無題:5スレ目365

365 名前:Are you enjoying the time of eve?[sage] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 09:28:48.60 ID:T4Vnsxco [1/4]
ピコーンピコーン

京介「なんだ? 沙織からメッセージ……?」

沙織『おや? 今日はクリスマスイブでござるのに、京介氏は自宅でござったか』

京介「……余計なお世話、と言いたいところだが、そういうお前もな、と」カチャカチャ ッターン!

沙織『これは手厳しい。おお、そうでござる。宜しければこれからささやかながらクリパなどいかがです?』

京介「そうだなあ。家にいると気が塞いじまいそうだし、お前が良ければ付き合うぜ」

沙織『了解でござる。それでは、1時間後に○○駅の北口改札前に、という事でどうでござろう』

京介「オッケー。楽しみにしてるぜ、と」

京介「……沙織とクリパか……なんかプレゼントとか用意した方が良いのか? でも何も言ってなかったしなぁ……」

1時間後

??「高坂京介様ですね?」

京介「は、はい。そうですが……どちら様で?」

??「申し遅れました。私、槇島家の執事でございます。沙織お嬢様よりお言葉を頂き参りました」

京介「えっ、もしかして何か急用で来れなくなった、とか……?」

執事「いえ、京介様の御召替えを手伝うよう仰せつかっております」

京介「……おめし、かえ……?」

執事「はい。ではこちらへ……。車を用意させて頂いておりますので……」

京介「は、はぁ……」

桐乃「……あれ、兄貴……?」

あやせ「桐乃? どうかしたの?」

桐乃「う、ううん。何でもない」

桐乃(気のせい、かな?)

366 名前:Are you enjoying the time of eve?[sage] 投稿日:2010/12/24(クリスマスイブ) 09:29:17.83 ID:T4Vnsxco [2/4]
1時間後

沙織「まぁ、まぁ、京介様。大変お似合いでらっしゃいますこと」

京介「さ、沙織……コイツは一体どういう……っていうか今日は眼鏡じゃないのな」

沙織「ええ。今日は京介様と過ごす特別な日ですから。
    本日は急な呼び立てにも関わらずお越し頂き、誠にありがとうございます」

京介「いや、こちらこそ。今日は桐乃も黒猫も麻奈実も用事があるみたいでな……正直暇してたんだ」

沙織「まぁ、そうでしたの。お誘いした甲斐があったというものです」

京介「でも悪いな。プレゼントとか、そういうものを用意してなかったんだ」

沙織「いえ、お気になさらずとも結構ですわ。京介様と過ごせる時間が何よりの贈り物です」

京介「そ、そう言われると照れるな……」

沙織「それに、京介様からの贈り物は濃ゆいモノを今宵頂く手筈になっておりますし……」

京介「えっ?」

沙織「いえ、こちらの話ですわ」

---
桐乃「……!」

あやせ「なんか今、背筋に悪寒が走った気がする……」

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黒猫「……! この妖気……まさか……裏切り、いえ、抜け駆け……!?」

---
麻奈実「大変! きょうちゃんの身に危険が迫ってる気がするよぉ!」

---
沙織「どうぞ、お座りになってください。特別にシェフに用意させた料理を準備させておりますので」

京介「へぇ、そりゃ楽しみだなぁ! にしても、こんなすげえホテルのスイートでディナーなんてちょっと緊張するな」

沙織「大丈夫ですわ。他には誰もおりませんから、堅苦しいマナーも気になさらないでください」

京介「ははっ、そうか。そう言ってもらえると助かるぜ。そんじゃ、沙織。メリークリスマス」

沙織「はい、メリークリスマス、京介様」

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最終更新:2010年12月24日 23:37
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