俺の妹がこんなに可愛いわけがないSS in VIP@WIKI
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俺の妹がこんなに可愛いわけがないSS in VIP@WIKI
ja
2013-05-26T01:37:27+09:00
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ラナルータの恋人
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/619.html
715 : ◆36m41V4qpU [sage saga]:2013/05/26(日) 01:11:19.37 ID:vPs0BN+70
"ラナルータの恋人"
あの一件以来、クラスはまとまりを見せて
田村を中心に、大会に向けて一致団結した。
俺もいつのまにか、本当にその輪の中にとけ込んでいた。
「高坂、何?」
「い、いや、何でもねぇよ」
『あー夫婦で、また見つめ合ってる』
―――俺への批判は
俺ら二人を、純粋に冷やかすと行為へと変化していた。
そして、そんな風に冗談半分にからかわれても
俺は全然イヤな気がしなかったんだ。
この時はもう、俺は田村のことが本当に好きになっていたから。
そして、大会当日
幸い俺の妹は無事退院することが出来た。
家族がこんな形で揃ったのは何年ふりだろう?
「雪乃姉ちゃん、大丈夫?」
キリちゃんは元気いっぱいだったけど
雪乃姉ちゃんはちょっと熱ぽいようだった。
「うん、平気だよ」
「別に、無理しなくて良かったのにさ」
「だって、きょうちゃんの晴れ舞台なんだから
もし見逃しちゃったら、わたし一生後悔しちゃうよ」
「雪乃姉ちゃん、大げさだよ」
「ふふ…………良いの♪」
「キリちゃんも応援に来てくれて本当に有り難うな!」
「ふふぅ…………いいのぉ♪」
キリちゃんは雪乃姉ちゃんの真似をして
ニッコリ笑って言った。
「あっ、そうだ写真撮ろうよ?」
「別に良いけど、何で………突然」
「良いから、良いから♪
ほらァ………キリちゃんも、ね?♪」
「うんっ♪」
―――そして何故か、姉妹でヒソヒソ話
自分が通っている学校の見慣れた校庭を背景にして
美人の姉と可愛い妹が並んでる光景を見てると、俺は胸が熱くなった。
本当に妹が元気になってくれて良かった。
キリちゃんは、ちゃんと俺との約束を守ってくれた。
―――次は俺がキリちゃんとの約束を果たす番だ。
「ほら、きょうちゃんここに立って」
どうやら、高坂姉妹の密談は終わったらしい。
「………はいはい」
雪乃姉ちゃんはデジタルカメラをセルフタイマー
2013-05-26T01:37:27+09:00
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雪月抄
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/618.html
715 : ◆36m41V4qpU [sage saga]:2013/05/26(日) 01:11:19.37 ID:vPs0BN+70
"雪月抄"
相変わらず今日も家には両親は居なかった。
でも俺はそれで良かったんだ
ずっと姉ちゃんが―――雪乃姉ちゃんが居てくれるから淋しくはない。
「ただいま」
「おかえり、きょうちゃん♪
ご飯にしますか?それともお風呂?
―――………そ・れ・と・も・♪」
俺がドアを開け玄関に入った時、雪乃姉ちゃんがいつもの様に俺を出迎えてくれた。
大きなアニメ?のキャラの柄のエプロンをして、手にはおたまを持ったままだ。
「雪乃姉ちゃんさ、その面白コントの台詞は常に言わないとダメなのかよ?」
「ぶー、コントじゃないもん」
「はいはい、腹減ったからご飯食べたい」
「うん
もう出来てるから手を洗っておいで」
「いただきます」
「はい、いただきます」
今日の夕食は俺の好物の手ごねハンバーグに、具沢山の炊き込みご飯、
みそ汁もわざわざ料理に合わせた味付けで、サラダのドレッシングも
姉ちゃんの手作りだった。
―――味はもちろん、きっと栄養のバランスも計算されているのが
子供の俺にも分かった。
「あ~マジで美味い
ってか母ちゃんよか、雪乃姉ちゃんの方が絶対に料理上手だよな」
「きょうちゃん、有り難う
凄く嬉しいけど、でもお母さんの目の前で言っちゃダメだよぉ?」
「もちろん分かってるって………お代わり!」
「はいどうぞ………でもちゃんとよく噛んで食べてね」
「うん」
「ねぇ、きょうちゃん
こうやって二人っきりで食事してると、わたし達って本当に新婚さんの夫婦みたい
じゃない?」
「嫁さんにしては、姉ちゃん年上過ぎる」
「あー、年上の奥さんは世の中の男の人達には実は人気なんだからねっ!
