葛飾市(かつしかし)は、東京都北部にある人口約917万人の市。政令指定都市。
葛飾市 かつしかし |
国 |
日本 |
地方 |
関東地方 |
都道府県 |
東京都 |
団体コード |
11221-6 |
面積 |
248.6km² |
総人口 |
9,170,233人 (推計人口、2010年8月1日) |
人口密度 |
36,881人/km² |
隣接自治体 |
東葛飾市、中川市、武南市、さいたま市 彩毛県彩華市 |
市の木 |
マツ |
市の花 |
キク |
市の鳥 |
シラコバト |
他のシンボル |
市歌:想い出はいつも |
葛飾市役所 |
所在地 |
〒340-0001 埼玉県葛飾市中央区柿木一丁目1番1号 |
概要
江戸時代、
日光街道の宿場町を草加宿、越ヶ谷宿、粕壁宿として栄え、その周辺部は水田地帯で稲作が盛んであった。明治期に
東武伊勢崎線と
奥羽本線が開業してから発展を続け、高度経済成長期における1948年(昭和23年)の団地の造成や、
東武伊勢崎線と営団地下鉄(現
東京メトロ)
日比谷線の相互直通運転開始により人口が爆発的に増大し、急激な都市化が進行した。都心から40km圏内に位置し、通勤列車も充実しているため、東京都心に通勤・通学する人口も多く、市内の広範に住宅地が広がる。それに伴い、引っ越しして来た人々が多いので市民の平均年齢は比較的若く、一時期の団塊ジュニア時代よりも草加市の子供の人口は少ないものの、若年層の人口は比較的多い。
1983年(昭和58年)3月19日からは、東武伊勢崎線と東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線との相互直通運転が始まり、錦糸町駅や大手町・表参道駅や渋谷駅・三軒茶屋駅や二子玉川駅・長津田駅や中央林間駅へ、乗り換えなしでの新たな鉄道アクセス路線が完成した。1989年(平成元年)4月1日には、JR
鬼怒川線が東海道線と直通運転を開始し、東京駅での乗換なしで、品川駅や横浜駅へアクセスが出来るようになり、利便性が更に向上した。
自動車での移動も、以前からあった南北を結ぶ
国道4号、
国道59号に加えて、東西に結ぶ
国道16号とあわせ、
東京外環自動車道やその高架下を利用した
国道298号も開通し、移動が格段に向上した。
中心部の
葛飾駅付近は高層オフィスビルが建ち並び東洋一の経済都市としての一面を持つが、
東武伊勢崎線沿線の旧市街では、かつての宿場町としての面影を残しながら東京都心や
葛飾駅方面への通勤者が住むベッドタウンとしての機能を果たしている。1995年(平成6年)に人口が1,000万人を突破したため、
葛飾市から川口・鳩ヶ谷・安行・芝・蕨・戸田の六区が分離し
武南市が新設された。現在でも、日本で1番多くの人口を抱える都市であり、新幹線をはじめ周辺各地の鉄道路線が集結する交通の要衝でもある。また
関東道の道庁所在地であり、
政令指定都市及び業務核都市に指定されている。
市勢
- 面積:248.6km²
- 総人口:9,170,233人
- 男性:4,699,744人
- 女性:4,470,489人
- 世帯数:4,075,659世帯
- 人口密度:36,881人/km²
- 年間増加数:71,528人
- 年間増加率:0.78%
(2010年(平成22年)1月1日現在)
健康
(2010年(平成22年)1月1日現在)
インフラ整備の状況
地理
東京都北部、関東平野の中心に位置する。東京都心からは約15~40kmの距離で、市の東境を江戸川が、中央部を中川が、西側に綾瀬川が流れる。そのほかにも市内を南北に河川が幾筋か流れている。
地勢
- 鉄道は、JR鬼怒川線・東武伊勢崎線が南北に縦断、JR武蔵野線・東武野田線が東西に横断している。
- 市域はほとんどが海抜4m以下の平坦な低地であり、山林、原野はほとんどない。
