京介「妹たちに安価で悪戯する」 その4:35


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35 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/12(火) 19:54:03.36 ID:m/6GUyE6o
「薄着に関しては問題ないな」

桐乃は、夏ということもあって、家の中ではTシャツにハーパンというい出立ちがほとんどだ。
何もしなくとも勝手にクリアしてくれるだろう。

ちなみに、この安価は縁側で実行するつもりだ。
あそこなら、他人に見られることもないし、水鉄砲が家電製品に命中し大破。
俺の貯金がマイナス方向へ振り切れる――なんてこともない。

「そして、肝心の水鉄砲だが……」

ごそごそと押し入れの奥を探る。
確か、この辺にしまってあるはずなのだ。お袋は、ビニールプールをいつもここから取り出していたのを覚えている。
水鉄砲も一緒にしまってある可能性は高いと思う。

「あった!」

小さい頃の思い出の品を手に、俺は安価達成に向けて下準備を始めたのだった。



「桐乃ー。ちょっとこっち来てくれ」

リビングのソファに寝そべりくつろぐ桐乃に、縁側から声をかけた。
桐乃はひょこっと頭をもたげ、俺の姿を探している。
縁側はソファの真後ろという位置関係なので、気付かないのだろう。

「こっちこっち」

再度声をかけると、縁側からの声だと気付いたようで、桐乃は立ち上がりこちらへと歩いてきた。

「なに? なんかよう?」
「用ってほどでもないんだけどな――今だっ! 食らえええええ!」

半径1メートル! なんたらスプラッシュをっっ!
後ろ手に隠し持った兵器を手早く構え、桐乃に向かって放つ。
ノリで「半径1メートル!」と叫んではみたが、実際の所有効射程は1メートルもない。

「きゃっ!?」

そして、これまた一応ノリ「食らえ」で叫んでは見たが、なんのことはない。ただの水鉄砲だ。
桐乃も驚いただけで、ダメージなんて全然受けていない。

胸元はばっちり透けているが。

ふむ。一応家の中とはいえブラはしているようだな。
まあ、妹の透けブラを見たからと言って俺のリヴァイアサンが覚醒することはないわけだが。
正直、視姦と言われてもピンとこねえよ。一応、じろじろとは見ておくが。

「あんたいきなり何すんの!? あたしが何かした!?」

当然怒り出す桐乃。
桐乃にしてみればいきなり水をかけられたわけだから、怒らない理由がない。

「ああ、したとも。昔、これで俺の顔撃ちやがったろ」

そう言って俺は、手に持った水鉄砲を桐乃に見せた。

「あれ? それって……」
「昔使ってたやつだよ。……ここにビニールプール広げてさ、よく遊んだよな」

桐乃から一旦視線を外し、庭を見る。
あの頃は遊び場として十分な広さだと思っていたのだが、改めて見てみると、少し狭い。
自分が大きくなったことを実感し、少しノスタルジーを感じる。

「……ふん。なんだか白けちゃった」

桐乃はそう言うと、リビングへと引っ込んでいった。

「……反応薄いなあ」

別に桐乃にこの想いを共感して欲しかったわけではないが、ああも淡泊だと少し物悲しくなってしまう。
「はあ」とため息をついた、その時だった。

「ぶおわぁ!?」

突然、俺をスコールが襲った。
横殴りの雨とかいうレベルではない。
まさに、“横から飛んできた”雨だった。

36 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/12(火) 19:54:30.33 ID:m/6GUyE6o

「桐乃! いきなりなにしやがる!?」

縁側にはいつのまにか桐乃が戻ってきており、その手にはバケツが握られていた。
そして、全身ずぶ濡れになった俺を指さし、けたけたと笑っている。

「ちくしょう! これでも食らえ!」

俺はせめてもの抵抗として、手に持った水鉄砲で桐乃への反撃を試みる。
が、俺の抵抗は桐乃の手に持ったバケツによってことごとく防がれている。
桐乃は俺の銃撃をガードしつつ、リビングの中にある何かに手を伸ばした。

「ま、まさか!」
「始めたのはあんたの方なんだから、恨むんなら自分を恨んでよね!」

桐乃は、なんと“2つ目”のバケツを取り出し、全身をひねり溜めを作り始めた。

「待て! そんなでかいバケツはいくらなんでも止めろ!」

さっきのバケツですら結構な威力だったというのに、さらに大きいバケツ、しかも今回は盛大な“溜め”着きだ。
威力の方は説明するまでもないだろう。

俺はさっき感じたノスタルジーに思いを馳せる。
確かに手狭になってはしまったが、やってることは今も昔も変わらない。
きっとあの時から、既に俺たちの力関係は決まっていたのだ。



夏休み、二十六日。朝パート 安価成功?