ぷんぷん」
「………それはそれとして、姉ちゃんは彼氏とか作らないの?」
俺が言うのも何だがうちの雪乃姉ちゃんは、
―――家庭的で、気立てが良くて、可愛くて
―――おまけに優しくて、胸も大きくてどう考えてもメチャクチャモテると思う。
いつも姉ちゃんの料理を食べてて世
2013-05-26T01:15:41+09:00
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僕のビアンカ
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/617.html
691 : ◆36m41V4qpU [sage saga]:2013/05/24(金) 22:52:41.47 ID:7ipQRA2L0
"僕のビアンカ"
俺様の名は高坂京介
人は俺のことをこう呼ぶ―――北関東のハイエナ
ハイエナは狙った獲物は絶対に逃さない
「キャァー」
「うりゃ―――よし苺のパンツか」
狙った同級生の女子のスカートは必ずめくる
それがハイエナの掟(お・き・て・)
「フフハハハ………これで後一人―――って痛ってぇ」
後頭部を思いっきり蹴られる俺様
「何すんだ!誰だっコラ?!」
「高坂
―――アンタこそ何をやってる?」
「ゲッ………団子」
俺が『団子』と呼ぶ―――俺様の頭にケリをいれた不届きな奴
怖い物なしの俺にすれば唯一の天敵だった。
みたらし団子の様な髪の色に
みたらし団子のような団子を頭の上に乗っけたような髪型に、
長い足に―――これ見よがしの短いスカート
クラス委員で、クラスの中心にいつも居る、クラスのまとめ役
集団行動の群れた羊共のリーダー、否、猿山のメスボスザルなんだ。
要するに
一匹ハイエナである俺様はもちろん群れるのを好まない
――――独りで生きていけない権力に屈した羊共はもちろん俺様に
逆らったりしないのだが、この団子だけは別だった。
そして、クラスで俺様がスカートめくってないのもこの男女だけだった。
「誰が団子?
高坂、ちゃんと名前で呼ぶ」
「………………………………う、ぅるせぇ」
「えー?何か言った?
全然聞こえない」
「な、な、なんもねぇよ。
俺は先を急ぐからよ。アディオス―――あっ」
「待って
―――こっちの話は終わってない。高坂くん!」
団子は、威圧的に俺の名前を君付けした。
「こっちはねぇんだよ!」
「口で話出来ないなら、こっちで訊くしかない?」
『ボキボキ』と
団子は俺を威嚇するように首や拳の関節を鳴らした
「す、スカートめくって、本当にすいませんでした」
結局、団子に凄まれて――脅されて何度も何度も土下座をさせられた。
「も、もう大丈夫だから―――私はこれでっ」
最期にはスカ
2013-05-26T00:49:17+09:00
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過ぎ去りし遠くの日々への前奏曲
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/616.html
680 : ◆36m41V4qpU [sage saga]:2013/05/24(金) 22:28:22.20 ID:7ipQRA2L0
"過ぎ去りし遠くの日々への前奏曲"
「留学―――って何だよ?!」
俺は深夜、妹の部屋に居た。
最初に人生相談を受けてから随分時間が経ったと思うが
本当に俺達は色々な経験をして、色々な人達と知り合うことが出来た。
でも流石に―――今はそんな感慨に浸ってる余裕は無かった。
「だからそのままの意味」
「何で―――何でだよ!
おまえ、こっちで自分が出来ることを頑張るって言ってたじゃねぇか」
「やっぱり………気が変わったの」
「お、俺は―――」
「な、何………?
