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器械体操の悲しい現状

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悲痛の叫びになりますが現在の日本における器械体操は大変悲しい現状です
今回のロンドンオリンピックの内村航平選手の活躍を見てどれだけの人が影響されて「私もやりたい」と思った事でしょうか
そしてその多くの方々の何割が「器械体操開始」まで到達できるでしょうか・・・お金に糸目をつけない人や裕福な人でない限り厳しい現実が待っています
現在小学生の人は可能性がありますが中学生以上の人には非常に難しい課題です 少なくとも私の住む神奈川県横浜市では器械体操人口は恐ろしく少ないです 20年以上前の話ですが私の所属する体操部に「体操部出身」という部員は2名のみ この2名は学区外入学だったので私の近辺の中学校には体操部がないという事になります

私は学生時代から現在まで「電車通学・通勤」という事に無縁の環境で車移動がほとんどだったせいか独り言が多いです 車内では一人なのでラジオに反応してみたり音楽に合わせて歌ってみたりと独り言が増える環境でしたがそんな独り言は全て下記の内容ばかりです 真っ先に脳裏に浮かび上がるだけでもこれだけあります 

  • 30校を超える近所の中学校で体操部のある中学校が1校もない
 運動は3度の飯より大好きなのですが球技だけは大の苦手で嫌いなので「球技以外の部活動」に入る事を強く決めていましたが母校には陸上部しか該当する部活動がなかったので陸上部を選ぶしかありませんでした 柔道部なし・水泳部なし・もちろん体操部もなし 剣道部がありましたが祖父が剣道の師範で「剣道では笑ってはいけない・勝っても喜んではいけない・だからオリンピックにも登録されていない」という事を思春期に聞かされて「気難しくて神経質でクチうるさい競技だな」と強い不満があったので剣道だけは一生やらないと決めていました 剣道部の方すみません・・・ 
 私の陸上部の同期は20人ほどいましたが10人以上が「体操部があれば絶対に入った」という私とほぼ同じ理由の「体操部がなかったから」という本意ではない同期が多かったです その証拠に私も含め同期の多くが高校から体操部に所属していました 私の近辺だけでもこの有様なので世情はもっと多いかと強く感じています
 「 体操部のある中学 」と検索すると良心的な方が作成された体操部のある中学校一覧表があります 目を疑うような少なさなので驚かれるのではないでしょうか ですがそれが事実です・・・仮に体操部のある中学校へ入学出来ても「部員が多いとは限らない・活気があるとは限らない・存在するが活動しているとは限らない」という事だけは覚悟しておいて下さい

  • 高校の選択競技に器械体操はない
 私の地区には8つの県立高校がありましたが全ての8県立高校にて3年生に進学すると体育の授業内容が選択でした 他の学校は存じませんが母校ではテニス・バスケットボール・バレーボール・ソフトボールの4択でした 球技が苦手な生徒は無視・私が陸上部だったからという個人的感情ではなく陸上競技が選択肢に含まれていない事・全ての8県立高校に器械体操設備があるのに器械体操が選択肢に含まれていない事 などが大変疑問で不満でした 設備がないのなら納得もいきますが実績のある顧問・環境が整っているのに除外された器械体操 怪我の多い競技なので危ないからという理由ならともかく2年生では器械体操が体育授業の必修なのに理由が分かりませんでした これは現在でも不満で謎です 

  • 多くの体育館は球技が最優先
 近所の公民館・地区センター・会館など体育館のある施設ではバレーボール・バスケットボール・卓球に占拠されていて器械体操は完全に除外されていますが倉庫を開いてみると新品同然のマットがホコリをかぶっている事が多いです 横浜の公共施設ではあん馬の練習用機材(通称:マッシュ君 これの正式名称は当時の部員1人も知りませんでした 今も謎のままです)まである始末です・・・あるなら使わせてほしいものです・・・ 
 運動において最も失神する理由は酸素欠乏こと通称:酸欠 水分や塩分の欠乏 その次に疲労や貧血 その次に怪我になります 
 バスケットボールは私の知る限り最も酸欠・水分と塩分の欠乏になりやすい競技です 私は陸上部でしたが現役時代でもバスケットボール部の中堅選手にすら肺活量は及びませんでした マラソン大会でも上位入賞はバスケットボール部員が独占状態でした 陸上部の長距離選手が唯一互角に勝負出来ていました そのようなバスケットボールは現在何かとうるさい熱中症対策に一番該当する競技なので見解によっては器械体操より危険です 器械体操は怪我が多い競技ですが死亡事故は滅多にありません ですが熱中症での死亡事故は毎日聞いています 夏場なら明らかにバスケットボールの方が危険な競技ですが公民館・地区センター・会館などはバスケットボールを最優先する勢いです 非常に不満で謎です 概ね「みんなで一緒に楽しめるから」というのが言い分なのでしょう
 器械体操は体育館で行う競技なのでバスケットボール部とは毎日顔合わせでしたがバスケットボール部では毎日必ず真冬でも倒れる人がいましたが体操部では怪我・筋肉痛で泣き叫ぶ人はいましたが倒れた部員は1人もなく聞いたことすらありません

