無題:2スレ目899


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899 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 15:03:06.25 ID:PPjdWote0 [3/18]
沙織「第一回!京介氏争奪大闇鍋大会ぃ~~」

桐乃「…」

黒猫「…」

麻奈実「わ~、なんか凄そうな名前」

あやせ「楽しみですね、お兄さん」

京介「…この際そのネーミングはいい。とりあえず俺を自由にしてくれ」

あ、ありのまま、今起こったことを話すぜ
今日は休日で親も出かけているし、自宅でのんびり昼寝を楽しんでいたと思ったら、後ろでに手錠をかけられた上、椅子に拘束されていた。
あ、ありえねーと思うが云々。
しかも目の前には鍋の用意までされている。

あやせ「駄目ですよお兄さん。そんなことして、お兄さんが逃げちゃったらどうするんです?」

そう言って光彩の消えた瞳で見つめてくるあやせ。
こわい!こわいよこの子!
っていうかいつもと逆だろ!?なにかされたら困るから手錠使ってたんじゃなかったの?


900 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 15:07:23.68 ID:PPjdWote0 [4/18]
京介「に、逃げねえって。桐乃からも何とか言ってくれよ」

桐乃「うっさい。あんたはそこで黙って座ってればいいの」

京介「いやいや!?まずはこの状況の説明をだな!」

沙織「ではそれに関しては僭越ながら拙者から」

さすが沙織!こんなとき頼りになるのはやはりお前だ!!
そしてあわよくば俺の拘束をといてくれ。

沙織「京介氏の態度があまりにもあっちへふらふら、こっちへふらふらとしているものですから、腹に据えかねた女性陣が『それならば勝負で決めてしまおう』というわけになったのでござる」

京介「俺の疑問に対して何一つ答えが返ってきてねえ!?それどころか更に疑問が増えたぞ!」

だが、とりあえずお前らが何かしら怒っていることはわかった。
俺、生きて帰ることができるだろうか…

黒猫「鈍い雄ね。そんなことだからこんな事態になってしまったということがわからないの?」

京介「ぐ…悪かったな。じゃあその鈍い俺にもわかるように説明してくれませんかね?」

黒猫「う…そ、それは……沙織、あなたにまかせるわ」

沙織「いやぁ、瑠璃ちゃんは照れ屋さんですなぁ。ではひきつづき拙者がご説明を」

やっとこのありえない事態の詳細を把握することができる。
問題を解決するにはまず事態の把握が大切だからな。


901 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 15:11:14.38 ID:PPjdWote0 [5/18]
沙織「え~、実はここにいる方々は全員京介氏に惚れておりまして」

京介「ストォォォップ!!なんだって!?俺に惚れてる!?」

沙織「何を驚いておられるのですか?あっちへ行ってはフラグを立て、こっちへ行ってはフラグを立てを繰り返してきたのは京介氏ではないですか」

京介「立ててねえよ!」

麻奈実「きょうちゃん、ふらぐってな~に?」

京介「気がむいたら説明してやるから、今はちょっと静かにしててくれ」

くそっ、なんなんだこの展開は。
突っ込みどころが多すぎておかしくなりそうだ…こんな時、真壁君がいてくれたら…。

沙織「続けてもよいですか?」

京介「おう、もう好きにしてくれ…」

もう突っ込む気もおきねえよ…。

沙織「はいでござる。え~、このままでは京介氏の取り合いが発生し、いつどこで誰がヤンデレ化するとも限りません。そこで!闇鍋大会を開き、その勝者が京介氏を手に入れるというイベントを開いたわけです」

京介「だいたいの経緯はわかった。色々とありえないが今はそれを受け入れよう。だが闇鍋でどうやって勝敗を決めるつもりだ?」


902 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 15:15:53.99 ID:PPjdWote0 [6/18]
桐乃「それはあんたが決めんの」

京介「えっ?」

あやせ「私たちが用意した物をお兄さんに食べてもらって、一番気に入ってもらえた人がお兄さんを手に入れるんです」

京介「えっ?えっ?何?闇鍋って言っても食うのは俺だけなの?」

麻奈実「そうだよ~、私も頑張って作ったんだから」

京介「うおおおお!離せ!俺をここから解放しろ!俺はまだ死にたくないいいいいいい!!」

麻奈実「ひ、ひどい…きょうちゃん。そんなに私の作ったの食べたくない?」

と、目をうるませる麻奈実。
な、なんだこれじゃあまるで俺が悪いみたいじゃないか。

京介「うっ…い、いやそういうわけじゃないけどよ……」

沙織「では!京介氏の承諾も得られたところで早速始めるでござる!!」

京介「待て!一体俺がいつ承諾した!?」


903 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 15:20:07.15 ID:PPjdWote0 [7/18]
沙織「ちなみに採点基準はネタ度、意外性、愛情の三つなのでそれを考慮して順位を決めてくだされ」

京介「人の話を聞け!っていうか採点基準に美味しさの項目がないのはなぜだ!?ちゃんと食えるもんなんだろうな!?」

半分涙目になりつつ沙織に問い詰める。
あと最後の愛情ってなんだよ!

