京介「妹たちに安価で悪戯する」 その2:232


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232 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/22(水) 05:44:21.53 ID:1bRSXmlPo
「桐乃、今日暇だよな? どっか出掛けようぜ!」
「朝っぱらからなんなのそのテンション……。はっきり言ってうざいんだケド」

若干呆れ顔で、俺を見やる桐乃。
桐乃は朝だと言うのに、いつものようにエロゲに没頭していた様子だった。
PCの画面にはりんこりんが写し出されているので間違いないだろう。
遠目からでもパッと見でエロゲのキャラ名がわかってしまう辺り、自分が着々と汚染されているのがわかる。

「はは~ん。さては、妹と一緒に出掛けるのがそんなに嬉しいんだ。あんたシスコンだもんね~。……ぷぷっ」

口元を手で押さえ、笑いを堪えらえないといった様子の桐乃。
なんというか、俺をシスコンと罵っている時のこいつはほんとに楽しそうだ。
だからというわけではないが、俺がシスコンなのは別段否定する気もない。

「ああ、その通りだ。俺は可愛い妹と出掛けたくてたまらないんだよ!」

以前の俺ならイラッときてお終いだったが、最近はこういう切り替えしを覚えた。
こう切り返すと、桐乃はいつも「むっ……」と押し黙ってしまう。
そして、俺から顔をそらして――

「ま、まあ……あんたがどうしてもってあたしと出掛けたいって言うなら、一緒に行ってあげてもいいけど」

少し照れたような表情になる。
偽彼氏事件の後からは俺も桐乃も大体こんな感じだ。
御鏡の野郎はいけ好かないが、桐乃との仲を取り持ってくれた(単に仲良くなれたという意味で)ことには感謝している。

「あ、麻奈実とあやせも一緒だけどいいか?」
「はあ!? 聞いてないんですケド!?」

そら、言ってねえからな。

「…………あたし、今日モデルの仕事あったの思い出した」
「あやせは、『今日、桐乃はモデルの仕事お休み』だって言ってたぞ」
「ぐっ……」

桐乃よ、大人しく観念した方がいい。
外堀は昨日の時点でもう埋めてあるのだ。

「っていうか、なんであやせと地味子がセットなのよ……」
「地味子って言うな。……意外と馬が合うみたいだし、いいじゃねえか」

いつぞやの初詣の時に出会ったのがきっかけだろうな。多分あれ以来連絡を取り合うようになったんだろ。
もっとも、あやせは初詣に出かけてたわけじゃなくてモデルとしてのお仕事の最中だったけど。
桐乃としては、自分がインフルエンザで寝込んでる間に二人が仲良くなっちまったもんだから余計に面白くないのかもしれない。

「おまえがいないと出掛ける意味がないんだ。頼むよ」
「……わかった。あくまでも、あんたがそこまで言うからだかんね」
「わかってる。ありがとな、桐乃」
「ふん……」



「おはよう~。きょうちゃん、桐乃ちゃん」

俺たちが待ち合わせ場所に到着すると、麻奈実が既に待っていた。

「おう」
「……おはようございます」

早くもご機嫌ななめの桐乃。
こんなんで麻奈実と二人きりにして大丈夫なんだろうか。
絶対会話とか弾まないよね。テコ入れ策を考えてくるべきだったか……。

233 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/22(水) 05:45:09.54 ID:1bRSXmlPo
「桐乃ちゃん今日もおしゃれだね~」
「いえ、そうでもないです」
「そ、そんなことないよ。……桐乃ちゃんはどこか行きたいところとかある?」
「いえ、私は特に」

受け答えも相当アレだが、何より、今日の桐乃は他を寄せ付けないオーラをバシバシ発している。
桐乃のやつ、ほんとしょうがねえな。
麻奈実は「きょうちゃ~ん、どうしよう」と言った目でこちらに助けを求めてくる。

「とりあえず、あやせが来てからでいいんじゃね? あやせも特に行きたい所がないなら公園でも行けばいいさ。桐乃もそれでいいか?」
「公園って…………まあ、いいケド」



「で、結局公園になるわけね。……っつうかさ、公園でいったい何すんの?」

公園に決定するのは当然だな。この辺も事前にあやせと打ち合わせ済みなんだから。

「のんびりすればいいじゃねえか。こういうのもいいだろ?」
「桐乃、こういうのもたまにはいいんじゃないかな?」

あやせもすかさず援護射撃をしてくれる。
普段なら、間違いなく桐乃と一緒になって俺を罵倒する側にいるあやせだが、今日ばっかりは別だ。
そして、麻奈実はのんびりすることに反対するわけがないので、自然と3対1の恰好になる。
桐乃も多数決という民主主義には逆らえず、俺たちの行先は公園へと決定した次第だ。

