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あの日・プールの授業~IF~

松岡 「あはぁっ、あはぁ~」
宮  「おいっ!いい加減に離せっての!!」
吉岡 「アバンチュールだね」

先にプールを出て行ったみつばと杉崎に続くように
ズルズルと松岡を引きづる宮しと吉岡がプールを出ていった

矢部 「はーい、給食もあるから、まだ残ってる子は早く着替えてね~」
一度生徒達と出て行った6年3組の担任が確認のために戻ってきた
矢部 「あれ?向こうにまだ誰かいる?」

伊藤 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
緒方 「詩織いいいぃぃぃー!!」
加藤 「し、詩織ちゃあぁん・・・・!」

プールサイドに残っていたのは
全身が真っ白になり、意識不明の伊藤詩織
それをユサユサと揺すって泣きながら呼びかける緒方愛梨
さらにそれをオドオドと横から見守る加藤真由美
の3人組の女の子達であった

矢部 「うわー・・・・」

放っておきたい気持ちをこらえ、生徒の中でも危ない類の少女達に声をかける担任教師

矢部 「どうしたのぉ!君たちも、早く行かないと給食に遅れちゃうよ」
緒方 「そ、そんなことより詩織が!詩織がぁ~!!」
加藤 「どうしよう~!息してないよぉ!」

矢部 「ええ!?まさか・・・・ほ、本当だ・・・・!(まさかあの騒ぎで本当に溺れていた子がいたとは)」

緒方 「そうだっ!!人工呼吸!人工呼吸よ!」
矢部 「じゃ、じゃあすぐに!!」
担任教師はすぐさましゃがみこむと伊藤詩織の頭を持ち上げる

加藤 「あ!?で、でもぉっ・・・!」
緒方 「仕方ないわ真由美!一刻を争うのよ!それに、そもそも人工呼吸って正しいやり方を知らないと危険なのよ!そうでしょう!?」
矢部 「う、うん(意外とまともな判断力・・・!)」
加藤 「私も・・・うん、きっと小学生で知ってる子なんていないもんね」

緒方 「ねぇ!早く詩織を助けてあげてぇ!」
体が腐ることも忘れて必死に男性である担任に懇願をする緒方愛梨

矢部 「わ、わかったよ!任せて!」
意を決した少女達の担任は再び人工呼吸の態勢に入る

矢部 「き、気道確保・・・!角度はこう!・・・・よし!」
矢部 「すはぁー・・・!」
そして大きく息を吸い込こみ

伊藤 「・・・・・・・・チュッ」

ドクンッ
と、ある少女の心臓が高鳴った

伊藤 「ん・・・・・・ぅん?」

ふと意識を取り戻し、薄っすらと目蓋を開いた伊藤詩織
彼女の目にいきなり映りこんだ光景がこれだった

矢部 「はぁっはぁっ!まだ駄目!?」
緒方 「続けて!早く!」
加藤 「起きて~!詩織ちゃん!起きて!」
矢部 「ゴホッ!ケホッ・・・!はぁ~・・・・!」

この光景は何?そう思う暇もなく
伊藤詩織は再び唇を奪われて空気を送り込まれる

伊藤 「へ?」
グィッ 
伊藤 「ンンッ!?・・・チュ、ン・・・・・・スフゥゥー」
ググ・・・
伊藤 「・・・・ンッンッ・・・・・・・・・チュル、レロ・・・」

舌を入れてしまった
気が動転したせいなのか、幼いながらも雌としての性がそうさせたのかはわからない、が
伊藤詩織は自ら舌を絡め、担任の舌を味わおうとしてしまったのだ

