ξ゚⊿゚)ξ帰ってこないようです 本編

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ξ゚⊿゚)ξ帰ってこないようです ――ブーン宅―― ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「はぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、遅いなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「はよ帰ってこいや」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、ホントに」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「今日の晩御飯、何にしよ」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、何が食べたいって言ってたかな」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ミラノ風ドリアだっけ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「さすがに無理よね」 ξ゚⊿゚)ξ「帰ってきたら聞こう」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「お腹空いてきた。やばい」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「もういいや。なんか勝手に作ろう」 ξ゚⊿゚)ξ「とりあえず肉焼いときゃブーン喜ぶし、なんとかなるよね」 ξ゚⊿゚)ξ「へい冷蔵庫♪へい冷蔵庫♪さっさと豚肉出しやがれ♪」 ξ゚⊿゚)ξ「御開帳~♪」ぱかっ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「……?」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「私のプリン無くなっとる」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーンめ」 ξ゚⊿゚)ξ「作ってる途中に帰ってくるかも知れないし、のんびり作るか」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「~♪」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「~♪」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あかん、豚肉やとすぐ出来てもーた」 ξ゚⊿゚)ξ「やっちゃった、てへ☆」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「さみしい」 ξ゚⊿゚)ξ「みそ汁も作ろうかな」 ξ゚⊿゚)ξ「一つ料理が出来た後にやるってのもどうなの私」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「まぁいいや」 ξ゚⊿゚)ξ「さすがにみそ汁が蒸発して無くなるまでには帰ってくるよね」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いやそれ何年後やねん」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「せるふつっこみ」 ξ゚⊿゚)ξ「デレちゃんはおかあさんにおみそ汁を作りました」 ξ゚⊿゚)ξ「おかあさんに喜んでもらうために、頑張って作りました」 ξ゚⊿゚)ξ「おいしくなあれ、おいしくなあれ、とお味噌汁にたくさん魔法をかけて作りました」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「『こんな煮えたぎったみそ汁を飲ませて、私を早死にさせる気かえ!この鬼嫁が!!』お義母さんはデレちゃんにみそ汁をぶちまけました」 ξ゚⊿゚)ξ「デレざまぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「出来た!」 ξ゚⊿゚)ξ「ご飯、おみそ汁、豚のしょうが焼き、トマトサラダにキムチ」 ξ゚⊿゚)ξ「×2。ブーンの分ももちろん用意してまっせ」 ξ゚⊿゚)ξ「帰ってきたら彼女が料理作って待ってる。これ、男が本気スイッチを押したくなるシーンベスト3には入ってるよね」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「知らんけど」 ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「はぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「遅いなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「晩御飯、冷めちゃうじゃん」 ξ゚⊿゚)ξ「私の心は冷めないけど」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「さっきから誰にボケてんだ自分」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「テレビでも見よ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「うわ、すごい」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あはは」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「この俳優、めちゃくちゃイケメンじゃない。