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「『オールカラー楽しく描けました』っと…」

「………」

「やれやれ、やっと終わったよ。あーしんどー。」

なんか…もうやだ。休みたい。
ぐるぐるぐるぐる毎週毎週みつどもえのことばっかり考えて生きてる私…。

ちくびよ。あんた、それで遊んでて楽しい?
ぐるぐるぐるぐる同じとこばっか回っててほんと、楽しい?

なんでカラーなんか…しかも全6ページ。白黒でも大変だっちゅうのに。
でもチャンピオンの表紙用はうまく書けたよ。我ながら。
いやいやそうじゃなくて…。

でもアニメ2期始まってるから当分なんやらかんやらで忙しい…。
ブログも更新丸一年過ぎちゃったし…でも書く暇ないし…。

もうやだ…やだやだやだやだーー!もーーー!

私こんなのばっかりしていて
それでおばあちゃんになってもまだみつどもえ描いてて
最後は変態呼ばわりされてさびしく死んでいくのかしら………

ああ…どこか遠くへ旅に…そう旅に出たいな……

だれか助けて…

ガチャ、カチャカチャガチャン!
キィ…



「矢部っちー!遊びに来たっスよー!」


ん…?隣?…いや、え?うち?
ちょ、ちょ…誰か勝手に入ってきたよ…あわあわ


「あ」


「あの……どちらさまですか?」

「ど、どちらさまってこっちのセリフよ!ここは私の家!
あんたたち誰よ!?人の家に勝手に入ってきてどういうつもり??」

「私の家だって。この人、矢部っちの隠れ妻っスかね?」
「愛人?あの童貞に?ないないー!」
「結婚もしてないのに愛人って…ありえない」


ん?どこかで見たような三人組の少女…

髪ぱっつんのちょっとおなかぽっこり…
キャミのチョンマゲ…
ちょ…な、なんでそんな怖い顔で私を睨んでるの…


も、もしかして…いやいやいやありえないありえない!
でも……
似てる!似すぎてる!
実際本物が居たらこんな感じなんだろうな。
…でも単なる偶然だよ、そんなのありえないし!


(ん?ここ先生の部屋と違う…?)

でも、万が一てことも……。

「あの、あなたたちの苗字って…その…もしかして『丸井』って言うんじゃ…?」

「きも!な、何この人!?なんで私達の苗字知ってるのよ!?」
「…矢部っちが私たちのこと話題にして知ってる…とかだよね?」
「違うよ。この人、先生とは関係ないよ。たぶん。」


当たった…。どういうことなのよこれは。
な、名前も聞いてみようかしら…

「あのね、もしかしたらあなた達の名前って、
みつばちゃんにふたばちゃん、それにひとはちゃんって言うんじゃ…」

「……│││」
「……│││」
「……│││」

3人ともすごい顔…。顔に縦線ってこういう顔のことをいうのね。
要するに名前も当たったということよね…
なんかすごいことが起きてるのは確かだ…。


「き、きも!きもいっ!!わ、私帰る!この人やだ!き、気持ち悪い!」
「しょ、しょうせいもしょうせいも…怖いよ…」
「待って!二人とも!この部屋をよく見て!先生の部屋と違うよ!」
「そ、そういえば確かに違う…」
「小生もう帰りたいよーー!」

「私達は違う次元に飛ばされちゃったんだよ!
だから今の外は私達の世界とは別の世界なんだよ!
もう帰り道は閉ざされちゃったんだよ!」

「やだやだやだやだー小生帰るーパパーーー!!」
「ふたばーだめーー!」


ガチャ!!

「あれ?何も変わってないっスよ。外。」
「え?嘘…」
「でもこの部屋だけが違うっス。矢部っちの部屋じゃないっス」

なんだって!ということは私の方が部屋ごと異次元に飛ばされたんかい!
ということはここは上尾?
どれ、外を窓から…。

…上尾だここ。懐かしいようなそうでないような。

まあいい。もうどうでもいい。面白けりゃいいんだ。ふふふ。
連載中毒になって頭がぐるんぐるんになってる私に怖いものなんて何もないのさ!
ここはいっちょ、こやつらと一緒に遊んでやるのもいいかもね。ははは。
私の頭もどうにかなっちゃってるし。ふへへ。


「そう!!そうよ!! 私はまみ…じゃなかった『神』よ!
私は貴方達を作り出した生みの親、桜井のりおっていう神なのよ!
もっと敬わないとひどい話描いちゃうわよ!」


「な、なによ!その、鳩が豆鉄砲食らった様な目は!!」


「…きもいの通り越してかわいそう」
「うん。かわいそうっスね。こわくなくなったっス。」
「…ごめんなさい。さっき睨んじゃったりして」

今度は憐れみのまなざしかい!しかもかなり上から目線な感じで!!