矢部 「・・・ッ!?うわぁ!?」
伊藤 「プハァッ!・・・あぁん!ハアッハァッハァッ・・・!」

咄嗟に担任教師が離れると伊藤詩織は上体を起こし、必死に酸素を求めるのだった

緒方 「し、詩織が生き返ったわああぁ!」
加藤 「詩織ちゃん!よかったぁ!」
友人の生還に抱き合って喜び合う緒方愛梨と加藤真由美

ドキドキドキドキ
伊藤 「ハァッ・・・コホッ・・・わ、私・・・・あれ?」

咳こみながら現在の状況と異様に速い心臓の鼓動に戸惑う伊藤詩織

ツツー
伊藤 「?」
口元から垂れる糸に気づき、ついそれをたどってしまう

矢部 「はあぁー、意識が戻ってよかったぁ・・・」
ツツー
伊藤 「っ!?」

カクリ
伊藤 「・・・・・・・・・・・・」

緒方 「し、詩織いいいいいいぃぃ!!!」
加藤 「ここ、今度は息があるよ!気絶しちゃったけど!」
矢部 「ほ、保健室へ!!」

自分と担任をつなぐ唾液の糸を目にし、再び反応を失う伊藤詩織だった

栗山 「はい、安静に寝ていればすぐに目を覚ましますよ」
緒方 「本当に?あ~よかったわ」
加藤 「よかったね、おがちん」

矢部 「それじゃあ、僕はご両親に電話を・・・・」
栗山 「あ、待ってください矢部先生」
矢部 「はい?」

栗山 「私、これから用事があって保健室を開けるので、昼休みまでここをお願いしたいんですけど・・・」
矢部 「わかりました、任せておいてください」
栗山 「電話は私がしておきますから、よろしくお願いしますね」

保険医はそう言うと席を立ちあがって出ていくのだった

そして

伊藤詩織が目を覚ましたのは、緒方愛梨と加藤真由美が保健室出ていった直後のことだった

ヒュカッ
と、空気のかすれる音がした後

矢部 「え?」

赤黒い水滴が床に落ちる
ポタリ・・・
ポタポタポタ
矢部 「痛っ!?」

プシュゥー

矢部 「いぎいぃっ!!? あっ、あああああぁああああああああああああぁぁあああー!! がぁっぐうぅっ・・・・・!!!」

6年3組の担任教師、矢部
彼は血潮が吹き出る自らの手の甲を抑え、悲痛の叫び声をあげて転げまわる

伊藤 「・・・・・・・・・・・・・・・」

近くには伊藤詩織が立っていた
彼女の服装はプールから出たそのままの格好、スクール水着であった
水着は若干の水分を含んで彼女の肉体に軽く食いこみ、その柔らかな肌を引き立てていた

だが人が彼女の水着姿を意識する前に、さらに注目してしまうものがあった
伊藤詩織の手には保険医の机に置いてあったカッターナイフが握られていたのだ

そしてもうひとつ、表情
まるで死んだ魚のような濁った瞳を上目にし、矢部を睨みつけている
あらゆる感情を読み取ろうとしても 殺意 のみしか感じられない、そんな表情だった

ポタ・・・ポタ・・・
矢部 「・・・・・っ!・・・・・・っ!」

出血が弱まることでようやく矢部の頭が働き始める
なぜこんなことをされるのかは、言うまでもなく一瞬でわかった
わかったところで話し合いは無駄だともわかった

どうする?
のたうちまわっている間に扉の前にたどり着いてはいた
しかし

ここから逃げたら伊藤詩織は悲鳴をあげるだろう
そして加害者はむろん矢部となる
大人しくすればこのまま刺し殺されるだろう
そして最終的に伊藤詩織の正当防衛になることだろう

ならこの子に暴力で抵抗を?
矢部「(い、いやだ!!)」
こんな状況でさえ、あくまでも非が自分にあったことを自覚してしまうヘタレ教師
けれどこのままでは最悪の結末しか待っていない

伊藤 「・・・・・・・・・・・・・・・」
頭を動かしている間にも伊藤詩織はジワジワとにじり寄ってくる

あまりにも理不尽だった

それは休日にいつも家に侵入してくる少女の理不尽さが恋しくなるほどに
矢部 「っ!」

矢部は思い出す
そういえば明後日は休日じゃないか、と

カチャリ

矢部は保健室の鍵を内側から閉めた

緒方 「というわけで、詩織のことは心配だったけど・・・・」
加藤 「給食があるから済ませてきなよって」
緒方 「昼休みまでには両親が迎えに来るはずだし、詩織のことを頼んで引きあげてきたのよ」
ひとは「そうなんだ・・・・・」

