無題:8スレ目525 > 小ネタ


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525 名前:なんとなくSS[sage sage] 投稿日:2011/03/13(日) 23:14:26.43 ID:K2PaNEaA0 [2/2]
俺はいたって普通の高校生だと思う
いや、どちらかと言えば目立たない奴だな
スポーツも勉強も誇れるほどではない
おっと数学だけは別だぜ、上の下程度だけどな

帰宅部なのは仕方ない、実家が自営業だからな
店に手伝いに出ることもあれば、母親の代わりに家事をすることもあるさ
おかげで近所の商店街のおっちゃんおばちゃんからの評価はおおむね良好だ

だから田村屋のばあちゃん達ともソコソコ仲がいい
したがって同じクラスの田村さんのことも良く知ってる

学校以外で初めて会ったのは、お使いの時だった
急な来客に出す為のお茶請けを田村屋に買いに行った時
店にいたのが田村さんだった

明るい接客、丁寧な包装、優しい言葉
学校で受ける印象とは全然違ってた
それ以来、買出しは率先して行くようになっちゃったな・・・

――――――――――――――――――――

「やっぱり付き合ってんのかな?」
「誰が?」
「あの二人」
「ああ、あの二人ね」
「いっつも一緒に帰ってるからさ」
「仲良さそうだしな」
「はぁ・・・」

ため息しか出ない
アイツは幼馴染って話だけど、やっぱそうだよな
彼女は目立つタイプじゃない、けど、すごくいい子だ
きっとアイツもそれを知ってるんだろう

でも、もしかしたら俺にだってチャンスがあるかもしれない
言わなきゃ伝わらないし、伝えなきゃこのままだ
そして言おうと思えばいつでも言える、必要なのは俺の勇気だけだ

―――――「えっと、ごめんなさい・・・」―――――

ハイ玉砕、わかっちゃいたけど涙が出る
やっぱり彼女はアイツの事が好きなんだとサ

玉砕しても買出しの時に顔をあわせることがあるから、なお辛い
「来てくれてありがとう」だってさ、くそ、やっぱり可愛いな

告白していいことが1つあった
彼女はアイツと付き合ってるわけじゃないことが判明した
もしこの先彼女を泣かせてみろ、絶対奪ってやっからな、高坂!



おわり
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