タイプだわ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、ブーンほどじゃないか」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「遅いなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「……」 ぴっぴっ、ぴっ。 ぷるるるるるるるるる ξ゚⊿゚)ξ 『ただいま電話に出る事が出来ません。ピーっとry』ブツッ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「……どこで何してんのよもう」 ξ>⊿<)ξ「どこで何してんのよもおおおおおおお」じたばた ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「もうやばい。そろそろ泣きそう」 ξ゚⊿゚)ξ「ヤバいわ私。ブーン好き過ぎる」 ξ゚⊿゚)ξ ξ>⊿<)ξ「んああああ!!早く帰ってきてよぉ!!早くいつもみたいに撫で撫でしてよぉ!!」 ξ>⊿<)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「私きめぇ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あー」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「電話で乙女トーク(笑)でもすっかな」 ξ゚⊿゚)ξ ぴっぴっ、ぴ。 ぷるるるるるるるる ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あ、もしもし?デレ?ああ、うん。うん……いや、別にフツー」 ξ゚⊿゚)ξ「ん?あぁ、うん。いや……あぁ。うん」 ξ゚⊿゚)ξ「お預けなう。」 ξ゚⊿゚)ξ「いや、うん。ごめんなさい。切っちゃダメ。切っちゃダメよ今。私いま物凄い泣きそうだから。ものっそぉい泣きそうだから」 ξ゚⊿゚)ξ「いや、うん。あ、ありがとう」 ξ゚⊿゚)ξ「うん、……うん」 ξ゚⊿゚)ξ「え?浮気?」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ないない。ブーンに限ってそれはない」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「うん」 ξ゚⊿゚)ξ「いいじゃん別に間があっても」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「デレはどう思う?」 ξ゚⊿゚)ξ「……ん?あ、もう付き合って半年だよ。同棲はいま始まって1ヶ月……いや、もうすぐ1ヶ月かな」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「はっ」 ξ゚⊿゚)ξ「もうすぐ1ヶ月記念日じゃーん!もしかしてブーン、なんかサプライズとか用意してたりー!?」 ξ゚⊿゚)ξ「やだもー、ブーンったらー!」 ξ゚⊿゚)ξ「いや、1ヶ月記念日、今日じゃねーや」 ξ゚⊿゚)ξ「ですよねー。そんなの帰ってこない理由にゃなりませんよねー。はいはい、デレさんの言う通りどすえ」 ξ゚⊿゚)ξ「ごめんって。だからごめんってもう」 ξ゚⊿゚)ξ「もし電話切ったら今度からアンタの事冷めたみそ汁って呼ぶからね」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、うん。今目の前にあるものを言っただけなんだけどね」 ξ゚⊿゚)ξ「うん……うん、電話も繋がらないんだ」 ξ゚⊿゚)ξ「だから、兄者くん当たりと飲みに行って潰れてんのかなって……うん。え?」 ξ゚⊿゚)ξ「あ、メール?」 ξ゚⊿゚)ξ「いや、送ってないや」 ξ゚⊿゚)ξ「デレ、あんたそんな頭良かったっけ?」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、胸は関係ねーよ。言うなし」 ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「なんて送ろっかな」 【早く帰ってこいやばかー!】 ξ゚⊿゚)ξ「……いや、なんかなぁ」 【ご飯、冷めてるよ。まだなの?ねぇ】 ξ゚⊿゚)ξ「……なんか怖いな。ヤンデレじゃあるめーし」 【遅いぞっ☆ 1ヶ月記念に、なんか用意してたり?(^0^)笑】 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あざといけどこれいいかも」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「でも絵文字が気に食わんな」 【遅いぞっ☆ 1ヶ月記念に、なんか用意してたり?(^∀^)笑】 ξ゚⊿゚)ξ「いや、こんなにこやかじゃない。私はいまこんなに心中穏やかじゃない」 ξ゚⊿゚)ξ 【遅いぞっ☆ 1ヶ月記念に、なんか用意してたり?\(^0^)/笑】 ξ゚⊿゚)ξ「……いや、何も終わってないし。何一つ終わらせる気ねーし」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「どうせならあれ作ろっかな。女の子にありがちな、キラキラした感じを醸し出すやつ」 ξ゚⊿゚)ξ「【*゚。】←こんな感じのやつ」 ξ゚⊿゚)ξ「可愛いかもしれない」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ううん」 【遅いぞっ☆ 1ヶ月記念に、なんか用意してたり?*∵;・(^0^)笑】 ξ゚⊿゚)ξ「なんか血ぃ吐いてるみたいになった」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ 【遅いぞっ☆ 1ヶ月記念に、なんか用意してたり?