公園に到着した俺たちは、藤棚の下のベンチに腰掛け、何をするでもなく、目の前の池を眺めていた。

「それにしても暑いな。俺、何か飲み物買ってくるよ」
「あ、じゃあ私も行きます」

当初の予定通り、俺が飲み物を買いに行こうと立ち上がると、それにあやせも続いた。
このまま桐乃と麻奈実を二人にしてしまおうという作戦だ。
なんの捻りもねえのは分かってるから、ここは敢えて突っ込まないでくれ。

「あやせまで行かなくても兄貴だけで十分だって。あたしはお茶ね」
「そうだよ。あやせちゃんは座ってて? 私が行くから大丈夫だよ?」

そう言って腰を上げる麻奈実。
いかん! ここで麻奈実についてこられたら作戦が台無しになってしまう!
と言うか、麻奈実の性格を考慮するの忘れてた! こいつなら絶対自分が行くって言い出すに決まってんじゃねえか!?
「どうする、あやせぇ!?」という念を込めた視線をあやせに向ける。
するとあやせは、俺には一瞥もくれず、

「私は買う物は見て決めたいので、私が行ってきます。だからお姉さんはここで待ってて下さい」

すっごく冷静に対処しておられた。
以前、桐乃の事を想定外のトラブルに弱いと評したが、これはもう高坂家の血なのかも知れない。
以前、親父が桐乃のことを心配するあまりアメリカまで行きかけたことがあったが、その際に入念な下調べをしていたのはこの裏返しではなかろうか。
いや、確証はないけどね。



「…………超いたたまれねえ」
「……私、あんな桐乃見るの初めてです」

いやいや、某ネズミの王国を4人で回り始めた頃は割とあんなだったぞ?
あやせは麻奈実と喋ってたし、途中からは元の桐乃に戻ったから気付いてないだろうけど。

桐乃と麻奈実は、やはりというかなんというか、険悪とまではいかないが明らかに不穏な雰囲気を醸し出していた。
当初こそ、俺たちが予想した通り、麻奈実が話しかけては桐乃がそれを冷たくあしらう――
といった展開を続けていたのだが、やがて麻奈実の方も話しかける話題がなくなったのか、ついには会話がなくなってしまった。
ちなみに、俺とあやせはベンチの裏のしげみに揃って隠れている。

「こりゃ、何かしらのテコ入れが必要だな」
「テコ入れって言われても……どうしようもなくありませんか? 何かいい案でもあるんですか?」
「ちょっとした賭けになるけどな。ちょっと待っててくれ」

そして俺は携帯を取り出すと、お気に入りに登録してある、とあるページを開いた。

234 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/22(水) 05:45:37.62 ID:1bRSXmlPo
名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/07(日) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹と幼馴染の会話が想像以上に弾まねえ……
なんかテコ入れしないと駄目っぽい。何かいい案ないか?

一応こっちでも案は考えたから以下から選んでくれ。
その他の場合は何をするかも書いてくれよな!

①妹と幼馴染の元へ戻り、会話の橋渡しをする。
②妹にメールで指示を送る。
③幼馴染にメールで指示を送る。
④妹の親友に襲い掛かってみる
⑤諦めて帰る
⑥その他

≫238



235 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 05:52:41.63 ID:D0mjp0+ho
2 俺は桐乃の笑顔が大好きだ! だから俺の友達とか知り合いの前でも俺の好きな桐乃でいてほしい!

237 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 06:04:26.44 ID:vMsk2QMDo
4

238 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 06:06:07.04 ID:wvJW94pDO
4かな



240 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/22(水) 06:22:39.02 ID:1bRSXmlPo
「おまえらの事を信じた俺が愚かだったのか……」

ちょっとお茶目心を覗かせた結果がこれだよ!



「で、何かいい案は出たんですか?」
「すまん、あやせ! 大人しく俺に襲われてくれえええ!」

早速、所謂“ルパンダイブ”を実行する俺。
襲い掛かると言えば、これだろう。
あ、勿論全裸になるわけじゃないぞ。俺に“一瞬で着ている物を全て脱ぐ”なんて芸当は不可能だ。

「何をとち狂ってるんですか! 真面目に考えて下さい!」



名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/07(日) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹の親友の踵落としが綺麗に決まった所でもう一度聞こう
何かいい案はないか?