「嘘じゃないんだからね!」

「はいはい。あ、何これ?へえ、漫画描いてるんだ。趣味で?同人とか?」
「ちょ、ちょっと勝手にさわらないでよ!プロよ!プロの漫画家!!」
「でも、ペンタッチあんましきれいな線じゃないっス…」

くっ!!人の気にしてることを!!!

「あ、あのね、線がどうとか絵がきれいだとかいうのを問題にするのはね
ど素人もいいとこなの!
面白いのが一番なんだから!面白くて売れなきゃプロじゃないんだからね!」

「売れてるの?」
「まあね!おかげ様で。アニメ化もしてるし!しかも2期もしてるし!」

「あ、これ…なんだか私達に似てない?」
「ほんとだ。これがふたばでこれがひとは…ってこれ私!?わたしこんなにお腹出てないわよ!!
今すぐ描きなおしなさいよ!顔はかわいいから許す!」
「って、別にこれ私達じゃないから」

アニメ化スルーかよ…信用してないな…ま、いイカ。

「みんなかわいく描けてるでしょ?でしょ!?
この独創性にあふれるかわいい絵柄も私の売りなのよねー☆」

「いやそんなことより、この漫画、やっぱり私達がモデル?
名前も同じだし体型も似ている…」
「似てない!」
「ほらこの話、この前の調理実習の時と同じことが漫画になってる…」
「緒方が鼻血だしたアレね…あ、ほんとだ」
「他の子の名前もことごとく一致している…こんなことは普通ありえない。
そんなことが出来る…ということは」
「ひ、ひと…や、やっぱり小生怖くなってきた…」
「そう、この人はやっぱり…」

ふふふ。そうよ。やっと気付いたか。小娘どもよ。
私が偉大なる神ってことに。
だったらもう少し神の言うことスルーしないで欲しいな。


「先生の知り合いの漫画家」

え?

「あの、矢部先生とはどういうご関係なんでしょうか?お姉さま…ですか?」
「違うっちゅーに!神!神なんですー!なんでわかんないの?もー!」

「先生から情報得て私達をモデルに漫画を描いてる、ということでいいんですよね?」
「違う!」
「何も責めてないんですよ?あなたは悪くないのですよ?
悪いのは人のプライベートを赤の他人に垂れ流す先生なのですから…」

本物のギヌロ…こ、怖いよ…。自分が生み出したとはいえこんなに怖い表情だったとは。
矢部っちいつもいつもごめんよ。

「ほ、本当に矢部先生とは何も関係ないのよ。というか矢部先生も私が生んだの」


な、何よ?三人でヒソヒソ話して!


「うん。そうよね!悪かったわ疑って。そうあなたは神ね☆」
「神さまー!いい子っスよー!」
「それじゃ、今度先生が居る時にお邪魔します。きょうはこれで…」

「この部屋が矢部先生の部屋じゃないっていう事実はどう説明するつもり!?」

「!」

「こ、この部屋をテレポートさせたのは紛れもなく神の私!
証拠もあるわよ!!これ見てごらんなさいよ!」

「漫画?」

「そう、私の描いた漫画、単行本7巻の120話を読んでみて!」

「えっと…こ、これね。もう!ふたば!あんまり強くしがみつかないでよ!痛い!」
「だって……」

<漫画読書中>


「どう?」
「うん…。確かに私達の身に起こったことが漫画になってる…でもこれがさっきと何が違うの?」

「これ、矢部先生が知ってる出来事かしら?」

「!」

「あなたたちしか知らないことよね?もう、認めてくれたっていいんじゃない?」

「こ、こ、こ、このストーカー女!」
「な!?」
「こいつはね自分の漫画のために一日中私達をこっそりつけて、そんで漫画にしてるのよ!
そうに決まってる!!」

「ふっ。そうくると思ったわ。じゃこれは?9巻巻末のSSS隊の結成秘話よ」
「こ、これは…」
「そうあなたたちも知らない出来事。この子達にこれ見せたらきっと間違いないって言うわよ。」

