3月31日のライオン:11スレ目706


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706 名前: ◆36m41V4qpU[sage] 投稿日:2011/09/26(月) 21:43:26.07 ID:znjcnUDM0 [2/7]

俺は…
1 妹と一緒に家族旅行する
2 妹の友達に思いを伝える
3 幼馴染みに思いを伝える

1を選択

〝許されざる者〟
声が聞こえる、病院で目を覚ます。

「キョウスケ…キョウスケ…」

茶髪の綺麗な女の子が泣いている…そして頭が割れる様な痛み。

医者「残念ですがご両親は…」
…何かを考えるとやはり頭の痛みがぶり返す。

医者「頭部打撲による一時的な記憶障害でしょう」

女の子は僕が眠るまでずっと手を握っていたし、目を覚ました時も
その手を離していなかった。

「キリノって名前…やっぱりキョウスケは覚えてないよね。
でも私にとってあなたは大切な人なの…だから何か困った事があれば
何でも言って欲しい。何があっても必ず私が守るから」

甲斐甲斐しく僕を看病するキリノ、とても優しいを目をしている。
でも僕にそう言った時の彼女の目には異常な決意の強さが見て取れた。

医者に退院と言われた日
キリノは僕の身体を支えてタクシーに乗せ実家だという建物に僕を連れて
帰ってきた。

「キョウスケは何も心配しないで良いから。私…キョウスケの為に頑張るから。
だから私がちゃんと頑張れる様にキョウスケは私を見守ってて、ずっと側に居て…お願い」

僕はただ肯くしかなかった。

彼女は病院と同じ様に…それ以上に僕の身の回りの世話をしてくれた。
彼女はいつも笑顔だったし不機嫌になったり声を荒げることは
一度もなかった…ただ一度の例外を除いては。
それはキリノが僕の為に色々な写真を見せてくれていた時の事だ。
写真の中の彼女は快活そのものだし今よりも自信に満ちた顔をしていた。


707 名前: ◆36m41V4qpU[sage] 投稿日:2011/09/26(月) 21:44:46.34 ID:znjcnUDM0 [3/7]

僕は写真の中の彼女の様にもう陸上やモデルの仕事はしないのか聞いてみた。
すると半狂乱になり
「なんで、どうして?私がキョウスケのお世話しなきゃ駄目なのに!
私じゃ駄目なの?
私が嫌い?前みたいに私を見捨てるの…いや、いや!…絶対に離れない、絶対!」

何も言えなくなる…そして頭に手を乗せて謝る…感謝しているし離れたくないと言う。
それでも機嫌が直らない彼女の頬を撫で目を見つめて手を握り落ち着かせる。
一緒に写った写真があまりないから、これからは2人で何枚も写真を撮ろうと
彼女を強く抱きしめながら言った。

「ずっと…ずっとね、私…こうしたかった、こうして欲しかったの。
こうしてるとね…凄く安心する。だからキョウスケが居てくれるなら何にもいらない
本当にそれだけで良いの…それ以外はいらないの」

キリノは僕から片時も離れない…。
僕も離れたくない…そう言った時、キリノの顔は女そのものだった。

〝呪い〟

「やっと会えたわね、キョウスケ…お加減はいかが?」

僕は身体の方は問題ないが記憶は戻らないと言った。

「記憶は戻ってないのに彼女とままごとを続けるの?」

彼女は僕の為に尽くしてくれるし僕は彼女が大切だから見守ってるだけだと言った。

「馬鹿にしないで頂戴」
僕は何も言わなかった。

「ずっとあなただけを見てきた。いいえ、あなた達をずっとずっと見てきた。
だから私には分かってるのよ」
僕は何も言えなかった。

「…いいわ。話を変えてあげましょう。私の呪いは覚えているかしら?」
………。
僕が無言で佇んでいると彼女が蠱惑的な笑みを浮かべた刹那--

初めての”呪い”とは比較にならないほど憎悪と悪意に満ちた呪詛を僕にかけてきた。
抱擁とは呼べない…僕を侵食するかの様な下品な音を立てる…貪り喰うかの如く激しい
接吻だった。
……………息が苦しくなり頭の中がかき乱される。
「ククク…もう化けの皮は剥がれそうね」