^^笑】 ξ゚⊿゚)ξ「結局こうなってしまった」 ξ゚⊿゚)ξ「どーして私はこうも可愛らしさが無いのか」 ξ゚⊿゚)ξ「なんだかなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「ホントにブーン、私の事好きなのかな」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ほんとはこういうの、あんま好きじゃないけど」 【もうすぐなんの日か、覚えてる?】 ξ゚⊿゚)ξ「これでいいか」 ξ゚⊿゚)ξ「送信……と」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ブーンが私の事、ホントに好きなら」 ξ゚⊿゚)ξ「きっと覚えててくれてるよね」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「一人よがりかな」 ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「なんか むなしく なってきたなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「返信、来ないな」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、飲み潰れてるなら返せないよね」 ξ゚⊿゚)ξ「自分で言ったのに、何をしてんだ自ぶ【ピロリロリーン!ユーガッタメーゥ!】 ξ゚⊿゚)ξ「!!」 ξ゚⊿゚)ξ「どきどき」 デレ【ん?アンタの誕生日……じゃない、よね?wwなんかあったっけ?】 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「うわあああああああ間違えたあああああああ!!」 ξ゚⊿゚)ξ「NO!!NO!!NOOOOOO!!」 【忘れて。今すぐ忘れて】 ξ゚⊿゚)ξ「やばい!落ち着け!落ち着け私!」 デレ【ん?なに?もしかして今の、彼氏君に送るつもりだったり?(笑)】 ξ゚⊿゚)ξ「火にガソリン注いでしまったああああああ!!!」 デレ【うっかりミスってレベルじゃないじゃんwよく見なさいよー(笑)】 ξ;>⊿<)ξ「忘れろおおおおおおお!!」 【ホイミ!ホイミ!】 デレ【別にホイミに記憶を消す力はないよ……。あんた、ホイミを何の魔法だと思ってんの(笑)】 ξ;>⊿<)ξ「やばい!!私の黒歴史が秒速550mで大量生産されとる!!これはまずい!!」 デレ【まぁ、見なかった事にしといてあげるよ。でも最愛の人と親友のアドレスを間違えるかフツー……(笑)】 ξ゚⊿゚)ξ「ああもう勝ち誇りやがって!どや顔が浮かんでくるよ。ダメだよこいつ。もうこいつデレじゃなくてドヤだよ」 ξ゚⊿゚)ξ「でも、間違えたのも仕方ないじゃん。デレとは、しょっちゅうメールするし……」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「うん?」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あれ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「なんでだろ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「今気付いたけど、ブーンとのメール、意外と少ないなぁ私」 ξ゚⊿゚)ξ「なんで?」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ――――浮気してるんじゃないの?(笑) え?浮気? ――――そう、浮気。 ……。 ないない。ブーンに限ってそれはない ――――なに今の間(笑)もしかして、思い当たる節が?(笑) ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ううん、やめよこういうの」 【ピロリロリーン!ユーガッタメーゥ!】 ξ゚⊿゚)ξ「あ」 ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「どきどき」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あ」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーンからだ……!」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ブーン【ごめん、何の事だかわかりませんお。】 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「まぁ、当然よね。ブーン、頭悪いし」 ξ゚⊿゚)ξ「物覚え悪いし馬鹿だし」 ξ゚⊿゚)ξ「こういうとこで気が効かないのは、いつもの事だよ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「……あ、だめだ……」 ξ;⊿;)ξ「……うぅ」 ξ;⊿;)ξ「うぅ……ひっ……ひぅう……ううううううう……」 ξ;⊿;)ξ「もうぜーたくいわないよ。でも、さみしいよ。早く帰ってきてよ」 ξ;⊿;)ξ「大好きなのよぉ……うううううう…ぐすっ」 ξ;⊿;)ξ 【早く家に帰ってきて!!】 ブーン【?? 何でだお?】 【いいから早く!】 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「泣き止んだ」 ξ゚⊿゚)ξ「でも、ブーンの顔みたらまた泣いちゃうかも」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ちゃんと我慢する」 初めて会ったのは、半年前。 大学の講義で隣に座ったあなたを一目見て、恋に落ちた。 そこから、頑張ってたくさんお喋りした。 たくさんお手紙も書いた。 不器用で素直になれない私だけど ブーンを大好きな気持ちだけは、誰にも負けなかった。 