- 天然記念物に指定されている「越ヶ谷のシラコバト」は、かつては越谷区付近にのみ生息していたが、近年は生息地が広がっている。
- 旧日光街道沿いにある「草加松原」、そして「百代橋」「矢立橋」は草加区のシンボル。かつて舟運で隆盛を極めた綾瀬川、札場河岸。現在は舟着き場の石段を復元した公園として整備され、五角形の望楼のほか、この地を訪れた松尾芭蕉の像や正岡子規の句碑なども建てられている。
河川・湖沼等
河川
- 江戸川
- 中川(庄内古川)
- 綾瀬川
- 古綾瀬川
- 伝右川
- 毛長川
- 辰井川
- 大場川
- 第二大場川
- 垳川
- 元荒川
- 大落古利根川
- 新川
- 平新川
- 間久里川
- 新方川
- 倉松川
- 古隅田川
- 隼人堀川
- 備前堀川
- 姫宮落川
- 中落堀川
- 備前前堀川
用水路・排水路
- 葛西用水路
- 八条用水
- 二郷半領用水(二郷半用水路)
- 四条排水
- 八条用水
- 谷古田用水
- 末田大用水
- 須賀用水・
- 出羽堀
- 旧倉松落
- 仏供田落
- 新川用水
- 笠原用水
放水路
湖沼
行政区
葛飾市は現在、16区(行政区)で構成される。市役所本庁の所在地は中央区。区名と主要な施設・観光地は以下のとおり。
|
区名 |
旧自治体 |
人口(人) |
面積(km²) |
設置年 |
主な観光スポット |
1 |
中央区 |
川柳市 |
218,603 |
9.0 |
1992年(平成3年) |
本町公園-女体神社-八條親水公園 |
2 |
草加区 |
草加市 |
473,688 |
11.2 |
1992年(平成4年) |
|
3 |
越ヶ谷区 |
越谷市 |
707,416 |
21.6 |
1992年(平成3年) |
|
4 |
春日部区 |
春日部市 |
630,936 |
20.3 |
1992年(平成3年) |
|
5 |
吉川区 |
吉川市 |
301,752 |
10.4 |
1992年(平成3年) |
|
6 |
川柳区 |
中央区から分離 |
257,538 |
8.8 |
1996年(平成8年) |
見田方遺跡公園 |
7 |
大沢区 |
越ヶ谷区から分離 |
346,016 |
11.7 |
1996年(平成8年) |
北葛鴨場 |
8 |
三郷区 |
吉川区から分離 |
806,180 |
21.2 |
1996年(平成8年) |
|
9 |
松伏区 |
吉川区から分離 |
935,040 |
16.2 |
1996年(平成8年) |
|
10 |
朝日区 |
吉川区から分離 |
866,550 |
21.2 |
1996年(平成8年) |
|
11 |
東和区 |
三郷区から分離 |
600,063 |
10.4 |
1996年(平成8年) |
|
12 |
豊松区 |
春日部区から分離 |
553,580 |
17.5 |
2001年(平成13年) |
牛島の藤 |
13 |
桜井区 |
春日部区から分離 |
846,788 |
28.2 |
2001年(平成13年) |
|
14 |
新方区 |
大沢区から分離 |
633,738 |
17.4 |
2005年(平成17年) |
|
15 |
八潮区 |
草加区から分離 |
575,873 |
14.9 |
2005年(平成17年) |
|
16 |
松原区 |
草加区から分離 |
416,475 |
9.9 |
2005年(平成17年) |
松原並木 |
本社がある企業
中央区
- 東都銀行
- 葛飾信用金庫
- 千疋屋総本店
- 渡辺教具製作所
- 天田印刷加工
川柳区
吉川区
朝日区
三郷区
東和区
松伏区
越ヶ谷区
大沢区
新方区
松原区
草加区
八潮区
- ユニオンペイント
- サイコム
- イワコー
- 平和精機工業
- 菊水堂
豊松区
春日部区
桜井区
最終更新:2010年12月27日 01:11