黒猫「え?嘘でしょう?」:252


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252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 11:13:34.73 ID:kDmX12lm0
    黒猫「あら?もうこんな時間なのね」

    京介「悪いな遅くまで引き止めちまって。送ってくよ」

    黒猫「あなたといると時間がたつのが早いわ。……うらやましい」

    京介「桐乃のことか? あいつは妹以上でも、それ以下でもねえよ」

    黒猫「はっ。気にしていないわそんなこと。どうしようもないことなのだし」

    京介「あいつと俺は兄妹、お前と俺は恋人、それでいいだろ?」

    黒猫「……そうね」


    それだけ言った黒猫がドアノブに手をのばしたその時だった。そのドアが勢いよく開かれる

253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 11:15:08.15 ID:kDmX12lm0
    桐乃「ちょっとアンタ! 邪気眼女なんか連れ込んで何を……きゃあっ!?」
    黒猫「……っ!?」

    京介「お、おいっ!? 桐乃!? 黒猫! 大丈夫かよっ!?」

    黒猫「ちょっとアンタあ……一体どこ見て……え?」

    桐乃「このビッチ……自分からぶつかっておきながら……態度を悔い改め……あ、あら??」

    京介「なにを悠長に見つめ合ってんだよ!怪我はないか!?」

    黒猫「……」

    桐乃「……」

    京介「うおお!?とっ組合ってなにする気だよ!?ケンカはやめろ!」

    黒猫「あんた……何したの!?冗談じゃないわよ!!」

    桐乃「それはこちらのセリフだわ……私の体を返して頂戴……!」

    京介「お、おい、なにがあったんだよ。おれにもわかるように説明してくれ」

254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 11:16:32.47 ID:kDmX12lm0
    京介「つ、つまりだ……信じがたいが、体はそのままで中身だけが入れ替わったと?」

    黒猫「はあ~……っもう!なんなのこれ……」

    桐乃「あなたがいきなり飛び出してくるからでしょう……どうするつもり?これ」

    黒猫「あたしこれからあんたんちに泊まらなきゃいけないの?ひとりで?ありえない!」

    桐乃「少しは人の話を聞きなさいよ……私だってあなたを一人で帰すなんてとんでもないわ。今日はここに泊めなさい」

    京介「ええ!?」

    黒猫「え?あんた泊まるの?うちに?」

    桐乃「ええ、ただしお互い家族に怪しまれるから一晩だけよ。それまでになんとかしましょう」

    黒猫「わかった……でも、あーもう!どうすればいいのっ!?なんなのこれ!?どんなアニメ?」

    京介「何でもアニメに例えないとわからんのか、お前は……」

    桐乃「まあ、ありがちな設定ではあるわね……私はあなたの家の人に説明してくるから、あなたはさっさと私の家に電話して頂戴」

255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 11:17:41.19 ID:kDmX12lm0
    桐乃「ああ……疲れたわ。毎日あんなに堅苦しい夕飯なの?」

    京介「そうだ。おやじは堅物だからな」

    黒猫「はーあそれにしてもどうなってるのよ?ねぇ、もう一回ぶつかってみない?」

    桐乃「それで直るのならいいのだけれど……骨折り損はごめんだわ」

    黒猫「ええい!やってみなきゃわかんないでしょうがー!とったああああ!」

    京介「おい待て桐乃っ……」

    桐乃「ちょ、ちょっと……っ!」

    黒猫「あー、いったーい……」

    桐乃「あなた……私の身体で何をするのよ……」

    京介「おい桐乃!無茶するな!まだ時間はあるんだし」

257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 11:18:22.90 ID:kDmX12lm0
    黒猫「うっさいなあ、気やすく呼ぶな」

    京介「う、その体で言われるとキツイものがあるぞ……」

    桐乃「……」

    黒猫「あたしは少しネットで調べてみる。ほら、ノーパソ貸してあげるからあんたも手伝いなさい」

    京介「なんでおれが……」

    黒猫「あんたがこのゴスロリを連れ込んだのが原因でしょ?責任取りなさいよ」

    桐乃「……私も探すわ」

    京介「じゃあ交代しながら探してみるか」

258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 11:20:19.09 ID:kDmX12lm0
    桐乃「もうこんな時間……明日が休みでよかったわ……」

