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A.すぐに先生を助ける

ひとは「(先生、今助け…っ!)」
や、やっぱり声が出ない!頭も混乱してきた

落ち着こう、まずは先生の縄を解くんだ
先生の後ろにまわって縄を弄り始める
矢部「…………」
先生はまだ目を覚まさない
起きたとして、どれだけ現状を理解していることだろうか
ひとは「(ダメだ、すごく頑丈で全然ほどけないよ…!)」
どこかに刃物は…
ガチャ
「戻ったッスよ」
ひとは「!?」

玄関から入ってきた男がトイレのドアにノックする
「おーい兄貴、まだトイレッスか?」
「うるさいわねぇ、もう出るわよ」
ジュゴ-
ガチャ
「ああー、スッキリしたわねぇ」
「アパート内を見回って来たけど、他は複数人での同棲や空き部屋だけみたいッス」
「他のところじゃあ強硬策が無理のようね…じゃあここだけ済ませたらとっととトンズラするわよ」
「オッス」
ひとは「………っ」

二人の男たちは部屋の中を物色し始める
「なによ!チョコバーがないじゃないの!」
「うっひょー!おっぱい本がいっぱいッス!」
ひとは「(……なんか誰かに似ているような)」
部屋を漁る二人組の様子をベッドの下から窺う
ひとは「(とっさにここへ隠れたけど、見つかったらどうしよう)」

かさかさかさ
「いやぁあん!ゴキブリ!」
ガシャン
バラバラ
ひとは「(あぁ、先生のガチレンコレクションが…)」

……
………
「しっかし金目のものが全然ないわねぇ」
「いや、これを見るッス!」
「は?なによその箱?」
「10年前に限定で売られたガチレンジャーのフィギュアっスよ!」
「なによこいつ、キモオタってやつ?」
「こいつを売れば20万にはなるはずッスよ」
「へぇ、じゃあこいつと通帳に財布を持っていくとしようかしら」

男たちがそろそろ引こうとしているようだ
なんとかやりすごせそうだ
ひとは「(しかしあんなものを先生が持っていたとは)」
ガチレンの自慢話が大好きな先生が自分にも見せたことがないほどに、きっとあれは大切な品だったのだろう
ひとは「(で、でも今は命のほうが大切だ)」
…こんな時ヒーローが来てくれれば
そんなありえないことををつい願ってしまう

「さ、こいつを一発犯して帰るわよ」
「オッスオッス」

  え?

ごそごそ
男たちは先生のパンツをシュルリと脱がす
ひとは「(え?え?えぇー!?)」
「なかなかいい尻ね」
もみもみもみ
「おっぱいのような柔らかさッス!」
おぞましい光景が眼前で繰り広げられようとしている
「こいつ起きないっスね」
「アタシのイチモツは石のように固いんだから、痛みを知らずに散らせられることを…」

「ありがたく思いなさいよ!!」

男はそう叫ぶとおもむろにズボンに手をかけ始める

ひとは「ま、待っ!」
かさかさかさ
ひとは「?」
手元をGが走っていた
ひとは「いいぃっ!?」
ガツン
「何よぉ!今の音?」
「ベッドの下ッスね」
「んんー?」

「「ぎゃあああああああああ!」」

「し、しし!死体!?」
「やばいッス!やばいッスよ!」
矢部「ふ、うふふふ」
「「!?」」
矢部「ほへへへへへ…(栗山先生、今晩のプレイは特殊すぎますよ)」
「ここ、こいつ…笑っているわ」
「とんでもない奴の家に来てしまったッス」
「警察!警察よ!」
「強盗してたのがバレるっスよ!」
「もういや!ゴキブリに死体!最悪よ!とっとと行くわよ!」
「盗んだものは!?」
「触りたくもないわよ!それにこの殺人鬼はいずれ捕まるわ!芋づるされるかもしれないから置いていくわよ!」
ぼてちてぼてちてバタン

ひとは「うぅん…」
額が痛い
強盗はどうやら荷物を置いて慌てて出ていったようだ
ひとまずは助かったみたいだ

カチャリ
ベッドの下から這いずり出て急いで鍵とチェーンロックをかけた
さぁ、警察に電話して…
「いやああああ!」
ひとは「!」

一郎太「待てー!貴様らー!」
窓の外を見るとチャリに乗った警官があの二人組を追いかけていた
片手に指名手配書らしきものを持って
ひとは「これで一安心かな…ふぅ」
あとは先生の拘束を解けば

ひとは「先生」
矢部「………」
先生はおしりを、下半身を丸出しにしながら今だに目を覚まさない
ひとは「……む、むふぅ」
そういえば明日も休日だ

この異常な光景と極限の緊張から解かれて安心した気持ち
そしてもともともっていたいたずら好きな面が
この日の自分を狂わせてしまったんだろう

矢部「(あれ?目が開かない!口も!体も動かせない!)」
矢部「(この感触は…み、耳にもガムテープ?何も聞こえないよ…!)
矢部「(何がどうなって…!?)」
矢部「(え…?何かいい臭いがする)」

カタカタ
ひとは「目が覚めたようですね」
矢部「???」
ひとは「聞こえませんよね、朝食ができましたよ」

ベリリ
矢部「いだ!って…だ、誰ですか!何のためにこんな…」
先生の頬に平手打ちを与える
パチン
矢部「ひぃ!いい、命だけはぁ!」
ひとは「むふぅ(ちょっと気持ちいい)」
これはみっちゃんの気持ちもわからなくはない
ひとは「さぁ、食べてください」
ぐい
矢部「あが!?……むぐ!?もぐ、もぐ」
ひとは「………」
矢部「お、おいしい」
ひとは「むふぅぅ」

そういえば明日も休日だ

この異常な光景と極限の緊張から解かれて安心した気持ち
そしてもともともっていたいたずら好きな面が
この日の自分を狂わせてしまったんだろう