あやせ「じゃあこの目隠しをつけてくださいね」

京介「あ、あやせ…一生のお願いだ…この手錠をはずし…」

あやせ「だめです♪」

そんなあやせの笑顔を最後に俺の視界はさえぎられた。

沙織「ちなみに、食べさせる順はランダムですから、最終的に何番目の方が優勝か決めてくだされ」

京介「…もう好きにしてくれ………」

沙織「誰のものかわかると困ってしまうので司会進行は拙者が務めさせていただきます。では一番目の方どうぞ~」


904 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 15:27:19.07 ID:PPjdWote0 [8/18]
レンゲが俺の口にそっとあてられる。口を開けろってことね。
口を開けると口の中に何かが放り込まれる。

うん、これとんかつだ。鍋につかってたせいかべちゃべちゃになってるけど。
くそっ、これ鍋にする意味なんてねえだろ…。普通に食わせてくれよ……。

とんかつには玉ねぎとしそが挟まっていた。
そのため、これを作ったのは麻奈実だと容易に想像がつく。

京介(あ~、そういえば俺これ好きだって言ったことあったな。覚えててくれたのか。…愛情の採点基準はこういところでいいのか?)

…なんで俺は冷静に採点してるんだ……。
どうやら視界が遮られたことによってナチュラルに抵抗を諦めていたようだ。

沙織「採点の方はおすみですか?では二番目の方どうぞ~」

再び口にレンゲがあてられる。
出汁の匂いのせいか、具の匂いがほとんどわからないため超怖い。

…なんかねばねばしてる。なにこれ?
食感とかはオクラに近いけど明らかに塊がでかいし、少し酸味があるようだ。
まさか腐ってるわけじゃないよね?


905 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 15:32:23.81 ID:PPjdWote0 [9/18]
沙織「あ、言い忘れましたが、何番目に何を食べたかは後で発表させて頂きますので、その後採点をお願いするでござる」

誰か助けて…

沙織「では三番目の方どうぞ~」

……これは……口の中がしゅわしゅわするし甘ったるい………。
一応固形物も探してみるが見つからない。

京介(誰だよ…ラムネ入れたやつ……出汁とまざってえらい味になってんじゃねえか。吹き出さなかった自分を褒めてやりたい)

沙織「では四番目の方どうぞ~」

次はなんだ?と待ち構えていると、突然誰かが俺の膝にすわる。
と、同時に周りが少しざわめく。
沙織の言ってたことが真実なら抜け駆けしやがってこの野郎ってところか?
自転車で二人乗りの際に、荷台に座る女の子のような座り方をイメージしたが、多分その座り方であってるだろう。

俺が戸惑っていると問答無用とばかりに口内にレンゲを押し込まれる。
あれ?ちょっと美味い。ひょっとしてウニか?
でもウニともちょっとちがうな。なんだろこれ。


906 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 15:41:17.19 ID:PPjdWote0 [10/18]
沙織「では最後の方どうぞ~」

…あれ?
しばらく待ってもなにもこない。
…猛烈に嫌な予感がする、えらいものを食わされる予感が。

俺が恐怖におののいていると、再び誰かが俺の膝に座る。
しかも今度は恐らく俺と向き合うような恰好でだ。

京介(おいおい!?誰だこんな…)

と、俺の思考はそこで強制的に中断させられた。
俺の口に何か柔らかい物が触れたからだ。

俺が何かを喋るため口を開こうとした隙に口内に何かを流し込まれる。

京介(ぐぅぅぅぅぅぅっ!…こ、これはまさか…!)

正直、口の中の物の味などよくわからない。
俺がやっとの思いで冷静さを取り戻したころには、食い物はすでに胃へと消え、やたらと甘ったるい後味だけが残っていた。


909 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 15:45:15.14 ID:PPjdWote0 [11/18]




沙織「途中えらいハプニングもありましたが、これで終了でござる。もう目隠しをとってもよいですぞ」

あやせ「お疲れ様です、お兄さん」

ああ、やっと終わった。…

沙織「ではお待ちかね!食材発表タイムでござる!」

京介「それ…どうしても聞かないと駄目か?」

黒猫「駄目に決まっているでしょう。どうやって採点する気なのかしら」

京介「へいへい…わかったよ」

沙織「ではエントリー№1!とんかつ!!」

ああ、やっぱりな。

沙織「エントリー№2!サボテン!」

さぼてん!?
サボテンなんてよく用意できたな………ちゃんと食用なんだろうな?そのサボテン。

沙織「エントリー№3!ラムネ!!」

やっぱりか。鍋に液体入れるとか何を考えてるんだ?

