梓(今日も暑いなぁ)テクテク
夏期講習の後、私は、暑さに負けそうになりながらも家路を急いでいた。
梓(昨日、憂と純と行ったプール、楽しかったな)テクテク
梓(今度は澪先輩と行きたいな)テクテク
梓(あれ?あの後姿は?)
梓「澪先輩!」
澪「!?」クルリ
澪「誰?」
梓「澪せんぱぁい!私ですよぉ!」ウルウル
澪「ふふふ、冗談だよ」
澪「私が梓を分からないなんてあるわけないじゃないか」
梓「澪先輩酷いです!」プンプン
澪「ははは、そんなに怒らないでくれよ」
梓「…………」ツーン
澪「日焼けした梓もかわいいよ」
梓「…………」ツーン
澪「ほら、アイスでもおごるから、機嫌直して」
梓「……唯先輩じゃないんですから、そんなので騙されません」ツーン
澪「ごめん」
梓「……私……ショックだったんですよ」
澪「……ほんとにごめん……梓の言うこと何でも聞いてあげるから機嫌直して」
梓「ほんとですか?」
澪「うん、私にできることなら」
梓「……じゃぁ」
澪「なに?」
梓「……ぎゅってしてください」///
澪「ここで!?」
梓「だめですか?」
澪「だ、だって道の真ん中だし……ほら、そんなことしたら暑いだろ?」
梓「……じゃぁいいです」ツーン
澪「あ、あぁ分かった!言うこと聞くから」
梓「ほんとですか?」
澪「うん、その代わり、ここじゃなくって、私の家で……じゃ、だめ?」
梓「はい!それならオッケーです」
それから私たちは澪先輩の家に行きました。
そこで澪先輩はいっぱいぎゅってしてくれました。
その時、水着の後を笑われて、またすねてしまった話は、別の機会に。
そこで澪先輩はいっぱいぎゅってしてくれました。
その時、水着の後を笑われて、またすねてしまった話は、別の機会に。