「('A`)が入山したら案の定衆道だらけだったようです その12」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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( ゚∀゚)「どうしてだ……うまくいくはずだった……」
('A`)(譲留さんが放心している……)
('A`)(あの人も完全に開き切ってはいなかったんだな……)
('A`)(擬古さんが閉じ切れず、文言すべてを拒絶できなかったように……)
(´<_` )「それでは……両名とも衆道に足を浸からせていたと」
('A`)(あんたもだろ)
( ´_ゝ`)「めんどくさい話になってきたな」
ガララッ
(*゚ー゚)「戸が開いた!?」
(,,゚Д゚)「ふふふ、ふっはっはー! 久々だな皆の者!」
( ゚∀゚)「擬古殿!?」
(,,゚Д゚)「譲留和尚か。最早懐かしいな」
(,,゚Д゚)「ふくく、拙僧は鍵を解錠することの快感をしってしまったのだよ」
(,,゚Д゚)「譲留! 貴様に逆襲するためにな!」
( ゚∀゚)「俺に……だと?」
(,,゚Д゚)「貴様は町に女を囲っていると聞かされた……」
(,,゚Д゚)「しかし手篭めにしていたのは女だけではなかった!」
(,,゚Д゚)「こやつは……少年に金銭を手渡して肉体関係を結んでおったのだよ!」
( ゚∀゚)「なっ、くそっ、なんでそれを!」
(,,゚Д゚)「インターネットとやらの掲示板で変態坊主の目撃証言が流れておったわ!」
(,,゚Д゚)「美僧などと名乗っているがただのホモだ、とな!」
( ^ω^)「ひどいサイトがあったもんだお……」
('A`)「お前が出家する前から2ちゃんはあっただろ」
/ ,' 3「擬古和尚、いったん落ち着きなさい」
(,,゚Д゚)「落ち着いてなどいられませぬ!」
(,,゚Д゚)「どうせ拙僧や関係者の処遇についてでも話し合っておられたのでしょう!」
(,,゚Д゚)「そんなものは最早どうでもよいのです!」
(,,゚Д゚)「譲留和尚もまた、拙僧と同じく衆道狂いだった! これだけを伝えたい!」
(,,゚Д゚)「うふ、外の世界を知ることで……内にある真実を知ることが叶った」
(,,゚Д゚)「それもこれも譲留和尚のご大層な高説のおかげだ」
(,,゚Д゚)「拙僧の思想と彼の思想が融合して、ついに悟りに達したのである!」
( ・∀・)「やめろ……やめろ……!」
('A`)「凄まじいカオス空間だ……」
('A`)「擬古さんはご覧のとおり完全にキマってるし」
('A`)「譲留さんは心ここにあらずといった状態だ……」
('A`)「荒巻さんは現状を呑み込みきれずに呆然としている」
('A`)「弟蛇さんは……少し焦っているようにも見えるな」
('A`)「兄蛇さんはじっと指先を見つめている」
('A`)「そして茂羅さんは……ずっと頭を抱えて震えている。この点が謎だ」
( ^ω^)「どう収拾をつけるんだお、これ……」
('A`)「さあ……」
(*゚ー゚)「うう……気分が……」
(,,゚Д゚)「どうせ他の者も衆道に狂っておるのだろう!」
(,,゚Д゚)「言わないだけ! 言わないだけ!」
(´<_` )「落ち着け、落ち着くんだ、擬古和尚!」
( ´_ゝ`)「弟蛇の言うとおりだ。ちょいと頭冷やせ」
(,,゚Д゚)「冷静に熱狂しておるのだ!」
( ゚∀゚)「これは……現実なのか……?」
/ ,' 3「おお……わしは何をどうすればよいのじゃ……」
「鎮まりなさい!」
('A`)「いっ、今の声は……!」
(´・ω・`)「一同余すことなく心が乱れておる! 鎮まりなさい!」
シィン...
('A`)「しょ、諸梵和尚」
('A`)(すげえ……一気に堂内が水を打ったみたいになった)
(´・ω・`)「今戻りました……しかし、なんですかこの喧騒は!」
/ ,' 3「お、おお……管主殿」
(´・ω・`)「どうなさったのですか荒巻和尚。これに至るまでの成り行きを」
/ ,' 3「実は……かくかくしかじかでして……」
(´・ω・`)「ふうむ……成程」
(´・ω・`)「そのような痴情のもつれが……」
/ ,' 3「誠につまらないことが端緒の騒動なのです。どうかお許しを……」
( ^ω^)(さすがの統率力だお)
(*゚ー゚)(一瞬で騒ぎが治まりました)
('A`)(凄い坊さんだな、あの人……)
('A`)(でもなんか……茂羅さんの様子だけまだおかしい……)
/ ,' 3「悪いのは責任を賜った私です。雲水たちには恩赦を……」
(´・ω・`)「いえいえ結構。怒気を撒いたりなどはいたしません」
(´・ω・`)「むしろ、そのような理由なのでしたら、望んでいた結果です」
/ ,' 3「……は?」
(´・ω・`)「機は熟したということですね」
(´・ω・`)「皆の者! こちらに向き直りなさい!」
(´・ω・`)「これより教義を――この寺の解説を始めます」
(´・ω・`)「これより教義を――この寺の解説を始めます」
('A`)(ど、どういうことだよ!?)