名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/17(水) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
いやあ、童心に帰るってのもいいもんだな

視姦の方なんだが、攻防の最中もじろじろと桐乃の身体を眺めておいた
桐乃は俺の銃撃を避けるのに精一杯だったみたいなので、大したリアクションをくれなかったが

おまえらは何か勘違いしているかもしれんが、妹のブラやらに興奮する兄貴はいないぞ
一人っ子の奴でも、“妹”の部分を“お袋”に置き換えてもらえれば、俺の心境は理解してもらえると思う

次だ
≫45



45 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/12(火) 19:57:37.10 ID:squZ6G7Lo
桐乃と瀬菜の目の前で赤城の唇と後ろの穴を奪う

なお、以下のすべての行動に成功すれば上の行動を実行しなくてもよい
すべての安価対象から肉親を除いたメンバー全員を誘い明日から二日間キャンプを行う
キャンプ中は自分の肉親と接触しない



62 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/12(火) 20:17:35.06 ID:m/6GUyE6o
「俺に選択肢がない件について」

あと、おまえらは勘違いしているかも知れんが、安価で縛れるのはあくまでも俺の行動だけで、安価の結果他人がどう出るかまでは俺も知らないからね?
つまり何が言いたいかと言うと、“肉親と接触しない”と言われても肉親(特に殺意の波動のお方)から接触してきた場合、俺は無力なので気をつけろ。

若干日本語がおかしいが、俺の言いたいことは大体伝わったと信じている。
……信じてるからな!

「さて、そうと決まれば早速根回しだ」

※明日から二日間、キャンプに出掛けることになりました。
 この二日間は、安価対象から桐乃、佳乃がはずれます。


名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/17(水) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
最初の行を見た時、心臓が止まるかと思った

では改めて昼の安価を決めようか
≫71



71 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/12(火) 20:20:42.47 ID:NGYJq/+6o
加奈子と遊ぶ約束をして、待ち合わせ時間以降は完全放置であやせと遊びに行く。後で、あやせとのツーショットを加奈子と桐乃に大量に送りつける

77 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/12(火) 20:22:05.74 ID:8wLUZRV7o
鬼畜ww



174 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/14(木) 15:48:01.90 ID:kOO3lwsAo
「えっ? 大丈夫なの、これ?」

百歩譲って――いや、百歩くらい譲ったところで決して看過できるものでもないが、加奈子放置を無理矢理よしとしたとする。
その後の“あやせと遊ぶ”ってのが怖すぎるんだが。
万が一、加奈子放置突入後にあやせと遊んでることろを目撃されてみろ。あいつ、とんでもなく怒り出すぞ。

「なんとかして加奈子と鉢合わせだけは避けねーと」

なんだか、彼女に浮気がばれないようにと画策する外道な野郎みたいな台詞だが気にしたら負けだ。
あと、最後に一応言っておく。
……待て、話題を逸らしたわけじゃない。ほんとだぞ?
俺にも言いたいことの一つや二つはあるんだよ。いいか? よく聞けよ?
意味があるかは疑わしいが、念のため、もしもということもあるはずなので言っておく。

「おまえらいい加減、報告系安価やめろ」

これは、報告を受けた相手のリアクションとか、それに対する俺のフォローとか、全てをおまえらに伝えていなかった俺も悪いのだが。
おまえらに伝えていないところでも案外大変なんだぞ。こっちは。



「まだこねーのか、あいつは」

ぱたぱたと足をせわしなく動かし、加奈子を待つ。
誤解の内容に言っておくと、俺は安価を無視しているわけじゃない。
今の時刻は待ち合わせ時間の1時間前。加奈子も来なくて当然だ。
何で俺がこんな時間から待っているかと言うとだな。