丸井ひとははこころなしか、一際眉を釣りあげていつも以上に不機嫌そうな表情をしている

加藤 「そういえば、慌てて気にしてなかったけどおがちんと詩織ちゃん、男の人に触れられても腐らなかったよね」
緒方 「あ、ああああああぁぁあぁあああー・・・・・!!」
加藤 「おがちん!?」

友人の言葉によって思い出したかように苦しみ始める緒方愛梨

ひとは「先生は女が腐って誕生したような人だから大丈夫だよ」
緒方 「ああ、あ、・・・・・・・そうなんだ?」
ひとは「いろいろ社会的に不都合だから先生のことはそういう生命体として接した方がいいよ」
・・・・・・・・・
・・・・・・
緒方 「ところで三女が話しかけてくるなんて珍しいわね」
ひとは「逆に先生と緒方さん達が絡んでるって聞いて珍しく思っただけだよ、・・・伊藤さん、早く良くなるといいね」
緒方 「三女・・・・あんた意外といい奴よね、この前のポーチの件もあるし」
加藤 「おがちん、意外とは・・・・余計なんじゃ・・・」

スィー
ひとは「それじゃ・・・」

緒方 「あれ?消えたわ?」
加藤 「おがちん・・・」

視点ひとは

モソモソ
私はみんなが給食の準備をする中、ひとり先生の机の下へと潜っていく

ひとは「(せっかく止めたのに・・・・・先生のエロ)」

教え子に人工呼吸と称してキッスするなんて
とんでもない童貞教師だ

ひとは「・・・・・・・・・・・・」

つまり先生はもうファーストキスを経験してしまったわけだ

だがうろたえる必要はない
キッスぐらい自分はチクビと何度もしている
童貞の先生などよりもはるかに経験豊富だ
圧勝している

なのに

ギリ
ひとは「先生・・・・・・・・」

何で、こんなに悔しいんだろう

床にはカッターナイフが落ちていた

伊藤 「ンン・・・・チュッ・・・・ンンゥッ」

壁に押し付けられた伊藤詩織は
再び担任教師に唇を奪われていた

伊藤 「クチュ・・・ッン!・・・・・クチュ」

驚いたように目を見開き
動揺しつつも体が硬直し
そしてひたすら口内を蹂躙されてしまう

ドクン・・・ドクン・・・

伊藤 「チュ・・・・チュルルル・・・・ンン・・・・」

口の中が溶けるように熱い
そう思った瞬間、我に返る

伊藤 「!?・・・・ンンンゥ!・・・プハァ! い、いやぁー!!」

ゴキィ!
顔を真っ赤にした伊藤詩織が担任を殴りつけたことで、鈍い音が保険室に響いた

伊藤 「え?あ!あ、あ!やめ!・・・ン、チュ・・・・・」
そして、何事もなかったようにキスは再開される

これ以降、伊藤詩織はまったく抵抗しなくなった

いつのまにか、体の力が抜け、その場に座り込んでしまった伊藤詩織
両手はまるで貝殻のように担任教師のものと重なっていた

伊藤 「クチュ、クチュ・・・・レロ、クチュ・・・・」

目を閉じると
ドクンドクンドクン
彼女は自分の心臓の音がどんどん速くなっていくことに気づく

唾液を流しこまれ、それを飲みこむ
伊藤 「チュル・・・クチュ・・コクッ、コク・・・・・」
伊藤 「チュッ、チュ・・・・ンン・・・ハァ・・クチュ」

伊藤詩織は持っていた 殺意 をすっかり溶かされてしまい
担任教師との執拗なディープキスに興奮を覚えていくのだった

教室

千葉 「おい!プリンが二つも余ってるぞ!」
みつば「二つとも私のものに決まってるじゃないの!!」
緒方 「ちょっと!その一つは詩織のお見舞いに持っていくものよ!」

