シシャカンリ チチシャBC 北東稜ダイレクトルート

シシャカンリ チチシャBC (5196m) 北東稜ダイレクトルート攻略




推奨作戦開始時期

9月、6月


参加隊員選抜基準

IMASランクはS以上で、体力、持久力の合計値が150以上でなおかつ登攀能力値75-80以上である事。
この作戦では8300mを超える稜線上の登攀距離が長い。因って高高度での登攀に長時間耐え得る体力と、登攀を迅速に行える登攀能力が必要になる。最低数値に到達しない隊員の登頂は困難を極める為、隊員選抜は慎重に行わなければならない。


必要物資量

登攀セット: 67個
登壁セット: 8個
整地セット: 0個 (12人の場合)
酸素ボンベ: 使用


ルート選択

5506m地点:中 (直進)
6465m地点:右
7128m地点:右 (7232m、7352mの雪原を通る)
頂上へ


ルート工作

7821m地点の雪原まで確実に行う。


キャンプ設営推奨地点

C1 6465m地点の雪原 (4張り設営可能)
C2 7821m地点の雪原 (4張り設営可能)


テント破壊推奨位置

5506m地点を左に進んだ先にある、6051m地点の雪原


高度順応、アタック時の注意点


C2は高高度にあるため凍傷には細心の注意が必要である。また作戦開始初期には順応高度にも注意を払う。ここで1000m以上の順応高度の開きがある場合キャンプ到着の翌日には高度障害を発生してしまう。登頂の成功を阻む要素は風である。午前6時の時点で頂上風速が0m/sだからと言って安心する事は出来ない。状況によっては急激に風が強まる恐れもありこのような場合はたとえ登頂が成功しても下山時に大変な困難に見舞われてしまう。この様な気象状況の日にアタックを決行するよりは多少頂上の風速が強い場合(20m/s前後)で徐々に風が弱まる日の方が遥かにアタックには適している。酸素ボンベは隊員+2本程携行させ、食糧を必ず人数分携行させる。登頂後の帰還はBCまで。どうしても不可能な場合はC1までであるが、C1の高度が比較的高い為凍傷の重症化が懸念される為出来うる限りBCまで帰還されるのが理想である。






最終更新:2011年01月10日 09:27