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***SS44ハジメマシテ?
「絶対これだけは譲れないよ」
「なんでだよ。別にどっちだって良いだろ」
「ダメだよ。私は長女なんだから平沢の名字を捨てられない」
「私だって田井中家の長女だぞ。それに平沢の家には憂ちゃんっていう立派な妹が居るだろ」
「そんなこと言ったら、りっちゃん家には聡君っていう長男が居ますぅ。聡君が結婚するから田井中家は安泰だけど、平沢家は憂がお嫁に行っちゃったら…」
彼女達が言い争っているのはお互いの名字の事。
もちろん、日本では同性婚が認められていないので、養子縁組をする以外は本人達がそうしているだけの関係ということになる。
「私は田井中“律”にはそんなにこだわり無いけど、田井中“唯”は譲れないぞ」
「りっちゃん、告白したのも、プロポーズしたのも、えっちな事したのも全部私からなんだよ。こういう時だけ出しゃばらないでよ」
「なっ!それは関係無いだろうが。このぉ!」
痛いところをつかれた律が唯に覆いかぶさる。
体の大きさは同じくらいでも運動神経で自分が有利と律は思っていた。
しかし、律の考えは簡単に覆されて逆に唯に抑え込まれてしまう。
「ちょっ、やめろよ」
必死に暴れても律は唯の拘束から逃れられなかった。
「私が守ってあげるから!だから、平沢律になって。幸せにするよ」
「私はそんなに弱くな…」
「いいね。はい、ハジメマシテだよ、平沢“律”さん」
「ハ、ハジメマシテ?平沢唯さん…」
反論する間もなく唯に押しきられてしまう律。
「良くできました。素直なりっちゃんは可愛くて好きだよ」
唯の腕が律の背中にまわされる。
「私はわがままな唯は嫌い」
「真っ赤な顔でそんな事言うりっちゃんは素直じゃなくても可愛いから好き!」
“きゅぅ”っと音が聞こえそうなくらいに抱きしめられてさらに赤くなる律。
世間がそれを認めなくても、田井中律が平沢“律”になった瞬間。
end
***SS44
***ハジメマシテ?
「絶対これだけは譲れないよ」
「なんでだよ。別にどっちだって良いだろ」
「ダメだよ。私は長女なんだから平沢の名字を捨てられない」
「私だって田井中家の長女だぞ。それに平沢の家には憂ちゃんっていう立派な妹が居るだろ」
「そんなこと言ったら、りっちゃん家には聡君っていう長男が居ますぅ。聡君が結婚するから田井中家は安泰だけど、平沢家は憂がお嫁に行っちゃったら…」
彼女達が言い争っているのはお互いの名字の事。
もちろん、日本では同性婚が認められていないので、養子縁組をする以外は本人達がそうしているだけの関係ということになる。
「私は田井中“律”にはそんなにこだわり無いけど、田井中“唯”は譲れないぞ」
「りっちゃん、告白したのも、プロポーズしたのも、えっちな事したのも全部私からなんだよ。こういう時だけ出しゃばらないでよ」
「なっ!それは関係無いだろうが。このぉ!」
痛いところをつかれた律が唯に覆いかぶさる。
体の大きさは同じくらいでも運動神経で自分が有利と律は思っていた。
しかし、律の考えは簡単に覆されて逆に唯に抑え込まれてしまう。
「ちょっ、やめろよ」
必死に暴れても律は唯の拘束から逃れられなかった。
「私が守ってあげるから!だから、平沢律になって。幸せにするよ」
「私はそんなに弱くな…」
「いいね。はい、ハジメマシテだよ、平沢“律”さん」
「ハ、ハジメマシテ?平沢唯さん…」
反論する間もなく唯に押しきられてしまう律。
「良くできました。素直なりっちゃんは可愛くて好きだよ」
唯の腕が律の背中にまわされる。
「私はわがままな唯は嫌い」
「真っ赤な顔でそんな事言うりっちゃんは素直じゃなくても可愛いから好き!」
“きゅぅ”っと音が聞こえそうなくらいに抱きしめられてさらに赤くなる律。
世間がそれを認めなくても、田井中律が平沢“律”になった瞬間。
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