城が収録された初めてのオリカ構築済みデッキ。
墓地肥やし、そして「墓地にあるカードを山札に戻す」墓地戻しの動作がキーとなる。
story
”――古き森。”
”乙女ミセリコルデは、亡き親族のため騎士の道を歩む。”
悪魔に屠られし弟君の亡骸は、森の教会に埋葬された。悲しみに暮れる麗しきミセリコルデ。痛々しい涙に胸を痛める青年ファルシオン。
弟はミセリコルデと同じ血を持つ最後の人。乙女の悲しみは計り知れない。
乙女は、教会にて鍵盤を奏でる聖女であった。その腕前、天より神が降りてきたと謳われ、重宝された。青年は乙女に心奪われ、また乙女も青年の真心に淡い想いを抱く。
近しい者を喪った悲哀の中に、明るい恋の歌が聴こえる。
ある時、森を悪魔の手先が襲う。
乙女は教会に隠れ、青年は教会の門を命を賭して護る。
悪魔の操る闇や影、特に罪深き炎は、ついに瑞々しい命をふたつ引き裂いた。
穢れた儀式は生贄を齧り、滴る肉を燃やし、黄金を溶かす。
かくして蘇る黄金魔神。
魔神の手により、森と民は漆黒の死に覆われた。
魔神は悪魔の手によりて封印され、深い深い眠りの底へ。
焼け残った教会に、目を覚ます命ふたつ。乙女であった。青年であった。
悪魔に引き裂かれた乙女は、森と民を滅ぼした、そして乙女の親兄弟を死に至らしめた悪魔をいつか穿たんと、教会に残る。
その決意に青年も寄り添った。
この教会こそが、ふたりの過ごしたあの日の森だった。
永遠にふたり、共に生き続ける契りを交す。
そのふたり自身に、黄金の魔神が宿るとも知らず。
古き森。乙女ミセリコルデは、亡き親族のため騎士の道を歩む。
収録カード
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最終更新:2012年01月18日 07:14