無題:1スレ目257

257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 20:14:42.87 ID:0GfwG0ii0 [36/43]
あやせ「ね~、桐乃。ちょっと相談があるんだけどいいかな」

桐乃「どうしたのあやせ?」

あやせ「実はね…最近、桐乃のお兄さんが私に執着しすぎてる気がして」

桐乃「えっ?」

あやせ「でも私の勘違いかもしれないし一度お兄さんにも確かめたんだけど……なんかはぐらかされちゃって……」

桐乃「……」ギリギリ

あやせ「あ、でも別に嫌じゃないのよ?人生相談にも乗ってもらったりして感謝してるし……だからお兄さんの真意を知りたいなぁ……なんて」

桐乃「…あのくそ兄貴いいぃ」ギリギリ

あやせ「桐乃?聞いてる?」

桐乃「まかせてあやせ!あの変態はあたしがなんとかしておくから!!」

あやせ「う…うん……じゃあ頼むね桐乃」


258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 20:16:23.94 ID:0GfwG0ii0 [37/43]
京介「ただいま~」

玄関の扉を開けるとそこには、以前桐乃のPCでアダルトサイトを見ていたのがばれた時と同じ顔をした桐乃が仁王立ちしていた。あ…あれ?俺今回はアダルトサイトなんて見てないっすよ?桐乃さん。

桐乃「あんた…最近あやせにつきまっとてるでしょ」

京介「いやいや!なんて人聞きの悪いことを言うんだお前は!俺がそんなことするわけないだろ!!」

桐乃「しらばっくれんな!今日あやせがあたしに相談してきたんだから!!」

京介「え……まじで?嘘じゃないのか?…………あやせは…なんて言ってたんだ?」

桐乃「あんたが執着しすぎでうざいって」

京介「な……!!う……嘘だろ……嘘だよな……?嘘だといってくれ!」

桐乃「何度も言わせんなっての。何その三段活用。あんた訴えられたくなかったらマジ自重した方がいいよ」


259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 20:17:21.75 ID:0GfwG0ii0 [38/43]
京介「そ……そんな……いや…そうか、わざわざ教えてくれてありがとな……桐乃………」

桐乃「ふん。ちゃんと反省しなさいよ」

京介「ああ………わかってるよ」



ピリリリ

京介「あやせからメール?なんでまた…あぁ、念には念をってことか……」

京介「大丈夫ですよ新垣さん。もうあまりかかわらないようにしますから」ズズッ

いかん、まじで泣きはいってる。そりゃあ、着拒であれだったんだから今回も泣きが入ってもおかしくないよな。着拒みたいに間接的でなく、真正面から否定されるのがこんなにつらいものだったとは。

あやせ「?おかしい。いつもは間髪入れずに返事が来るのに……お兄さんも今日は忙しいのかな?……きっとそうよね、うんきっとそうよ」




あやせ「結局メールの返事こなかったな…でも桐乃はうまくやっといたからって言ってるし……」

あやせ「あ、でも別に寂しいってわけじゃなくって………って誰に言い訳してるんだろ……今日はもう寝よう………」


260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 20:23:14.68 ID:0GfwG0ii0 [39/43]
下校中

桐乃「でねー、それがマジおかしくってさ~」

あやせ「うんうん。そうだよね~わかる」

京介「げ」

桐乃「あ、くそ兄貴」

あやせ「あ……お兄さん」

京介「」クルッ ダッ

あやせ「あ!ま…待ってください!」ダッ

桐乃「あ、ちょっとあやせ!?……なんであやせが兄貴を追いかけてんの?逆じゃない??」


261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 20:26:49.09 ID:0GfwG0ii0 [40/43]
必死に走ったけれど私は桐乃みたいに足が速いわけでもないし、3つも年上の男の人に走るスピードで勝てるわけがなかった。

あやせ「ぐす……どうしよう……完全にさけられてた………最近はメールの返事もくれないし……やっぱり…」

桐乃「あやせ!やっとみつけた!!どうしたの?いきなりあいつ追いかけたりして」

あやせ「あ…桐乃なんでもないの……また明日ね!」ダッ

桐乃「あ、あやせ!……もう!何がどうなってんの!?……あれ、ひょっとして……まさか……」

桐乃「しまった…そういえばあの時あやせって………」


262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 20:28:42.44 ID:0GfwG0ii0 [41/43]
家に帰ってひたすら泣いた。自分でも気づかないうちに私の中でのお兄さんの存在はとても大きなものになっていたようだ。

あやせ「ぐす……うう……お兄さん………ぐす…」


登校中

桐乃「おはよう、あやせ……ちょっとどうしたの!?目真っ赤だよ!?」

あやせ「おはよう桐乃、ちょっと寝れなくってね」

桐乃「あ……実は……あやせに謝らないといけないことが………」



あやせ「うそ!桐乃そんな風に言っちゃったの!?」

桐乃「あ……あの時は頭に血が上ってて何も考えられなくって…その…ご…ごめんね?兄貴には昨日の夜にちゃんと伝えてあるから」

あやせ「じゃ…じゃあ、私さけられてたわけじゃないの?」

桐乃「あ~、こんなこと言いたくないけど…チッ……あいつ、あやせのこと大好きだから。愛してるといってもいいくらい」

あやせ「桐乃!私今日学校休むから!!」ダッ

桐乃「ちょ!いまから行くわけ!?せめて放課後に……!」


263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 20:29:32.85 ID:0GfwG0ii0 [42/43]
麻奈実「なるほど~、それで京ちゃん今日は憑き物が落ちたみたいないい表情なんだね」

京介「おう!これであやせとも仲直りできるってわけだ」

あやせ「お兄さん!」

京介「あやせ!?一体どうした…っていうかお前学校は!?」

あやせ「今はどうでもいいですそんなこと」グス

京介「おま…泣いてるのか?でも一体どうして……」

あやせ「お兄さんの馬鹿!変態!!」

京介「あやせさん!?いきなり何を!?くそっ……ここじゃ目立つ!ちょっとこっちこい!!」ギュッ ダッ

俺は泣いているあやせの手を引き、人気のないところへ連れ込んだ。通報されてもおかしくない行動だが、これ以上通学路で泣かれると朝から女子中学生を泣かせる鬼畜先輩と噂がたたないとも限らない。

麻奈実「二人とも遅刻しないようにね~」


264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 20:32:15.87 ID:0GfwG0ii0 [43/43]
京介「一体どうしたっていうんだ。ちょっと落ち着いて話してみろ」

あやせ「お兄さんはさびしくなかったんですか!?」

京介「えっ?どういうことだ?」

あやせ「私はさびしかったんです!お兄さんに構ってもらえなくなってさびしかったんです!!」

あやせ「もうどこにも行かないで下さい!」

そういうとあやせは俺に抱き着いてきた。この子はお人好しで思い込みが激しくて、その上極度のさびしがりだったようだ。

京介「大丈夫。どこにも行かねえよ」

あやせ「約束ですよ?」グス

京介「ああ、約束だ」

やべえ、泣きデレ超かわいいよあやせ!俺は決めたね、一生かけてこの子を幸せにすると!!

あやせ「約束破ったらぶち殺しますよ?」

京介「」




おわり。明日は夜しかこれないので黒猫√を明日中に投下できるかは微妙かもしれん
あれっだたらおとしてもらってもおkです

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最終更新:2010年11月30日 23:20
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