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暑い日だった。
特にする事もなかったみつばは、偶然ランドセルから宿題が覗いているのが目に入ったので、机に座り、勉強をしていた。
そこへふたばと千葉がやってきたのはすぐだ。
二人の手には薄汚れたエロ本……。
どうやら、また河原で拾ってきたらしい。
「あんたたちも良く飽きないわねぇ、軽蔑を通り越して尊敬するわ」
「飽くなき探求心の先導者と呼んでくれ」
「変態ゴリラ」
挨拶代わりにそんな言葉を交わし、みつばは勉強に戻る。
「ふん。こっちもおっぱいについて語り合おうぜ」
「おっス!でも、その前にトイレ……」
てへっ、と舌を出してそそくさとふたばは下に降りていった。
「……」
「……」
(気まずい……)
途端に重苦しい雰囲気が二人の間に流れる。
「……」
「……」
「…………」
「…………な、なんか喋りなさいよ」
「ん?あ、あぁそうだな……じゃあ、今日は何のパンツ穿いてんだ?」
「えぇと、今日はネコ……って、誰が言うかっ!!こね変態!!ど変態っ!!」
「言ったじゃねぇか……」
「つ、ついよ!忘れなさいよ細目!!てゆーか、そんな事しか話題がないわけ!?」
「って言われてもな。パンツは俺のジャスティスだ」
千葉が奮然と言い切る。
みつばはその態度にあきれ果てた。
「……あんたに普通の会話を期待した私が馬鹿だったわ」
と、また勉強に戻る。
「……」
「……」
背を向けながらお互い鉛筆をクルクル回す。
「…………」
「…………ちょっと、」
「なんだ痴女」
「長女よ!その……これ、あんた解る?」
「あぁ?どれだ?」
立ち上がり、ノートを覗き込む。
千葉の顔が間近に迫った。
「これは、この数式を利用すんだよ。ここがこうなるから、そしたらできるだろ?」
千葉がみつばの顔を見る。みつばは俯いて真っ赤になっていた。
「どうした、風邪か?顔赤いが?」
「は、はぁ!?何言ってんの?ばっかじゃないの?!顔とか赤くないし!!」
「たっだいま~!さぁ、千葉氏!語り合うっスよー!……みっちゃん、どうしたの?」
「ど、どうもしてないわよ!!ばーかばーかっ!!」


そんなある日の風景。