「ふたば!今すぐ家に戻って盗聴器&隠しカメラを探すのよ!あと学校も!」
「お、押忍!」
「みっちゃん!ふたば!もういいよ!」

「さすがひとはちゃん。わかってくれたのね?」
「まだ信じがたいけど…でもここに載っている漫画どれもこれも、確かに嘘はひとつも見当たらない…」
「う、うわーーん!やだやだこわいよう!!」
「ふたば!」
「ちょっと!大の大人が子供泣かすなんてどういうつもりよ!?」

「ごめんなさい…。ごめんねふたばちゃん。…ふたばちゃん怖いの苦手だったよね。もう泣かないで。」

「あんた神様なんでしょ!?認めてあげるからとっとと元の状態に戻しなさいよ!
もう意味わかんないー!」

「本当のこと言うと私も今のこの状況どうしてこうなっちゃったのかわからないの。
さっきのテレポートさせたというのも…ごめん。うそ。」

「え、神様でも出来ないの!?」
「てへへ。神様じゃないよ。しがない一漫画家っすよ。」
「でもこれは…」
「たぶん…パラレルワールドって知ってる?」
「パラレルワールド?」
「うん。私とあなたたちの世界は同じだけど違うの。」
「同じで違う?わ、わけわかんないわよ!もっとわかるように説明しなさいよ!」

「えっとね、私の世界とあなたたちの世界、二つ違う世界なんだけれども
どちらも同じ世界なのよ。言葉も風習もなにもかも。
でも唯ひとつだけ違うもの、それは生きてる人が違うの。

私の世界では、あなたたちは私の漫画の登場人物なのよ。私が生み出した。
でもあなたたちはこうやって現に生きていて、人間なのよ。本物なの。私が生んだわけじゃない。」

「あたりまえじゃない!」

「でも、それはあなたたちの世界でのこと。私の世界では…」
「あなたの世界の私達は…?」

「あなたたちは生命体として存在していない。『無』なのよ。」

「ななな…な、何言ってるの…」

「逆もそうよ。あなたたちの世界では私は『無』なのよ。
例えば、紙…絵を描いたりする紙ね、その表と裏、それぞれの世界を私達は生きてる。
そしてその両者は出会うことはありえない…。
だからそれぞれの人の存在はお互い『無』なのよ」

「でもこうして出会ってるということは…」

「なんらかの力が作用したのだと思うわ。何かわからない力が」

「今はどちらの世界なの…?」
「たぶん今、上尾にいるということは、私があなたたちの世界に来ちゃったという感じね。
この部屋ごと。
私、今の今まで上尾にはいなかったんだもん。この部屋、上尾じゃないもん。

なんだったらあなたたちの世界だっていうことを確認できるわよ。
お友達を、そうね杉崎さんか佐藤くんを見つけることが出来れば
あなたたちの世界という証明になるわね。
私の世界には彼等は存在しない。」

「小生しんちゃん家に行ってくる!」
「わ、わたしも杉崎の家に!」

どたどたどた…!
ガチャ
バタン!


「ひとはちゃんは行かないの?」
「…うん。なんだかあなた…おねえさんのこと面白いなあっと思って。」
「面白い?」
「うん。」
「でも、ここに居たら危険よ?」
「えっ!ま、まさか…お、女の人なのに…ロリコン!?そっちの世界じゃ普通??」

「ち、違うわよ!いつこの場所がわたしの世界に戻っちゃうかもしれないでしょ?
そうしたらあなたここの世界へ戻れないかもしれない、という意味で危険なの!」
「…なるほど。ああびっくりした。」
「(私もびっくりした。バレたかと思ったよ。)」

「でも、優しいんですね。」
「も、もちろん!あなたは…ひとはちゃんは、私の世界では私の子供同然なんだもん!えへん!」
「(…あなたの子…)」

「あのね。ひとはちゃん。ちょっとお願いがあるんだけど…」
「なんですか?」
「えっと、あの…あ、握手してくれない?」
「な、なぜですか?」
「ほ、ほら!ここの世界に来た記念に…こんなことお互いできないし…ね?だめ?」
「だめです。」
「そんな…。ションボリ」

ちょこん!

