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「はっ……ふぁ……やぁん……しんちゃん、そこすごぃょ……あたってるぅ……」
「ここら辺?……う……くぁ……そんな締めたら……」

からだがぶつかる音が部屋に響いている。お互い相手に夢中で、汗だくだろうと気にならない。むしろそっちの方が、強く結びついている実感を持てる。

「ぁっぁ……ひゃ……ぅぁ……いきそ……イっちゃう、いっちゃ……んむ!」

腰を動かし続けながら、唇を重ねる。ふたばはキスが好きだ。特に、イく直前にこういう風にされるのがたまらないらしい。
何だか一体感というか、征服感というか、とにかくふたばが自分のものになっている感じがするので、俺自身好んでやっている。

「んちゅ……ぷぁ、ぁふぅ……あっ……あむ……っは……」

必死になってキスを求めてくるふたば。この熱にうかされたような表情は、俺だけが知っている。そんなことを思うと、自然に俺の方にも力が入るわけで。

「あっ?!あ、あぁ!?イく!しんちゃん!いっしょ、に……ふあああああ?!」
「ぐ……ふたば……っ!!」

キスを止めて余力を全部腰に注ぎ込む。ギリギリまで引き抜いて、一気に奥まで突き上げて、ひたすらそれを繰り返した。
相手の鼓動や息遣いをもっと感じたくて、お互いにお互いを抱きしめて、からだ全体を色んな液体でぐちゃぐちゃにして、名前を呼び合って。

(セックスって、やっぱすごいのな)

頭の片隅でそんなことを思いつつ、俺は果てた。ちなみにしっかりゴムは付けている。いつか生で……とは思うけど。俺達にはまだ早い。

「……はぁ……はぁ……はぁ……」
「……大丈夫か、ふたば?」
「ん……だいじょぶ……」

どうやらふたばもちゃんとイけたらしい。男冥利に尽きる。気怠げなふたばの頭を撫でてやる。今日はこれで何回目だろう。3回くらいだったか。

「えへへ……」
「……そろそろやめとくか?」
「んー……お昼作ってあげて、っておばさん言ってたしね……」

しばらく余韻に2人で浸った後は、証拠隠滅タイム。シーツなどベッド周りのものを急いで洗濯機にぶち込み、使ったゴムやティッシュなんかも念入りに処理。
シャワーは別々に浴びる。一緒に浴びた時もあるけれど、俺もふたばも我慢出来なくなってそのままシてしまい、色々とバレそうになったことがあった。
もう覚え立ての頃のような、サルみたいに相手を求める時期はお互い卒業したのだ。自重くらい出来る。多分。

今日は水曜日。たまたま祝日で、ふたばは朝から俺の家に来ていた。因みに、両親は日帰りで温泉に行っている。姉さんは大学入学を機に独り暮らし中。
つまり、ベタな2人きりのシチュエーション。そして俺もふたばも健全な高校生である。やることの相場は決まっているのだ。

事後処理も一段落してから、簡単に昼食を作る。俺は監視役、というかアドバイザーである。
俺でも分かるくらい、明らかに手順や分量を間違えていたら注意してやる。まぁ間違えたところで、味はほぼ保証されているのだから不思議だ。野生的なセンスとかなんだろうか。

「ごちそうさま」
「お粗末さま。お茶とか飲む?」
「お願いするかな。しかし料理も普通になってきたなぁ」
「ふふーん。私も成長したんですよーだ」

(成長、か)

目の前のこいつは本当に成長したと思う。色々力加減も覚えたし、今は恥じらいなんかもそれなりに見せてくれる。
今日も朝から俺の部屋に突撃してきたのだが、着替え中で半裸の俺を見ると、顔を真っ赤にして慌てて出て行った。
まぁ、その後すぐにお互い裸になったから全く意味が無かったけれど。それとこれとは話が別らしい。
とにかく俺の目の前で着替えようとしたり、ブラジャーも装着せず動き回っていた頃に比べると、大きな進歩である。

そういえば、ふたばが初めてまともにブラを付けたのは、中学の夏休みだったか。あのハプニングは刺激が強すぎだった。部屋で目を閉じると、おっぱいが脳裏を掠める日々が続いたくらいだ。
その原因であるふたばは無自覚で、毎日のようにやってきては、寝不足で具合の悪い俺を心配してくれるのだから、始末に負えなかったことこの上ない。

