京介「妹たちに安価で悪戯する」 その4:315

315 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/19(火) 01:34:13.75 ID:nFuMXAcvo
夏休み二十七日目。

「みんな揃ったか~? 今から行くから、遅れるなよ」

駅前でたむろする集団に向かって号令をかける。
集合した当初は、あちこちで「はじめまして」だの「よろしくお願いします」だのという言葉が飛び交っていた。
当然、中には「どういうことなの? こんなに来るなんて聞いてないわ」だの「おめー、あの女とはどういう関係なの?」だのという声もあった。
そいつらの追及を適当にかわしつつ、全員が集合するのを待っていたのだ。

「それにしても、よくこんな濃い面子が集まったもんだ」

こいつら全員俺の友人だと言うのだから、人生何があるかわからない。



「おーし、じゃあ班ごとにわかれて作業開始な!」

元来、どちらかというと、俺は仕切るタイプではないと思っている。
だが、お互いに初対面の人間が多いし、何よりこのキャンプを企画したのは他でもない俺なのだから、仕切らざるおえないのだ。

キャンプ場についた俺たちは事前の打ち合わせ通りに、各自作業を開始した。

「さて……俺はどこを手伝うかな」


名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/18(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
どこのグループを手伝うかを選んでくれ

①飯準備組
 幼馴染、ゴスロリ3姉妹

②テント設営組
 腐女子&その兄貴、行き遅れのお姉さん、ちんちくりん

③火(炭)おこし組
 ぐるぐる眼鏡、女王様、金髪幼女

≫320



320 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 01:37:38.78 ID:OlHtRrz1o
0M0<③!



325 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/19(火) 01:54:26.61 ID:nFuMXAcvo
「これはいい選択じゃないか? 火を起こすのって意外と大変だし」

飯準備は麻奈実&黒猫がいるし、心配要素は全くない。
テント設営は力仕事だが赤城がいるのでこちらも問題ないだろう。
この中では火おこしが一番苦戦しそうだしな。

「おーし、手伝う所も決まったし。早速安価と行くか!」



名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/18(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
では火おこしを手伝いつつ、悪戯を行おうと思う。

せっかくなので火おこしにちなんだ悪戯でもいいし、そうでなくてもいい
ただ、火傷とかの怪我しそうな安価だけは避けてくれよな

頼んだぞ! ≫330

※対象は、ぐるぐる眼鏡、女王様、金髪幼女の3人だぞ



330 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 01:58:29.69 ID:OlHtRrz1o
女王様を手取り足取り、欲望の赴くままに手伝って差し上げる



387 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/19(火) 20:30:30.15 ID:nFuMXAcvo
「……これは」

俺の欲望のままにってことでいいのかな?

人には三大欲求と呼ばれるものがある。食欲、睡眠欲、そして性欲だ。
だが、俺はそれとは違う、もっと根源的な欲求があると思っている。

生存欲――とでも言えばいいだろうか。
“死にたくない”。生物として最も基本的な、そして本能に忠実な欲求だ。

「俺は、全力で火あぶりプレイを回避する」

もちろん、ちょろちょろ性欲を混ぜるのも忘れないぞ。
俺の生存欲と性欲のせめぎあいを見るがいい!



「京介氏、炭のおこしかたはご存じで?」
「昔、家族でキャンプ行った時に親父がやってるのを見てた程度だ」

そういえば、親父も苦労してたっけな。

「そうですか。実は拙者、サバイバル知識ならあるのですが、こういうキャンプの知識は全くないのですよ」

そう言って、カラカラと沙織は笑った。
サバイバル知識があるなら、炭のおこし方くらい知っててもよさそうなもんだけどな。
オタクに向かってこんなこと言うのもあれだが……変に知識が偏ってるよな。

「おーし、じゃあ始めるか」

炭の上にくしゃくしゃにした新聞紙を置き、その上からブリジットが集めてくれた小さな薪を置いていく。
この際、きちんと空気が通るように置かねばならないらしい。
続いて、新聞紙に火を点け、薪に火が燃え移るのを待つ。
後は、薪を徐々に大きい物に変えていけば、いつのまにか炭に火が移っているといった具合だ。
これは後になって知ったんだが、着火剤なるものが売っていて、それを使えば楽に火がつけられるらしい。

