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愚者の祭典 涼の来訪に亜樹子の涙(前編) ◆LuuKRM2PEg





 葦原涼は悩んでいた。
 自分が今、どうするべきなのかを。
 野上良太郎達を助けるために、ホテルに戻るべきなのか。
 ここでじっと待って、ホテルから東京タワーに向かう参加者に情報を伝えるか。
 それとも東京タワーに向かって、鳴海亜樹子を助けに行くか。
 つい先程出会った二人の男、乃木怜司と金居は東京タワーから発せられた亜樹子の放送が、罠だと語った。
 理由は、無力な善人を装って参加者を誘き寄せて、仕掛けた罠で一網打尽にする。
 確かにその言い分は理に適っていた。亜樹子は殺し合いに乗ると宣言し、良太郎達から去る。
 それでも、彼女を疑いたくはなかった。詳しい事は知らないが、良太郎達が行動を共にした女。
 だから根は悪い奴ではないはず。

(だが、それでは良太郎達が……)

 金居の言葉によると、ホテルの付近では戦いが起こっていたらしい。それが意味する事は、彼らに危険が迫っている事だ。
 東京タワーに向かう事は、彼らの事を見殺しにする意味も含んでいる。いくら三人が戦えるとはいえ、この世界には想像を絶するような実力者もいるはずだ。
 それでは彼らが無事でいられる可能性も、無くなってくる。

「それで乃木、あんたはこれからどうするつもりだ?」
「今更東京タワーに戻ったところで、馬鹿となるだけだ……ならば、一から戦力を集めるだけだ」
「あんたも大変だな……まあ、俺はさっきも言ったように情報集めの為に行動するが」

 悩む涼の耳に、金居と乃木の声が入り込んだ。それを聞いた彼は、ようやく意識を現実に戻す。
 そして乃木は涼に振り向いた。

「それで葦原涼、君はどうするつもりだ?」
「何?」
「あの女どもの元へ向かうのも、ホテルに戻るのも君の自由だ。勝手にすればいい……」

 何処か侮蔑の混じったような目線を向けながら、高圧的に語る。

「まあこのまま何一つ行動しないのならば、全てを失う事になるだろうな」
「……ッ!」

 その言葉はもっともだった。
 ここで悩んでいても、良太郎達も亜樹子の方も危険に晒されてしまうだけ。いや、良太郎達はまだ戦えるだけ良い。
 問題は亜樹子の方だった。いくら殺し合いに乗ったとはいえ、どう見てもただの女。自分のように戦える道具を持っていたとしても、生き残れるとは思えない。
 だったら優先するべきなのは、言うまでもない。

「そうだったな……」

 涼は乃木に頷いた。そのまま彼は、言葉を続ける。

「俺は今から、東京タワーに向かって亜樹子達を救う」
「……君は俺達の話を聞いていなかったのか? あの女どもは――」
「それでもだっ!」

 溜息と共に漏れた乃木の言葉を、涼は遮った。

「俺はあいつらと約束したんだ……亜樹子を止めてみせると、例え罠を仕掛けているとしてもだ」

 そう、ホテルの前で交わした約束。
 天海あきらは村上峡児に、誰も殺させたりしないと決意した。そして良太郎も、こんな馬鹿な戦いを止めるために戦っている。
 ならば自分は、彼らを信じて亜樹子を迎えに行かなければならない。今ここで戻っては、逆に彼らを侮辱する事になってしまう。
 それだけは、嫌だった。

「……お前らも、無事でいろよ」

 その言葉を残して、涼は走る。
 危険人物が迫る可能性がある東京タワーを目指して。亜樹子と、そして彼女と共にいる霧島美穂という女性も守るために。
 悩んでいて遅れた分、全力で駆け抜けた。




「おいおい、あいつは完全に信じ切ってるみたいだな」

 葦原涼が見えなくなった頃、金居は呆れたように呟く。乃木怜司にはそれが大いに理解出来た。
 殺し合いに乗ったと宣言した女を信じ、罠が仕掛けられている可能性がある場所に走る。しかも、あそこには危険人物が訪れる事が容易に想像出来た。
 もっとも、別に止めるつもりなど毛頭無い。あそこで止めたところで面倒なだけ。何よりも、あそこで葦原を行かせた方が今後行動の邪魔となる者達を、少しでも減らせる可能性もあった。

「別に構わないさ……自滅したいなら勝手にさせるだけだ。君だって、そうだろう?」
「ああ、その通りだな」

 どうやら金居も、同じ心境のようだ。
 やはりこの男は人間ではない分、一筋縄ではいかない。参加者の解説付きルールブックを確認したところ、異世界に存在するアンデッドとかいう不死の怪人だ。
 恐らくその戦闘力もかなりのものだろう。加えて、頭もそれなりに切れる。ここで行動を共にしても良いが、下手に隙を見せては足元を掬われかねない。
 利用出来るなら越した事はないが、隙を伺うのも難しい。

