京介日記:13スレ目201


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京介日記。






注意。これは俺、高坂京介の日記である。

この日記の目的は、どれほど俺が桐乃に嫌われいるかを証明する事である。
であるからして、甘甘な話を期待しているものはこの日記を見ないことをお勧めする。









6月20日


快晴である。何故か今日は早く起きてしまったが、ベッドから離れる気が起きないのでこのままグダグダするしょぞんだ。
グダグダしていると、桐乃が入って来た。
起きていることを知られて面倒なことをさせられるのは嫌なので寝たフリをし続けることにする。

ふむ、なにをするつもりだ? と疑問に思っていたら、何故かベッドの下の俺の秘蔵本を探り始めた。

「む、また眼鏡っこばっかり。妹物をもっと増やせっつの」

何故かお怒りのようだ。怒りたいのはこちらだと主張したいが、寝たふりをしていたと知られるとどれだけボコられるか分からないので待機。
俺のセンクチュアリ(エロ本倉庫)を散々物色した桐乃は、何がしたいのだろうか、今度は俺の頬をつつき始めた。

爪が結構伸びているので、たまにチクっとする。
薄目を開けて観察してみると、何故かとてもニコニコしている。何か嬉しい事でもあったのだろうか。
それともこれから俺に何かをやらせるところを想像して楽しんでいるのだろうか。

まぁどちらにしても俺が被害を被ることになりそうなので是非勘弁してほしいものだ。

桐乃が俺の頬をつつくのをやめる。今度は何をするつもりだ? と思っていたら俺の携帯を見始めた。

「む、黒猫に沙織にあやせに加奈子にブリジットちゃんまで、なんでこんなに電話の回数多いの!?」

ふむ、どうやら俺に友達を取られていないかの確認らしい。
俺と電話してる回数が皆多かったのだろう、桐乃は不機嫌面だ。

まぁなんにせよ、瞼が痙攣してきたのでここらで寝たフリを切り上げようと思う。

俺は寝返りするフリをする。すると桐乃は面白いように俺の部屋から退散していった。



ふぅ、疲れた。
今日の分の日記はもう埋まってしまいそうなので今日はここらで終わる。







6月21日


最近、俺のパンツがよくなくなっている。誰の仕業だと疑うも、うちの家族に俺のパンツなぞ盗んでも得する奴がいないので探しようが無かった。

今日も、お気に入りのパンツが無くなっていたのでもう我慢が出来なくなった。
俺は桐乃の部屋に行き、パンツの行方を聞くことを決意する。

だが、桐乃の部屋をノックしても返事が無かった。誰も居ないのか確認するためにドアを開いてみる。ふむ、鍵がかかっていないと言う事は桐乃の奴は居ないのか。
ハァ、しょうがない、今日聞くのは諦めるか。
と思い引き返そうとする瞬間、俺は見てしまった。

……俺のパンツがある。
箪笥の隙間から俺のパンツがこんにちわしていた。

ふむ、そうか、そういう事か。どうやら、桐乃の奴は俺に嫌がらせをしたくてしたくてしょうが無いらしい。
どうしてこんな陰湿な悪戯をするのか。甚だ疑問だ。

これは帰って来たらきちんと言い聞かせなければならないな。

そう思い俺はパンツを回収した。何故かねっとりしているので、早急に洗濯籠にシュートした。



その後、俺は桐乃が帰ってきたときに今回の事を話した。
すると桐乃の奴はあろうことか逆切れして、顔を真っ赤にしながら俺を殴ってきた。

「あ、あああ、あんたあたしの部屋に入ってんじゃないわよ!!」

あぁ、わずらわしい。これからはパンツが無くなったらこっそりと桐乃の部屋に侵入して取り返す事にしよう。
また殴られるのは嫌だからな。







6月22日



リビングに忘れ物をしてしまった。携帯だ。
別に後からでも良いのだが後回しにするとやる気がもっと無くなるのでパッと取ってこようと思う。

リビングの扉の前に来ると何故だろうか、桐乃の甲高い声が聞こえてきた。
ちょっと気になって覗き込んでみる。

どうやら冷蔵庫から俺のジュースを取り出しているらしい。
最近何故か勝手に減っていると思っていたら桐乃の仕業だったらしい。
くそぅ、ジュースぐらい自分の金で買えば良いものを。何故お前より金の持っていない俺のジュースを飲むのだ、嫌がらせか?

俺が沸々と怒っていると、桐乃は今度は俺のコップに麦茶を入れた。そして俺の席に座って飲み始めた。


……なにがしたいんだ、桐乃の奴は。行動が不思議すぎるぞ。


俺はもう我慢できなくなり、リビングに入った。

「ぷはぁ、生き返るぅ!!」
「そうか、良かったな。でもコップをちゃんと洗っていけよ」

どうせ俺のコップだったら洗わないで良いだろ。とか思って使ったんだろうが、そんな行為は断じて許さないからな。
そう思って俺が話しかけると、桐乃は麦茶を口から盛大に噴出した。

「あ、兄貴!? なんでここに!?」
「携帯忘れたから取りに来ただけだ。それよりも、ちゃんとそのコップ洗っとけよ、絶対だからな」

俺は溜息をつくとリビングから出ていった。
最後に桐乃が「え!? 兄貴公認!? やっふぅ!!」とか言っていたがどう言う事なのかは分からない。
どうせいつもの突発的な発言だろう。

桐乃の奴はたまに意味の分からないことを言い出すからな。







6月23日




……今度は歯ブラシが無くなっている。
この事件は前にも何回かあった。何故か次の日には見つかる(でもたまに何故かネトネトしている)のだが、どうにも気持ち悪い。できれば原因究明をしたいしょぞんである。

まずはさりげなく家族に聞き込みをする事にする。まずは桐乃だ。
こいつは俺の物を隠すという陰湿な悪戯をたまにするので、この事件も桐乃の仕業だと思っているのだ。

ひとまず桐乃の部屋に行き、ノックする。桐乃は半分ドアを開き、顔を覗かせる。

「……なに?」
「なぁ、俺の歯ブラシしらねぇか?」
「知らない。ってかあたしが知ってるわけないじゃん。……無くなったの?」
「あぁ、何故かな」
「じゃ、じゃぁ今回だけ特別にあたしの歯ブラシ使って良いよ?」
「あ、いえ。」


このような会話をする。何故か殴られた。
だが今回は桐乃が犯人では無さそうだ。だって桐乃が自分の歯ブラシを使わせてくれるなんて言う筈が無いのだから。桐乃がとったのだとしたら、詫びれもせず歯ブラシを突っ返してくるはずだからな。


その後、親父やおふくろにも聞いてみるが犯人は結局見つからなかった。
どうやら俺には明日に帰ってくる歯ブラシを待つ以外の選択肢は無いらしい。


さて、今日はもう歯磨きを諦めて寝るとしよう。
最後のページなので明日には新しい日記を買わなければならないしな。

おやすみ。















そこまで書くと、俺は溜息をついてベッドにダイブした。
あぁ、何故だ。もう二冊目だというのに、桐乃の俺にたいする態度が一つも変わっていない。いい加減もうちょっと俺の事を好いてくれてもいい気がするのだがなぁ。


明日になったら桐乃の俺に対する好感度がマックスにならねぇかなぁ、なんて考えながら俺は深いまどろみの中に意識を沈めたのだった。



fin
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