俺が妹と夫婦なわけが無い!2:8スレ目654 > 小ネタ


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654 名前: ◆NAZC84MvIo[sage sage] 投稿日:2011/03/17(木) 22:46:00.06 ID:Yvch7hC/0 [4/5]
「――それで?話というのはなんなのかしら?」

こえぇぇええーーーー!!!!

今、俺の目の前にいるの俺の恋人、黒猫(本名、五更 瑠璃)は怒っている
口調こそ丁寧なものの、その態度から強烈な怒りのオーラを感じ取る事が出来る
いまコイツが
「私は夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア)・・・」
とか言い出したら信じてしまいそうだ
だが、この様子からすると

「ひょっとして・・・もう知ってるのか?」
「・・・ええ。あなたの“奥さん”から聞いたわ」

地の底から響くような声で、しかもはっきりと“奥さん”・・・だと・・・?
「す、すまん!!お前が怒る気持ちもよくわかるがこれには深い訳が・・・」
「言ってごらんなさい。理由次第では許してあげなくも無いわ」

それから俺は必死で言い訳をした
あの混乱の中で出来うる限り、家を、「家族」を守る為にしたことであり
瑠璃への愛情が無くなったりしたわけでもない
さらに情けない言い訳をするなら
もっと良い方法があったかもしれないが、あの時の俺は頭が正常に働いてなかった、と
出来うる限り黒猫の怒りを静めようとあれやこれやと説明した


「―――で?」
はいダメでした。
何でだ?俺このまま振られちゃうの?グスン

「あなたは私がなぜ怒っているかという事すら理解していないようね」
「・・・何の、ことでしょう・・・?」
「事情はもう一人の当事者から既に聞いて知っているわ。
 あなたが今述べたような理由も聞いている。」
「じゃ、じゃあなんで・・・」
「何故?何故ですって!?それはこっちのセリフよ!!」

何でだ?なぜ黒猫はこんなに怒ってるんだ?
 、、、、、、、、、、、、、、
「私はあなたの恋人でしょう!?
 それなのに何故私は今更になってそんな話をあなたから聞かされてるの!?」
「――あっ・・・!」

バカだ俺は
そうだよ事故の話はとっくにコイツにも伝わってるし、両親のことも知っている
俺と同じくらい――いや、ヘタすると俺以上に悲しんで
俺たちのことを心配してくれていたに違いない。―――なのに

「すまん・・・」
「謝らないで、これは私の我侭よ。
 あなたに何かあった時、私をもっと頼って欲しい。ただ、それだけなの。」

俺はコイツに余計な心配をかけたくなかったから
弱音や愚痴を吐くことを避けるため
落ち着くまではと思い連絡をほとんどしてなかった
それが余計コイツを悲しませることになるなんて
一年近くも付き合っておきながらなにやってんだ俺はよ!

「お願い、辛いなら辛いと言って。悲しいなら悲しいと言って。
 こんな時に助けを求める事は、悪い事ではないはずよ」
「そうだな・・・ありがとう」

そっと抱き寄せて感謝の言葉を述べる
でもやっぱ泣き顔なんて見せたくねーよ

「あなたも・・・あなたの妹も強がり過ぎよ」
「うん」
「恋人と親友が両親を亡くしたって言うのに、心配しないはずが無いでしょう?」
「そうだな」
「力になりたい、そう思っているのよ、私も沙織も・・・」
「うん」
「きっとあなたやあなたの妹の友人だって・・・」
「うん」

恋人の優しい言葉を聴きながら俺はあの日以来初めての涙を流し続けた・・・
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