「そういえば君は情報が欲しいといったな、そこで一つ提案がある」
「ほう、それは何だ?」
「俺は大ショッカーの諸君を潰すために戦力を集めている……まずは友好的で有能な人物と接触し、一ヶ所に集める予定だ。もっとも、無能な者など引き入れるつもりはないが」
「なるほど、そこに俺が来れば情報もある程度集まるかもしれない……と」
「ご名答、察しが良くて助かるよ」

 故にまずは、相手の要望をある程度叶えるからだ。ワームの本領に従って、友好的態度で協力を持ちかける。
 そこから少しずつ、相手を上手く口車に乗せて策にはめる事。それこそが勝利に繋がる道だ。

「じゃああんたは、何処にいつ来るつもりだ?」
「プランとしてはE-5の病院地区へ、22時辺りに向かう予定だ。ここに留まっていたところで、収穫など得られない」
「確かに病院なら、人は集まる上に設備が整っているな……いいだろう、俺も間に合うならばそちらに向かおう」
「ならば、俺はこの辺で行こう。健闘を祈るよ、金居」

 そう言い残して、乃木はオートバジンに跨ってハンドルを捻る。エンジン音を鳴らしながら、バイクは勢いよく突き進んでいった。
 異世界の怪人、金居。潰せる事ならこの場で潰したいが、この状況で下手に戦いを仕掛けても消耗の可能性は高い。
 共にホテルに向かっても良かったかもしれないが、それでは収穫が少ない。二手の方が効率は良いだろうし、何よりホテルにいる連中は既に去っている可能性もある。

(そして、金居を警戒、或いは潰すように参加者の諸君に呼びかける……万が一の時に備えてな)

 一番大きな理由。それは、金居というイレギュラーがいつ何をしでかすかわからない。
 だから出会った者達に、ある程度の不信を植え付ける必要もある。
 それが殺し合いに乗ってない奴なら、不用意に情報を明かさない筈。もしもこの情報を与えたのが、狡猾な人物なら金居を始末しようと企むかもしれない。
 どちらにせよ、金居に対しての対策は早急に決めなければならなかった。




 乃木怜治が見えなくなった頃、金居もまた考えている。
 あの男は大ショッカーを潰す為に、戦力を集めていると言った。それ自体は別に構わないし、情報交換の場を与えるのは好都合。
 しかし奴は、そんな事を純粋な善意でやるような男か? 答えはどう考えてもNO。
 本当に善人ならば、葦原涼を何としてでも止めていたはず。仮に向かわせるにしても、何か労いの言葉をかけるはずだ。
 この二つから考えて、奴は腹の中に何かを潜めている。少なくとも、信頼出来るような男ではない。
 恐らく、自分の世界で言うアンデッドのような、異世界の怪人である可能性が充分にある。
 その上で、乃木のプランを否定する気はなかった。ここで下手に反論しても、面倒になるだけ。
 ならば今は、精々奴の計画とやらに乗ったように見せかけて、こちらはこちらで行動する。
 もしもその途中で利用できる相手と出会えたら、上手く焚きつけて乃木を潰す為の捨石にすればいい。

「それにしても、地の石か」

 金居の意識は、デイバッグの中で輝きを放つ黒い石に向いていた。
 地の石と呼ばれるそれは、説明書によると仮面ライダーを強化させる為のアイテムらしい。

『仮面ライダークウガを、地の石の波動によってライジングアルティメットフォームに進化させ、支配下に置く』
『その際、クウガは地の石を持つ者だけに従う』

 そう、付属していた説明書に書かれていた。ここに書かれていた人物が何者かは知らないが、恐らく仮面ライダーの一人だろう。
 聞いた話によると、忌々しいBOARDの仮面ライダー達もパワーアップをするのに、何らかのアイテムを使うらしい。
 恐らく地の石も、その一種だろう。しかも自分の意のままに操れる優れものだ。

「さて、これからどうするか……」

 一人となった金居は、無意識に呟く。
 ここから行動するにしても、何処に向かうべきか。
 まず東京タワーは論外。大声が発せられたあんな場所に行くのは、自殺するようなものだ。
 ホテルもどうか。向かうにしても、もしかしたらもう誰もいないかもしれない。最悪、殺し合いに乗った馬鹿者と鉢合わせする可能性がある。
 ここで参加者を待つのもいいかもしれないが、何時までも一箇所に留まる訳にはいかないかもしれない。
 地の石の説明に書かれていた『仮面ライダークウガ』とやらを探すのもいいが、アテが無いにも程がある。
 しかしだからといって、このまま放置していては殺害される可能性もあった。何より、ライジングアルティメットとやらは放置するには惜しい存在に思える。
 アルティメットが意味する言葉、それは究極。そんな大層な名前を持っているからには、さぞかし凄まじい力を持っているだろう。とはいえ、何の手がかり無しに物を探すなど愚行以外の何物でもない。
 だが、このまま悩んでいるばかりでもいられない。ここで待機するか? それとも動くか?
 彼の行く道は、幾つにも分かれていた。