( ^ω^)(さっぱりだお。そっちこそ……)
('A`)(新参者の俺が分かるかよ)
('A`)(俺たちどころか……六知事全員が驚いている……)
(*゚ー゚)(何が始まるのでしょう……)
(´・ω・`)「皆心を安らかに、精神を清らかに、そして静聴してくだされ」
(´・ω・`)「さて何から語りましょうか……そうですね、まずは」
(´・ω・`)「昔話でも始めましょう」
(´・ω・`)「私が毘譜寺の管主の座に就いて、二十年少々ですか」
(´・ω・`)「当時より在籍する僧は私を除いて荒巻和尚のみとなりました」
/ ,' 3「そこからの……話か……」
(´・ω・`)「先代が隠居に瀕した際、新たな統領探しに苦心しておりました」
(´・ω・`)「ただ私は荒巻和尚こそが当山の住職を任されると思っていました」
(´・ω・`)「当時から既に、荒巻和尚は座禅の道を極めておりましたので」
(´・ω・`)「しかし先代は私を管主に指名した」
(´・ω・`)「その頃の私は三十にも満たぬ若輩者であったというのに」
/ ,' 3「……諸梵和尚は俊英と呼ばれておった」
/ ,' 3「悟りの境地に若くして達したと……寺内では評判じゃった」
(´・ω・`)「身に余る言葉でございます、荒巻和尚」
(´・ω・`)「未熟にして拙劣。私はその時代も、そして今もまだ修行中の身であります」
/ ,' 3「だが我ら雲水の中でずば抜けた存在であったのは事実」
/ ,' 3「「ゆえに先代管主は諸梵和尚を後任に据えたのじゃ」
(´・ω・`)「ともあれ、そのような経緯で私はこの寺の管主となりました」
(´・ω・`)「――という設定でしたね」
('A`)「設定?」
/ ,' 3「なんと! 如何なことか!」
(´・ω・`)「騒ぐほどのことではございません」
(´・ω・`)「ただ私が特別に先代から寵愛を受けていただけのことです」
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( ゚∀゚)「どうしてだ……うまくいくはずだった……」
('A`)(譲留さんが放心している……)
('A`)(あの人も完全に開き切ってはいなかったんだな……)
('A`)(擬古さんが閉じ切れず、文言すべてを拒絶できなかったように……)
(´<_` )「それでは……両名とも衆道に足を浸からせていたと」
('A`)(あんたもだろ)
( ´_ゝ`)「めんどくさい話になってきたな」
ガララッ
(*゚ー゚)「戸が開いた!?」
(,,゚Д゚)「ふふふ、ふっはっはー! 久々だな皆の者!」
( ゚∀゚)「擬古殿!?」
(,,゚Д゚)「譲留和尚か。最早懐かしいな」
(,,゚Д゚)「ふくく、拙僧は鍵を解錠することの快感をしってしまったのだよ」
(,,゚Д゚)「譲留! 貴様に逆襲するためにな!」
( ゚∀゚)「俺に……だと?」
(,,゚Д゚)「貴様は町に女を囲っていると聞かされた……」
(,,゚Д゚)「しかし手篭めにしていたのは女だけではなかった!」
(,,゚Д゚)「こやつは……少年に金銭を手渡して肉体関係を結んでおったのだよ!」
( ゚∀゚)「なっ、くそっ、なんでそれを!」
(,,゚Д゚)「インターネットとやらの掲示板で変態坊主の目撃証言が流れておったわ!」
(,,゚Д゚)「美僧などと名乗っているがただのホモだ、とな!」
( ^ω^)「ひどいサイトがあったもんだお……」
('A`)「お前が出家する前から2ちゃんはあっただろ」
/ ,' 3「擬古和尚、いったん落ち着きなさい」
(,,゚Д゚)「落ち着いてなどいられませぬ!」
(,,゚Д゚)「どうせ拙僧や関係者の処遇についてでも話し合っておられたのでしょう!」
(,,゚Д゚)「そんなものは最早どうでもよいのです!」
(,,゚Д゚)「譲留和尚もまた、拙僧と同じく衆道狂いだった! これだけを伝えたい!」
(,,゚Д゚)「うふ、外の世界を知ることで……内にある真実を知ることが叶った」
(,,゚Д゚)「それもこれも譲留和尚のご大層な高説のおかげだ」
(,,゚Д゚)「拙僧の思想と彼の思想が融合して、ついに悟りに達したのである!」
( ・∀・)「やめろ……やめろ……!」
('A`)「凄まじいカオス空間だ……」
('A`)「擬古さんはご覧のとおり完全にキマってるし」
('A`)「譲留さんは心ここにあらずといった状態だ……」
('A`)「荒巻さんは現状を呑み込みきれずに呆然としている」
('A`)「弟蛇さんは……少し焦っているようにも見えるな」
('A`)「兄蛇さんはじっと指先を見つめている」
('A`)「そして茂羅さんは……ずっと頭を抱えて震えている。この点が謎だ」
( ^ω^)「どう収拾をつけるんだお、これ……」
('A`)「さあ……」
(*゚ー゚)「うう……気分が……」
(,,゚Д゚)「どうせ他の者も衆道に狂っておるのだろう!」
(,,゚Д゚)「言わないだけ! 言わないだけ!」
(´<_` )「落ち着け、落ち着くんだ、擬古和尚!」
( ´_ゝ`)「弟蛇の言うとおりだ。ちょいと頭冷やせ」
(,,゚Д゚)「冷静に熱狂しておるのだ!」
( ゚∀゚)「これは……現実なのか……?」
/ ,' 3「おお……わしは何をどうすればよいのじゃ……」
「鎮まりなさい!」
('A`)「いっ、今の声は……!」
(´・ω・`)「一同余すことなく心が乱れておる! 鎮まりなさい!」
シィン...
