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「じゃあそろそろ行くね、しんちゃん」
「おう、昼までには帰るんだろ?」
「うん、ついでにお昼ご飯の材料も何か買ってくるから」
「わかったー…とゆうか、お前もよく行くよな、ここんとこほぼ毎日だろ」
「?、ダメかな?」
「いや、駄目じゃないけどさ…ほら、おじさ…お義父さんにも、悪いしさ」
「え?何で?パパは来る度に嬉しいって言ってくれるよ?」
「いや、そりゃ嬉しいだろうけどさ…お前の体のこともあるだろう。お義父さんだって、何かと気を使うだろうし…」
「私のことなら、大丈夫。もう安定期に入ったし、逆に少しは動いてないと、おちつかないっていうか…」
「そっか」
「それに…」
「?」

「…さっきも言ったけど、本当に嬉しそうなんだよね、パパ」
「そうなのか」
「うん。いつもね、私が来る度に、私のお腹をさすって、こう言うの『おじいちゃんだぞー』『早く産まれておいでー』って」
「その時のパパ、凄く嬉しそうでね、そんなパパを見ると、いつもこう思うの」
「本当に私の…ううん、私としんちゃんの赤ちゃんを、心から愛しくれてるんだなあ、って」
「…そっか、そうだな」
「うん、でね、そんなパパを見てるとね、私もとっても幸せになれるの!」
「だから…この子が大きくなっていくのを、出来る限りパパに見せていきたいんだ…、だから」
「…わかった、お前がそこまでお義父さんのこと、考えてるなら、俺は止めないよ」
「いや…続けてくれ、ふたば」
「…ありがとう、しんちゃん!」
「しかし、お前がそこまでお義父さんのことを考えてるとは、思ってなかったなあ」
「むー、それ誉めてるの?」
「そのつもり」
「そうか~」
「たださ…その」
「?」
「…その、ふたばが大好きな『パパ』が愛してくれるその子の『パパ』は、ちょっと寂しい思いをしてるようですよ~」
「…?」
「その…たまにはゆっくりと『パパ』からも色々とお話してあげたいなあ…なんて」
「…しんちゃん、焼きもち焼いてる?」
「ばっ…そんなんじゃねえって!」
「うふふ~、しんちゃんはかわいいねぇ」
「う…うるさいや!」
「心配しなくても大丈夫だよー。私は…いや、私とこの子は、誰よりもしんちゃんのことが大好きだから…」
「ふたば…」
「…じゃあ、そろそろ行くね」
「…あ、ああ」


「しんちゃん」
「ふたば」




ちゅ。



「じゃあ、いってきまーす」





「…俺も大好きだよ、ふたば」



おしまい