蓄電生活



大手家電量販店の太陽光発電コーナーで「蓄電生活」と称して、

大型リチウムイオン蓄電池内蔵蓄電システムを売っていました。


システムといっても小型の冷蔵庫ほどの大きさで、サイズは

320x550x675mmで、重量が65kgになっています。


蓄電池の性能は、電気容量が2.5kwh、これは60Wの電球を18時間と

200W冷蔵庫を8時間、同時に使用できると書かれています。


計算上はその通りになります。停電時などの緊急使用としては

とりあえず、照明と冷蔵庫が必要なのも納得がいきます。


しかし価格を見て驚きました。本体が174万円で、取り付け工事費が

別途46,200円、追加工事費がかかる場合もあるとされています。


まさに、ぼったくり、暴利をむさぼるという感じがしました。


というのも、2年前からカーバッテリーと正弦波対応のインバーター

300Wを使用して、太陽光発電パネルで発電した電力を自作の

蓄電装置で使用していたからです。


容量が1.3kwhと半分ですが、2.5kwhにしようと思えばバッテリーを

追加すればいいだけですので重量も68kgとだいたい同じになります。


寿命を考えると高性能リチウムイオン電池は1000回程度の充放電は

可能です。一方の密封型鉛蓄電池も手間いらずで、すでに700回以上の

充放電を繰り返しましたが、まだキャパは新品時と変わりません。


過酷な使用のクルマの場合でも2年や3年は持ちますから、

フロート充電などトリクル電流の使用が多いやさしい使用方法なら

その2倍は持つとされています。


つまり、節電生活的使用方法ならカーバッテリーの寿命も

リチウムイオンに引けをとらないということです。

パナソニックのカオスならリチウムイオンに勝利するかもしれません。


通常の安物のカーバッテリーで2万円ほどの費用がかかりましたが

バッテリーを追加して2.6kwhにしても3万円程度です。


174万円対3万円、やったぜベイビーと叫びたくなります。


電気自動車のバッテリー交換には150万円前後の費用がかかりますので

リチウムイオン電池はまだまだ高嶺の花といえそうです。













































































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最終更新:2012年10月09日 22:43