待ち合わせ時間“以降”は完全放置、とあったので、待ち合わせ時間前に言い訳やらなんやらを済ませてしまおうと思ったのだ。
勿論、安価のことも、この後あやせと遊びに行くことも内緒にしておくつもりだ。
……前にも屁理屈を言って叩かれた記憶があるので、正直俺も迷ったのだが、これは仕方がない。
わけもわからないままの加奈子を完全放置の状況に放り込むのは俺の気が咎める。
それなら、俺が叩かれた方がましというものだ。

というわけで、わざわざ早めに出てきたのだが、一向に加奈子が現れる気配はなかった。



「おー、待った?」
「待った? じゃねーよ!」

待ち合わせ時間まであと15分しかねえじゃねえか!

「や……なんで怒ってんの? 加奈子、遅刻してなくない? ってゆーか、わりと頑張ったほうだと思うんだけど」
「ぐ……」

そうだけど、そうじゃないんだよ! 俺はこれからおまえに言い訳するという大仕事があるんだよ!
しかも15分間という制限時間付きで!
ちくしょう! なんで頑張って15分なんだよ! 1時間前には着いとけよ!

自分でも理不尽すぎるとわかる文句を心の中で垂れながら、俺は加奈子を納得させるだけの言い訳を探していた。
俗に言う“ドタキャン”をしても仕方がないと思わせるだけの説得力のある言い訳をだ。

「駄目だ。何も思いつかねえ……!」

困った時のアレ頼み。
他でもない、俺自身がそう決めた、夏休みに入ってから俺のルールだった。



名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/17(水) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
ちんちくりんを放置するにあたって、そのちんちくりんを納得させるだけの言い訳が欲しい
幸い、待ち合わせの時間まで後10分ある
その間に、俺に知恵を授けてくれ!

ちんちくりんが納得するだけの、俺がドタキャンかます理由とは!?
≫182



182 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 15:53:57.16 ID:E7wzRLMDO
桐乃が病院に運ばれた

184 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 16:00:27.07 ID:P9HL8YEmo
これは…w。
一緒に病院に見舞いに行こうとする加奈子を、どうやって振り切るんだろう。



194 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/14(木) 16:59:34.62 ID:kOO3lwsAo
「なんという悪手……」

事実確認が容易な上に、ばれたらこの上ない批判にさいなまれること請け合いである。
しかも、下手すると――いや、下手しなくても加奈子ならばそのままついてきかねない。
仮に上手くやり過ごせたとしても、あやせと一緒にいるところを見つかったらドツボだ。墓穴なんてレベルじゃない。

「ぐぬぬ……」

俺の命運もこれまでか。こればっかりは、屁理屈すら思いつかねえ。
半分あきらめた俺は、腹をくくり、加奈子に安価の通りに言い訳を始めた。

「……桐乃が病院に運ばれてさ」
「えっ? 桐乃が?」
「ああ、そうなんだよ」
「ふーん。じゃあ、そこにいるのは誰だっつーんだ?」

ふーん、って……えらく落ち着いてるな。ひょっとして、意外と薄情なのか?
一瞬、そんなことを考えてしまうが、それはすぐさま否定されることになる。
加奈子が顎でさした方向に目をやると――

「誰って……なんだ、桐乃じゃないか。おまえこんなとこで何を…………桐乃だとぉぅ!?」
「あれ? あんたら、そんなとこで何してんの?」

ハイパーピンチタイム襲来。
だが、ピンチの後にチャンスあり。一瞬の閃きで、危機を好機に変えることは不可能ではない。

「美容院だよ! 美容院! こんな元気なのに病院なんかに用があるわけないだろ!? っつーわけで、加奈子! 桐乃を美容院に運んで行ってやってくれ!」
「え? あたし美容院行く用事なんて一つも――」
「えっ……えっ?」
「桐乃、俺は髪はもう少し暗めの色が好きだぞ! 加奈子、あとはまかせたからな!」

戸惑う桐乃を、同じく戸惑う加奈子に無理矢理押し付けると、脱兎のごとく逃走する俺。
……かなり強引ではあるが、これで上手くいったのではないだろうか。
なお、ダジャレのセンスに関するツッコミは一切受け付けない。