「……あ、そうだ。しんちゃん、今日買い物付き合って」
「ん?ああ、いいけど」

しばらく昔のことを思い出していた俺は、ふたばの声で現実に引き戻された。買い物か。実に女の子らしい頼みだ。
今思い出していた中学の頃のふたばからは考えられないくらい、女性的になってきたふたばを見ていると、父親のような感慨深さがある。

「で、どこに行くんだ?」
「ちょっと遠出になるかも。〇〇って所」
「〇〇か。俺はあんまり行ったことないな」
「私も無いよ」
「はぁ?どうすんだそれ」
「みっちゃんと千葉氏が行ってるはずなんだ」
「あー……同級会の打ち合わせだっけ」
「っていう名前のデートだねぇ」
「だよなぁ」

あいつらが最近一緒に出掛けているのはとうに知っている。長女が素直じゃないだけで、もうお互い意識しているのはバレバレだ。

「……覗き見とかは止めた方が……」
「違うもん!……多分。ちょっと見てみたい、というか、心配というか」
「違わないじゃんか……まぁ、分からないわけじゃ無いけど」

他人の恋愛に口を挟む趣味はないけれど、千葉も長女も、他人とは言えないくらいには交流があるのだ。俺も正直興味はある。
それに、どちらにも小学校以来やられっ放しだったこともある。ちょっとばかり茶化してやろうか、なんていうあくどい考えが頭をよぎった。

「……覗きはよくない。でも俺達も買い物しに来たってことにしちまえば問題ないか」
「さっすがしんちゃん!愛してるぅ!」
「はいはい……バレた時に面倒だから、一応買い物もちゃんとな」
「実際買いたいものはあるから大丈夫だよ。新しいジャージとか」
「うんうん」
「新作ゲームも出てたっけ。ねぇ、一緒に買おうよ!」
「おう」
「あ、それから下着選ぶの手伝って?」
「ぶふぉっ?!」

ジャージ、ゲームまでは問題無かったのに、いきなり下着とか何を言い出すんだこいつは。思わずお茶を吹いた。
成長したとはいえ、未だにおかしな所で恥じらいや遠慮が無い。たまにこういう不意打ちがくるのだ。いや、狙ってやっているのかもしれないが、とにかく心臓に悪いといったらありゃしない。

「な、何でお前の下着選びを俺が……」
「え?だって、しんちゃん以外の誰かに見せたりしないよ?」
「いやそりゃあそうかもしれないけど」
「あ、『かもしれない』とかひどーい。私はしんちゃん一筋だよ?浮気とかするつもり全然無いし」
「論点をすり替えるんじゃありません」
「あーん、しんちゃんが冷たいっスー♪」

ふたばはけらけら笑っている。ふざけているのだ。最近こういう風にふたばからやり込められることがあるが、その時は決まって語尾が小学生時代に戻る。
この状態のふたばに対して、俺は未だ勝ったことがない。ある意味一番ふたばの成長を感じる瞬間だ。

「とにかく下着選びに付き合えとか、男にとっちゃ相当辛いものがあるんだぞ。悪いがその時は別行ど……」
「……好みの下着だったら、スる時喜んでくれるかなぁ、って思ったんだけどなぁ」
「……う」
「しんちゃん好きだったもんね、半脱ぎでシたりするの」
「い、いやいやいやいや!?あれはほら!覚え立てでとにかくお互いシたくてたまらんかった時期だったろ?!その、俺もマンネリを防ごうかと……」
「言い訳はいけないよしんちゃん。それに私に嘘つくの苦手でしょ?そもそもからして苦手なのに」

確かに嘘は苦手だ。ふたばの言う通り、特にふたばに関係する嘘はすぐにバレる。
昔は単に天然かと思いたかったけれど、搦め手やらを交えてくる今、ふたばが完全に小悪魔であることが証明されてしまった。いや正確には天然の小悪魔と言うべきか。
長女の無駄なSっ気と、三女の変な狡猾さを足して割ったような節があるように思う。次女だからなのかは知らんが、何もそんなものの中間は取らなくてもいいだろうに。
たちの悪いもの2つが合わさったようにも思える一方、シている時のふたば同様で、これも俺限定らしく、全く嬉しいやら悲しいやら複雑な気分である。

