黒猫「クスクス…」
桐乃「ん~? あんた何読んでんの?」
黒猫「あら、興味があるのかしら?貴女もなかなか見る目があるわね。これは囮物語よ」
桐乃「何それ?変なタイトル。面白いの?」
黒猫「ええ、最高よ。やはり西尾維新は天才よ、独特の台詞回し、奇抜な文章、センスのある言葉遊び。どれを取っても最高! 彼は神よ! 今世紀最高の作家と言っても過言ではないわ!」
桐乃「そ、そうなんだ(なんかテンション高くてキモいな)そんなに面白いならあたしにも貸してよ」
黒猫「貸すのは構わないけれど、コレは未だ読み途中だから、前の作品を幾つか貸すわ。あと週間少年○ャンプにも原作者として漫画を連載しているから、そちらも貸すわ」
桐乃「さんきゅー(多いな…重いし…布教?)早速帰って読むわ」
数日後
桐乃「クソ猫ーー!」
黒猫「あら、どうしたのかしら? 西尾作品のあまりの面白さに私に感謝しに来たのかしら?」
桐乃「ふざけんな! キモい厨ニ小説読ませやがって! 休日ずっとエロゲも我慢して読んだのに! りんこりんとの時間を返せー!」
黒猫「文句言いながらも貸した本を全部読んでる辺りが貴女らしいわね」
桐乃「うっさい! キモい言い回しばかりで意味わかんないし! 名前がいちいち難解過ぎて読めないのよ! 名前でる度に登場人物紹介行くの面倒なのよ! しかも極めつけは何よあの厨ニ病全開の二つ名! 死線の蒼(笑)、害悪細菌(笑)、永久立方(笑)。流石は厨ニ猫ね、読んでる本も厨ニ御用達って訳だ」
黒猫「あ、貴女……言ってはならないことを……」フルフル
桐乃「物語シリーズもメタばっかりだし、巻が進むごとにキャラの性格が変わるし、相変わらず台詞が回りくどい上に分かりにくいし」
黒猫「貴女って女は……」ブルブル
桐乃「でも、火憐ちゃんと月火ちゃんは可愛かったな~」ニヤニヤ
黒猫「へ?」キョトン
桐乃「いいな~アタシも毎朝妹に起こされたいな~」
黒猫「結局妹なのね……」ハァ
黒猫「因みに黒神めだかも『妹』ではあるわよ?」
桐乃「いや、設定では年上だし、中学時代やロリ時代でもなんか妹って感じしなくて……」
終り
最終更新:2011年08月14日 17:35