「ひ、ひとはちゃん!!」
「握手じゃなくて膝の上に乗ってあげます。あと…」
「あと?」
「ちょっと、ぎゅってしてくれるのも別にいいです。」
「いいの?」

こくっ

「じゃ…(う、う、夢みたいだ…少女を抱きしめることが出来るなんて…
しかもモノホンのひとはちゃんを…はあはあ)」

「何してるんですか?///」
「ご、ごめんね。じゃ…ぎゅう!!…」


「ひとはちゃん?」
「はい」
「いつも…家のこととかごくろうさま。」
「え?知ってるの?」
「もちろん!」
「あ、そっか…。ううん。そんなこと…。ある意味好きでやってるっていうのもあるし」
「でも、えらいわよ。なかなかできることじゃないわ。」
「そ…そうですか///」
「ええ。そうよ。いい子。ひとはちゃんはいい子だ。」
「そんな…。いい子なんて、そんなことないです。悪い子です。いじわるとかもするし…」

「私は神様よ。何でも知ってるんだから。
いじわるはいけないことだけど、ひとはちゃんは悪い子じゃないわ。
悪い子が家族のこと思ったり考えたりして料理つくったりお買い物したりしないもの。
みつばちゃんも、ふたばちゃんもそのことはよくわかってるわ。」
「そうなのかな…そんな感じしないんだけど」

「ふふふ。まあそれが家族っていうのかもしれないわね。」
「家族…。あの…」
「何?」
「お、おねえさんも…神様で、私たちのこと何でも知ってるし…私の家族?」
「え?なんで?あ、でも…家族といえばそうかもしれないしそうでないとも言える…かな」
「…そうだよね。変なこと言っちゃってごめんなさい。」
「ううん。うれしいよ。すごくうれしい。」
「えへへ。なんだか…今ふとおねえさんのことが家族に思えて…変だよね」
「うう、ひとはちゃん!」
「え?」

ぎゅむむむむ!

「かわいいい!!」
「く、苦しいです///!」


どたどたどた!

「(うひゃ!もう帰ってきた!)」
「ひとはちゃん降りて!」
「は、はい!」

「し、しんちゃんいた!しんちゃん居たっス!よかったー!」
「す、杉崎もいたわ!あいつを見て泣きそうになったのはここだけの秘密よ!」
「(じゃわざわざ言わなければいいのに)」

「あれ?ふたりとも顔が真っ赤っスよ?」
「え?えっと…い、今暇だったから、にらめっこしていたの!おねえさんと!」
「そ、そうなの。ひとはちゃんってにらめっこ強いよね!」
「そ、そうですか///」

「おねーちゃん…怖かったでしょう?ギヌロって」
「ふたば!」
「だって本当っスもん…」


「でも困ったね」
「何が困ったのよ?ひとは。ここは私たちの世界よ?」
「みっちゃん!じゃあこの人は?おねえさんはどうでもいいってこと?」

ひとはちゃん。優しい…。

「おねえさんは異世界に迷い込んでしまったんだよ?
ここで死んでも恐らく身元不明で処理される、
存在が限りなく薄い人なんだよ?いや、『無』なんだよ?」

そうなんだけど…存在が薄い…無…やめて…

「じゃ、おねーちゃんが帰れるように何か考えてあげないとだめっスね」
「わ、わかったわよ。確かにこのままじゃちょっとかわいそうよね…。
しかたない。すばらしい妙案を考えてあげるから感謝しなさいよ!」

「ぽくぽくぽくぽく」
「ぽくぽくぽくぽく」
「ぽくぽくぽくぽく」

「チーン!」

「はあ、何も思いつかないっス…」
「わ、わたしも」
「同じく」

「あ」

「なによ?ひとは何か思いついたの?」

「この人ウチの家族にしちゃおうよそうすればわたしもいろいろ家事とか助かるしそうしようそうしよう」

「は?何馬鹿なこと言ってんのよ?あんたらしくもない」
「むむむむ…小生は…反対。」

ふたばちゃん!?な、なんで?

「へーふたばが反対って珍しい」
「だ、だって…危険…なんか危険なんスもん…パパが危ない…!」

ははは…昔のお父さんだったらね…ってか私のほうが危ないでしょ?普通!