①妹と幼馴染の元へ戻り、会話の橋渡しをする。
②妹にメールで指示を送る。
③幼馴染にメールで指示を送る。

⑤諦めて帰る
⑥その他

≫247



247 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 06:31:11.76 ID:Nv4e0WVvo
  6 あやせと打ち合わせした上で、あやせと付き合うことになった、お互いの親友に最初に報告することにしたと説明
    桐乃にはあとでふたりきりでこの件について話があると言っておく


248 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/22(水) 07:18:22.66 ID:1bRSXmlPo
「ここまで①なし」

まあ、いいんだ。
俺もそんな簡単にこの問題が解決するとは思っていないから。
畜生! おまえら、もっと人に優しくなってみようぜ!

「それはさておき、もはやテコ入れでもなんでもなくね?」

これじゃ、ただのドッキリじゃないか?
それとも俺が気づいてないだけで、実は隠された意図があるの?

半信半疑ながらも、一応あやせに説明を試みる。
まあ、どうせ反対され――

「それです! お兄さん、今日は冴えてますね!」
「えっ?」



「すまん、待てせたな」
「遅い! どこまで買いに行って――えっ?」
「きょ、きょうちゃん? あやせちゃん?」

一様に驚く桐乃と麻奈実。
それもそのはず、何故なら飲み物を買いに行ったはずの俺とあやせが“手を繋ぎながら”帰ってきたのだから。

「あやせ、何してんの!?」
「いやあ、実は俺達付き合うことになったんだよ」

HAHAHA、とわざとらしい笑い声をあげる俺。
……どうやら俺に演技の才能はないらしい。
だが、桐乃と麻奈実は俺の白々しい演技に疑問を持つどころではないらしく、眼をまん丸く見開き、こちらの様子を窺っている。

「お互いの親友に一番最初に知らせることにしたんです」

そこにあやせが追い打ちをかけた。
これで、二人はこの話を信じざるを得ないだろう。

「信じられないだろうけど、事実なんだ。俺とあやせは愛し合っているんだよ! なあ、あやせ!」

俺はここぞとばかりにあやせの肩を抱き寄せ、ラブラブっぷりをアピールする。

「え、ええ。そうなんです。……信じたくないですけど」

あやせは表面こそ笑っているが、内心は怒り狂っているようだ。
なんでわかるかって? それは、俺の背中が痛烈な痛みを訴えているからだ。
あやせさん、お願い! 全力でつねるのはやめて!

「桐乃、この件については後で――家に帰ってからちゃんと説明するよ」
「あ、お姉さんには私から説明します」

未だにぽかーんと呆気にとられた状態から抜け出せない桐乃と麻奈実。
正直、今の言葉を理解できたかどうかも怪しい。

ただ、伝えるべきことは伝えたし、あやせもこのテコ入れには満足したみたいだし、俺たちはもう帰ってもいいだろう。

「じゃあ、俺たちはこれからデートに行ってくるから。またな! 行こうぜあやせ!」
「し、仕方ないですね、お兄さんは。ほんと不服ですけど、付き合ってあげます」

もっとノリノリでもバチは当たらないと思うんだけど、その辺どうなの? あやせさん。



「なあ、あやせ」
「なんですか?」

公園からの帰り道。俺はあやせにさっきから気になっていたことを聞いてみた。

「なんであのアホみたいな提案に乗ったんだ?」

今考えても、意味のわからん、ひどい提案だと思うんだが。

249 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/22(水) 07:19:19.30 ID:1bRSXmlPo
「えっ? お兄さん、まさか私と付き合う演技がしたくてあんなこと言い出したんですか?」
「い、いやいや、そうじゃないぞ! 決してそうじゃないが、そうでないとも言い切れない」
「結局どっちなんですか。って言うか、やっぱりわかってなかったんですね」
「わかってないって何をだ?」

えらく意味深な台詞を吐くあやせ。
俺が他人の気持ちに対して鈍いのは自覚しているから、あんまりぐさりともこない。

「桐乃がお姉さんと仲良くなれない理由です」
「そんなのがわかれば苦労しねえよ。それともあやせは知ってるのか?」
「100%の確証はないですけど、多分これだな……っていう心当たりならありますよ」
「まじで!? 心当たりでもいい! 是非教えてくれ!」

さすが桐乃の親友だな!
誰それと仲良くなれないとか、そこら辺の心の機微は兄貴である俺よりも同年代で同性のあやせの方が察しやすいのかもしれない。

「それは駄目です。これは、お兄さんが自分で気付かないといけない気がするので。……でもヒントくらいならいいかな?」
「なんでだ!? く……この際ヒントでも構わん! 教えてくれ!」
「強制的に兄離れ。ヒントは以上です。…………ちょっと大ヒントすぎましたね」

強制的に兄離れ? なんのこっちゃ?