「あやせたぁ~ん。待ったぁ~?」
「気色の悪い声を出さないで下さい」

人の愛情と真心が詰まった声を“気色悪い”とは何事か。
ああ、あやせの心が遠い……今に始まったことじゃないけどさ。

「いてえ! 相変わらず連れねえな……」

なんだか、今日は心が遠いだけじゃなく、露骨に俺への態度が冷たい。
いや……冷たいと端的に言ってしまっては語弊があるかもしれない。一応、相手はしてくれてるからな。
なんというか、突っぱねられる感じがする。
前と何も変わらねえじゃねえか、というツッコミも一切受け付けないのでそのつもりで。
そもそも、俺が未だにあやせから悪い印象を持たれているのは、おまえらの安価がだな――

……すまん、このあたりは自己責任だな。
少し話がずれてしまった。話を戻そう。

要は、あやせたんの俺に対するあしらい方がいちいち冷たいということだ。
今までは、なんだかんだで受け身で、俺のセクハラに対して怒るだけだったあやせが、今日は俺がアクションを起こす前だというのに既に冷たい。
どれくらい冷たいかというと、出会いがしらにぴしゃりと鞭で俺をひっ叩くくらいに冷たい。
冒頭の「いてえ!」発言はそのためである。

ここで、「今日はまだ何もしてないのに? いったいどの口が……」と疑問に思った奴らは、俺の出会い頭の台詞をキモいと思った奴らだということだ。
一つ忠告しておいてやろう。おまえら、すでにあやせに毒されている。



名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/17(水) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
鞭で叩かれたらデートプランが頭から全て吹っ飛んだ
俺にデートプランを授けてくれ
なお、鞭に関する質問は全てスルーする

あやせとどこに出掛けよう
≫200



198 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 17:02:32.52 ID:zPTL2LoAO
美容院

200 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 17:02:36.26 ID:gwhLnGpIO
SMグッズ売り場

201 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 17:02:37.51 ID:P9HL8YEmo
美容院。

207 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 17:06:03.72 ID:yIzlpVdxo
JCをSMグッズ売り場に連れ込んじゃう男の人って……

210 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 17:12:34.07 ID:fUcqtDnko
ムチに続いて本格的にSM路線かww



214 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/14(木) 17:45:21.84 ID:kOO3lwsAo
「ちらほら見える美容院の影」

恐ろしすぎわろえない。
なんなの? 俺をどうしたいの?
残り少ない夏休み、病院のベッドの上で過ごす――なんてことになったら笑えないぞ?

「……だが」

だからといって、≫200。どうしてそんな安価を取ってしまうんだ。
これでは、せっかく美容院を回避しても大差ないじゃねえか。
そもそも、これ、法律的にアウトなんだけど。
俺は一応18歳を超えてるから入れるが、あやせはまだ15歳だぞ?
軽く通報されちゃうよね、これ。

「……仕方ねえ。ちょっと変装してもらうか」

幸い、あやせはさすがにモデルやってるだけあって、中学生にしては背が高い。
あどけなさが残る顔さえ隠し通せれば問題ないだろう。
残る……というか、一番の問題は、目的地が「SMグッズ売り場」だということだ。

鬼に金棒。桐乃にエロゲー。あやせに手錠、鞭、ろうそく、etc.。
完全に死ににいくようなものだ。
俺が何かミスをしようものなら、棚に置いてある商品が、早速俺への拷問に使われることは間違いない。

「やっぱり、どれも痛かったりするのかなあ……」



「こ、これはっ!?」

勘のいいおまえらなら、ひょっとしたら、8行分ほど前の時点でわかっていたかも知れない。
「女子中学生をSMグッズ売り場に連れ込む時点で大きなミスが発生してるんだけど」と。
……俺も、いざSMグッズ売り場の前に着いた時、ようやくそう思ったよ。
あれ? これ、いわゆる“詰み”ってやつじゃね? ……とな。
俺はこのまま、あやせになぶられ続け、暗い地下室に繋がれて、二度と日の光を浴びることもなく……。
そんな妄想をしてしまった俺を、誰が責められるだろうか。

