('A`)ドクオがジャズバンドを組むようです 第一コーラス


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第1コーラス「ドクオとブーン」


( ^ω^)「おいすー」
('A`)y-~「おー」


俺、ドクオは友人ブーンのあいさつにけだるく答えた
( ^ω^)「なんだお、テンション低いお…顔色も悪いし」

('A`)y-~「そりゃいつものことだろ」


よっこらせ、とブーンが隣に腰かけ煙草をくわえる

青空に浮かんだ紫煙は、そよ風に溶けた


( ^ω^)y-~「ふー」
('A`)y-~「…」

――――1年前、

俺はここ、VIP大学に入学した
元々、人付き合いが上手な方ではない俺は当然のようにぼっちだった

周りのやつらが難なく友人をつくりつつある中で
自分だけはなかなか友人が出来なかった

いや、出来なかったというのは語弊がある


最初は俺にも話しかけてきたやつらがいた

しかし持ち前のコミュ障のせいで会話は盛り上がらず次第に形成されていくコミュニティーの中に入り込むことが出来なくなっていた


ドクオはそれでもいいと思っていた


たくさんの友人、サークル、バイト、恋人

思い描いた青春がないわけではなかったが
そのためにかけなければならない手間

勇気をもって話しかけることや、働くこと、それに女の子へのアプローチ


それらを行う勇気を出すのが億劫で…

結果、彼は孤立を選んだ


なんとかなるさ、と先伸ばしの道を選んだ



いつしか彼の居場所はキャンパス裏口の誰も立ち寄らない喫煙所だけになった


('A`)y-~「ふー…」

煙草は大学に入ってから覚えた
高校のころ喫煙者はDQNしかいなかったから、まさか自分が喫煙者になるとは思ってなかったが
大学ですることがないのでなんとなしに煙草を覚えた


('A`)y-~「……あ、」


('A`)y-~(やべ、1限休んだから来週の小テストの範囲わかんねえ)


('A`)y-~(………はぁ)


「ここ、いいかお?」

('A`)y-~「えっ」

( ^ω^)「よっこらせっと」


予期せぬ訪問者にドクオは困惑した

(;^ω^)「おっ・・おっお・・・?」ガサゴソ


('A`)y-~(こいつ・・・ライターないのか・・・?)
(;'A`)y-~(・・・。)


(;'A`)つb「こ、これ・・」
(^ω^;)「お!す、すまないお」


カチ、シュボ


( ^ω^)y-~「ふーっ、助かったお!ドクオくん」

(;'A`)y-~「えっ!あ、なんで・・・俺の名前・・」

( ^ω^)y-~「お?確か文学の講義で一緒だお!俺はブーンていうお」

('A`)y-~「文学!?そ、そうだったのか・・・」

( ^ω^)y-~「そうだお。ドクオくん今日の講義休んでたお?」

(;'A`)y-~「あ、そ、そうだ!来週小テストだった・・・よな?」

( ^ω^)y-~「そうだお。範囲知ってるかお?知らなかったら教えるおー」
('A`)y-~「ま、まじかっ!ありがたい!」

( ^ω^)y-~「火のお礼だお!」

('A`)「ふー・・・さて、帰るかな」

( ^ω^)y-~「ドクオ、もう帰るのかお?」

('A`)「ああ、することもないしな」

( ^ω^)y-~「なら今から俺のアパートに来ないかお?」

('A`)「ま、ひまだからいいけどよ。なんかあんのか?」



ギュッと煙草を消しながらブーンが立ち上がった


( ^ω^)「ふふふ、まあ話はうちでするお!」



―――このブーンの誘いが後々の俺の大学生活、いや人生に輝きを与えてくれることになるとは、まだ思っていなかった


( ^ω^)「さ、いくお!」

とにもかくにも、俺はブーンのアパートに向かうことになった



つづく

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