あんたが言いたいことがあるなら聞いてあげても良いけど………さ」
俺は例の
―――何でもひとつだけ俺の言うことを聞いてくれると言う
『約束』を思い出した
―――けど
「………………」
結局、舌の先からでかかった言葉を呑み込む
「ふぅ~ん
じゃ、あたしの話を終わりだから、部屋から出てってくんない?」
「お、俺は………」
「良いから………もう出てって」
別に何か物を投げられたわけじゃない
機嫌が悪い時みたいに叩かれたわけでも、蹴られたりもしてない
そして張り上げるような大声を出されたわけでもない
でも―――桐乃が静かに言ったその言葉は、普段のどんな行動よりも
俺がこれ以上何かすることを拒絶するのに充分な説得力が有った。
「………桐乃、俺は」
「おやすみ………京介」
―――バタン
俺は暫く妹の部屋のドアの前で茫然と立ちつくす。
つーか、この事を親父達は知ってるのか?
おふくろはともかく、親父はもう桐乃が遠くに行く事を
絶対に許さないんじゃねぇのか?
だから………俺が心配なんてしなくても
桐乃はもう何処にも行かないんじゃねぇのか?
いいや―――
でも………あ゛ぁぁー、俺は一体どうしたいんだ?
桐乃を止めたいのか?
それとも―――
結局、俺は自分自身の気持ちの整理はつかず(整理をつける方法も分からずに)
でも、とにかく何とかしたくて親父達の部屋に
2013-05-26T00:50:10+09:00
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jjj
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/615.html
jjj
2013-03-01T13:58:38+09:00
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変奏曲
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/614.html
356 : ◆36m41V4qpU [sage saga]:2013/01/13(日) 01:07:23.56 ID:iI4haO2p0
&italic(){――――――――――――あの日の、 すべての子供たちへ }
これは、物語が終曲へ導かれる直前で 奏でられることになった
"変奏曲"
&underline(){"<Da Capo>"}
「ごめん、 あやせ 俺好きなやつがいる」
「それは桐乃のこと・・・・ですか?」
「………………………………」
「答えてっ・・・・・お兄さん、 ちゃんと答えてください」
「桐乃には告白するつもりだ――――――でもきっと俺は振られちまうかもな」
だったら、その時はわたしのこと考えてくれますか?
・・・・・・・・・・・・・なんて死んでも絶対に言えない
その誰かが わ・た・し・ じゃないこと だけは分かっていた・・・から
たとえ桐乃じゃなくても 別の誰かということだけはもう知っていたから
だから最後に、 わたしは自分の為じゃなく・・・・友人のために訊ねる
『だったら・・・・・・・もし桐乃がそのつもりだったら?』
「その時は世界中を敵に回しても――――――――――――」
『世界中を敵に回しても――――――――――――』
***
<数年前>
「世界中を敵に回しても、君とデートしてあげるから」
「お兄ちゃんのうそつきー!」
「お兄ちゃんじゃなくて先生だよ、新垣さん」
「新垣さんじゃなくてあやせだよ、お兄ちゃん」
「あのね、あやせさん」
「あのね、あやせだよ」
「あのね、あやせちゃん」
「あのね、それでいいよ」
「あのね、 あやせちゃん。
先生はね、 あやせちゃんがピアノのレッスンを真面目にやってくれないと
君のパパとママからクビにされて路頭に迷っちゃうんだよ」
「路頭に迷ったら、うちの おうちにお婿さんに来たらいいよ
結構お金持ちだよ」
「悪い
2013-01-13T05:06:13+09:00
1358021173
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Air
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/613.html
266 : ◆36m41V4qpU [sage saga]:2012/12/31(月) 23:07:19.82 ID:AWayVSAp0
今日は12月24じゃなくて×31日
だからこれはちょうど一週間前の俺のクロニクルと言うことになる
***
"プロローグ"
例えば俺が子供の頃の話
クリスマスケーキとアイスケーキなら断然アイスケーキの方が食べやすいし
好きだとか
あの極道面の親父がサンタの格好してたのがクリスマスって言うよりコント
みたいだったとか
例の冷戦で疎遠だった時ですら、 桐乃はクリスマスは何となく楽しそうだったとか
またクリスマスが別の大きな意味を持つのはやっぱ思春期からであって
バレンタインデーとならんで、世の中の男共が一喜一憂するイベント
希望を頂いて期待した結果、別に何も起こらず
絶望して意気消沈するイベント
『俺たち別にキリスト教徒じゃねぇからwwwww
ってか本場の奴らは家族で過ごすもんだろ?