    黒猫「うー……もうだめだ眠い……」

    京介「そうだな、一旦寝よう。明日は親父もいるし早く起きないと」

    黒猫「うん……あー、目が覚めたら元に戻ってるといいなあ」

    桐乃「夢オチエンドというやつかしら。何にでもそれが通用するなら苦労はしないわよ」

    黒猫「ふん、言ってみただけ。押入れに布団がもう一組あるから、それ貸してあげる。ベッドは渡さないから」

    桐乃「それで構わないわ。……おやすみなさい」

    京介「お、おう、おやすみ。その体で言われると……変な気分だな」

259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 11:21:06.08 ID:kDmX12lm0
    黒猫「ちょっと!キャラが壊れるようなことやめてくんない!?」

    桐乃「あなたこそ私の身体であぐらをかくのはやめてほしいものだわ」

    京介「ふわー……しかし不思議なことが起きるもんだなあ……」

    …………………………

    ……………………

    ………ギシッ

260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 11:22:00.09 ID:kDmX12lm0
    ??「……ねぇ」

    ??「起きて」

    京介「うわっ!?だれだ?」

    黒猫「……」

    京介「黒猫!?いや、桐乃……か……?」

    黒猫「……ねぇ。わたしのこと、一番、好き?」

    京介「な……お前は誰なんだよ?黒猫か?桐乃なのか?」

    黒猫「……わからない?」

    京介「わ、わかんねぇよ!だって声も体も……心だけが入れ替わっちまってるんだから……」

    黒猫「その心が同じ感情を持っていたらどうするの?」

261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 11:23:05.07 ID:kDmX12lm0
    京介「どういう意味だ……?」

    黒猫「今、入れ物はたいして関係がない。あなたを……好きだという気持ちはどちらの心にもある」

    京介「それが桐乃の心にもあるってのか……?そんなの信じられ……」

    黒猫「じゃあさっさと信じて。どっちを選ぶの?」

    京介「俺は……卑怯かもしれないけど、二人とも好きだ……桐乃は妹として、黒猫は恋人として……それじゃだめなのかよ!?」

    黒猫「駄目。兄妹の関係に納得していない人が一人いる。はっきり答えて」

    京介「……」

10 :はあく [sage]:2010/12/05(日) 12:09:37.91 ID:cWyuPRY0
    桐乃「早く答えろ!バカ兄貴!」

    京介「な!桐乃!?いや、黒猫か……?」

    黒猫「それはもう良いわ。ずっとあなたを騙していたの。はじめから心は入れ替わってなんかいない」

    京介「え……?」

    桐乃「あんたが選ばなかったほうが穏便に身を引く。そういう約束だったのよ」

    黒猫「そう。どちらかを選んでいればどちらかは救えたわ。結局あなたは二人とも失ったの」

    桐乃「あーあ最っ低。意気地なし」

    黒猫「さ、私は帰るわ……闇の時間が終わってしまう前に」

    桐乃「あたしも寝よ。意気地なしはキモいから二度と話しかけないでね」

11 :ご迷惑おかけしました [sage]:2010/12/05(日) 12:12:38.80 ID:cWyuPRY0
    京介「うわあああああああああああああああああああああああ」

    桐乃「なんだってのよ日曜の朝っぱらから!超不愉快!」

    京介「……あ?え?日曜日?」

    桐乃「曜日感覚が無いとか……将来ニート有望だわ、あんた」

    京介「日曜日……つーことは……はああああああああああ……ありゃ夢かよ……」

    桐乃「なに!?淫夢!?キモ!近寄るなこの変態!」

    京介「二、三歳老けたかもしれん……ん?メール?黒猫から?やっべぇ!今日は出かける予定だったんだ!」バタバタ

    桐乃「おーおー、朝から盛っちゃってまあ……バカ兄貴……」

    京介「(ま、冷静に考えればあり得んからな……桐乃が俺のことを……なんてな)」

    おわり
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