「その顔はわかってないですね……。まあ、これでわかるようなら最初からこじれたりしてないんでしょうけど」
「悪かったな。うとくて」
「そうですよ。反省してください」



夏休み、十六日目。朝パート 安価成功



名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/07(日) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
妹と幼馴染を二人残して帰ってきたわけだが、早くも不安でたまらない
妹のやつ、キレた勢いで幼馴染を池に投げ込んだりしてねえだろうな
とりあえず、夕方の安価が終わったらドッキリだって話そうと思う

そんな心配をよそに次
≫258



258 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 07:26:56.64 ID:wIOhBA/DO
女装趣味に目覚めた事を瀬菜にカミングアウトし、女の子らしくしてくれたら何でも一つ言う事を聞くといい、
メイクも含めてトータルコーディネイトして貰う

その後女装姿を前回見せた全員に直接会って感想を聞き、せっかくなので一日その状態で過ごす

260 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 07:28:20.86 ID:WucmTXsAO
なんかすげえの来たなwww

261 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 07:31:45.33 ID:3CM3Esy1o
俺らから京介への悪戯になってるなwwwwww

262 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 07:33:34.81 ID:D0mjp0+ho
これはどうなるかwwwwwwwwww

266 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 07:57:32.70 ID:xis4x3M90
≫258
結果的にはまた痔になって今度は妹に薬を塗ってもらう…と

267 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 09:27:42.45 ID:MSuJ+NxA0
これはガチホモエンド一直線か?



274 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/22(水) 16:30:54.79 ID:1bRSXmlPo [8/10]
「今度のブームは女装か」

ちょっと前は全裸がおまえらのお気に入りだったな。
それから比べればだいぶマシ……と、言えなくもないが鬼畜安価には変わりない。
そして、よりにもよって何故瀬菜なのか。よりにもよって何故『何でも一つ言う事を聞く』という一文を追加するのか。

「……尻が痛むぜ」



「え~。……私、男の娘ってあんまり趣味じゃないんですよね。それに美少年ならまだしも先輩ですし」
「悪かったな美形じゃなくて」

やはりというか、瀬菜はあんまり乗り気ではないようだ。その理由は想像してたものとちょっと違うけどな。
俺としてはこのまま安価失敗の流れに乗っていきたいのだが、許してくれねえだろうな。
例によって、瀬菜にいつもの取引を持ちかける。

「何でも一つ言う事を聞くからさ」
「う~ん。ほんとに何でもですか?」
「ああ、何でもだ……と言いたいところだが、掘る掘られる系はもう勘弁してほしい。実際に健康被害が出てるんだよ」
「そうですか。まあ、慣れてない人にあんなものぶち込んだらそうなりますよね」
「あんなもの?」
「あれ? 憶えてないんですか? お兄ちゃんってばノリノリで、す――」
「ま、待て! それ以上話さなくていい! これ以上俺の記憶の封印を解くんじゃない!」

あ、やばい。俺の封印していた記憶がちょっとフラッシュバックした。
にやにやしながら****を持ち、俺ににじりよる赤城。
そして、その後ろには、うへへという笑みを浮かべている瀬菜。何故かボンテージを着ている。
多分、あの時のプレゼントだろうな。

「うおおお! 忘れろ! 忘れるんだ俺えええええ!」

ぶんぶんと全力で頭を振り、記憶を飛ばすことに専念する。
そのおかげかどうかは知らないが、これ以上俺の記憶の封印が解けることはなかった。

「で、結局どうするんです? やるんですか、女装?」
「…………お手柔らかにお願いします」

275 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/22(水) 16:32:15.11 ID:1bRSXmlPo [9/10]
「…………ぷっ」
「…………」

ふははは! 不細工その2の誕生だ!
俺に絵心があったなら、自画像を描いておまえらに見せてやりたいくらいだぜ。
恐らく、一生もののネタ画像だぞ。

「う~ん……髪型はさすがにどうにもなりませんね。それっぽくはしてみましたけど、如何せん長さが足りません」
「まあ、それどうしようもないしな」

比較的ゆったりした服装のため、サイズの多少の合わなさは気にならない。

「すごく今さらなんですけど」
「どうした?」
「なんで女装に目覚めたんです?」

目覚めてません。全ては安価のせいです。
くっそおおお! 妹たちへの悪戯だって言ってるのによおおお!