日本人なのに、 愚かな西洋被れのにわか乙wwww』
とうそぶいてみる奴とか
色々拗らせちゃった結果 どこぞの死ね死ね団に所属して、
クリスマスを滅ぼそうと画策してる奴とかもいる。
この俺はと言うと、 まともな彼女が居た時期なんて
夏場のキリギリスの命みたいに本当の短期間だったし、
その前はずっと、 クリスマスの天敵と思われる和菓子屋の
娘の幼馴染みとパーティーなんかをやってて
恋人と○○やりましたー的な思い出は正直ひとつもない。
あ、そういやひとつだけ思い出が有ったっけか
去年の今頃 妹とラブホテルに入っていたんだ
でも間違ってもあの時は、 ラブラブ in ラブホテルじゃなかったよな?
今年はそもそも俺は受験生なんだからクリスマスなんて関係ないんだ
――――――――――――なんてことも実は無かったりする。
今日、 出かける前にテレビで見た天気予報じゃ、
関東一円大荒れの模様なんて言ってたが電車の窓から見上げる空は、
俺の内心と一緒で馬鹿がつくほどのいい天気だった。
流石に真っ昼間だからネオンの灯なんてものは見えなかったけど
町中至る所、見渡す限り赤と緑と
2013-01-13T03:22:12+09:00
1358014932
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無題:14スレ目163
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/612.html
「うえええあああ・・・うえええええん」
こわいよう。
こわいよう。
あたしはまわりをきょろきょろとみまわした。
おとうさん・・・おかあさん・・・。
どこにもいない。
どこにもいないよう。
「・・・うえ」
「どうしたどうした?そんなに泣いてちゃ、可愛い顔が台無しだぞ?」
また大声で泣き出しそうになったその時、その声はひどく優しくあたしの耳に届いた。
『あの人は・・・』
「おとーさーん・・・おかあさ-ん・・・」
てくてくと歩きながら、あたしは自分の手をじっと見つめた。
さっきまで握っててくれたお母さんのあったかいのが残ってる手。
えれべーたーとかいうのにのるときにはなれちゃった。
「おとーさーん・・・おかーさーん・・・」
今日はお父さんが久しぶりのおやすみで、朝からでぱーとに遊びに来ていた。
おとうさんとおかあさんとあたし。
・・・おにいちゃんは、なんか一緒に行きたくないとか言ってこなかった。
おとうさんが仕方のない奴だとかいって、そのままでてきた。
少しさみしかったけど、でぱーとの屋上はすっごく楽しかった。
おうまさんにのったり、ゆらゆらうごくおふねにのったりした。
おとうさんがいっしょうけんめい写真を撮ってたので、あたしは楽しくて大声で笑った。
そのあとれすとらんにいって、はたのついたお子様らんちをたべた。
お子様らんちはここに来た時だけのとくべつだったから、あたしはすっごくすっごく嬉しかった。
なんどもおいしいねおいしいねっていってたべた。
それから・・・それから・・・。
「おとーさーん・・・おかあさーん・・・」
あたしはまた立ち止まってまわりを見回した。
でもしらないひとばかり。
こんなにたくさんひとがいるのに、あたしのしらないひとばかり・・・。
「う・・・」
学校ならたくさんひとがいても、あたしのしってるひとばっかりなのに。
先生にらんちゃん、かなちゃんにあやちゃんにいわおくん。
みんなみんなだいすきなおともだち。
「う・・・うう・・・」
でも・・・ここには・・・ココニハ・・・。
「うわああああん・・・おとうさーん・・・おかあさーん・・・」
こわいようこわいようこわいよう。
だれもしらないよう。
だれもみたことないよう
2012-12-15T19:43:05+09:00
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無題:14スレ目152
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/611.html
今は親父もお袋も桐乃もいない
窓を少し開けてカーテンを閉める
そして…ベッドの下から段ボールを引き出す!
そう、この前買ったばかりの実用書を読むのはこのタイミングしかない
「やっとMee-Ganeの最新刊が読めるぜぇ」
今なら桐乃に「何ニヤけてんの。キモッ」と言われても納得出来るな
それはともかく御開帳だ
「そうそう、やっぱりラブリー・マイ・エンジェルあやせたんは可愛いなぁ」
…って
「なんじゃこ…りゃあ…」
窓開いてたのを忘れて叫びそうになってしまった
いや、まぁ、それは、まぁ、いいんだ
問題なのは、段ボールの一番上に[あやせの写真集]がある事だ
何故、いつ、誰が、何のために入れた?