これだけは、自信がある。 ブーンの家に住み始めたのは、1ヶ月前。 夢のようだった。 大好きなブーンの部屋。 大好きなブーンの匂いに包まれて。 大好きなブーンの家具に包まれて。 幸せの絶頂だった。 ……なんか、気持ち悪く聞こえちゃうね。 ξ゚⊿゚)ξ いつからかな、それがすれ違いを生んだのは いつからか、起きた道違い。 それに気付いてたのか、気付いてなかったのか。 それでも私は、きっと同じ。 今も昔も、きっと同じ。 変わらず、あなたを愛してる。 ξ゚⊿゚)ξ ガチャ 「ただいま……ふいぃー……」 ξ゚⊿゚)ξ「……あ」 ブーン。 (;^ω^)「疲れた……ん?」 ξ゚⊿゚)ξ「……あ」 ブーン。 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン」 ブーン。ブーン。ブーンが。ブーンが。ブーンが。ブーンが。ブーンが。 帰ってきた。 遅いよ。 ξ;⊿;)ξ「遅いよぉ……」 ξ;⊿;)ξ「お帰りブーン。遅いよ。遅すぎるよ……」 ( ^ω^) (;^ω^)「え、ちょ……どちら様ですかお?つーか、人ん家で何やって……え?え?」 ξ;⊿;)ξ ξ;⊿;)ξ ねぇブーン 愛してる だから早く 帰ってきてよ ――拘置所―― ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「はぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、遅いなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「はよ帰ってこいや」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、ホントに」 ('A`)「おい人殺し。独り言なら静かにやってくれや。ラジオが聞こえやしねぇ。競馬、聞き逃しちまった」 ξ゚⊿゚)ξ「あ、丁度いいや。そこのお兄さん」 ('A`)「ん?」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーンはまだ帰ってこないの?」 ('A`)「……」 ξ゚⊿゚)ξ「まだ、帰ってこないの?ほら、お味噌汁、冷めちゃってる」 ('A`) ('A`)「……あぁ」 ('A`)「お前の好きなブーン君はもう、帰ってこないよ」 ('A`)「そして、お前ももう帰れないんだ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あぁ」 ――――ブーン、遅いなぁ。 ξ゚⊿゚)ξ帰ってこないようです 終わり。 [[戻る>http://www43.atwiki.jp/boonshousetsu/pages/19.html]] - え? &br()どういうことだってばよ? -- あめ (2011-02-11 11:50:00) #comment(nsize=40,vsize=10,size=40)
ξ゚⊿゚)ξ帰ってこないようです ――ブーン宅―― ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「はぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、遅いなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「はよ帰ってこいや」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、ホントに」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「今日の晩御飯、何にしよ」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、何が食べたいって言ってたかな」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ミラノ風ドリアだっけ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「さすがに無理よね」 ξ゚⊿゚)ξ「帰ってきたら聞こう」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「お腹空いてきた。やばい」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「もういいや。なんか勝手に作ろう」 ξ゚⊿゚)ξ「とりあえず肉焼いときゃブーン喜ぶし、なんとかなるよね」 ξ゚⊿゚)ξ「へい冷蔵庫♪へい冷蔵庫♪さっさと豚肉出しやがれ♪」 ξ゚⊿゚)ξ「御開帳~♪」ぱかっ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「……?」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「私のプリン無くなっとる」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーンめ」 ξ゚⊿゚)ξ「作ってる途中に帰ってくるかも知れないし、のんびり作るか」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「~♪」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「~♪」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あかん、豚肉やとすぐ出来てもーた」 ξ゚⊿゚)ξ「やっちゃった、てへ☆」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「さみしい」 ξ゚⊿゚)ξ「みそ汁も作ろうかな」 