休憩時間で変わる筋肉

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筋肉を強くする最大の手段が『超回復』

『超回復』とは身体の回復能力を最大限に活かした運動理論で現代の運動選手のほとんどが実行している 

 筋肉の仕組みは 「使えば使う程破壊される細胞で破壊されると必ず回復する」というもの 
 筋肉痛とは筋肉細胞が破壊された時に生じる痛みであって時間を置けば痛みが消えるのは筋肉細胞が回復した為 つまり筋力運動後筋肉痛にならない程度の運動量では筋肉細胞が破壊されていないので『超回復』を取り入れる事は出来ない 腕立て伏せ連続100回出来る人が10回だけやっても『超回復』は望めない


 元の筋肉細胞を100とした場合

 1・筋力運動を実施:筋肉細胞が破壊されて70まで減少 
 2・翌日は筋肉痛が生じる:この時点で100あった細胞が70まで減ったので身体が「30不足してるから注意」と痛みで警告する これが筋肉痛の仕組み
 3・翌々日に筋肉痛が消える:この時点で最低でも100まで細胞が回復する 筋肉痛が消えたのは「もう不足してないから注意しない」という事
 4・実は回復した後の上限が100を超えている:筋力運動を実行して筋肉細胞を破壊すると身体は破壊された筋肉細胞を必要以上に回復するので筋力運動前の100という数値を強引に増やそうとする 言葉口調ならば「何度も何度も回復するの面倒くさいからオマケで30ほど増やしておいてあげる」となり海岸の防波堤で比喩するのであれば「今回5mの防波堤に7mの津波が押し寄せて被害が出たから10mの防波堤にしておけば大丈夫だろう」という内容 


 筋力強化とは「筋肉細胞を壊し続けて以前より筋肉細胞を増やす行為」と理解しておくと予定も組みやすいので是非覚えておいてほしい
 『昨日は腕を徹底的に鍛えて今日は腕が筋肉痛だから腕を使わずに休ませて脚を鍛えて明日は腹と背中を鍛える 明後日には腕が超回復しているから更に上を目指そう』 といった具合


 悪い筋力強化とは「筋肉細胞が回復していない状態で筋力運動を実行する」という事 100あった筋肉細胞が70まで減少している状態で筋力運動を実行すると更に数値が減り続けてしまう 
 毎日運動していて栄養も取っていて規則正しい生活をしているのに筋肉がつかない・体調が良くならない場合は概ねこれらが原因とされている
 陸上選手のような毎日長い距離を走っている人で筋肉質の人がほとんどいないのもこれが原因 毎日走り続けると筋肉細胞が増える事がないので極めて痩せ形の脚になりやすい 走る=脚の筋力運動 なので『超回復』が機能しない ただ単に痩せたいのであれば毎日走るのは良いが筋肉質になりたい場合は毎日走ると逆効果になる 
 毎日運動して実績が出ている人は『超回復』が人より早いからで必ずしも毎日運動すれば良いという事には結び付かない お酒が強い人と弱い人が存在するように『超回復』の回復時間も人によって随分と異なる
 『超回復』の時間は24~72時間とされている 早い人でも24時間つまり丸1日費やす計算になり遅い人では72時間つまり丸3日費やす計算になる
 なおお酒の強い弱いの仕組みは「体内にあるアルコールを分解する時間と能力」でお酒が強い人はアルコール分解能力が飛び抜けて早い いくら飲んでもすぐに体内のアルコールを分解してしまうから酔わない・翌日残らない という仕組み 
 反対にお酒に弱い人はアルコール分解能力が低いからで二日酔いになる人も体内のアルコールが分解仕切れずにいる・変な分解をして体内細胞と変な科学反応を起こしている為



最終更新:2014年03月19日 06:26