D-tracker

車両解説



250ccでは一番扱いやすいとされる車両で、エクストリームバイクに使用される車両としては、所有者が非常に多い。
エクストリームバイクに関するカスタムやセッティングの情報も豊富であるため、スムーズに上達出来る。
600ccの車両でエクストリームバイクを行っているライダーの多くが経験している車両でもある。
市場でも玉数多く中古パーツが豊富なため、部品が安く手に入り、修理しやすいのも特徴。

WR250やDR-Z400などの他のモタードに比べパワーが無い。トルクの出方も緩やかなので乗りやすく、ウィリー中でも挙動が安定する。
パワーが無いとはいえ、デカロケ装着後は、2速でのサークル(やる意味ないけど)、4速や5速からのウィリー開始、トップギアでの直線ウィリーも可能。
エンジンは非常に丈夫で、しっかりオイルを吸う。細かいメンテナンスなしでも壊れない。
転倒時にシフトペダルがジェネレーターカバーに穴を開けてしまうため、ペダルの長さや位置を加工しておいた方が良い。
カムチェーンが短期間で緩んでしまうが、テンショナーで簡単に調整できる。

ウィリー状態で車体を止めると、ブローバイガスをエアクリに戻すホースからオイルが逆流することがある。
市販の水道ホースで前方に向け大気開放するか、キャッチタンクに繋げると良い。エアクリ側は塞いで構わない。

キャブはウィリー中にオーバーフローすることなく、どんな角度でもガソリンを供給してくれる。
そのためウィリー中のエンストやガス欠に悩まされることが無い。
純正の冷却水リザーブタンクが転倒で壊れやすいため、適当な柔らかい素材のタンクに変更すると良い。

フロントフォーク(倒立)の作りは本格的で、特別なカスタムをしなくても、練習次第でストッピーで100m以上の距離を出すことができる。
また、リアサスも圧側と伸側の調整ができ、自分の乗り方に合った細かいセッティングを詰めることができる。

シートレールのパイプ径が細いため、繰り返しの使用やテール部の強打により破損する。
そのためウィリーバーを取り付ける際には、取り付け箇所を慎重に選ぶ必要がある。
純正の冷却水リザーブタンク横のフレームとシートレール末端を繋いで補強することで、格段に強度が上がる。

長期の使用によりメインフレームのネック部にヒビが入ることもある。
ただし、フレームが鉄で出来ているため、溶接で容易に補修できる。

2008年にインジェクション車(D-tracker X)が発売されたが、パーツやインプレが少ないため、今現在ではキャブ車が主流である。

D-trackerに関するインプレ、セットアップ解説



動画


rider:うっちー | movie:うっちー

rider:鎌ちゃん | movie:まるちゃん

rider:まるちゃん | movie:まるちゃん

rider:ゆうちゃん | movie:ゆうちゃん

rider:OZ | movie:よーすけ



セッティング情報


machine:ゆうちゃん | photo:ゆうちゃん
settings:
  • 手ブレ(SKFreestyle製サポート:ゼファーフロントキャリパー、DトラXリアディスク、横置き14mmマスター、ブレーキホース1000mm超、パッドProjectμシンタード)
  • PROTAPERハンドルバー
  • レバー、ペダル類加工
  • DRCウルトラライトクラッチ
  • デカロケ(フロント1丁落とし、リア46丁)
  • フェンダー穴あけ加工
  • ペグ
  • シートレール、メインフレーム補強
  • ファン強制スイッチ
  • ブローバイ処理
  • 冷却水リザーブタンク加工
  • キャッチタンク
  • センサー類キャンセル
  • 後期ホイール、リアタイヤ140、前後チューブレス化
  • アクスルスライダー前後輪




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最終更新:2014年04月06日 21:19