【1日目 夕方】
【C-5 平原】


【乃木怜司@仮面ライダーカブト】
【時間軸】第44話 エリアZ進撃直前
【状態】健康
【装備】オートバジン+ファイズエッジ@仮面ライダー555
【道具】支給品一式、木製ガイアメモリ(疾風、切札)@仮面ライダーW、参加者の解説付きルールブック@現実
【思考・状況】
0:亜樹子達の言葉に乗り東京タワーに戻るつもりはない。利用できる戦力を探す。
1:大ショッカーを潰すために戦力を集める。使えない奴は、餌にする。
2:状況次第では、ZECTのマスクドライダー資格者も利用する。
3:最終的には大ショッカーの技術を奪い、自分の世界を支配する。
4:美穂には注意する。
5:利用できる参加者と接触したら、金居を警戒するように伝える。最悪、金居を潰させる。
【備考】
※カッシスワーム グラディウスの状態から参戦しました。
※現在覚えている技は、ライダーキック(ガタック)、ライダースラッシュの二つです。
※現時点では、解説付きルールブックを他人と共有する気はありません。
※東京タワーから発せられた、亜樹子の放送を聞きました。
※何処に向かうのかは、後続の書き手さんにお任せします。


【金居@仮面ライダー剣】
【時間軸】第42話終了後
【状態】健康
【装備】デザートイーグル@現実
【道具】支給品一式、地の石@劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー、ファイズアクセル@仮面ライダー555
【思考・状況】
0:亜樹子達の言葉に乗り東京タワーに向かうつもりはない。ホテルに向かうか? ここで参加者を待ち受けるか? 仮面ライダークウガを探すか?
1:自分の世界の勝利を目指す為、他の世界の参加者同士で潰し合わせる。能動的に戦うつもりはない。
2:他の世界、及び大ショッカーの情報を集める。
3:自分の世界の仮面ライダーは利用出来るなら利用する。アンデッドには遭遇したくない。
4:利用できる参加者と接触したら、乃木を潰す様に焚きつける。
5:地の石の効果、及び仮面ライダークウガに興味。
【備考】
※アンデッドが致命傷を受ければ封印(=カード化)されると考えています
※首輪が自身の力に制限をかけていることに気づきました
※東京タワーから発せられた、亜樹子の放送を聞きました。
※地の石の効果を知りました。
※何処に向かうのかは、後続の書き手さんにお任せします。


【共通事項】
※午後22時までにE-5地点の病院に向かうつもりです。






 辺りが闇に覆われ始めた頃、茫然自失となっている鳴海亜樹子の目前で、凄まじい戦いが起こっていた。
 照井竜がかつて倒したはずの、ウェザーメモリによって生まれたドーパント、ウェザードーパント。そして、アポロガイストと名乗ったドーパントのような怪人が繰り広げている戦い。
 ウェザードーパントが出す膨大な稲妻を、アポロガイストが回避し続ける。だが、自然現象の速度に対抗するには限界があり、その身体に何度も命中していた。
 呻き声を漏らすものの、それでも止まらない。むしろ、その手に持つライフル銃でウェザードーパントを撃ち続けていた。威力が凄まじいのか、ウェザードーパントも怯んでしまう。
 どちらも相当の実力者かもしれない。このままでは、自分も巻き添えを食らってしまう。
 だが、激痛によって身体が動かなかった。逃げようと思えば逃げられるかもしれないが、どう考えたって追いつかれる。

――どうして……名護さんや父さん達を騙す事をしたの……
――みんなを助けるんじゃなかったの……
――戦いを止めるんじゃなかったの……

 何よりも、突き付けられた事実が重かった。先程、真実を知られたウェザードーパントに変身した渡って人の言葉。

――渡はな……口では自分の世界を守る為に他の世界の連中を皆殺しにするって言っておきながらどこか迷っていたんだぜ……
――そこに聞こえたアンタの言葉を信じていたんだ……元の優しい渡に戻れた筈だったんだ……
――よくも渡の心を踏みにじってくれたな……
――渡だけじゃねぇ、アンタの言葉が助けになった人々が他にもいる筈だ……なんでそいつらを裏切る様な真似を……

 そして、彼の相棒と思われる蝙蝠の言葉がリピートされる。

――じゃあ、アンタの世界の仮面ライダーがやって来たらどうするつもりだったんだ? アンタの言う通りなら名護達同様のこのこやって来て爆弾に吹っ飛ばされるんじゃないのか?