いや、考えても答えは出なさそうだ
これは写真集だし後でも読め…じゃなかった後で犯人を考えよう
「気を取り直してMee-Ganeを…」
「おぉ、沙織凄いな
これが脱いだらもっと凄いんです。か…って」
なんでこんなもんがあるんだよ!
しかもあやせのと違ってこれ売ってるような代物じゃないぞ
って事は自前か!?ならこれを入れたのは沙織?
いやいや、考えるのは後だ!早く目的の物を
……いやしかし、ちょっとくらいなら
「おぉ…後半は槇島モードか」
素顔は恥ずかしいとか言っておきながらこんな格好も出来るんだな
「ん?最後のページに何か」
[こんな姿見せるの、京介氏だけでござるよ]
不覚にも顔が赤くなってしまった
なんて破壊力のある事をいいやがってくださりやがりますんだこのバジーナさんは
「…沙織のだけ読むのはほら不公平だよな。うん」
はっ!こんな読み耽ってしまった
もうここまで来たら本来の目的はいいんじゃあないかって思うかも知れないが
しかし、まだ誰も帰って来てない上に目的を達成してない以上ここで止める選択しはない!
「ふむふむ、ろりっこくらぶか
これは中々興味深いな…」
誰だこんなん入れたのは!
なんか妙にツインテールの娘が多いし!
だいたい、俺はロリコンじゃねぇっつーの!
「と、言いつつ読んじゃうのは一体何故だろうね」
これなんか加奈子に似てる気がするな
…………
妹の親友に当てはめてみるとか俺は変態か!
2012-12-15T19:41:46+09:00
1355568106
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突撃・乙女ロード!after:14スレ目111
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/610.html
111 名前: ◆odaAq0EgoE[sage saga] 投稿日:2012/12/07(金) 23:18:14.47 ID:kYdgp/fDO [2/6]
「ねえ・・これみて」
せなちーとの通信を切ってすぐ。
あたしは京介の部屋に行くと、さっき教えてもらったURLを京介のパソコンに打ち込んだ。
「・・・なんだこりゃ?」
ディスプレイを見ながら呟く京介。
そこにはさっきせなちーに見せられたのと同じホモ系イラスト・・・京介が桐乃くんとやらに襲われているシーンがデカデカと映し出されていた。
『突撃・乙女ロード!after』
「・・・お前はこれを俺に見せてどーしろと言うんだ?」
呆れたような声音で言う京介。
・・・まったくおんなじリアクションだあたしと。
ま、まあそうだよね。
べ、別に疑ってたわけじゃないよ、うん。
セ、せなちーがあんまりにも断言してくるもんだから、ちょっとね。
ちょっとした確認みたいなものよ、うん。
まっさかせなちーのお兄さんとなんて・・・。
「・・・なんかおぞましいこと考えてないかお前・・・?」
「べ、別に!?」
あぶなーい!
どうやら顔に出ちゃってたらしい。
ドン引き気味な表情の京介から視線を逸らし、そっぽを向いて動揺を隠す。
・・・大丈夫だよね、京介?
「あの、さ・・・」
「ん?んだよ?」
「・・・せなちーのお兄さんとは・・・」
「なんか怪しいと思ったらやっぱりか!!なんもねーよ!?」
「だ、だよねー・・・あ、あたしは信じてるよ?」
「なにまだ少し疑ってます的な空気出してんのお前!?ホントに何もないんで勘弁してください!!」
ああ・・・このツッコみ具合は本当だ。
よかった・・・。
ウチの兄貴は、まだそっちにいってなかった。
「まだ健全だね・・・兄貴・・・」
「なんで泣いてるの!?俺はずっと健全だよ!?とりあえず戻ってこよーか妹!?」
「だって・・・せなちーがあんまりにも自信満々にゆーから・・・」
「あの女の脳みそは腐ってんだから信用するなよっ!!」
「だって・・・赤×京は世界を救うって言うし・・・」
「それで救えるのは腐海に沈没した特殊な世界だけだから!!てか、お前もそっちに行っちまってんじゃねーだろなっ!?」
2012-12-09T06:50:12+09:00
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