無題:10スレ目757


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757 :711です 上げちゃったよ・・・PC慣れねー [sage]:2011/06/04(土) 21:16:34.61 ID:PnO+u+860

俺、高坂京介は今、あやせの家の前ににいる。何故かと問われれば

あやせ「お兄さん、ご相談があります」
と、お決まりのセリフで呼び出されたからだ。


京介「しかしな~、浮かれて来ちまったが、どうせまた手錠をかけられるんだろなぁ…」

憂鬱だ

ガチャ

あ、誰かでくる

あやせ「あ、お兄さんでしたか。ずっと家の前にいたので変質者かと思いました。どちらでも大差ありませが」

京介「俺を呼んだのはお前だからな!!」

登場するなり酷い言いぐさだ

あやせ「では、家に入る前にお手を」

京介「ああ、分かっていたさ…」

カチ

あやせ「で、こっちは私にっと」

カチ

ん?
京介「あやせ?なんで自分に手錠を…って、あれ!?」

なんで俺とあやせが手錠で繋がれてるわけ!?

京介「あ、あやせさん?これは一体?」

あやせ「お兄さんを『確実に』逃がさないためですよ?」

あやせさん!その目を止めて!最近トラウマになりかけてんだよ!

京介「そ、そうか…」

手錠のおかげであやせが至近距離に居るというのに震えがとまらん

それからあやせの相談はつつがなく終わった。案の定桐乃のことだった。

京介「じゃ、相談も片付いたし,俺帰るわ」

ガチン

あやせ「痛っ!」

京介「あ、悪い手錠したままだったな」

てか、手錠してるのを忘れるってどんだけ慣れてんだよ。嫌だな…

あやせ「もう。今外しますから。…あれ?ここじゃなかったかな?」

京介「別に焦らなくいいからな~」

あやせ「お、お兄さん…とても言いにくいのですが…」

京介「ん~?」

あやせ「鍵、なくしちゃいました。テヘ」

そっかー、鍵無くしちゃったかー

京介「って何ぃ!?」

どうすんだよこの手錠!?

京介「こ、壊せないのか?」

あやせ「本物の手錠ですから、それは無理だと思います」

マジか…てか本物の手錠って…どこで手に入れたんだよ…

あやせ「た、多分さっき桐乃たちと出掛けた時に落としたんだと思います。」

なんでお前は普段から手錠を持ち歩いてんだよ!?

京介「落としたって…ここに無いんじゃ同じだろ」

あやせ「だ、だから探しに行くんです!」

京介「手錠したまま外に出られないだろ」

あやせ「手錠の輪の部分は服の袖で隠して、鎖は手を繋ぐようにして挟めば分かりません」

京介「マジでか…」

そんなわけで俺たちは今、いつぞやのスイーツショップ前に来てた

京介「またここか…」

あやせ「お財布に入れていたので、出した場所の何処かだと思うんですけど…」

京介「まあ、入るか」

カラン

店員「いらっしゃいませー(カップルかリア充爆発しろ)」

京介「すみません。ここに鍵の落とし物ってありませんでしたか?」

店員「ああ、はい。少々お待ちください、確認してきますので」

あやせ「聞くだけじゃ悪いですし、席について何か頼みましょう。さっきと同じ席にして周りにおちてないか、見てみます」

京介「そうだな」

あやせについて行き奥の席に座る。すぐに店員が鍵をいくつか持って来てくれた。ついでに俺はコーヒー、あやせは紅茶とケーキを頼んだ。

京介「あったか?」

あやせ「……無いですね」

京介「そうか。他に心当たりはあるか?」

あやせ「う~ん…あとは映画館とアクセサリーショップ位ですかね」

京介「そうか、じゃあ飲み終わったら近い方から行くとしよう」

因みに店には他にも客は居るのでテーブルの上で手は繋ぎっぱなしである。

そんなわけで、先ずはアクセサリーショップである

あやせ「とりあえずお店の中を一通り見て回りしょう」

京介「そうだな」

そう言って俺は下を気にしながら歩いているんだが

あやせ「あ、これ可愛いですね。でもちょっと派手かな?お兄さんはどう思います?」

京介「あ、ああ。あやせになら良く似合うと思うぞ」

なんか普通にショップピングを満喫してませんか?

店員「お客様、ネックレスをお探しですかぁ?」

京介「え、俺ですか?」

どうやら考え事をしていてネックレスコーナーを凝視していたらしい

店員「こちらならシンプルなので清楚な彼女さんにもぴったりだと思いますよぉ」

彼女とはあやせの事だろう。そりゃそうだ、こんな店に手を繋いで仲睦まじく見て回りゃカップルに見えるわな。

だが待ってくれあやせは俺の事を近親相姦上等変態鬼畜兄貴だと思い、酷く嫌っている。そんな男てとカップルに間違われた日には俺の命は無いに違いない

あやせ「そうですか?京介さんはどう思います?」

京介さん!? カップルのふりか!? 確かに手錠云々がばれては面倒だが・・・

京介「い、良いんじゃないか」

恐ろしい…今は店の中だからニコニコと大人しいんだ。天使の笑顔に騙されるな。店を出たとたん、あやせは反対側に何も無い手錠をぶら下げて家路につくんだ

その後店員と適当に話し、ついでに鍵の事を聞いたが見つから無かった(あれ?なんで鍵がついでになってるんだ?)