――はっ……何を言ってやがる、そんな適当な理由でみんなを見捨てる様な薄情な連中だっていうのかよ……
――テメーにとって仮面ライダーはそんな軽いものだったのかよ!?
――巫山戯んじゃねぇ! テメーが一番仮面ライダーを侮辱しているんじゃねぇか!!
――俺の知っている仮面ライダー……といえるかどうかは微妙だが名護の野郎はそんな安っぽい口車であっさり他人を見捨てる様な奴じゃねぇ!
――テメーに仮面ライダーを語る資格なんてねぇ!

 この世に存在するとは思えないほど、鋭利な刃物に感じられた言葉。それは、亜樹子の心だけでなく身体にまで突き刺さっていた。

――テメーの言葉は渡にとっては希望だったんだ……まだ戻れるかもしれなかった……
――けどそれが嘘だとわかった以上もう渡は止まらねぇ……あんたの仲間達だって皆殺しにするだろうな……
――それにさっきも言ったがあんたの言う仮面ライダーもきっとタワーにやって来る……
――爆発に巻き込まれるってわかってもな……

 解っていた。自分のやっている事が、卑劣な悪行である事を。自分の取った選択が、親愛なる仲間達を裏切っている事を。
 でも、これ以外に解らなかった。みんなが生きる風都を救う方法を。翔太郎君や竜君みたいに強くないし、フィリップ君みたいに頭も良くない。
 だから、どんなに汚い手段だろうとも、それを貫くしかなかった。鬼畜や外道と罵られようとも、覚悟はある。
 筈だった。

――テメーのやった事は自分の世界すら守っちゃいねぇよ……
――只の……只の人殺しだ……

 それでも、その事実が重すぎる。分かっていたはずなのに、受け入れるのには辛すぎた。
 自分は、只の人殺し。もしもみんながそれを知ったら、一体どう思うのか。
 考えるまでもない。失望する以外の、何物でもなかった。
 でも、自分の世界を守る為には仕方がない。

(……仕方がないのよ、こうしないと風都を守れないんだから)

 そう言い聞かせて、霧島美穂と共に東京タワーに罠を仕掛けた。力を持たない弱者でしかない自分には、それ以外に無い。
 それが、野上良太郎や天海あきら達を騙す事になろうとも。それが、他の世界に生きる全ての命を犠牲にする事になろうとも。
 どれだけ手を汚す事になろうとも、やるしかなかった。みんなが誇りに思っていた存在、仮面ライダーを裏切る結果になろうとも。

(わかってたのに……わかってたのに……!)

 それでも、心が痛い。残酷な事実は亜樹子自身を、痛めつけていた。
 このままでは、殺されてしまう。それじゃあ、世界を守る事など出来ない。
 でもどうすればいいのか、まるでわからない。助けを呼ぶ事なんて出来るわけがない。
 それ以前に、本当に誰かが来る可能性も期待出来ない。翔太郎君達が、本当に聞いているのかどうかも。

(どうしたら……どうしたらいいの……っ!?)

 今の彼女は迷子の子どもと同じで、何も出来なかった。




 凄まじい轟音と共に、辺りの地面が砕けていく。頭上に浮かぶ暗雲から大雨が降り注いで、湿り気を帯びた所に稲妻が落下。
 足元が安定しない中で、スーパーアポロガイストはウェザーと呼ばれた異形を睨み付けた。
 手元にスーパーガイスカッターを出現させて、襲いかかる稲妻を何とか弾く。しかしその速度は当然凄まじく、全てを防ぐ事は不可能。
 先程から何度も、スーパーアポロガイストに着弾していた。

(くっ、何という力だ! まさか、あれがあそこまでの力を持っているとは……!)

 スーパーアポロガイストは、思わず歯軋りする。C-6エリアで発見した男の死体から見つけた、USBメモリのような機械。
 まさかあれが変身アイテムで、しかもあのような怪物に変わるとは。数多に存在する怪人達の中でも、トップクラスの実力者かもしれない。
 白い怪物に変身したキバの男が放つ稲妻を回避しながら、スーパーアポロガイストはスーパーマグナムショットから弾丸を放つ。
 激突して火花が飛び散り、僅かに後退。続けて引き金を引いて弾を発射させるが、敵は横に飛んで避ける。
 結果、背後に位置していた地面に激突し、盛大な爆発を起こした。

(だが……一体どこの世界の怪人だっ!? メモリを使って変身する怪人など、聞いたことがない!)