「おお、見事な手並みですな」
「お兄ちゃんすごーい」
「はっ!?」

しまった! 気づいたら、一人でほとんどの作業を終えてしまっているじゃないか!
く……ここからはあやせにも手伝わせ、そこに悪戯を交えて行かないと……。
このままでは安価の達成を失敗してしまう。

「あやせ、ライター貸してくれ」
「なんで私がライター持ってることを確信した言い方なんですか」
「いや……でも、持ってるだろ?」
「……そりゃあ持ってますけど」

敢えて、なぜ持ってるかは聞かないことにする。
ごそごそと自分の鞄を漁り、ライターを取り出すあやせ。

「あ、そうだ」
「どうした?」
「ろうそくもあるけど使いますか?」

……ろうそく? 何でそんなもん持って来てるんだ?
と言うか炭をおこすのにろうそくなんて使わないぞ?

使わないよ――そう言おうと思った瞬間だった。

「これなんですけど」
「それ、この前のSMグッズ売り場にあったやつじゃねえか!!」

ちゃっかり買ってんじゃねえよ!

「きょ、京介氏……今、なんと? エ、SM?」
「はっ!?」

しまった! いつものノリでついつい突っ込んでしまった!?

388 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/19(火) 20:31:21.75 ID:nFuMXAcvo
「ははは。な~に、大丈夫でござる。京介氏はきっとドMだと思っていたのでこれくらいでは驚きませぬ」
「違う! これは違うんだ!」
「あ、ちゃんと手錠もありますよ?」
「あやせはちょっと静かにしててくれ!」

これ以上俺を苦しめるのはやめて! 
それと、“ちゃんと”って何だよ! 俺がリクエストしたみたいな言い方をするんじゃない!
沙織が気にしてないからよかったものの、下手したら俺の評価が変態ドM兄貴になっちまう所だった。

「ブリジットちゃん、拙者たちはあちらのご飯グループのお手伝いに行きましょうね。それでは、ごゆっくり~」

…………手遅れだったでござる。



あやせにライターを借り、新聞紙へと着火する。

「後はうちわであおいで、空気を送り込むんだ」

あとは本当にあおぐだけなので、あやせにまかせてしまっても問題ないだろう。
なので、俺は悪戯を実行しようと思う。

まずは“手取り”から――

「ここに向かって、こんな感じであおいでくれ」
「こうですか?」

あやせの手を取り、あおぐ場所、送る風の強さを指示する。
拒絶されるかとも思ったが、案外すんなりと、俺の指導を受けてくれている。
恐らく、炭をおこすのを失敗するとみんなに迷惑がかかるので、我慢しているんだろうな。
ふふふ。ならば、俺はそれにつけ込もうと思う。

「あ、足の置き場はここにした方がいいぞ」
「ひっ!? ど、どこ触ってるんですか!」
「いやいや、火の粉がはじけて飛んできたら危ないからな。あやせたんの珠の肌が火傷でもしたら大変だ」

続いて実行したのは“足取り”。
よしよし、なかなかいい具合じゃないか。あやせの方も大きな抵抗はしない。
やはり、“責任感が邪魔して、抵抗しにくい”という俺の分析は当たっているようだ。
うへへ。あやせたんの太もも、とっても柔らかいなりぃ。

「あ、半身(はんみ)の方がいいぞ。その方がもっと安全だし」

次いで“腰取り”。
あやせの腰を取って、炭に対して真正面を向いていたあやせの身体を90度ほど回転させる。
実際に触ってみて思ったが……ウェストほっせええええ。

「……お兄さんその顔…………なんでそんなににやけてるんですか?」
「えっ?」

気が付けば、あやせが俺の顔を見ていた。
先ほどまではあやせの背中側に立っていたので、あやせからは俺の顔は見えていなかったのだが、半身になったことで俺の顔が見えるようになったようだ。