('A`)「しょ、諸梵和尚」
('A`)(すげえ……一気に堂内が水を打ったみたいになった)
(´・ω・`)「今戻りました……しかし、なんですかこの喧騒は!」
/ ,' 3「お、おお……管主殿」
(´・ω・`)「どうなさったのですか荒巻和尚。これに至るまでの成り行きを」
/ ,' 3「実は……かくかくしかじかでして……」
(´・ω・`)「ふうむ……成程」
(´・ω・`)「そのような痴情のもつれが……」
/ ,' 3「誠につまらないことが端緒の騒動なのです。どうかお許しを……」
( ^ω^)(さすがの統率力だお)
(*゚ー゚)(一瞬で騒ぎが治まりました)
('A`)(凄い坊さんだな、あの人……)
('A`)(でもなんか……茂羅さんの様子だけまだおかしい……)
/ ,' 3「悪いのは責任を賜った私です。雲水たちには恩赦を……」
(´・ω・`)「いえいえ結構。怒気を撒いたりなどはいたしません」
(´・ω・`)「むしろ、そのような理由なのでしたら、望んでいた結果です」
/ ,' 3「……は?」
(´・ω・`)「機は熟したということですね」
(´・ω・`)「皆の者! こちらに向き直りなさい!」
(´・ω・`)「これより教義を――この寺の解説を始めます」
(´・ω・`)「これより教義を――この寺の解説を始めます」
('A`)(ど、どういうことだよ!?)
( ^ω^)(さっぱりだお。そっちこそ……)
('A`)(新参者の俺が分かるかよ)
('A`)(俺たちどころか……六知事全員が驚いている……)
(*゚ー゚)(何が始まるのでしょう……)
(´・ω・`)「皆心を安らかに、精神を清らかに、そして静聴してくだされ」
(´・ω・`)「さて何から語りましょうか……そうですね、まずは」
(´・ω・`)「昔話でも始めましょう」
(´・ω・`)「私が毘譜寺の管主の座に就いて、二十年少々ですか」
(´・ω・`)「当時より在籍する僧は私を除いて荒巻和尚のみとなりました」
/ ,' 3「そこからの……話か……」
(´・ω・`)「先代が隠居に瀕した際、新たな統領探しに苦心しておりました」
(´・ω・`)「ただ私は荒巻和尚こそが当山の住職を任されると思っていました」
(´・ω・`)「当時から既に、荒巻和尚は座禅の道を極めておりましたので」
(´・ω・`)「しかし先代は私を管主に指名した」
(´・ω・`)「その頃の私は三十にも満たぬ若輩者であったというのに」
/ ,' 3「……諸梵和尚は俊英と呼ばれておった」
/ ,' 3「悟りの境地に若くして達したと……寺内では評判じゃった」
(´・ω・`)「身に余る言葉でございます、荒巻和尚」
(´・ω・`)「未熟にして拙劣。私はその時代も、そして今もまだ修行中の身であります」
/ ,' 3「だが我ら雲水の中でずば抜けた存在であったのは事実」
/ ,' 3「「ゆえに先代管主は諸梵和尚を後任に据えたのじゃ」
(´・ω・`)「ともあれ、そのような経緯で私はこの寺の管主となりました」
(´・ω・`)「――という設定でしたね」
('A`)「設定?」
/ ,' 3「なんと! 如何なことか!」
(´・ω・`)「騒ぐほどのことではございません」
(´・ω・`)「ただ私が特別に先代から寵愛を受けていただけのことです」
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