 それでもスーパーマグナムショットを放ちながら、思考を巡らせる。
 あのアイテムは一体、何処の世界の物なのか。そもそも、あんなメモリの存在など自分は知らない。
 大ショッカーが自分を蘇らせる前に、再び見つけた世界の物だろう。だがそれでは、対処のしようがない。
 見たところ、首輪にはあれを差し込む穴がある。穴の存在には知っていたが、まさかメモリと連動する機能を持っていたとは。
 だが、こうなった以上は仕方がない。キバの男を殺し、再び奪い取るだけ。

「中々の力だな……ならば、これならどうだ!」

 スーパーマグナムショットの銃口を斜め下に向けて、スーパーアポロガイストはトリガーを引く。銃声と共に、大量の弾丸が地面に激突。
 すると、爆音を鳴らしながら地面が砕け、周囲に大量の粉塵が舞い上がった。それにより、辺りの視界は一瞬で遮られる。
 爆弾を仕掛けた女もウェザーも飲み込まれ、姿が見えなくなった。スーパーアポロガイストはチャクラムを構えながら、疾走する。
 数歩駆け抜けた後、粉塵の中に一つのシルエットが見えた。それを見たスーパーアポロガイストは確信し、スーパーガイスカッターを勢いよく振るう。
 すると案の定、白い怪人に激突した。その巨体は呻き声と共に、微かに揺らぐ。血液のように飛び散る火花を見て、スーパーアポロガイストは笑みを浮かべた。
 そのまま、腕に渾身の力を込めてスーパーガイスカッターを振るい続ける。白い胴体にチャクラムを突き刺し、そこから皮膚を切り裂いた。

「ぐあっ……!」
「これを受けるが良い!」

 呻き声と共に後退る敵に、スーパーマグナムショットの銃口を向けて弾丸を放つ。嵐のように弾丸が放出され、ウェザーの巨体に着弾。
 だが、敵はその攻撃を意に介さないかの如く右腕を空に翳す。何事かと思った直後、雷鳴の轟音が響いた。
 そして、スーパーアポロガイストの視界が眩い光に包まれ、全身に凄まじい衝撃が走る。

「ぬおぉぉぉぉぉっ!?」

 絶叫と共に、身体が激痛によって硬直してしまった。それが隙となって、立て続けに稲妻が襲いかかる。
 しかも今のスーパーアポロガイストは、空から降り注ぐ雨粒によって体が濡れていた。それにより、電気の流れが強くなっている。
 強靱な身体となってもそれは同じだが、このまま負けるわけにはいかない。スーパーアポロガイストは閃光に耐えて、ウェザーのいる方角を見据える。
 そして、スーパーマグナムショットを向けて引き金を引いた。しかし、先程とは違って視界が雨粒と閃光によって遮られ、前がよく見えない。
 加えて吹き荒れる風によって、弾丸が当たっているかどうかも聴覚で捉えられなかった。それでも攻撃の手を緩めるわけにはいかない。
 そんな中、嵐の中から一本の赤い縄が飛び出し、スーパーアポロガイストの右手首に巻き付く。それを感じると同時に、身体が空に持ち上げられた。

『ENGINE MIXIMUM DRIVE』
「むうっ!?」

 宙を舞った直後に聞こえたのは、荒れ狂う台風を上回るような電子音声。そしてスーパーアポロガイストは、見た。
 ウェザーが先程まで攻撃に使っていた鞭と、深紅に染まった巨大な剣を構えているのを。
 その剣から、まるで燃え上がる炎のように凄まじい輝きを放ちだした。スーパーアポロガイストは落下する中、目を細めてしまう。
 このままでは、切り裂かれてしまう。どう考えても明らかだったが、重力に引かれるその身体は抵抗を許さない。
 スーパーガイスカッターで防ぐ事も、スーパーマグナムショットでウェザーを撃ち抜く事も出来なかった。

「はああぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「うおおぉぉぉぉぉぉぉっ!」

 そしてスーパーアポロガイストの胸部は、ウェザーが振るう刃によって両断される。
 そこは奇しくも、仮面ライダーガオウによるタイラントクラッシュを叩き込まれた場所。狙うように大量のエネルギーが流れ、スーパーアポロガイストは吹き飛ぶ。
 そのまま勢いよく、地面に叩き付けられた。刃に宿るエネルギーがアルファベットの『A』を形作る。
 しかしそれはほんの一瞬で、深紅の力はすぐに盛大な爆発を起こした。ほぼ零距離の位置に存在する、スーパーアポロガイストを巻き込んで。




 空に浮かぶ濃い雷雲から降り注ぐ粒は、未だに衰える事がない。むしろ、時間と共に勢いを増していた。
 それを引き起こしているのは、ウェザードーパントに変身した紅渡。異形の姿を取った彼は、氷のように冷たい目線を向けていた。
 キングにも与えたエンジンブレードの必殺技、ダイナミックエースを放ったアポロガイストに対して。その姿はダメージによる影響か、怪人ではなく白いスーツを纏った壮年の男だった。

「ぐっ……おのれっ……!」

 アポロガイストは濡れた大地の上で、這い蹲りながら腕を伸ばす。その先にあるのは、先程変身するのに使った黄色いカードデッキ。
 既に変身してしまったので、その力を使うのにまだ時間が必要。だがそのチャンスを与えるつもりはない。
 ウェザードーパントはカードデッキに腕を向けて、雷鳴を放った。