215 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/14(木) 17:45:48.63 ID:kOO3lwsAo
だが、“事実は小説よりも奇なり”とはよく言ったのもで、あやせが俺に牙をむくということはなかった。
しかも、敵意を露わにしていないというだけではない。なぜか、やたらと上機嫌なのだ。
そして、俺はこの時あやせがやたらと上機嫌だった意味を、この後身を持って知ることになる。

「お、お兄さん、見てください! こんなにたくさんのお兄さん対策兵器が!」

あやせが言うと、ほんとに兵器に見えてくるから不思議だ。
実際、痛みを伴うようなものがほとんどだから、その表現は間違っていなくもないが。

「お兄さん、お兄さん! 暑いのと、擦り傷と、打撲と、みみずばれだったらどれがいいですか!? あっ……みみずばれは今のがあるから、それ以外で!」
「だめだ、こいつ。早くなんとかしないと」

更生的な意味でも。俺の健康被害な意味でも。



「桐乃、おまえならわかってくれると信じている」

おまえらに送った写メの正しい意味を。
俺が桐乃と加奈子に送ったのは、どう見ても、“SMプレイ中のバカップル”だった。

「いや……これは、ちょっと…………さすがのあたしでも引くわ。…………シスコンはいいけど、ここまでドMなのはちょっと」
「違う! そういう意味じゃねえ!」

これは、“俺があやせに一方的に虐げられてる写メ”だから! 誰も好き好んで縛られたりしてないから!

「いや……これはちょっと…………」

取りつく島もない。桐乃の中で完全に結論が出てしまっている。
もはや、説得は不可能なようだ。

「……どうしてこうなった」



『なんつーの? 加奈子、今の仕事始めてから人の趣味にはあんまり口をはさまないよーにしてんだけど……これはないわ。……これはないわ』

大事なことらしく2回言われました。

「俺だってわかっとるわ、そんなこと!」

違うんだ。それに写ってるのは、俺であって俺じゃないんだ。
“ああなった”あやせには逆らえないんだよ。それは加奈子も身に染みてわかっているはずなのに……。

「……どうしてこうなった」



夏休み、二十六日目。昼パート 安価成功


名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/17(水) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
明日には、実に小学生以来となる量のかさぶたができる予感
一体どこで道を違えたのか……
俺は今、万感の思いを込めてこう言おう

どうしてこうなった


次だ
≫225



225 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 17:51:02.81 ID:LGXKzvFR0
妹にとびっきりの怖い怪談を聞かせる
その後に、怪談の一番怖いシーンの台詞を自分の携帯の着メロにして妹の部屋に仕込む
寝静まった頃に自宅の電話から自分の携帯にかけて怖がらせる



253 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/14(木) 22:00:34.21 ID:kOO3lwsAo
すごく、すごく久しぶりの悪戯だ。
最後に悪戯らしい悪戯をしたのはいつだっただろうか。
ひょっとしたら、こんなスレタイしてるくせに、悪戯した安価より妙な安価の方が多いんじゃないか?

「……これだよ! 俺が欲しかったのは、こういう安価なんだよ!」

ひゃっはー! これでもかとびびらせて、振り回してやるぜ桐乃ー!!



「これは、私の知り合いの、若い女性の身に起こった出来事です」
「……ごくり」

カーテンも閉め切り、真っ暗にした部屋の中。いかにもな口調で語りだす俺。
もちろん時刻は、草木も眠る丑三つ時。

「その日は、仕事が少し押してしまって、帰ってくるのが遅くなってしまった……そうですね、仮にKさんとしましょう」

わざとどこかうつろな目をし、何も無いはずの宙を見ながら話を続ける。
こういうのは雰囲気が大事なのだ。

「Kさんがようやく自宅へ帰り着き、自室でほっと一息ついていると……あることに気付いてしまうのです」

『あれ? あたし、本棚動かしたっけ?』

「いつもあるべき場所から、少しだけずれている本棚。あれー、おかしいなー。そんなことを考えながら、何気なく本棚を動かし、ゆっくり押し入れを開くとそこには…………」

桐乃が、唾を飲むのがわかった。

「積んでおいたはずの多くの新作エロゲがごっそりなくなっていたのです!」
「ひいいいいいいいいいいい!?」
「しかも、押し入れの中の棚には、『やっぱり、これは駄目だ 大介』とのメモが!!」
「いやああああああああああ!」

絶叫する桐乃。
ふぅははははは! どうよ、このビビり方! 俺のオリジナル怪談も捨てたもんじゃなかろう!

