ビガとブローウィンの突然の同盟結成。
その背景には、武力に欠けるビガ国がブローウィン国の技術力に目をつけた、という国政的な事情があった。
加えて、これで四大国の中で謀略に長けるとされる国が二つ、手を結んだことになる。
レジェンスの王はこれを政治的戦略と見て、長き目で監視するという意向を示す。しかし、国際間の大戦を予期する反対派は独自に連合を結ぶ。真なる聖霊王「サイクール」、謎の竜国の将軍「ガイギアズ」をそれぞれ筆頭とする【二大連合】。ビガとブローウィンの間に生まれた、機械信奉の教会【エクス・マキナ】。
傍観するソワル。
それぞれが国を超えて、立場を超えて睨みあう日々。
大霊竜 ライジング・サン・ドラゴンの完成が、その静寂を打ち破り、四大国に亀裂を走らせた。