913 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 15:50:50.98 ID:PPjdWote0 [12/18]
沙織「エントリー№4!☆こと、ヒトデ!」

ヒトデ!?誰だかしらんがなんてもの食わせてくれるんだ!
…やっぱり聞かない方がよかった。

沙織「エントリー№5!手作りチョコ!」

ははは、誰だよ。鍋にチョコとか。
あと、こいつとは何もなかった、何もなかったんだ。

沙織「さて、誰の具が一番ぐっときましたか?」

京介「誰のもこねえよ!まとも鍋の具が0じゃねえか!」

麻奈実「え~、それは闇鍋だもん。仕方ないよ」

お前は闇鍋をなんだと思っているんだ。
あとこれは闇鍋とは言わねえ。嫌がらせって言うんだ。

黒猫「…どうでもいいから早く決めてくれないかしら」

あやせ「そうですよ、お兄さん。そもそもお兄さんが優柔不断だからこんなことになったのに、ここでも決められないんですか?」

こうなったのは絶対に俺のせいじゃないという自負があるんだが、今ここでそれを言うと俺の人生はここで終了するだろうな。


919 名前:さるった…もういやだ ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 16:04:37.80 ID:PPjdWote0 [13/18]
俺が必死にこの場を切り抜ける方法を探す。

…あれ?これ詰んだんじゃね?
誰を選んでも俺が刺される未来しか見えないんですけど。
沙織がこの大会はヤンデレ化防止のためとか言ってたけどもう手遅れだよね?

俺生存√を探して女性陣を見上げると、みな一様に息をのんで俺の動向をうかがっていた。
どうでもいいいけど、沙織…お前いつのまに眼鏡とったんだ?

仕方ないここはこう言うしかない。
俺はキメ顔を作りこう言ってやった。

京介「俺はお前たちのうち誰かを選ぶなんてできない。だから…だから、お前たち全員俺の嫁にしてやる!お前らみたいな美少女なら大歓迎だ!!
    俺に惚れてるんだろ!?だったら文句は言わせねえ!!ふははははは!!これで高坂京介専属ハーレムの完成だ!!」

もうど~にでもな~れ~。


あやせ「…仕方ないです。とりあえず今回はそれでいいです」

黒猫「仕方ないわね。しかし、覚えておきなさい優しすぎるのは罪よ」

麻奈実「うん、きょうちゃんならそういうと思ってた」

沙織「京介さんがそうおっしゃるなら私はどこまでもついていきます。責任はとっていただきますが」

桐乃「チッ…」

なんか知らんが……助かったか?俺は無事俺生存√を選ぶことができたののか?


921 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 16:08:18.46 ID:PPjdWote0 [14/18]
黒猫「…それはそうとあなた。あんな抜け駆けは卑怯ではなくて?」

桐乃「そ、それは…もとはと言えば、最初に抜け駆けしたのはあんたじゃん!」

黒猫「う…あれは体が勝手に動いただけでわざとでは……」

沙織「お二人とも?まずは私たちに謝るのが先ではないですか?」

あやせ「そうですよ?黒猫さんはまだしも…桐乃?あれはどういうつもり?」

桐乃「あ、あやせ!?あれはくぁwせdrftgyふじこl」

麻奈実「まぁまぁ、みんな仲良くしないとだめだよ~。」

京介「もうわけがわからん。でも、もう終わったんだろ?なら誰かこの拘束をといてくれ」

沙織「あら?すいません、京介さんのことすっかり忘れていましたわ」

ひでぇ…仮にも今回の騒ぎって俺争奪じゃなかったの?


925 名前: ◆5yGS6snSLSFg [] 投稿日:2010/12/02(木) 16:12:26.61 ID:PPjdWote0 [15/18]
あやせ「あなた達、今回はお兄さんの手前許してあげますけど、次やったらいくら桐乃でもぶち殺しますよ?」

かわいそうに。桐乃と黒猫は完全に怯えてしまっている。
どれくらい怯えているかと言うとあの二人が互いに抱き合って震えるくらい怯えている。

京介「……ん?ちょっと待て。あやせ、今何て言った?え?次があるの?」

麻奈実「うん。ケンカはいけないから一週間ごとにきょうちゃん係決めたらどうかなって私が提案したの」

沙織「そもそも、最初にお伝えしたでしょう?“第一回”と」

そんな…ってことはこれが一週間ごとに開催されるの?
はたして俺の精神はいつまでもつのだろうか…。

あやせ「次は私を選ばせて見せます!なんせ私はお兄さんにプロポーズされたこともあるんですから!!」

黒猫「ククク、それが何の意味を持つというの?それに私は同じ学校、同じ部活に所属しているのだからあなた達より接する時間は多いのよ?」

麻奈実「それなら、私は同じクラスだし、幼馴染だよ~?」

沙織「う…こうなったら私はもう脱ぐしか……」

桐乃「あんたら、甘いわね。兄貴はシスコンなんだから、妹のあたしが一番有利に決まってんじゃん。ねっ、兄貴!!」

京介「」



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