「……やっぱり、セクハラ目的だったんですね?」
「ち、違うぞ!? 俺は真面目にアドバイスしてただけだ!」

無駄とはわかっているが、一応の言い訳を試みる。
が、俺の目にとんでもないものが飛び込んできたせいで二の句をつげなくなる。

「……あやせ、なんで手錠をあぶっているんだ?」

気が付けば、網の上で手錠が焼かれていた。

「お兄さん。やっぱりキャンプって言ったらバーベキューですよね」
「おまえはバーベキューをなんだと思っているんだ」

確実に拷問の一種ですよね。

「大丈夫、まだあぶり始めてそんなに経ってませんから」
「そういう問題じゃない! や、やめ……やめろおおお!」



「あら? 先輩、その手首どうしたの? 軽い火傷みたいになってるけれど」
「……咎人に刻まれた聖痕(ステイグマ)だ」
「はあ?」


夏休み、二十七日目。朝パート 安価成功

389 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/19(火) 20:32:13.91 ID:nFuMXAcvo
名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/18(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
悪戯をしたら聖痕を刻まれた
漫画とかならこれでパワーアップの一つもするんだろうが、残念ながらそういうことは一切ない
とりあえず、冷やしてくるからその間に次の悪戯を決めておいてくれ

次はお待ちかねのフリータイムだ! 自由に悪戯を考えてくれ
≫399



399 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 20:42:31.81 ID:pP3DWNEDO
桐乃除く海メンバーで釣りボウズだったら坊主にする代わりに鱚が釣れたらキスしてもらう
鮭が取れたら酒を・・・

406 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 20:46:33.68 ID:xMKf7QH7o
鱚ならキス、鮭なら鮭、つまり鮪を釣ればうへへへ

407 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 20:49:09.54 ID:GL2UXltwP
鰤が釣れてブリジットをお持ち帰りとかならないだろうかww

417 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 21:08:23.84 ID:monQdo+Io
ウナギが釣れたら夜に…ゴクリ。



420 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/19(火) 21:12:39.39 ID:nFuMXAcvo
「あやせ、加奈子。釣りでも行かないか?」
「釣りですか?」
「近くに小川があるらしいんだ。釣り具も貸してくれるらしいし、せっかくだから行ってみないか?」
「えー……釣りって虫とかエサにするんだろ? 加奈子、そんなの触りたくねーんだけど」
「え……そ、それなら私も遠慮したいです」

やはり、女性陣にとっては釣りはとっつきにくいようだ。主にエサが原因で。
だが、ここで尻込みされてしまうと、非常に困る。

「その辺は全部俺がやってやるから大丈夫だって」
「うーん、そういうことなら」
「ちゃんと面倒みろよな」

結論から言うと、俺が面倒を見てやる必要はなかった。
エサは練り餌と呼ばれる物を使うことになったのだ。



「…………」
「…………」
「…………」

…………釣れない。なぜだ。
遠くにいる家族連れは釣れているみたいなので、魚がいないわけではない。
だとしたら何がいけないのか。

「あー、もう! なんでつれねーんだヨ!!」
「大声でわめいても釣れないもんは釣れないぞ」

むしろ魚が逃げて逆効果だ。

「お兄さんのせいなんじゃないですか?」
「最近、俺に対して“冷たい”とかいうレベルを超えてきたよな」

もはや敵意を感じるんだけど。
だからと言って、特別嫌われている印象も受けないので俺自身戸惑ってもいる。

「……あれ? おめー、それひいてねえ?」
「えっ?」

加奈子に言われ、自分の竿を見る。……下ネタじゃないからな。

「うおっ!? まじだ!」

竿を引き、得物を丘に引き寄せる。

「お兄さん、頑張って!」
「ぜってー逃がすなよ!」

あやせたちの応援にも熱が入る。

「せやああああああああ!」

俺が力一杯、竿を引きあげると、針にかかった哀れな得物が姿を現した。


俺が釣り上げた得物は?
≫430



430 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 21:16:00.36 ID:fmbSl01No
桐乃

437 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 21:16:33.95 ID:VYvKA5Jl0
≫430
GJ!!
俺も書こうとしたところだ。

439 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 21:16:39.97 ID:R3Z/D0H00
≫430
俺が書こうとしてやめたことを・・・、お前は・・・!

