発売前情報


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 東京ゲームショウ2010の最終日(9月19日)の午後,アイレムの人気シリーズ最新作「絶体絶命都市4 -Summer Memories-」(PlayStation 3)の3D試遊体験が同社ブースで行われた。シリーズ初のPS3用タイトルで,さらに同社初の3D立体視対応ゲームでもある本作のプレイレポートをお届けしよう。

 TGS 2010で実機デモが初お披露目となった,今冬発売予定の「絶体絶命都市4 -Summer Memories-」。ビジネスデイにあたる1~2日目には3Dデモ映像が上映され,一般公開日の3~4日目に3D試遊体験が行われる予定だったが,諸事情により3日目の試遊は中止となっていた。結局,試遊できたのは4日目の13時30分(実際には予定を繰り上げて12時50分頃)から。そんな事態にめげることなく,アイレムブースには新作をいち早く遊ぼうと,ファンが多数詰めかけた。
今回の試遊では,ゲーム前半の一部分をプレイできる内容となっていた。3Dメガネをかけて,「スーツ男性」「スーツ女性」「カジュアル男性」「カジュアル女性」の4種からプレイヤーキャラクターを選択すればゲームが開始。
 今作の舞台は,大地震に見舞われたばかりの都市。真夏の日差しが降り注ぐ中,次々と建物が崩れていくオフィス街から避難しなければならない。
 画面左上のHP/ストレスのゲージや画面下のコンパスなどの画面構成,「走る」「叫ぶ」「ふんばる」といった基本アクションはこれまでのシリーズと同じだ。その一方,プラットフォームがPS3に移ったことにより,地震で荒廃した街の様子が鮮明なグラフィックスで描かれ,街中で逃げ惑うNPCの人数も多く増えていた。
街中を探索していくと,災害によって分断されてしまった歩道橋の上で動けなくなっている女子高生達や,路上に乗り捨てられたバスの中で意識を失っている女性,崩れ落ちた瓦礫の山とそこから広がっている血だまりなど,地震の被害の大きさを物語るさまざまな光景を目にする。
 それでもなお探索を続けていると,余震が発生。余震といってもかなりの揺れの大きさで,崩れかかっていた建物が余震のせいで崩壊し,街中を歩く人々に容赦なく降り注ぐ。オフィス街の路上ではどちらに逃げても瓦礫が落ちてくるため,目の前のコンビニに駆け込んだ。
 窓ガラスが割れ,店内に商品もほとんど残っておらず,廃墟同然の状態となっているコンビニの店内。レジ裏の事務所で見つけたコンビニの制服を身に付けてレジの中に立ってみると,レジ前に並んでいる客が主人公を店員と勘違いし,「このお弁当はいくらになるんだ」と訊いてきた。従来のシリーズ同様,こういった場面での選択肢の自由度も高く,定価通りで販売することも明らかにぼったくりの価格を提示することも可能。さらには,その売上金を自分の財布に入れるという,良心のかけらもない真似までできてしまう。ちなみに,善良な市民たる筆者がどんな行動に出たかいうと……がっぽりと大金をいただきました。
このように街中を探索しているうちに,今回の試遊は終了となった。やはり今回は,プラットフォームがPS3になったことによるグラフィックスの進化と,3D立体視映像による演出が印象的であった。とくに,建物の倒壊などのスリリングな場面では3Dの立体映像が効果的に作用していたといえよう。ただし,開発段階の試遊版ということもあってか,路上に積み重なった瓦礫を主人公の足がすり抜けてしまうなど,不自然な点も少々見られた。また,余震などで画面が揺れている際,3D映像が(3Dメガネをかけない状態で)大きくぼけてしまうのも気になった。今作は技術的な面での新挑戦が多いと思われるので,今冬の発売に向け,さらなる作り込みに期待したい。

 ちなみに,TGS 2010でアイレムは毎年恒例の物販ブース「アイレム横町」に加え,飲食コーナーでは「絶体絶命カレー」なる商品を販売していた。これはアイレムの所在地・石川県発祥の「金沢カレー」をフィーチャーしたもの。ゲームメーカーが飲食コーナーに出店するという話題性の高さにより,ビジネスデイ初日から完売が続出するほどの人気で,一般公開日においては午前10時半ごろの時点で早くも大行列ができていた。筆者も実際に並んで食したが,金沢カレー独特の濃厚な味が存分に味わえる一杯であった。きっと「絶体絶命都市4」本編でも,金沢カレーさながらの味わい深いゲーム内容が楽しめることを期待したい。