「ほらほらぁ、早く本当のこと教えて?」
「ぐ……」

ここまでされても、こういうふたばも可愛いなぁ、と俺自身思っている時点で完敗だ。将来尻に敷かれるのが目に浮かぶ。まぁそれも悪くはないと思うけれど。

「す、好きだよ確かに……」
「何がぁ?」
「くっ……その、は、半脱ぎで、スるの」
「……じゃあ、スる時に私が好みの下着付けてたら?」
「……嬉しいです」

紛れもなく本音である。自分の好きな娘が、自分の好みの下着を付けていて、喜ばない男なんて果たしているのだろうか。
ましてふたばはスタイル抜群なのだ。裸もすごく綺麗だけれど、下着姿、それも半脱ぎだとまた違う魅力がある。何よりエロい。

「だったら、私の下着選び、手伝ってくれるよね?」
「……どんなの買わせても恨むなよ」

もうやけくそだ。こうなったらとことん選んでやる。ふたばでさえ恥ずかしがるようなのを見繕ってやろう。
小中と全力で否定して来たが、最近は開き直ってきた感もある。そう、俺は変態だ。むしろ男はみんなそうなのだ。これに関しては、千葉の人類総変態説を支持せざるを得ない。

「わぁお、しんちゃんったら大胆!」
「はぁ……もう降参だよ。ていうか、千葉達の様子見に行くならそろそろ準備しないと間に合わねーぞ?」
「そうだね。私はこのまま……」
「俺のTシャツだろ。着替えてからちゃんと自分のシャツとジャージを着なさい」
「むー、分かったよぅ」
「全く……さて、俺も支度するか」
「あ、しんちゃん」
「ん?まだ何かあるか?」
「下着買ったらさ、」




「いーっぱい、愛してね?」




そう耳元で囁くと、ふたばはニコニコしながら俺の部屋の方へ向かった。着てきたジャージなんかが置きっぱなしだから当然である。
俺はというと、唖然としてふたばの背中を見ていた。顔は熱いし声も出ない。ふたばもふたばで、背中を向ける瞬間、ほっぺが赤かった。
自分も恥ずかしくなるような台詞を言うんじゃない、と激しくツッコミたいところだが、それが反則級に可愛いのだから許してやろう。どうやら俺は、もうふたばから離れられそうもないのであった。

/
今日は色々楽しかったなぁ。みっちゃんと千葉氏のやり取りは、見ていてなかなか飽きなかった。
日付が変わったくらいの時間帯。まだ眠くなかった私は、昼間の光景を思い出し、布団の中でくすくす笑っていた。
しかしあの様子でまだ一線を越えていないのは、みっちゃんがチキンだからだろう。千葉氏も大変だ。
昔は豚さん呼ばわりされていて、性格は鶏なみっちゃん。これでおっぱいが牛並、とかならバランスが取れている気がするのに。まぁ何のバランスかは知らないけれど。

そこは千葉氏の頑張りどころかもしれない。彼はエロ方面の知識は沢山持っているはずだ。おっぱいくらい何とか出来るんじゃないか。
それにしても、痴女痴女言われていた割に意外にうぶで、エロ方面に疎くなってしまっているみっちゃんなんて、千葉氏との相性抜群じゃないか。
それにみっちゃんみたいな性格なら、スる時は完全に無防備だろう。普段とのギャップからくる可愛さは、グッとくるものがあるに違いない。
千葉氏は変態さんだ。そういうのを喜ばないわけがない。そして好きな人が喜んでくれるなら、みっちゃんも最大限それに応えるだろう。意外と尽くすタイプなのだ。

(変態……しんちゃんもすっかり変態さんだなぁ)

自分から挑発しちゃったから仕方ない面はあるけれど、それでもあの下着はレベルが高過ぎるように思う。
そう、昼間いじめすぎた時の宣言通り、しんちゃんは私が恥ずかしがるくらいの下着を選んだのだ。思い出すだけで顔が熱い。
正直ガーターベルトのオプションまで付くとは思わなかった。店員さんが心なしか面白そうな目をしていたのは気のせいだと思いたい。