440 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 21:16:46.69 ID:+3uZpYHR0
釣れてたまるかばかwwwwwwwwwwwwww
どんだけだよクソワロタwwwwwwwwwwww

441 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 21:17:08.20 ID:ay90ZxXao
なんというグロい絵だ。

442 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 21:18:18.85 ID:UvO30+XAO
≫430
想像して噴いた。

445 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 21:19:04.68 ID:xMKf7QH7o
どういうことだってばよ・・・

470 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 21:43:50.40 ID:cYruhwr20
神展開きたなw



501 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/20(水) 19:55:34.44 ID:ZLLve1C8o
「桐乃!?」
「「うそぉ!?」」

なんと、俺が釣り上げたのは桐乃だった。
尻の方の水着に見事に針が引っかかっている。

「桐乃! そこで何してんの!?」
「桐乃さん!?」

釣りあげられた桐乃にあやせたちが寄って行く。

「え……いや……その、なんか泳ぎたくなっちゃって」
「桐乃、今日は用事があって来れないって言ってたじゃない」

そんな言い訳があるか。もうちょっと上手く誤魔化せ。
おかげであやせに突っ込まれちゃってるじゃねえか。
相変わらず、突然のハプニングに弱い奴だ。
わかったわかった。何とかしてやるからこっちを睨むんじゃない。

さて、突然の桐乃の出現に対して、俺があまり動じていないのが気になった人たちもいるだろう。
それはなぜかと言うとだな――

「おーい、桐乃。ちょっとこっちこい」

俺は、あやせに詰め寄られうろたえる桐乃を救い出すべく、桐乃を俺の元に呼びつけた。
普段なら怒り出しそうなもんだが、今の桐乃は素直に従うしかない。
安価に訂正が入ってくれたおかげで、会話くらいなら許されるらしいし、今はこうするのがベストだろう。

こちらを見つめるあやせと加奈子、そしてブリジットを背に、桐乃に耳打ちする。

(おい! なんで川で泳いでんだよ! おまえは夜まで待機つったろ!)
(だ、だってあまりにも暑かったんだもん! しょうがないじゃん! そもそも、なんであたしが肝試しのお化け役やんなきゃなんないわけ!? あんたがやれっての!)

あやせたちに聞こえないように小声ではあるが、怒り出す桐乃。
そう、俺は昨日のうちに桐乃に“根回し”をしておいたのだ。
接触が禁止されているのはキャンプが始まってから。ならば、キャンプが始まる前に打ち合わせをすませてしまおうと考えたからだ。

そして、その打ち合わせとは、“肝試し”であった。
お化けに扮した桐乃が、みんなを脅かして回ろう、という計画である。
これなら、桐乃と接触しないという安価にも反さず、かといって完全に桐乃をはぶるわけでもない良い計画だと自負している。

結局、桐乃が釣れたことで、ぽしゃっちゃったけどな。

「桐乃、お兄さん。どういうことか説明して頂けますか?」

いかん、あやせが“あの時”の目になっている。そろそろ限界のようだ。
あやせの“ヤン”成分が発動する前になんとかしないとな。

502 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/20(水) 19:56:06.40 ID:ZLLve1C8o
「はっはっは。桐乃のやつ、俺に会いたくてたまらなくなっちまってさ。用事ほっぽりだしてこっちに来ちゃったんだってさ」
「ちょ、ちょっ――」

すかさず怒り出そうとする桐乃を制し、再び耳打ちする。

(いいから話合わせろ! あやせの目を見てみるんだ!)
(……うっ)

あやせの、光彩が消えた瞳を見て、桐乃もようやく諦めたようで、渋々俺の意見に従う。

「そ、そうなの。ちょっと一人じゃ寂しくって。あ、あはは」
「うわー、桐乃ってブラコン? ちょー意外」

加奈子がここぞとばかりに茶化すが、あやせの手前反論するわけにもいかず――
ん? いや、待てよ。
あやせに“近親相姦上等の変態鬼畜兄貴”と思われている以上、反論しないのも逆にまずいんじゃないか?
下手したら、このまま川を流れて行くことになる気がする。

と、そんな心配をしていたのだが、

「なぁんだ。それならそうと、ちゃんと言ってくれたらよかったのに」

あやせの瞳は光彩を取り戻していた。

「……判断基準がさっぱりわからん」


夏休み、二十七日目。昼パート 安価成功?


