('A`)が入山したら案の定衆道だらけだったようです その10


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(,,゚Д゚)「なんだと……!」

( ゚∀゚)「覚えていたか? いないだろう!」

(,,゚Д゚)「拙僧の記憶には……残っておらぬ……」

(,,゚Д゚)「……それでは……」

( ゚∀゚)「すなわち禅における密とは『秘密』ではない――密とは『親密』のことだ!」

( ゚∀゚)「心を開かねばその境地には至れぬ!」

(,,゚Д゚)「ぐっ……!」


(*゚ー゚)「一体何を話されているのでしょうか……」

( ^ω^)「ちんぷんかんぷんだお」

('A`)「そもそも日本語なのかも分からねぇ……」

(,,゚Д゚)「……それでも……」

(,,゚Д゚)「それでも今更……自己は曲げられぬ……」

( ゚∀゚)「そうかい。それもまた禅の真実だな」

(,,゚Д゚)「厳密、緻密。『閉じて』こその精緻なり」

( ゚∀゚)「解決、解放。『開いて』こその自由なり」

(,,゚Д゚)「……解放? 貴様、今解放と申したか?」

( ゚∀゚)「そうだ。どうかしたか」

(,,゚Д゚)「成程、道理よ……」

(,,゚Д゚)「旧式の我々とは違う考えを持ちこんできた所以が分かったわ」

( ゚∀゚)「気づいたか。随分と歳月を要したな……」

(,,゚Д゚)「貴様は禅宗からの改宗者ではないな?」

( ゚∀゚)「ご名答」

( ゚∀゚)「どこで分かった?」

(,,゚Д゚)「『解放』という単語からぴんときた」

(,,゚Д゚)「貴様の『開く』という思想は、輪の解放から着想を得たのだろう?」

( ゚∀゚)「すばらしいな、全問正解だ」


('A`)「輪ってなんだ」

(*゚ー゚)「チャクラのことです。身体にある中枢と言われています」

(*゚ー゚)「しかし……チャクラということは……」


(,,゚Д゚)「貴様……密教出身だな」

( ゚∀゚)「百点だ擬古殿」

( ゚∀゚)「俺が以前にいた寺は台密だ」

( ゚∀゚)「しかし禅とまったくの無関係というわけではない」

( ゚∀゚)「なにせ禅の三大宗派のひとつ、臨済宗は天台密教の系譜にあるからな」

(,,゚Д゚)「当山には一切関係のないことだ」

( ゚∀゚)「違いねぇや」

(,,゚Д゚)「……禅の知識はどこで」

( ゚∀゚)「俺は勉強家でね。昼夜を惜しまぬ勉学で身に付けたのさ」

( ゚∀゚)「従来からいるお前を超えるほどにな」

(,,゚Д゚)「……くっ……」

( ゚∀゚)「ふふ……」

(,,゚Д゚)「しかし……密教は」

(,,゚Д゚)「貴様の思想とはまさに逆。むしろ拙僧の思惟に近い」

( ゚∀゚)「そう。密教は字の如く秘密の教え。誰にでも開放された宗教ではない」

(,,゚Д゚)「悟りの境地は言語化できぬ……ゆえに難解かつ明解」

( ゚∀゚)「俺はな、そういうけちくさい内緒の教義ってのが間違いだって思うようになったんだ」

(,,゚Д゚)「寺で過ごすうちに、か?」

( ゚∀゚)「そう。開くことが大切だという結論に至った。その考えがここの管主様に気に入られてね」

( ゚∀゚)「だから俺は諸梵和尚の誘いに乗って、毘譜寺に来たのさ」

( ゚∀゚)「そういう意味ではお前が語っていた通りかもしれない」

( ゚∀゚)「内側にいたから――厭な部分が見えた」

(,,゚Д゚)「……」

(*゚ー゚)「なんだか大変なことになってきました……」

('A`)「譲留さんが来た経緯にはそんな事情があったのか……」


(,,゚Д゚)「……そうか……」

( ゚∀゚)「異教徒だと蔑視するか?」

(,,゚Д゚)「今更認識を変えても、無駄骨にしかならぬ」

( ゚∀゚)「そいつは感謝するぜ」

( ゚∀゚)「しかし禅というものも、観念的とよく言われるがさほどややこしいものではなかったな」

( ゚∀゚)「座禅ってのは要するに禅密気功みたいなもんだ」

( ゚∀゚)「第一チャクラから徐々に開いていく……それの応用だ」

(,,゚Д゚)「貴様は……座禅でも閉じるのではなく、開いていたのだな……」

( ゚∀゚)「そうだ。まっ、変わり映えしないからすぐに飽きたけどな」

( ^ω^)「譲留さんの勝ちみたいだお……」

(*゚ー゚)「完勝ですね……」

('A`)「擬古さんがこんなに弱々しい声を漏らすとは……」

( ^ω^)「しかも自分の出自の秘密まで開いてしまったお」

('A`)「その上での論破か……」

(*゚ー゚)「さすがは雲水第三位といったところでしょうか」

('A`)「ううむ……」


(,,゚Д゚)「話とは……以上か」

( ゚∀゚)「いや、違うね」

( ゚∀゚)「ここからが本題なんだ、擬古殿」

( ゚∀゚)「お前、昼は大抵托鉢行に出てるだろ?」

( ゚∀゚)「数人の従者を伴ってさ」

(,,゚Д゚)「……それがどうかしたか」

( ゚∀゚)「あれ、嘘だろ」

( ゚∀゚)「嘘というか、外出する名目を騙ってるんだな」

(,,゚Д゚)「……なに、を……」

( ゚∀゚)「擬古殿の従者の中に、四人ほど若い僧がいるよな?」

(,,゚Д゚)「肯定するが……」

( ゚∀゚)「その中の一人を問い質してね、いや優しくしたら素直に答えてくれたよ」

( ゚∀゚)「彼らをお前は山野に立てた小屋にこっそり誘いこんでるらしいじゃないか」


(,,゚Д゚)「っ!」



( ゚∀゚)「お前は衆道狂いだ」

( ゚∀゚)「目くらましかどうかは知らないけど、年長の雲水も連れていってるが」

( ゚∀゚)「あれはどうも目くらましらしいな」

( ゚∀゚)「聞けば、彼らだけを下山させた後で連れ込んでるそうじゃないか」

( ゚∀゚)「『この者たちは道をよく知らぬ。拙僧が案内するゆえ先に行け』とか言ってな」

(,,゚Д゚)「……畜生道に堕ちたか、貴様……!」

( ゚∀゚)「それはこっちのセリフではないかね、擬古殿?」

( ゚∀゚)「俺はただ事実を伝えただけだぜ」

(,,゚Д゚)「俺は……貴様がそこまで性根が腐っているとは思ってはいなかった……!」

( ゚∀゚)「お前は閉じているから、秘密の暴露には相当な憤激を覚えるだろう」

( ゚∀゚)「俺はな、お前にとことん屈辱を与えたかったんだよ」

( ゚∀゚)「いい加減どちらが優位かを知らしめたくてね」

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