……………心もかき乱されて決意が揺らぎそうになる。
「あなた達がどうなっても!あなたがどうなっても!…私の気持ちは…私の呪いは
絶対に解けないのよ」


708 名前: ◆36m41V4qpU[sage] 投稿日:2011/09/26(月) 21:45:59.70 ID:znjcnUDM0 [4/7]

僕は何かに耐えていた…だがその前に彼女がもう大粒の涙をこぼし
さきほどと同じ傲慢だった人間とは思えない悲しい声で訴えかけてくる

「あなた達が壊れてるなら、一緒に壊れてあげる」

「あなた達が狂ってるなら、一緒に狂ってあげる」

「あなたが地獄に堕ちて煉獄の炎に焼き尽くされるな…ら私はあなたを抱きしめて
一緒に灰になってあげる…」
…と。

〝すべてに愛を〟
僕の家にはキリノとルリが一緒に住む事になった。
キリノがどういう反応を示すかとても心配だったのだが彼女はむしろその事を
喜んでいる様な素振りさえ見せる。
僕はなかなかキリノに離して貰えず外出もままならなかったのだがルリがキリノを
説得してくれてやっと幼馴染みに会う事が出来た。

「きょうちゃん…」
目の前の女の子は屈託の無い笑顔を見せる…とても懐かしい笑顔。

暖かくて優しくて僕がずっと好きだった笑顔。
絶対に泣かないと決めていた、キリノの為に…。
絶対に泣かないと決めていた、ルリの為に…。
絶対に泣かないと決めていた、目の前にいる彼女の為に…。

でもそんな僕の決意は彼女の一言の言葉と笑顔で木っ端微塵に砕けて僕は嗚咽した。
…こいつも僕の…俺の事を全部分かってたんだ…。

「ま…麻奈実」

それ以外は何も言えなかった…。呼吸が出来ずに声自体が出せなくなっていたし、
そもそも言うべき言葉自体何一つ持ってなかった。
麻奈実は何も言わず俺を抱き寄せる…優しく心も身体も全身で受け止めてくれる。
俺は赤ん坊の様にただただ泣き続ける…静かな麻奈実の声が身体にとける

「きょうちゃんは甘えん坊さんだね…」

「よしよし…きょうちゃんは頑張った、きょうちゃんが一生懸命に頑張ったのは
わたしが一番よく分かってるから」

「だから泣かないで…」


709 名前: ◆36m41V4qpU[sage] 投稿日:2011/09/26(月) 21:46:51.15 ID:znjcnUDM0 [5/7]

閉ざされていた心がゆっくり揉みほぐれて弛緩してくるのが分かる。
身体中の凝固していた血液がゆっくり循環しはじめ自分の中のしこりが取れてくる感覚…
事故の後忘れていた生きている実感。
もう離れたくない…失って大切な物に今更気が付く。
俺の目の前には、かけがえのない場所があったんだ。

「きょうちゃん…して欲しい時にいつでもこうしてあげる」

「ごめん…ごめん…麻奈実…」

多分こいつの隣を歩いていけば、この暖かさの日だまりに包まれたまま
"男"として幸せに生きていられるだろう…でもそれでは駄目なんだ。

「俺には…責任がある。人間として兄として…だからおまえとは二度と会えない」

「大丈夫…また絶対会えるよ。きょうちゃんがこんなに頑張ってるんだもん。
それに黒猫さんだって。だから桐乃ちゃんはきっとよくなる。絶対に絶対良くなるから!」

「………そうだな」

…だが
仮に麻奈実の言う通りの世界が待ってたとしても今までの選択に
消極的に逃げていた俺が次こそは正しい選択を出来るのか?
BADEND
※ヒント 中途半端にグダらずにヒロインが誰なのか
ちゃんと決めましょう…それが真のエンディングへの近道です!