京介「あの、あやせさん?」

あやせ「なんですか?」

京介「お、怒ってないんですか?」

あやせ「何をですか?」

京介「さっきカップルに間違われたとか…」

あやせ「そんな事でいちいち怒ったりしません!人を何だと思っているんですか!」

だってあやせだし…

あやせ「次は映画館です。行きましょう」

京介「流石に映画館の中をうろつく訳にはいかないからな、落とし物を調べてもらおう」

あやせ「そうですね。あ、この映画今日公開だったんだ。観たいなー」

どうやら今日公開の恋愛物の映画があるらしい

京介「あれ?今日桐乃と観にきたんじゃねーの?」

そこで鍵を落としたって言ってたし

あやせ「今日は桐乃のすすめでアニメ映画を観たんです」

京介「そ、そうか… どう、だった?」

あやせ「面白かったですよ。魔女っ子物は幼い頃は観てましたし。ああいうものなら、まあ悪くはないです」

京介「そっか、ついでだし映画観てくか?」

あやせ「本当ですか!早速行きましょう!」

京介「うわっ!急に走るなよ」

あやせ「はやくはやく!」

そして映画館に入っていった。定番のポップコーンを買ってやると言ったんだが、モデルであるあやせは常に体型を気にしているらしく、断られてしまった。

十数分後 映画が始まる。

正直、男子高校生の俺にはこの手の恋愛物は退屈で、終わった後は女優のおっぱいが大きかったこと位しか覚えてなかった

あやせ「凄く良かったですね!お兄さん」

京介「あ、ああそうだな」

あやせ「お兄さんはどこのシーンが良かったと思います?」

京介「え!?」

まさか女優のおっぱいしか覚えてないとは言えない。急いで思い出せ!頑張れ俺の脳みそ!

京介「あー… あれだ!普段は嫌っているけど、実は妹は主人公のことが好きで、主人公と付き合っている妹の親友がそれに気づいて、一方的に主人公と別れ、それ悲しむ主人公を妹が慰めて、妹が親友を説得するシーンが良かったと思うな!自分が好き人を、兄貴とはいえ親友に譲るなんてなかなかできねーよ!あんなカッコいい妹滅多に居ないぜ?羨ましい限りだ!いやー俺もあんな妹が欲しいぜ!」

あやせ「い、意外としっかり観てたんですね…退屈してる様に見えたので…」

あれ?あやせ少し引いてない?

あやせ「あ、私パンフレットと買いたいんですけど」

京介「ちょうど出入口の所だな、ソレぐらい奢るぞ?」

あやせ「自分で出しますよ」

京介「しかし、結局鍵も見つからないな。ここにも落ちて無かったそうだし、もう夕方だ」

スタッフの人に聞いたが鍵は幾つかあったが、お目当てのものは無かった

どうしたものか…

あやせ「そうですね、きゃっ!」

チャリーン

女の子「あ、ごめんなさい!」

女の子がぶつかって財布の中身をぶちまけたらしい

京介「大丈夫か?」

小銭を三人で拾っていると、なにやら鍵のを見つけた。

京介「んんー?」

なんだか見覚えのある形だ。どこだったか…確かあやせの家だったような…

京介「あやせの家?」

そういえば、この鍵は…

京介「見つけたーー!」

映画館外

京介「結局あやせの財布の中にあったとは…」

あやせ「そ、そうですね。小銭に埋もれて気づかなかったです」

全く人騒がせな

京介「早速手錠を取ってくれ!」

あやせ「………」

京介「あやせ?どうした?」

あやせ「え?あ、はい今外します」

カチャ

よっしゃー!取れた!自由だ!

だが

京介「あやせ?もう手を離しても良いんじゃないか?」

いや、俺は良いんだけどね

あやせ「もう少しだけ…」

京介「え?」

あやせ「な、何でもありません。」パッ

京介「? 少し顔が赤いか?体調悪いのか?」

あやせ「…何でもありません。それよりお兄さん」

京介「何だ?」

あやせ「怒らないんですか?」

京介「何をだ?」

あやせ「結局、鍵は私が持ってたのに、色々連れまわしてしまって…」

京介「怒んねーよ、大体手錠かけといて今更すぎるだろ。それに」

あやせ「それに?」

京介「デートみたいで楽しかったしな」

あやせ「そうですね。またデートしましょうか?」

京介「マジで!?」

あやせ「冗談ですよ。さあ帰りましょうか」

京介「そ、そうか…。そうだな、帰ろう」

こうしてあやせとの手錠デートは幕を閉じた

後日談…ではないが今回のオチ

桐乃「あんた、今日あやせと出掛けたんだってね」

家帰るなり、桐乃に正座をさせられている

京介「なんのことだか分からんな。あやせと俺がデートだなんて親父がオタク趣味に目覚める位あり得ねえよ」

桐乃「とぼけんな!街であんた達を黒いのが見てんのよ!」

京介「マジ!?」

桐乃「し、しかも恋人みたいに手を繋いでたって…」

その後、訳を話すも、当然桐乃が聞き入れるわけもなく、一週間ほど理不尽な人生相談が俺を襲う
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