ξ゚⊿゚)ξ「一つ料理が出来た後にやるってのもどうなの私」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「まぁいいや」 ξ゚⊿゚)ξ「さすがにみそ汁が蒸発して無くなるまでには帰ってくるよね」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いやそれ何年後やねん」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「せるふつっこみ」 ξ゚⊿゚)ξ「デレちゃんはおかあさんにおみそ汁を作りました」 ξ゚⊿゚)ξ「おかあさんに喜んでもらうために、頑張って作りました」 ξ゚⊿゚)ξ「おいしくなあれ、おいしくなあれ、とお味噌汁にたくさん魔法をかけて作りました」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「『こんな煮えたぎったみそ汁を飲ませて、私を早死にさせる気かえ!この鬼嫁が!!』お義母さんはデレちゃんにみそ汁をぶちまけました」 ξ゚⊿゚)ξ「デレざまぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「出来た!」 ξ゚⊿゚)ξ「ご飯、おみそ汁、豚のしょうが焼き、トマトサラダにキムチ」 ξ゚⊿゚)ξ「×2。ブーンの分ももちろん用意してまっせ」 ξ゚⊿゚)ξ「帰ってきたら彼女が料理作って待ってる。これ、男が本気スイッチを押したくなるシーンベスト3には入ってるよね」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「知らんけど」 ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「はぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「遅いなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「晩御飯、冷めちゃうじゃん」 ξ゚⊿゚)ξ「私の心は冷めないけど」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「さっきから誰にボケてんだ自分」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「テレビでも見よ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「うわ、すごい」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あはは」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「この俳優、めちゃくちゃイケメンじゃない。タイプだわ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、ブーンほどじゃないか」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「遅いなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「……」 ぴっぴっ、ぴっ。 ぷるるるるるるるるる ξ゚⊿゚)ξ 『ただいま電話に出る事が出来ません。ピーっとry』ブツッ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「……どこで何してんのよもう」 ξ>⊿<)ξ「どこで何してんのよもおおおおおおお」じたばた ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「もうやばい。そろそろ泣きそう」 ξ゚⊿゚)ξ「ヤバいわ私。ブーン好き過ぎる」 ξ゚⊿゚)ξ ξ>⊿<)ξ「んああああ!!早く帰ってきてよぉ!!早くいつもみたいに撫で撫でしてよぉ!!」 ξ>⊿<)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「私きめぇ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あー」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「電話で乙女トーク(笑)でもすっかな」 ξ゚⊿゚)ξ ぴっぴっ、ぴ。 ぷるるるるるるるる ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あ、もしもし?デレ?ああ、うん。うん……いや、別にフツー」 ξ゚⊿゚)ξ「ん?あぁ、うん。いや……あぁ。うん」 ξ゚⊿゚)ξ「お預けなう。」 ξ゚⊿゚)ξ「いや、うん。ごめんなさい。切っちゃダメ。切っちゃダメよ今。私いま物凄い泣きそうだから。ものっそぉい泣きそうだから」 ξ゚⊿゚)ξ「いや、うん。あ、ありがとう」 ξ゚⊿゚)ξ「うん、……うん」 ξ゚⊿゚)ξ「え?浮気?」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ないない。ブーンに限ってそれはない」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「うん」 ξ゚⊿゚)ξ「いいじゃん別に間があっても」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「デレはどう思う?」 ξ゚⊿゚)ξ「……ん?あ、もう付き合って半年だよ。同棲はいま始まって1ヶ月……いや、もうすぐ1ヶ月かな」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「はっ」 ξ゚⊿゚)ξ「もうすぐ1ヶ月記念日じゃーん!もしかしてブーン、なんかサプライズとか用意してたりー!?」 ξ゚⊿゚)ξ「やだもー、ブーンったらー!」 