しんちゃんがいつか言っていたことだけれど、昔から私はしんちゃんをドキドキさせてばかりだったらしい。私からすれば、今は逆の方が多いと思う。
私がしんちゃんを大好きなこと自体は、小さな頃から変わりない。でも恋人という特殊な距離感が、しんちゃんの魅力を改めて私に実感させる。
単なる『大好き』が、改めて恋人になったことで、より内容を持つようになったという感じ。小学生の時から女の子に人気があった理由を今更噛みしめているところだ。

たまにいじわるをするのも、本音を言うとしんちゃんに会う度ドキドキさせられることへの仕返しで、単なる強がりの一種と言っていい。
しんちゃんはまだ気付いていないようだし、もう少し私が慣れるまで出来れば気付かれたくないものだ。

思い出したり考えたりしてる内に、そろそろ瞼が重くなってきた。明日は朝練もある。しっかり休んで備えるとしよう。

目を閉じて感覚が鋭敏になったのか、ふとごそごそしている物音に気付く。甘い声も漏れている。またみっちゃんだろうか。それともひとか。どちらにせよ、私はあんまり気にしない。
因みに私は、しんちゃんと恋人になってからそういうのを殆どしなくなった。それまでは、それこそしんちゃんを想像して色々シたりすることも多かったのだけれど。

(……もったいないんだよね)

この一言に尽きる。基本的にちょっとの期間我慢すれば、想像しなくとも現実のしんちゃんに色々シてもらえるのだ。むしろ我慢した分だけ快感が増すように思う。
そこら辺の認識は、ひととかなり差がある。まぁ、妄想なら色々出来る、っていうひとの言い分も充分理解出来るけれど。みっちゃんの意見は知らない。
なぜなら、姉妹間エロトークが始まるとそそくさと逃げ出してしまうからだ。やっぱり可愛い。私達姉妹の中で一番可愛いのはみっちゃんである、というのはひととの共通見解だ。

(……もしかしなくても、みっちゃんみたいなのが普通なんだろうな)

小学生の時からエロ本を収集していた私とひとの方が、世間一般にはおかしいのだろう。

今日私がしんちゃんに言ったことば。あれはいじわるの延長のつもりだった。実際しんちゃんの顔を真っ赤にすることには成功したみたいだし。
でもあれは、まさしく私の、ちょっぴり行き過ぎないやらしい部分の表れだったんじゃあないのか。いやそうに違いない。
だってさっきから、というか下着を買ってからずっと、頭の片隅で、その下着を付けた私を、しんちゃんがどう扱ってくれるのか、生々しく想像している自分がいるのだ。

どういう言葉を囁いてくるか、どういう風に抱きしめてくれるか、キスは激しいか、おっぱいのどこら辺を責めてくるか、どんな体位でスるか、そもそも回数はどうか。
あぁ、考えただけでゾクゾクしてしまう。私はエッチで、いやらしい子なんだと思う。ただししんちゃん限定だけれど。
しんちゃんも、私に対してだけは存分に変態さんになって欲しい。それを全部受け止めてあげたい。みっちゃん同様、私も尽くすタイプなのだ。

そうだ。昼御飯を誉めてもらったことだし、明日いきなりお弁当を作って行ってあげようか。

しんちゃんのクラスにいきなり現れる私。戸惑うしんちゃん。実は私もドキドキしているだろうからおあいこだ。強引に腕を引っ張って、2人で屋上ランチと洒落こもう。
――
『はい、あーん♪』
『よ、よしてくれ、恥ずかしいから』
『誰も見てないのに?』
『そういう問題じゃなくてだな……』
『……しんちゃん私のこと嫌いになっちゃったんスね……しくしく……』
『違うわ!?そしてあからさまな嘘泣きはやめなさい!!』
――

おぉ、想像するだけでもなかなか良い感じ。それに『はい、あーん』というのはまだ実践したことがないのだ。すごくやってみたい。よし、お弁当決定だ。

そうと決めた以上、早々と寝なければいけない。目覚ましの時間を調整した後、ギュッと目を瞑る。さてさて明日が楽しみだ。

夜は更けていく。ドキドキワクワク、幸せな気分で、私は眠りに落ちていった。