名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/18(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
釣りをしたらなぜか妹が釣れた
何を言ってるがわからねーと思うがポルナレフ

さて、次の安価だが、今回の安価はちょっと趣向を変えてやってみようと思う
せっかくキャンプに来たんだから、まず最初に“これから俺たちが行うキャンプならではイベント”を決めて
その後、そのイベントにちなんだ悪戯を決めたいと思う

一応こっちでも候補を考えてみたので、本日の夜に行うイベントを選んでくれ

①花火
②キャンプファイヤー
③肝試し
④その他

≫510



510 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/20(水) 20:01:02.42 ID:0WElHxwzo

BBQ

511 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/20(水) 20:03:36.74 ID:ahpXVqBDO
早速桐乃を焼くのか…ゴクリ



512 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/20(水) 20:07:51.81 ID:ZLLve1C8o
名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/18(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
では、バーベキューにちなんだ悪戯を考えてくれ
念のため言っておくが、これ以上聖痕が増えるような安価は勘弁してくれよな

≫520



520 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/20(水) 20:16:09.73 ID:EMBZkXexo
小学生以外の数人の飲み物に酒を混ぜる

528 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/20(水) 20:29:06.57 ID:Prbwsth/0
久しぶりに悪戯らしい悪戯だな



529 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/20(水) 20:39:23.22 ID:ZLLve1C8o
「ハイパー買い出しタイム」

未成年である俺は、当然酒の用意などできていない。
キャンプに必要な、かつ悪戯に使いそうな道具はあらかた用意していたが、さすがにこれは用意できなかった。
なので今から買いに行かねばならない。
そして、この面子で酒を買うことができる人物と言えば――

「フェイトさん。ちょっと買い出しに付き合ってもらっていいすか?」
「ええ。構わないわ」

酒を買うことについても、すんなり了承してくれそうだしな。

今回の買い出しを行うにあたって、フェイトさんには悪戯の内容を先にばらしておいた。
もちろんスレのことは伏せたままで、俺の個人的な悪戯ということにしておいた。



酒を混ぜる対象は全部で――
桐乃、麻奈実、黒猫、沙織、あやせ、加奈子、赤城兄妹、フェイトさんの9人。
このうちフェイトさんには混ぜても意味が薄いとして除外し、残りは8人。
数人の飲み物に酒を混入するわけだが……

「さて、どうやって決めよう。数人と言うからには最低2人から……多くても5人くらいか?」

……困ったら安価だな。



名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/18(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
行き遅れのお姉さんとともに、無事酒の買い出しが終了した

早速、酒を混ぜる面子を選んでくれ
≫535



535 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/20(水) 20:41:40.29 ID:Spbi8Qc8P
全員

546 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/20(水) 20:44:29.91 ID:eYn3etHDO
全員とかこれは乱痴気騒ぎくるでぇ



554 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/20(水) 21:34:37.06 ID:ZLLve1C8o
「全員……だと……?」

まさかの安価だ。
どれくらい“まさか”かと言うと、隻眼の戦国武将がいきなりレッツパーリィしだすくらい“まさか”だ。
だが、安価なら仕方がない。対象の8人全員に飲ませることにする。
フェイトさんはほっといても勝手に飲むし、特に気にしなくて大丈夫だろ。

「……ほんとにレッツパーリィしそうなんだけど大丈夫か?」



「ごめんね。いつも迷惑かけてばっかりでごめんね、兄貴」
「お、おい、桐乃。そんな落ち込むなって。俺は全然気にしてないしさ」
「お兄さぁん。あっちでこのろうそく使いませんかぁ?」
「使いません!」

案の定、酒を飲んだ連中は各々に騒ぎ?始めた。
桐乃は泣き上戸だし、あやせはやたらと俺をSMプレイに誘ってくる。

「もうだめだ! きっと兄貴は私のこと嫌いなんだああ!」
「そんなことねえから!」

大声で、わんわんと泣き出す桐乃。
普段ならここで頭でも撫でてやるところだが、接触禁止という安価を反故にするわけにはいかない。

「じゃあなんで頭撫でてくれないの!?」
「そ、それはだな……と、とにかく嫌いになんてなってねえから!」
「ろうそくじゃ不満ですかぁ? じゃあ、この荒縄でぇ――」
「それも使わねえよ! あやせはSMから離れろ!」

というか、おまえはどんだけSMグッズもちこんでんだよ!