ギャーギャー

先生達の分のデザートを巡って教室が騒々しくなる
じゃんけんで済ませばいいのに・・わざわざ雌豚が争いを煽る
やかましい・・・・

ひとは「いただきます」
最初に手を伸ばすのは牛乳だった

保健室

伊藤詩織は自らの舌をチロリと伸ばし、恐るおそる顔を近づけていた
そして

伊藤 「・・・・・ペロッ」
と、担任教師の亀頭を舐める

先端に口づけをする
伊藤 「チュッ」

再び先端を舐め、竿に舌を這わせる
伊藤 「ペロ・・・・ペロペロ・・・レロ」

伊藤 「チュ、チュ・・・ペロペロ・・・」

担任教師への奉仕に夢中になってゆく伊藤詩織
こうして彼女はフェラチオの技術を少しずつ、着実に覚えていくのだった

伊藤 「ン・・・ン・・・・チュバ、チュバ・・・・」

教室

ひとは「ごちそうさま」

次は昼休み

先生はまだ保健室なのだろうか
それとも職員室だろうか
話によると昼休みまでということだし
おそらく伊藤さんも両親が迎えにきて、帰宅しているだろう

ガタッ
ひとは「・・・・・・・・・」

席を立って職員室のほうへ行くことにする
さっき、偶然じゃんけんで手に入れたプリンを手に持って

保健室の前

ガタガタ
緒方 「あれ?鍵が閉まってるわ」
加藤 「きっと迎えが来て、帰っていったんだよ」

緒方 「プリンを持ってきたけど・・・、放課後にしましょうか」
加藤 「うん、詩織ちゃんの家にお見舞いだね」

保健室

いくつか並ぶベッド
その中の一台がギシギシと揺れていた

伊藤 「・・・ン!・・・あ!あ!・・・ック!・・・あ!」

ベッドの上には声を押し殺すも、嬌声を点々と漏らし続ける伊藤詩織がいた
彼女は仰向けになり、大きく足を開いて担任教師にのしかかられていた

二人は水着の布、それ一枚越しで股間を擦りつけ合っていた

伊藤 「んっ!・・・ンンッ・・・・!・・・あ!・・ン!」

苦しそうなうめき声をあげる伊藤詩織
そんな彼女の腹には、すで白濁の液体が付着していた
スクール水着に粘液が染み込む感触に伊藤詩織は何とも言えない官能を覚える

伊藤 「あ、あ・・・イク・・・!・・・イク!・・イク!・・クゥ~~~~ッ!!」

キュウッ~と、両脚で担任教師を締めつける
そしてジワリと股間に新たな潤滑液の染みが生まれ、擦れ合いによる性的快感が高まる

ニチャニチャと股間から水音を立てて担任との疑似セックスに酔いしれる伊藤詩織

伊藤 「あ、あ、あ!・・・・イク・・・あ!・・・ンン!ああん!!」

ドピュッ・・・ポタポタポタッ

伊藤 「ハァ・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・・」

咄嗟にうつ伏せに転がされた伊藤詩織
彼女の尻は白濁にまみれ、スクール水着が深く食い込んでいた

伊藤詩織は再び仰向けになり足を開く
そしてボーッとした目つきで担任をチラチラ見つめる

伊藤 「ハァ・・・ハァ・・・」

そしてクィッと秘部を覆っていた水着を自ら横にずらしてみせる
完全に欲望に支配された伊藤詩織
未だ汚れを知らない幼く綺麗なピンクの肉壺へと、担任の肉棒を導こうとする

しかしそれを見た担任教師は

敵を屈服させていたことをようやく知り
すでに驚異が去っていたこと理解して

矢部 「ハァッ・・・・フゥ~・・・・」
ドサッ!!
プツリと気を失うのであった

伊藤 「・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

意識を失い倒れこんできた矢部の頭を固く抱きしめ
伊藤詩織はしばらく呼吸を整え続けていた

ガバッ!!
矢部 「うわあああぁぁぁああああああああああぁぁぁ!!?」
ひとは「!!!?」
ガバッ!!

矢部 「あ?・・・は!?・・・なんだっけ?」
ひとは「いきなり何ですか、やかましい」
矢部 「あ、ひとはちゃん、どうしてここに?」
ひとは「久々に仮眠を取りに来ただけです。それより先生こそ、なぜ寝てるんですか」

隣のベッドで横たわる丸井ひとはが、シーツをかけ直しながら尋ねてくる

矢部 「ええと?僕は、たしか保健室を任されて・・・あ、伊藤さんは?」
ひとは「?、私が来た時にはいませんでしたよ」
矢部 「しまった~、きっとうたたねしてる間にご両親が来ちゃったんだ・・・・」