ξ゚⊿゚)ξ「いや、1ヶ月記念日、今日じゃねーや」 ξ゚⊿゚)ξ「ですよねー。そんなの帰ってこない理由にゃなりませんよねー。はいはい、デレさんの言う通りどすえ」 ξ゚⊿゚)ξ「ごめんって。だからごめんってもう」 ξ゚⊿゚)ξ「もし電話切ったら今度からアンタの事冷めたみそ汁って呼ぶからね」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、うん。今目の前にあるものを言っただけなんだけどね」 ξ゚⊿゚)ξ「うん……うん、電話も繋がらないんだ」 ξ゚⊿゚)ξ「だから、兄者くん当たりと飲みに行って潰れてんのかなって……うん。え?」 ξ゚⊿゚)ξ「あ、メール?」 ξ゚⊿゚)ξ「いや、送ってないや」 ξ゚⊿゚)ξ「デレ、あんたそんな頭良かったっけ?」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、胸は関係ねーよ。言うなし」 ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「なんて送ろっかな」 【早く帰ってこいやばかー!】 ξ゚⊿゚)ξ「……いや、なんかなぁ」 【ご飯、冷めてるよ。まだなの?ねぇ】 ξ゚⊿゚)ξ「……なんか怖いな。ヤンデレじゃあるめーし」 【遅いぞっ☆ 1ヶ月記念に、なんか用意してたり?(^0^)笑】 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あざといけどこれいいかも」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「でも絵文字が気に食わんな」 【遅いぞっ☆ 1ヶ月記念に、なんか用意してたり?(^∀^)笑】 ξ゚⊿゚)ξ「いや、こんなにこやかじゃない。私はいまこんなに心中穏やかじゃない」 ξ゚⊿゚)ξ 【遅いぞっ☆ 1ヶ月記念に、なんか用意してたり?\(^0^)/笑】 ξ゚⊿゚)ξ「……いや、何も終わってないし。何一つ終わらせる気ねーし」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「どうせならあれ作ろっかな。女の子にありがちな、キラキラした感じを醸し出すやつ」 ξ゚⊿゚)ξ「【*゚。】←こんな感じのやつ」 ξ゚⊿゚)ξ「可愛いかもしれない」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ううん」 【遅いぞっ☆ 1ヶ月記念に、なんか用意してたり?*∵;・(^0^)笑】 ξ゚⊿゚)ξ「なんか血ぃ吐いてるみたいになった」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ 【遅いぞっ☆ 1ヶ月記念に、なんか用意してたり?^^笑】 ξ゚⊿゚)ξ「結局こうなってしまった」 ξ゚⊿゚)ξ「どーして私はこうも可愛らしさが無いのか」 ξ゚⊿゚)ξ「なんだかなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「ホントにブーン、私の事好きなのかな」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ほんとはこういうの、あんま好きじゃないけど」 【もうすぐなんの日か、覚えてる?】 ξ゚⊿゚)ξ「これでいいか」 ξ゚⊿゚)ξ「送信……と」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ブーンが私の事、ホントに好きなら」 ξ゚⊿゚)ξ「きっと覚えててくれてるよね」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「一人よがりかな」 ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「なんか むなしく なってきたなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「返信、来ないな」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、飲み潰れてるなら返せないよね」 ξ゚⊿゚)ξ「自分で言ったのに、何をしてんだ自ぶ【ピロリロリーン!ユーガッタメーゥ!】 ξ゚⊿゚)ξ「!!」 ξ゚⊿゚)ξ「どきどき」 デレ【ん?アンタの誕生日……じゃない、よね?wwなんかあったっけ?】 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「うわあああああああ間違えたあああああああ!!」 ξ゚⊿゚)ξ「NO!!NO!!NOOOOOO!!」 【忘れて。今すぐ忘れて】 ξ゚⊿゚)ξ「やばい!落ち着け!落ち着け私!」 デレ【ん?なに?もしかして今の、彼氏君に送るつもりだったり?(笑)】 ξ゚⊿゚)ξ「火にガソリン注いでしまったああああああ!!!」 デレ【うっかりミスってレベルじゃないじゃんwよく見なさいよー(笑)】 ξ;>⊿<)ξ「忘れろおおおおおおお!!」 【ホイミ!ホイミ!】 デレ【別にホイミに記憶を消す力はないよ……。あんた、ホイミを何の魔法だと思ってんの(笑)】 ξ;>⊿<)ξ「やばい!!私の黒歴史が秒速550mで大量生産されとる!!これはまずい!!」 デレ【まぁ、見なかった事にしといてあげるよ。でも最愛の人と親友のアドレスを間違えるかフツー……(笑)】 ξ゚⊿゚)ξ「ああもう勝ち誇りやがって!どや顔が浮かんでくるよ。ダメだよこいつ。もうこいつデレじゃなくてドヤだよ」 ξ゚⊿゚)ξ「でも、間違えたのも仕方ないじゃん。デレとは、しょっちゅうメールするし……」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「うん?」