「黒猫! それは釣りに使う練り餌だ! 食べようとするんじゃない!」
「そうふぁの? 意外といけふわよ」
「もう食べちゃった後かよ!」

黒猫は一見変化はないが、そこらへんにあるものを何でも口に放り込むし、

「か、かなかなちゃん! み、水着着ないと!」
「ああ? そんなわずらわしーもん着てられねーって。ブリジットもこっち来て泳ごーぜェ」

加奈子は、花柄のパンツ一丁で泳ぎだす始末だ。
……あいつのことはブリジットにまかせてしまおう。後々、妙な因縁をつけられても困る。
見ただの、見てないだのの言い合いになることが目に見えてるからな。
まったく。この紳士に向かって、そんな因縁をつけようとはふてえ野郎だ。

「とにかく吐き出しなさい!」
「ちょ、ちょっ――むぐっ」

黒猫の口に手を突っ込み、練り餌を回収する。

「今だー! お兄ちゃんいけーっ!」
「おう! まかせろ瀬菜ちゃん!」

ずんっ。

その時、俺の尻に電流走る。

「か……はっ…………赤城、貴様なにを」
「悪いな高坂、これも瀬菜ちゃんの願いなんだ」

練り餌の回収に気を取られ、後ろが無防備になった俺に襲い掛かってきたのは赤城だった。
その両手は、まるで忍者が印を結ぶような形になっている。
もっとも、その先端部はめりこんでいて見えないが。
何にめり込んでいるかは言わなくてもわかるだろう。

黒猫のことは日向ちゃんと、珠希ちゃんに託し、赤城をあやせから借りた荒縄を使い簀巻きにする。
そして、俺は次のトラブルの処理に取り掛かる。

555 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/20(水) 21:35:08.24 ID:ZLLve1C8o
「今日もいい天気ですわね~」
「沙織! いつもの眼鏡はどうした!?」
「あらあら京介さん。私はそんなに軽い女ではありませんよ?」

もはや完全に前後不覚に陥っている。会話がなりたたねえ。

「わかった、それはわかったから! とりあえず眼鏡を探そう!」
「あら~、京介さんはこちらの私の方が好みではなかったのですか?」

それは今関係ねえだろ!?
ぐいぐいと、その大きな胸を押しつけてくる沙織。

「きょうちゃん」
「麻奈実か!? た、助かった! 沙織をなんとか――」
「沙織ちゃんばっかりずるいー。私もー」

むにゅう。
左右からの柔らかい感触に、不覚にも覚醒してしまう俺のリヴァイアサン。

「あはははははははは!」

そして、唯一の大人フェイトさんは、そんな俺の様子を見て、最高の酒の肴とばかりに腹を抱えて爆笑していた。
顔が既に赤いので、もう酔っぱらっているようだった。
……素面の状態なら助けてくれたと信じたい。

「あたしを捨てないで、兄貴ー!」
「お兄さぁん。あっちいいことしましょう?」
「ルリ姉! それは炭だってば!」
「かなかなちゃん! それまで脱いじゃだめぇー!」
「先輩に簀巻きにされるお兄ちゃん……はぁはぁ」
「京介さん。麻奈実さんより、私の方が大きいでしょう?」
「そ、そんなことないもん! 私だって最近大きくなってきたんだから!」
「あははははは! く、苦しい……く、くくっ」

……俺、この数時間で数年分は老けたと思う。



夏休み、二十七日目。夕方パート 安価成功


夏休み二十七日目終了

本日の好感度変動

桐乃 ±0
麻奈実 ±0
黒猫 ±0

沙織 お手伝いボーナス +0.5

あやせ お手伝いボーナス +0.5
       朝      +1
       昼      +1
    ─――――――――――― 
       計     +2.5

加奈子 +1

ブリジット お手伝いボーナス +0.5
         昼      +1
      ―――――――――――
        計      +1.5

フェイト 一緒に買い出しボーナス +0.5

556 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/20(水) 21:35:42.40 ID:ZLLve1C8o
夏休み二十七日目終了時の好感度

桐乃 +12  ※嫉妬無双
麻奈実 +8
黒猫 +3  ※覚醒済み
沙織 +7.5
あやせ +4.5 ※女王様気質
加奈子 +6
ブリジット +8.5
日向 +5  ※眼鏡をかけるようになっている
珠希 +4
瀬菜 +6
フェイト +2.5 ※年下の良さを認識
佳乃 ±0
赤城 +2

大介 ※殺意の波動の気配がする「仏の顔も3度まで」残り…1回

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最終更新:2011年08月05日 16:39
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