「ぐおおぉぉっ!?」

 轟音と共に、アポロガイストの身体が飛ばされる。カードデッキが目的だったため直撃は出来なかったが、余波だけでも誰かを吹き飛ばすなど造作もなかった。
 しかし、これで終わるつもりは毛頭無い。ウェザードーパントはすぐそばに倒れるアポロガイストと、少し離れた位置にいる鳴海亜樹子に視線を向ける。
 そして空に浮かぶ雷雲に腕を向け、稲妻を落とそうとした。

「ヴァアアアアアアアアァァァァ!」

 その直後。
 何処からともなく、獰猛な獣が発するような咆吼が聞こえた。突然の出来事により、ウェザードーパントの動きは止まる。
 それが致命的な隙となった。ウェザードーパントが振り向こうとした瞬間、頬に衝撃が走る。予想外の一撃によって、その身体は地面に転がった。
 しかしすぐに回転は止まって、ウェザードーパントは視線を向ける。そこに立つのは、カミキリムシを思わせる姿をしており、皮膚が緑と黒に彩られた異形。
 その乱入者は赤く染まった瞳を、ウェザードーパントに向けていた。




 時間は少しだけ戻る。
 葦原涼が乃木怜司や金居と分かれてから、既に十分以上の時間が経過していた。鳴海亜樹子や霧島美穂という女を救うため、東京タワーへ向かう最中に異変を感じる。
 けたたましく聞こえてきた爆音。そしてその方角に浮かび上がるのは、巨大な雷雲。
 おかしい。周りには雲一つ浮かび上がっていなかったのに、何故あそこだけあんなのがあるのか。
 見るからに異常事態だと察した涼は、走る速度を上げる。途中、雨粒に身体が濡れるも気にしない。
 離れた場所からも、あそこで戦いが起こっている事が分かった。不完全ながらも、アギトに覚醒した彼が超人的五感を会得した故。

「あれは……っ!」

 やがて彼は見つけた。宿敵アンノウンによく似た白い怪物と、地面に横たわる白いスーツの男。そして先程、良太郎達の元から去った鳴海亜樹子が。
 それを見て、涼はあの白い怪物に二人が襲われていると察して、両腕を交差させる。それは彼がこの力を得た日から、アンノウンと戦うために何度も取った動作。
 そして、涼はその言葉を呟いた。

「変身ッ!」

 直後、彼の傍らに異形が浮かび上がる。涼と同じように、二つの腕を交差させて。それは彼の生きる『アギトの世界』に生きる、人間でもアンノウンでもない第三の存在。
 鎧のように分厚い緑色の皮膚、その下に見える漆黒の筋肉、額から左右に伸びたY字の角、血のように赤く煌めく二つの瞳、腰で金色に輝くベルト。
 やがて、涼の身体は現れた異形と重なり、変身を果たした。『アギトの世界』でアギトと同じ人間に宿る力だが、不完全な覚醒を果たした結果誕生した戦士。
 仮面ライダーギルスへと姿を変えた葦原涼は、その力をフルに発揮して走る。

「ヴァアアアアアアアアァァァァ!」

 そして、凄まじい咆吼と共に白い怪物を殴りつけた。相手が吹き飛ぶ中、ギルスは亜樹子を庇うように立つ。
 奴はすぐに起きあがり、殺意の視線を向けてくるのを感じる。しかしギルスはそれを気にせず、亜樹子の方に振り向いた。

「無事か、亜樹子!?」
「その声……まさか、涼君!?」
「ああ」

 亜樹子の声には怯えや驚愕が感じられる。しかしギルスにとっては、もう慣れた反応だった。
 この力に目覚めてから、真実を知った人間は全員自分から離れていく。水泳のコーチであった両野耕一やかつての恋人である片平真由美も。
 もっとも、当然かもしれない。こんな怪物のような姿を見れば、誰だって拒絶する。しかしだからといって、同じ反応を見せた亜樹子を見捨てて良い理由にはならない。
 自分は約束したのだ。良太郎達の元に戻るように、説得する事を。しかし今は、目の前の怪物をぶっ潰す事が最優先だ。

「ヴォオオオオォォォォォォォッ!」

 その思いを胸にギルスは、咆吼と共に地面を蹴る。一瞬で白い怪物との距離は詰まり、拳を振るった。
 一度だけでなく、目にも留まらぬ速さで数発も。しかしほんの少し揺れるだけで、ダメージは感じられない。
 そんな中、白い怪物は反撃の拳を放とうとしているのか、腕を引く。それを見て、一旦ギルスは背後に跳躍して距離を取る。しかし白い怪物は、続けざまに左ストレートを放った。
 その速度は凄まじく、一瞬でギルスの胸に叩き込まれる。