「確かにパパが危ない!」
「そうね。確かに。変態っぽいし。」

うう。ひどい。

「あ、ありがとう。みんな。もうこれはしかたないよ。自然にまかせるしかないかも。
その時が来るまでここ上尾にしばらく居させてもらうよ。」


これでしばらく仕事から解放される!!
ゆっくり眠れる!
溜まりに溜まった好きなDVDも見放題!!
案外いいかも!


「うん。それしかないのかも。」
「あ、そうだ!しんちゃんを紹介するっスよ。本物のしんちゃん見たい?」
「見たい見たい!」
「杉崎たちも呼んであげよっか?」
「うん!あのぴょんぴょんの仕組みとか吉岡さんの眉毛が15分で再生するとことか
宮…なんとかさんのウザさ加減とか!見てみたい!」

「宮下さんだよ。神様なら間違えないであげて」

「ご、ごめんなさい…。て、てへ!ついうっかりうっかりー☆!」

「なによ!ひとは!あんたなんていっつもわざと間違ってるくせに!」
「わざとじゃないよ!あんな人の名前を覚えるなんて無意味極まりないよ!」
「ひとは悪気はないんっスよ。おねーちゃんごめんね」
「い、いいのよ…。ひとはちゃんの言うとおり…。」

てへ☆のポーズがスルーではずい…

「じゃ、みんな呼んでくるからおねえさん、ちょっと待ってて」
「うん!楽しみだなー」

とたとたとた



ガチャ
バタン!



「じゃ、ひとはは宮下と吉岡呼んで来て!」
「うん。わかった。」
「じゃ小生はしんちゃんちへ行ってくるっスよー!そうだ!千葉氏も呼ぼう!」


なんだか久しぶりに楽しいな…。
あ、そうだ。松岡さんも呼んであげよう。おねえさんにとりあえずことわってから。


ガチャ!
キイ。


「おねえさん。あのさ…」

「あれ?ひとはちゃん。今日はやけに遅かったね?どうしたの?」
「ちー」

「先生…。なんでここにいるの…?」

「なんでって!ここは僕の部屋でしょ!もういい加減にして!」

「なんで…なんで…なんでここに先生が居るの! なんで…うわあああん!」
「ち、ちょ、ちょっと?ひとはちゃん?どうしたの急に泣き出したりして…」

(今日遅れたのは何か理由があったのかな…ふふ。ひとはちゃんも、かわいいところあるな…)


わああああん……




あの子たち遅いわね。
まだかなー。生しんちゃんに生チーム杉崎。
もう!わくつくだよ!待ちきれないよー!
ちょっと外の様子みてこよう。

ガチャ!
キイ。


あ、


戻ってる…。

プルルルルルルル!

「は、はい。」

≪あ、先生。お疲れ様です。来週号の原稿貰いに伺いますので何時ぐらいだったらご都合いいですかね?≫

え?あ、この原稿か…。ひとはちゃん、みつばちゃん…ふたばちゃん。
…もう会えないんだよね………。

ひとはちゃん…


≪もしもし?先生?どうかされましたか?先生?桜井先生??≫



「みっちゃん。ひと、元気ないね」
「ん…。ま、変態どうし気があってたんでしょ?たぶん」


ぎゅっとしてもらったの…まだ感触残ってる…
さっき、さっきまであそこに居てたのに…。


「ひとは!もう!元気出しなさいよ!
よかったじゃん!あの人も自分の世界に戻れたんだし。ここに居てる方が不幸だったと思うよ?」

「そうだよね…これでよかったんだよね」

「そうそう!それよりかさ今日はあいつらにさんざん馬鹿にされたから
夕ごはんはなんか美味しい物にしなさいよね!カレーとか!」
「やったー!カレーカレー!」
「みっちゃんがみんなに神様に会わせるなんていうからでしょ。矢部先生神様なんかじゃないし。
ていうかみっちゃんカレー好きだね。やっぱりポークカレーだよね?みっちゃんにふさわしいのは」
「ポークカレーおいしそう!!!はい!それ決定!」
「わっしょーい!ポークポーク!」
「カツカレーでもふさわしい」

その夜、ひとはの作ったカレーは、なぜだか「おふくろの味」とはこういうものかと
連想させるお味だったとか・・・。

一方パラレルワールドののりお先生は
モチベーション&パワーアップでみつどもえの面白みに更に磨きがかかり
担当編集者もファンもびっくり&うれしいことと相成りましたとさ。
めでたしめでたし。



<おわり>