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SS3律「こんちわー」」(2011/02/02 (水) 16:37:55) の最新版変更点

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***SS3 律「こんちわー」 憂「あ、律さんいらっしゃーい!どうぞ上がってください」 律「おう、おじゃまするぜ!」 憂「お姉ちゃーん、律さんきたよー!」 唯「・・・・・」 憂「もう、お姉ちゃんってばー!」 律「いいよいいよ、どうせまた音楽でも聞いてるんだろ。直接部屋に行くよ」 憂「ごめんなさい、そうしてもらえますか・・・。あ、飲み物はいつものでいいですか?」 律「もち!あ、お菓子は持ってきたからお構いなく!」 憂「クスッ、わかりました」 律「おら唯ー、りっちゃん隊員のお出ましだぞー!」バァン 唯「ほぁ!?あ、りっちゃんいらっしゃーい」 律「やっぱイヤホン使ってやがったか・・・。例によって憂ちゃん呼んだんだからな」 唯「すいやせん・・・。でもついつい夢中になっちゃうんだよね」 律「澪のやつはヘッドホンしてても割と気づくんだよな。これは唯の集中力の賜物なのかもな」 唯「いや~、それほどでも・・・」 律「その集中力をもう少し有効に使えば・・・」 二人でケラケラと笑いあう。 もはや日常となったこの光景。私田井中律が同じ軽音部の一員であり親友でもある平沢唯の家を、週末ごとに訪ねるようになってもう一年になる。 唯とは波長が合うといえばいいんだろうか――よく気が合い、四六時中一緒にいても苦にならない。これは私の幼馴染である秋山澪にすら感じなかったことだ。 部を立ち上げた当初こそ、上記の三人に部員第三号である琴吹紬を加えた四人で行動することがほとんどだった。 だが、いつしか部活以外ではほとんど唯と二人だけで行動するようになっていた。 週末のお宅訪問もその一つである。まず私が唯の家に行き、しばし話したり遊んだりしてから外に繰り出すのが一つのパターンになっている。 最初は待ち合わせをしていたのだが、唯が遅刻してばかりなので自然と迎えにいく形に落ち着いたのだ。やれやれ。 コンコン 憂「お姉ちゃん律さん、飲み物もってきたよー」 唯「ありがと憂・・・って飲み物だけー?」 律「ふっふっふ・・・お菓子は既に手配済みだよ平沢君」 唯「さすがは田井中先輩、よく気がきく御方・・・」 律「もっと褒めてもよろしくてよ?」 憂「ふふっ、さすが律さんですね。はい、こっちが律さんのカップ」 律「おおー!やっぱドリンクはコーラに限るぜ!」 唯「憂、早く私のも!」 憂「はい、こっちがお姉ちゃんのね」 唯「おお、これがあの伝説のコーラ・・・!」 律「ありがたや、ありがたやー」 半年くらい前だったか――唯と一緒にフリマを見て回った際、お揃いのカップを見つけたことがあった。 唯はそれがいたく気に入ったらしく、二人でお金を出し合って買ったわけだが・・・。 どういうわけか私の分は自宅に置かれることなく、平沢家に私専用のカップとして鎮座している。主にコーラ用として。 唯「してりっちゃん、本日の獲物は!」 律「ふふふ・・・今日はこれだぁ!」 唯「おおー!これがあの伝説の・・・」 律「伝説はもういいっちゅうねん!」 憂「伝説のポテチコンソメ、ですね」 律「妹よお前もか・・・」 律「憂ちゃんも一緒にどう?」 憂「せっかくですけど、今日は純ちゃんと梓ちゃんと約束があって」 唯「そういや昨日あずにゃんに聞いた気がする」 律「そっか。時間はまだ大丈夫なの?」 憂「はい、今から出ても充分間に合います」 唯「うまうま」パリポリ 律「ちょ、勝手に食うなって!」 憂「お姉ちゃんったら・・・。あ、それじゃ私行きますね」 律「ああ、うん。私らもしばらくしたら出るよ」 憂「いつも通り、戸締りよろしくお願いしますね」 律「合点承知之助!」 唯「染之助染太郎!」 律「それは関係ねえ」 憂「ふふ、それじゃ行ってきます」 律唯「行ってらっしゃーい」 唯「ふう、食べた食べた」 律「結局大半一人で食いやがって・・・」 唯「ねえねえ、今日はどこ行く?」 律「んー・・・。たまには楽器屋でも行ってみる?」 唯「いいねえー!よーし、お店のギター全部試し弾きしちゃうよぉ!」 律「んじゃ私はドラムを全部・・・ってドラムそんなに置いてないわ!」 唯「まあまありっちゃん、代わりに私がギター教えてあげるから」 律「光栄至極」 唯「うむ、苦しゅうない」 律「んじゃ、そろそろいこっか」 唯「そだね。えーっと、鍵鍵・・・」 律「お、今日は忘れないんだな」 唯「ありました!バッチリでありますりっちゃん隊員!」 律「うむ、それではついてこい唯隊員!」 唯「イエッサー!」 今日も楽しい一日になりそうだ。 おわり

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