「グウッ!?」

 白い怪物の拳は異様に重く、思わず呻き声を漏らしながら吹き飛んだ。濡れた地面を転がった後、白い怪物がこちらに迫るのが見える。
 それを見たギルスは両腕に力を込めながら起きあがると、そこから鋭い爪が飛び出した。迫り来る重量感溢れる拳を、ギルスクロウで弾く。
 激突による金属音と共に火花が飛び散り、白い怪物が後退った。それを好機と見て、ギルスは相手の懐に飛び込んでいき、両腕のかぎ爪を振るう。
 袈裟斬りのように振るわれた一撃は、怪物の巨体に傷を刻んだ。
 二撃は左腕を使って居合い切りのように振るい、大量の火花を散らせる。
 三撃は突きの形で、敵の胸部を貫いた。
 ギルスはそのまま容赦なく、四撃を放とうと右腕を振るう。だがそれは残り数ミリという距離で、敵が腕を掴んで進行を止めた。
 そのまま彼は勢いよく持ち上げられ、背中から地面に叩き付けられていく。

「フンッ!」
「ガハ……ッ!」

 ギルスの口から漏れる悲鳴。しかし、それで終わる事は無い。
 倒れたところを狙うかのように、白い怪物は足を振り上げてギルスを踏み付けた。一度までならず、二度三度と。
 身体が押し潰されそうな衝撃に感じるが、ギルスは耐える。やがて再び足が上がったのを見て、彼は両腕を交錯させてそれを防いだ。
 相変わらず鈍い痛みが走るも、直撃を受けるよりはまだマシ。そのまま力比べに持ち込み、押し返せばいい。
 そう思ったギルスは実行に移そうとするも、直後に目を見開いてしまう。白い怪物の手には、深紅に煌めく剣が握られているのが見えたため。

『ENGINE MIXIMUM DRIVE』

 そして剣から放たれる、甲高い電子音声。すると得物から赤いオーラが放たれ、持ち主である怪物を覆っていった。
 怪物はその大剣を、雷雲に目がけて高く掲げる。まるで、地獄の業火を身に纏う悪魔のように。
 奴がこれから行おうとしている事は、必殺の一撃。それも、敵を確実に仕留められる類の。
 そんな技をほぼ零距離で受けたらどうなるかなんて、考えるまでもない。
 ギルスは渾身の力を込めて押し返そうとするが、ビクともしなかった。それほどまで、敵の力は凄まじい。

(まずい……このままでは!)
「ハッハッハッハッハ! 愚かな仮面ライダーども、貴様らの負けだ!」

 次第に焦りが生じてきたギルスの耳に、妙に大きな笑い声が響いた。何事かと思い、彼はそちらに振り向く。
 そこでは、あの白いスーツの男が嘲笑を浮かべながら、緑色のカードデッキを握っていた。直後、男の腰に銀色のバックルが巻かれる。
 ギルスはそれに見覚えがあった。村上峡児から良太郎達を守るために、仮面ライダーガイに変身した際の動作とまるで似ている。

「変身!」

 そして男は、カードデッキをVバックルに装填。すると周りに数多もの虚像が現れ、男の身に纏われる。
 一瞬で、それらは重量感溢れる銀色の装甲と緑のスーツに変化した。それはギルスが生きる世界とは違う『龍騎の世界』に存在する、仮面ライダーゾルダ。
 呆気にとられているギルスを余所に、男はカードデッキから一枚のカードを取り出す。そのまま、いつの間にか取り出した拳銃にカードを挿入させた。

『SHOOT VENT』
「消え果てろッ!」

 電子音声と共に、虚空から二つの大砲がゾルダの両肩に乗る。
 それを見たギルスは本能的な危機を察して、両腕に力を込めて白い怪物の足を退かした。相手も男に意識が向いていたのか、いとも簡単に脱出が出来る。
 しかし彼の関心は男にも白い怪物にも向いていない。ギルスの視界にあるのは、少し離れた場所で呆然としている亜樹子だけだった。

「亜樹子ォッ!」
「ッ!?」

 その脚力で瞬時に距離を詰めた彼は、亜樹子を守るように担ぐ。直後、背後から耳を劈くほどの爆音が響いて、凄まじい灼熱が襲いかかった。
 何が起こっているかなんて、考える必要はない。あの大砲から砲弾が放たれた事など、わざわざ確認しなくとも分かる。
 人間の身体なら、苦しむ暇もなく即死していた筈の痛みがその証拠だ。それも一度だけではない、立て続けに砲弾が放たれる音が響き、膨大な熱が襲いかかる。
 それでも、ここで足を止めるわけにはいかない。

「グッ……ヴォオオオオオォォォォォォォォォッ!」

 異形の顔面の中で、激痛で眉を歪ませる中に涼は駆け抜けた。膨大な灼熱と衝撃が襲いかかり、ギルスの皮膚が焦げていく。
 それでも、彼は走る勢いを一片も緩めなかった。ここで自分が倒れたら、良太郎達との約束を破る事になる。この世界に連れてこられるまで、守ろうとして何度も取りこぼした人がたくさんいた。
 これ以上そんな奴は、増やしたくない。その一心でギルスは走り続けていた。