「Kさんは絶望のあまり…………大嫌いなはずの兄に相談をもちかけるのでした」

めでたしめでたし。

「ひいい……お、恐ろしい。そんなこと、考えたくもない」
「さて、そろそろ寝るとするか」
「えっ? も、もうちょっといいんじゃない?」
「いやあ、明日早いから」
「そ、そう言わずにさ。ほ、ほらっ、ゲームやんない?」

桐乃にしては珍しく、露骨に俺を引き留めようとしている。
だが、ここで状況に流されるわけにはいかない。安価はまだ50%しか達成していないのだ。

「おやすみー」
「薄情者! 兄貴のばーか!」



「……頃合いかな?」

桐乃の部屋を出て30分が経った頃。俺は電話の子機を片手に、自室で息をひそめていた。
番号をプッシュし、自分の携帯へと電話をかける。

<シンサクエロゲガナクナッテイタノデス!  ヒイィィィ!? ナ、ナニ!?

ワンコール――いや、正確にはフレーズを一回繰り返したところで、ひとまず電話を切る。

<ナ、ナニイマノ!? ダ、ダレノコエ!?

ちなみに、録音したのは俺自身だが、録音する際にマイクに当て布をしておいたので、いい感じにおどろおどろしい雰囲気の声で再生されている。
再度子機を操作し、自分の携帯へと電話をかける。

<シンサクエロゲガナクナッテイタノデス!  ヒイ!? ヤッパリキノセイジャナイ!

今度は、2フレーズ繰り返すまで待ってみる。

<シンサクエロゲガナクナッテイタノデス!  コ、コノヘンカラキコエルミタイ……

桐乃は、きっと今頃自分の押し入れを調べようと、本棚を動かしている所だろう。
そう、俺が携帯を隠した場所は、桐乃の“秘密”が隠されている押し入れの中なのだ。

<コ、コワクナンテナイカラ! ショウタイアバイテヤル!

254 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/14(木) 22:01:01.13 ID:kOO3lwsAo
バン! という音がこちらにまで響いてきた。
どんだけ力いっぱいふすまを開けたんだ桐乃の奴。
そして、その直後。

<イヤアアアアアアアア!!

こだまする桐乃の悲鳴。
それもそのはず。桐乃の眼前に広がっている光景。それは――

<アタシノコレクションガナイ!?

本来そこにあるべきものがない――あるのはただの真っ黒な空間だけだったのだから。
余談だが、桐乃のコレクションは全て俺の部屋で預かってある。
明日の朝、ネタばらしと共に返却する予定だ。

「さて、安価も達成したしそろそろ寝るかな」



名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/18(木) xx:xx:xx.xx ID: xxxxxxxxx
朝起きたら俺は何故か床で寝ていた
まあ、それだけなら俺も「寝相が悪い」とかそういうことにして終わりにしたさ。わざわざ、こんなところで報告したりはしない
問題は、妹が俺のベッドを占有していたってことだ
これは一体どういうことだ? ……怪談よりもよっぽど恐ろしいものの片鱗を味わったぜ

≫231
ライトブラウン?から、ダークブラウン?っぽくなってた
言うほど大仰な変化でもなかったけどな


夏休み、二十六日目。夕方パート 安価成功


夏休み二十六日目終了

本日の好感度変動

桐乃  朝 +0.5
    昼 -1
    夕 +0.5
   ―――――
    計 ±0

あやせ +1
加奈子 -1

315 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/07/19(火) 01:34:13.75 ID:nFuMXAcvo
夏休み二十六日目終了時の好感度

桐乃 +12  ※嫉妬無双
麻奈実 +8
黒猫 +3  ※覚醒済み
沙織 +7
あやせ +2 ※女王様気質
加奈子 +5
ブリジット +7
日向 +5  ※眼鏡をかけるようになっている
珠希 +4
瀬菜 +6
フェイト +2 ※年下の良さを認識
佳乃 ±0
赤城 +2


大介 ※殺意の波動の気配がする「仏の顔も3度まで」残り…1回
ツールボックス

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