4月1のライオン

「カッーーーート!!!」
「いや~京介氏…見事な演技でござったな…演技と言うよりもドキュメンタリーの様な
出来映え、拙者感服いたしましたぞ」
と人聞きの悪い感想を述べる沙織。

「お疲れ様」とまた現実でも蠱惑的な笑みを浮かべる黒猫。

「あんた達にしてはまぁまぁだったんじゃないの。それでもあたしの脚本あってこそ
って事忘れないで欲しいんですケド?」と相変わらずの桐乃

「き、きょうちゃ~ん、わたしの演技は大丈夫だったかな?」
と実は一番ノリノリだった麻奈実。


710 名前: ◆36m41V4qpU[sage] 投稿日:2011/09/26(月) 21:47:33.49 ID:znjcnUDM0 [6/7]

「みんな、お疲れ…さま。本当に疲れたぜ」

詳しい話は知らんのだが、どうやらうちのゲーム部が次の作品でサウンドノベル
を作るらしいのだ。脚本は桐乃で瀬菜が頼み込んだらしい。
…流石に短期間で仕上げただけの事はある内容でかなりの無秩序・混沌・カオス。
部長が好きそうなクソゲーだろうな、多分。

そして何故か部長と沙織が楽しそうに話している、何かあったのだろうか?
そして俺たち受験生が何でこんな事やってるんだろうね!

さてと俺らは帰宅することになり
俺は…
1 妹と帰宅する
2 妹の友達と帰宅する
3 幼馴染みと帰宅する

3を選択

〝帰れない二人〟
「えへへ…きょうちゃん、きょうちゃん…」

麻奈実が嬉しそうに俺の隣を歩いている。
普段は何が有っても動じない癖にこういう時は緊張で動きがぎこちない。

「おいおい…ちゃんと歩けよ」

「だってさぁ…きょうちゃんがさぁ…ぇらんで…くぅれぁりが…」
最後の方がよく聞こえなかった。

「ほら、これなら平気だろ!」
と言って麻奈実を手を握る…多分、顔が赤くなってもっと早く口になるな、これは。

「きききききょうちゃん…えええっと」
ほらな。

しかもこっちも麻奈実の緊張が感染してドキドキが止まらない。
日常、平和、平凡、安全…何気ないものの大切さに最近気付いてきた俺である…。
結論として桐乃が持ってくる妹系のゲームよりもメガネっ娘の方がやっぱ好きだし…
考えてみればちょっと遠回りしちゃったよな、俺たち。
麻奈実…俺と付き合って欲しいと緊張でカラカラに渇いた口で言おうとした…瞬間

「お兄さん、お姉さん…楽しそうですね」


711 名前: ◆36m41V4qpU[sage] 投稿日:2011/09/26(月) 21:48:20.55 ID:znjcnUDM0 [7/7]

夜道に黒髪の美少女"光と闇"の天使あやせがそこに立っていた。

「せっかくだから三人で帰りませんか?」


俺は…
1 渋々承諾する
2 断固拒否
3 麻奈実の力で封印する

3を選択「きょうちゃん!あやせちゃんを虐めたら駄目だよぉ!」
2を選択「そんな事言わないで一緒に帰りましょう、お兄さん」
2を選択「そんな事言わないで一緒に帰りましょう、お兄さん」


1を選択「な、なんで最初から選んでくれなかったんですか?
お兄さんはわたしがきらい、きらい、きらいなんだ…裁きのお時間です…」

俺が最後に見たのはあやせの冷たい白刃と笑顔だった…
BADEND

「あやせちゃんも駄目でしょ!物騒な事言ったら、次は本当に怒っちゃうんだから!
ぷんぷん。みんな仲良く帰ろうね~」

「お姉さん…ご、ごめんない…ごめんなさい、もうしませんから」
結局何事もなく三人で仲良く帰りました…。


………………………………………………………………………………………………………
俺と黒猫はパソコンの画面を眺めて、ため息を漏らした。

「聞きしにまさるクソゲーね。あなたの妹さんの才能には本当に惚れ惚れしそうで
吐き気がするわ」

「ああ…全くな」全力で同意する、全くだ。

「ところで先輩?何でさっきの選択肢は田村先輩だったのかしら?」

「そ、そんな事より…このゲームって妹以外の選択したら変なループにハマるよな…
付き合ってたのに突然無理やり別れたいとか言うし、バクか?」


黒猫の蠱惑的で悪魔的で確信に満ちた顔と言葉が忘れられない…黒猫は言った

「フフ…おそらく、それがこの『作品』の仕様なのよ」

…と。
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