「フハハハハハハハッ! どうやら、私の勝ちのようだな!」

 仮面ライダーゾルダに変身したアポロガイストは、仮面の下で大きく笑う。
 あのウェザーと呼ばれた怪物に追い込まれ、シザースのデッキが破壊された時は流石にもう駄目かと思った。しかしその矢先に『アギトの世界』に存在する不完全なアギト、仮面ライダーギルスが突然現れる。
 しかも奴は自分を無力な人間と勘違いしたらしく、一切敵意を向けずにウェザーに戦いを挑んだ。
 その隙を付いて、キバの男が持っていたゾルダのデッキを奪い、それをディスカリバーに翳して変身する。
 だからこそ、ギガキャノンを召喚してあの三人に砲撃出来た。奴らの姿は見えないので、恐らく逃げたかもしれない。
 だが別に生死はどうでも良かった。仮に生きていたとしてもそれなりのダメージを受けているはず。だから他の参加者と鉢合わせすれば、どうせ死ぬに違いない。

「フフフッ……戦利品も、それなりにあるようだな」

 やがて誰の気配も感じられなくなった頃、アポロガイストはゾルダの変身を解いた。
 彼の足元には、ウェザーメモリとよく似た緑色の機械が放置されている。それは紅渡が所持していた、T-2サイクロンメモリ。
 シザースのデッキが消えたのは残念だが、その代わりとなるなら文句はない。先程は扱い方を知らなかったが、今度はその力を発揮出来る。
 しかもシザースのデッキが壊れたという事は、契約モンスターの契約も解き放たれて、単なる野良ミラーモンスターと化した。
 それはつまり、上手く行けば奴が参加者を襲撃してくれるという事。邪魔者を排除する手段が、また一つ増えたのだ。

「……だが、今は休まねばならんな」

 しかし、だからといって全て良好な結果になったわけではない。ウェザーとの戦いで負ったダメージが、予想外に深かった。
 今の最優先事項は、何処か安全な場所に隠れて体力回復を優先させる事。このまま参加者と鉢合わせをして、襲撃を受けてはたまったものではない。
 アポロガイストは支給品を回収すると、先程東京タワーの前で見つけたバイクに跨る。そのままエンジンを勢いよく回し、タイヤを動かした。


 やがてアポロガイストは、この場から姿を消す。
 ここに一つ、彼にとってたった一つだけ誤算があった。D-5エリアの戦いによって壊れた、カードデッキ。
 それはシザースだけでなく、もう一つだけあった。それは乱入した葦原涼の支給品である、仮面ライダーガイに変身するためのカードデッキ。
 それもまた、ゾルダの装備したギガキャノンより放たれた砲弾によって破壊されていた。これが意味するのは、ガイの契約モンスターであるメタルゲラスが契約から解き放たれたという事。
 すなわち、参加者への脅威がまた一つ増えたという事になる。もっともそれは、まだ誰も知らない。破壊したアポロガイストも、持ち主である葦原涼も。
 ただ、それを証明する方法が一つだけある。それはミラーワールドで、ボルキャンサーとメタルゲラスが叫び続けているという事が、真実であると知らしめていた。


【1日目 夕方】
【D-5 右T字路】


【アポロガイスト@仮面ライダーディケイド】
【時間軸】死亡後
【状態】ダメージ(中)、疲労(中)、恐怖(小)、ゾルダ、怪人態に2時間変身不可、シザースに1時間45分変身不可、マグナギガ1時間召喚不可
【装備】ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎、ディスカリバー@仮面ライダーカブト、T2ガイアメモリ(サイクロン)仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ
【道具】支給品一式、ディスクアニマル(アカネタカ)@仮面ライダー響鬼、インドネシアの魔除けのお面@仮面ライダークウガ、真理の携帯美容師セット@仮面ライダー555、装甲声刃@仮面ライダー響鬼、ハードボイルダー@仮面ライダーW
【思考・状況】
0:まずは何処かで体を休める。
1:大ショッカーの意思通り、全ての敵を倒し、世界を破壊する。
2:参加者の変身アイテムを奪う(たとえ自分の力にならなくても)。
3:ディケイド、牙王はいずれ始末する。
4:全てのライダーと怪人にとって迷惑な存在となる。
【備考】
※スーパーアポロガイストの状態ですが、能力は抑えられています。
※制限の詳細な時間設定と能力が抑えられていることを、何となく把握しました。
※何処に向かうのかは、後続の書き手さんにお任せします。


【全体備考】
※シザースのデッキ@仮面ライダー龍騎、ガイのデッキ@仮面ライダー龍騎が破壊されました。
※それによって、ボルキャンサーとメタルゲラスが暴走状態となりました。
※ボルキャンサーはあと1時間30分現実世界に姿を現せません。
※鳴海亜樹子の支給品一式、ツッコミ用のスリッパ@仮面ライダーWはD-5 右T字路に放置されたままです。


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