「……たちの悪い友人のせいだ」
「ああ、五更さんですね」

日向ちゃんもそうだったが、どうやら俺の唐突な女装は黒猫のせいにされてしまう傾向があるようだ。
それもこれも普段の行いのせいだぞ、黒猫。

「俺、これからすぐに出かけないといけないから願いをかなえるのはまた今度でいいか?」
「構いませんけど、踏み倒すのはなしですよ?」
「ああ、わかってるよ」



前回会ったのは、フェイトさん、あやせ、黒猫姉妹だったな。
俺が各人のもとを訪ねると、それぞれ異なった反応を見せてくれた。

「ところでこれを見てください。どう思います?」
「い、いんじゃないかしら……すっごく個性的よ」


「ところで俺の恰好を見てくれ。こいつをどう思う?」
「死んでください」


「ところで俺の恰好(ry」
「うちの妹たちにそんな汚らしいものを見せないでちょうだい」
「ごめん、ごめんね……うちのルリ姉がごめんね、高坂くん」
「姉さまのマネはやめたんです?」

どうでもいいけど、珠希ちゃんの仲での“俺の女装が黒猫のマネに該当する基準”はなんなんだろうか。
まさか、髪の長さか?


夏休み、十六日目。昼パート 安価成功


名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/07(日) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
……いいか? おまえら、もう一度スレタイを読んでみて欲しい
読んだか? 読んだなら、聡明なおまえらのこと、俺の目的もわかってもらえたことと思う

ここまで前振りすれば大丈夫だよな!
次≫285



285 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 16:39:22.97 ID:Qop2c6PDo
とりあえず黒猫に説教する

人間誰だって一度は違う自分になってみたいって願望を持つものだろッ!!
それを実現する方法が俺にはたまたま女装だったってだけだッ!
お前が黒猫と名乗ったり、コスをしたり、普段の言動が常人と違ったりするのもその願望の表れなんじゃねぇのかッ!?
俺の女装を馬鹿にするってことは自分自身を否定する事と同じなんじゃねぇのかよッ!!

                       ヘ(^o^)ヘ いいか
                         |∧  
                    /   /
                 (^o^)/ てめえが本当に自分の趣味を
                /(  )    愛してると思ってるのなら
       (^o^) 三    / / >
 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三 
 ( /
 / く  まずはそのふざけた
       思い上がりをぶち壊せッ!!

最後のセリフは↑の踊り付きで

288 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/22(水) 16:47:37.12 ID:WucmTXsAO
≫285に拍手



323 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/23(木) 13:56:28.41 ID:uWu8Dp8/o
「な、なんだ、この迸る圧倒的な説教力は!?」

今ならどんな幻想でもぶち殺せてしまう気がするぜ。
……と、いうか踊りだったのかこれ。

説得するのはいいんだけど、これ、余計深刻な誤解を生んでしまうよね。間違いなく。
しかも、これが“言い訳”に該当するわけだから、俺の危機回避能力で適当な言い訳をでっちあげる――
なんてのも不可能になっちゃったわけだし。

「……そういえば、妹のやつがインデックスさんとコラボなんて時期もあったなあ」

軽く現実逃避しつつ、俺は黒猫宅へ再度足を運んだ。



「人間誰だって一度は違う自分になってみたいって願望を持つものだろッ!!
それを実現する方法が俺にはたまたま女装だったってだけだッ!
お前が黒猫と名乗ったり、コスをしたり、普段の言動が常人と違ったりするのもその願望の表れなんじゃねぇのかッ!?
俺の女装を馬鹿にするってことは自分自身を否定する事と同じなんじゃねぇのかよッ!!」

                       ヘ(^o^)ヘ 「いいか」
                         |∧  
                    /   /
                 (^o^)/ 「てめえが本当に自分の趣味を
                /(  )    愛してると思ってるのなら」
       (^o^) 三    / / >
 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三 
 ( /
 / く  「まずはそのふざけた
       思い上がりをぶち壊せッ!!」



「……あなたの言いたいこともわからないでもないけど」

おおっ!? さすがの説教力! 上条さんならやってくれると思ってましたよ!