先ほどの記憶が完全に消え去っている矢部は頭をかかえる

ひとは「別に先生がいなくても誰も何も思いませんよ、さっきの間もみんなそうだったし」
矢部 「ううぅっ・・・・・・はぁ~」

ひとは「・・・・・・・・・・・」
矢部 「ん?何?」
ひとは「いえ、もう寝るので話しかけないでください」
矢部 「あ、ちょっと・・・」

モソモソ
丸井ひとはは顔を隠すようにシーツの中で丸くなってしまう

ガラ
栗山 「矢部先生、ありがとうございました~」
矢部 「すいません、居眠りしてそっちに全て任せてしまったみたいで」
栗山 「はい?」
矢部 「じゃあ次の準備があるので失礼しますね。あ、ひとはちゃん、サボらずに出てきてねー」
ピシャン

電話の件を完全に忘れさっていたドジっ子保険医に挨拶し、矢部は保健室を出ていくのだった

ひとは「・・・・・・・・・・・・」

視点ひとは
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
職員室にはいなかった、ということは

ガラ
ひとは「・・・・・寝ている」

保健室には他に誰もいない
案の定、伊藤さんはすでに帰ったようだ

矢部 「・・・・・・・・・・・」
ひとは「・・・・・・・・・・・」

矢部 「・・・・・・・・・・・」
ひとは「・・・・・・・・・・・」

矢部 「・・・・・・・・・・・」

ひとは「・・・・・・・・・チュ」

矢部 「・・・・・・・・・・・」
ひとは「・・・・・・・・・・・・・・・」

ひとは「ブッ!?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ひとは「何であんなことを・・・・気持ち悪い・・・」

丸井ひとははシーツの中でゴシゴシと唇を擦り続けるのだった

次の日

緒方 「詩織!復活してよかったわ!」
加藤 「本当に死んじゃうんじゃないかってドキドキしちゃったよぉ」
伊藤 「うふふ、心配してくれてありがとう。おがちん、真由美ちゃん」

3人組の少女達が元気よく会話をする一方
教室の端の端にて、机にうつ伏せになる男性教師がいた

矢部 「ああ~、あああ~~~~・・・・・・・・・」
ひとは「人が足元にいるのにうめき声ばかり出さないでください、不快です」
矢部 「昨日お財布がなくなっちゃってたんだよぉ~」
ひとは「誰も聞いてませんよ」
矢部 「そりゃあ全然お金はないけどさ、悪い人に住所や電話番号の載ってる身分証を盗まれてたら大変だよぅ・・・」
ひとは「平気ですよ、仮に誰かが脅して先生を搾り取ろうとしたって何も出てきやしないんですから」
矢部 「・・・・・・・ですよね」

視点ひとは

休み時間、先生が教室から出て行った後のことだった

伊藤 「三女さん」
ひとは「?」

なぜか伊藤さんが声をかけてきた
机の下にしゃがみ込む私に

伊藤 「一日100円で机の下を貸してくれるって噂で聞いたんだけど・・・」
ひとは「・・・・・・・なぜ?」
伊藤 「すごくリラックスできるって聞いたから、試してみたいの」
ひとは「別にいいけど・・・」
伊藤 「じゃあ、100円だね」

伊藤さんは取り出したお財布から100円玉を

ひとは「・・・やっぱり、ダメ」

伊藤 「ええ?どうして?」
ひとは「悪いけど、リラックスなら他をあたって」
伊藤 「うーん仕方ないかな、いつか気が向いたら試させてね」

意外にあっさりと
伊藤さんはニコニコと微笑みながら去っていった
小学生の女子にしてはやたらと男性じみた無骨なお財布をしまって

加藤 「詩織ちゃん?どこに行ってたの?」
伊藤 「うん、ちょっとね」
緒方 「それより、校庭に急ぐわよ!彼の雄姿が待っているわ!」

ひとは「・・・・・・・・・・」

なんだか・・・・背中がザワザワするよ
ポッカリとした机がいつも以上に落ち着かない

ひとは「・・・・・・・・・・・ギリリ・・・」

気づいたら爪をかじっていた

ひとは「・・・・・あ」

そういえば、明日は休日だったっけ


~続かない~