。次に、隠喩は『ような』を使わずにたとえるから、例文2の『マジ天使』の部分が隠喩になるわけだ。」
「つまり、どちらも意味するところは同じでも、直喩と隠喩によって表し方が違うってことですか?」
「そういうことだ。よし、それじゃあ、確認問題でこれを隠喩の文に直してくれ。」

確認問題
『私の理想の男性はお兄さんのような人です。』

714. VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2011/01/12(水) 03:04:35.10 ID:20JD7o2E0
「えっと、『ような』があるから直喩の文だから、隠喩に直すと…。『私の理想の男性はお兄さんです。』」
「あやせ、結婚してくれ!」
「なに問題にかこつけてセクハラしているんですか!ブチ○しますよ、お兄さん!」
「そう、それだ!」
「何がです?」
「倒置だよ、倒置!今あやせは完璧な倒置をしたんだよ。」
「はい?」
「いいか、本来は『お兄さん、なに問題にかこつけてセクハラしているんですか!ブチ○しますよ!』の文が、見事に順番が入れ替わっていたじゃねえか。まさしく倒置だよ。」
「い、言われてみれば確かにそうかも。」
無茶苦茶なこじつけだが、俺はnice boatの危機を回避することができた。なんともチョロイぜ、あやせたん。

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