「あなたの女装と私の趣味を同次元で語らないでくれるかしら? あなたのはただの悪ふざけでしょう」

……ばっちり看破されとる。流石に安価だってのはばれてないみたいだが。
すると、黒猫はにやりと口の端をゆがめた。

「ふっ……さすがの幻想殺しと言えども私の性格まで改変することはできないわ。
 私の繰り出す魔術ならいざ知らず、その大元となる私の存在自体はいかなる物が相手でも消せやしない。諦めることね」


※黒猫は覚醒したままでした。流石の上条さんでも厨二病までは治せなかったようです。


夏休み、十六日目。夕方パート 安価成功

324 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/23(木) 13:57:20.36 ID:uWu8Dp8/o

夏休み、十六日目。延長戦

「さて、桐乃にどっきりだってことばらしに行かないとな」

俺は隠された真実を告げるため、桐乃の部屋へと向かった。

「桐乃、いるか? いるなら開けてくれ」

俺が数回のノックと共に上の台詞を伝えると、間もなくして静かにドアが開いた。

「なんかよ――ぶふぉ! あ、あああ、あんた何その恰好!?」
「……罰ゲームみたいなもんだ。今はこれに触れないでくれ」

そうだよ。そういえば、桐乃は俺の女装を見るのは初めてだったな。
俺の女装を目にした桐乃は、今までの誰よりもドン引きしていた。

「う……わ……今日、ご飯食べられないかも」
「そこまで!?」



「朝、あやせと付き合ってるって言ったろ?」

ドアの向こうの桐乃へと話しかける。
俺の女装は、とてもじゃないが見ていられないということで、扉越しに会話することになった。

「……うん」
「あれ、嘘だから」

俺が言いきるとほぼ同時。すさまじいスピードでドアが開いた。
ドアに背を預けていた俺は、吹き飛ばされ向かいの壁に顔面を強かに打ち付けた。

「ぐえっ!? おまえ、いきなりなに――」
「嘘ってどういうことだおらあああ!」

桐乃は、これまでにないくらいキレていらっしゃった。
それこそ言葉づかいがおかしくなるレベルで。
だが――

「うぷっ」

顔を突き合わせたのがまずかったのか、顔を青ざめさせて、すごすごと自室へと戻る桐乃。
そんなに破壊力やばいの? この恰好。
そして、再び扉越しの会話に戻る俺達。

「あんた、早くその恰好やめてよね! キモすぎて直視できないんですケド!?」
「そんなこと言われてもな。今日一日はこれで過ごさなきゃならんのだ」
「チッ。……で、さっきの話ってほんと?」
「ああ、ほんとだ」
「あ、あんたの嘘のせいで、あたしとまなちゃんがどれだけ――!」
「……まなちゃん?」

誰のことだ? 俺の知らない桐乃の友達か?
………………もしかして麻奈実か!?

「お、おまえ、今麻奈実のこと――!」
「うっさい! 今日はもう帰って!」
「帰ってって、ここは俺ん家……」
「いいから部屋に戻れって言ってんの!」
「お、おう」

触らぬ神に祟りなし。怒れる桐乃に口答えするべからず。
俺はそのまま自室へと引き返した。

「……ひょっとして成功してたのか? この作戦」

女心は複雑怪奇すぎてさっぱりわからん。


夏休み、十六日目。延長戦終了

325 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/23(木) 14:00:49.60 ID:uWu8Dp8/o
夏休み、十六日目終了

本日の好感度変動

桐乃  朝           ±0
    延長戦         -1
    嫉妬補正(朝+延長戦) +3
   ―――――――――――――──
     計          +2

麻奈実 +1(あやせの懇切丁寧な事情説明の結果により)

黒猫 -1

あやせ  朝    +1
     お茶目心 -1
     昼    -1
   ――――――――─
     計    -1

日向 +1
珠希 ±0
瀬菜 ±0
フェイト ±0




夏休み十六日目終了時の好感度

桐乃 +6  ※嫉妬心を自覚。今後のやりようによっては……?
麻奈実 +5
黒猫 -2  ※覚醒済み
沙織 +4
あやせ +2 
加奈子 +7
ブリジット +3
日向 +2  ※眼鏡をかけるようになっている
珠希 +1
瀬菜 +4
フェイト +2
佳乃 -1

大介 ※殺意の波動の気配がする「仏の顔も3度まで」残り…1回
ツールボックス

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