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あれ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「なんでだろ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「今気付いたけど、ブーンとのメール、意外と少ないなぁ私」 ξ゚⊿゚)ξ「なんで?」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ――――浮気してるんじゃないの?(笑) え?浮気? ――――そう、浮気。 ……。 ないない。ブーンに限ってそれはない ――――なに今の間(笑)もしかして、思い当たる節が?(笑) ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ううん、やめよこういうの」 【ピロリロリーン!ユーガッタメーゥ!】 ξ゚⊿゚)ξ「あ」 ξ゚⊿゚)ξ「……」 ξ゚⊿゚)ξ「どきどき」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あ」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーンからだ……!」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ブーン【ごめん、何の事だかわかりませんお。】 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「まぁ、当然よね。ブーン、頭悪いし」 ξ゚⊿゚)ξ「物覚え悪いし馬鹿だし」 ξ゚⊿゚)ξ「こういうとこで気が効かないのは、いつもの事だよ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「……あ、だめだ……」 ξ;⊿;)ξ「……うぅ」 ξ;⊿;)ξ「うぅ……ひっ……ひぅう……ううううううう……」 ξ;⊿;)ξ「もうぜーたくいわないよ。でも、さみしいよ。早く帰ってきてよ」 ξ;⊿;)ξ「大好きなのよぉ……うううううう…ぐすっ」 ξ;⊿;)ξ 【早く家に帰ってきて!!】 ブーン【?? 何でだお?】 【いいから早く!】 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「泣き止んだ」 ξ゚⊿゚)ξ「でも、ブーンの顔みたらまた泣いちゃうかも」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「ちゃんと我慢する」 初めて会ったのは、半年前。 大学の講義で隣に座ったあなたを一目見て、恋に落ちた。 そこから、頑張ってたくさんお喋りした。 たくさんお手紙も書いた。 不器用で素直になれない私だけど ブーンを大好きな気持ちだけは、誰にも負けなかった。 これだけは、自信がある。 ブーンの家に住み始めたのは、1ヶ月前。 夢のようだった。 大好きなブーンの部屋。 大好きなブーンの匂いに包まれて。 大好きなブーンの家具に包まれて。 幸せの絶頂だった。 ……なんか、気持ち悪く聞こえちゃうね。 ξ゚⊿゚)ξ いつからかな、それがすれ違いを生んだのは いつからか、起きた道違い。 それに気付いてたのか、気付いてなかったのか。 それでも私は、きっと同じ。 今も昔も、きっと同じ。 変わらず、あなたを愛してる。 ξ゚⊿゚)ξ ガチャ 「ただいま……ふいぃー……」 ξ゚⊿゚)ξ「……あ」 ブーン。 (;^ω^)「疲れた……ん?」 ξ゚⊿゚)ξ「……あ」 ブーン。 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン」 ブーン。ブーン。ブーンが。ブーンが。ブーンが。ブーンが。ブーンが。 帰ってきた。 遅いよ。 ξ;⊿;)ξ「遅いよぉ……」 ξ;⊿;)ξ「お帰りブーン。遅いよ。遅すぎるよ……」 ( ^ω^) (;^ω^)「え、ちょ……どちら様ですかお?つーか、人ん家で何やって……え?え?」 ξ;⊿;)ξ ξ;⊿;)ξ ねぇブーン 愛してる だから早く 帰ってきてよ ――拘置所―― ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「はぁ」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、遅いなぁ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「はよ帰ってこいや」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「いや、ホントに」 ('A`)「おい人殺し。独り言なら静かにやってくれや。ラジオが聞こえやしねぇ。競馬、聞き逃しちまった」 ξ゚⊿゚)ξ「あ、丁度いいや。そこのお兄さん」 ('A`)「ん?」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーンはまだ帰ってこないの?」 ('A`)「……」 ξ゚⊿゚)ξ「まだ、帰ってこないの?ほら、お味噌汁、冷めちゃってる」 ('A`) ('A`)「……あぁ」 ('A`)「お前の好きなブーン君はもう、帰ってこないよ」 ('A`)「そして、お前ももう帰れないんだ」 ξ゚⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「あぁ」 ――――ブーン、遅いなぁ。 ξ゚⊿゚)ξ帰ってこないようです 終わり。 [[戻る>http://www43.atwiki.jp/boonshousetsu/pages/19.html]] - え? &br()どういうことだってばよ? -- あめ (2011-02-11 11:50:00) - うわ……こういうのは2ループ目が怖いな…… -- 名無しさん (2011-02-15 01:17:30) #comment(nsize=40,vsize=10,size=40)

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