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「ξ゚⊿゚)ξメンヘラのようです」(2011/02/27 (日) 11:04:24) の最新版変更点
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目の前に見える空は大きくて、なぜだか初めて付き合った彼を思い出してしまった。
ξ゚⊿゚)ξ君も私を思い出してくれているのかな?
くすっと笑ってそれから大きな深呼吸をして、彼の名前を叫んだ。
君との思い出と共にこの世界からサヨナラするよ。
ξ゚⊿゚)ξメンヘラのようです
彼と別れて2年目。
ずっと忘れられないまま。
21:35分。
仕事が終わって電車に乗っている私の頭の中では、脱線事故が起きないかな?なんてことばかり考えていた。
死んでしまえれば楽なのに。
それなのになぜ私達は生きているのだろう。
こんな辛い生活を毎日生きて、なんの得があるというのだろう。
大切な人が居なくなってしまった私に、生きる意味はあるのだろうか。
雪が降り始めた。
冷たい雪が私の肩に舞い落ちてくる。
このままずっと降り続いて、地面を真っ白に染めて欲しい。
そうすれば、彼を忘れられる気がするの。
そうすれば、私は幸せになれる気がするの。
そして雪はアスファルトの上で溶けた。
ξ゚⊿゚)ξ…汚い
あぁ、やっぱり汚かった。
私と一緒で、汚かった。
ξ゚⊿゚)ξただいま
部屋の灯りをつけて、ソファーの上に置いてあるくまのぬいぐるみを抱き締めた。
ξ゚⊿゚)ξやっぱり彼の匂いはもう戻ってこないね
…笑いたいのにもう笑えない。
そしてバタッとベッドに横になって目を閉じた。
もう何も考えたくない。
このまま、目が覚めなければいいのに。
このまま
このまま
このまま
夢を見た。
お花畑の中で、小さな私が誰かに手を引っ張られているの。
その手は優しくて温かくて、とても素敵だったんだけどね、怖かった。
だから泣いちゃった。
そしたら私の手を引っ張ってた人が小さく私の耳元で囁いたんだ。
「君のせいだよ」って。
その声はどこかで聞いたことがあるような気がしたんだけど、思い出せなかった。
そこで目が覚めて終わり。
30秒ぐらいぼーっと天井を見ながらようやく気がついた。
ξ゚⊿゚)ξ君の声だったのか
なぜだか涙が流れていた。
会社に行く前に胃薬を飲む。
ストレスのせいで胃が悪くなったみたいで、吐き気やむかつきが頻繁に起こってしまうようになった。
原因はわかってる。
ξ゚⊿゚)ξ…なぜ私は働くの?
そして私は出社した。
今日は何回怒られたんだろう。
今日は何回死にたいと思ったんだろう。
22時をすぎた頃、私は左手首をカッターナイフで切った。
溢れだしてくる血液が、床にポタポタと落ち始めた。
ξ゚⊿゚)ξ会いたい、会いたいよ
おもむろに携帯を手にとり、彼に電話をかけた。
プルルルル…ガチャッ
ξ゚⊿゚)ξ「も…もしもし!」
ζ(゚ー゚*ζ「もしもし?」
ξ゚⊿゚)ξえっ…あっ…
ζ(゚ー゚*ζあれ、ごめんなさい、ショボン今トイレ行ってて代わりに出たんだけど、もう少ししたら戻ってくるから折り返し電話させますね!
私の頭の中で何かが切れた音がした。
電話の向こうの知らない女の子が、何度も私の名前を聞いてきたけど、もうわけがわからなくなって電源ボタンを押した。
それから私は財布を持って家を飛び出したのだろう。
自分でも思い出せないぐらいパニックだった。
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