  • バク転が到達地点の人が多い
 世間一般では「バク転が出来るようになりたいから」という理由が体操部に入る一番の理由と目的です つまり言い換えれば「バク転が出来たらもういいや」という人も多い事実 バク転・宙返り・それらの連続技が出来るようになったら突然部活に参加しなくなる幽霊部員が非常に多く辞めてしまう部員も同じくらい多いです
 それでも一度入部して一緒に汗をかいた仲間であれば仲間と一緒にもっと上を目指したい・辞めそうな部員を引き止める・説得するなどの手段が可能ですが一番太刀の悪いのが『一人でバク転を覚えてしまう人』です・・・こればかりは手の施しようがありません・・・こういう運動神経の良い人には体操部の伝家の宝刀「バク転」が口説き文句にも魅力にもならないわけです 
 陸上部では走り高跳び(通称:ハイジャン)棒高跳びなどで器械体操と同じマットを使うのでそこでバク転の練習が出来ます 私の陸上部時代の走り高跳び・棒高跳び・走り幅跳びの選手は全員バク転を習得していました もちろん自分たちの競技場である砂場・マットで独学で習得したものです 「体操部に入りたかったけどないから陸上部に入った」という仲間の大半は「ここでも練習できるからいいや 平行棒とかあん馬とか興味なかったからもう十分」と満足して器械体操やバク転から遠ざかっていきました 
 「もっと本格的に器械体操やりたい」という意志のあった仲間は体操部のある高校へ進学して体操部に入る・進学した高校に体操部があったから入ってみた という理由で高校になってから器械体操を始めました 
 私は走り幅跳びをやっていたので砂場でバク転を習得したのですが砂場では連続技が出来ないので本物の体操部に入って基本からやり直したいという理由で高校から始めました 出来る事なら中学校から始めたかったです 中学から体操部に所属していた人は非常に恵まれた環境ではないでしょうか 強く思います

  • 公共施設で怪我をしたら悪印象
 公共施設の体育館の代名詞「バスケットボール・バレーボール・卓球」などで怪我をしても「あらまあ」で済まされるのに対して器械体操で怪我をすると「やっぱり危ない競技なんだ」と烙印を押されてしまいます 中には理解のある施設もあり「また体操で怪我人か」と苦笑いする理解のある慣れた施設員もいますが多くの場合は
 器械体操クラブ開設 ~ 公共施設を借りて開始 ~ 怪我人出現 ~ 「他の施設でも器械体操やっている団体あまりないようですから今後見合わせを」と断られる ~ 器械体操クラブ閉鎖 
 という定番の方程式があります 今でもこの方程式は樹立しているのではないでしょうか 私が10代・20代の頃は頻繁に聞く話内容でした

  • 器械体操と陸上競技は最高の理解者同士
 器械体操のクラブ・サークル・団体が滅多にないように陸上競技のクラブ・サークル・団体も滅多にありません 陸上競技のクラブ・サークル・団体を見つけても「一緒に走るだけ」「マラソン大会目的」という具合で器具を使った走り高跳び(通称:ハイジャン)・棒高跳び・やり投げ・ハードル競技などは実施していない事がほとんどです 
 一時期器械体操のクラブ・サークル・団体が全く見つからず諦めて陸上競技のクラブ・サークル・団体を探した事がありましたが器械体操のクラブ・サークル・団体より見つからない比率でした 
 極論から申せば器械体操の場合は「どうしてもダメならマットだけでいい」という妥協点がありますが対して陸上競技の場合は「どうしてもダメなら走るだけでいい」とはなかなかなれないものです 「走るだけ」なら今すぐ一人でも出来る事になります