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今日は、久しぶりに連絡が有った梓と会う約束となった。

大学時代に興味を持った絵本作家
試しに賞に出してみたら大賞を受賞し、在学中にも関わらず絵本が発売された。
しかも何故か売れた。
唯やムギからは
「澪ちゃんは、感性豊かだから絵本作家は天職だね。」
と言ってくれた。
律は
 「澪ちゅあんは、絵も文もフワフワだから子供受けするんじゃね
  てゆーか澪の頭ん中が子供」
話の途中でゲンコツをあげた。

それから、学業と作家業をこなし就職する事無く作家業を進んでいき今に至る

【カフェ】

梓「澪先輩
  こっちです」
澪「遅れちゃたかな
  ごめんな、梓」
梓「そんな、五分も遅れてないですよ」
澪「で、今日はどうしたんだ
  まあ、梓からの呼び出しは嬉しいけど」
梓「えっ・・・」
顔を紅く染める梓
澪も自分の言葉に顔を紅くする。

梓「あの、先輩方に聞いたんですが、
  澪先輩忙しいと、身の回りが疎かになっていると」
澪「あー、幸い絵本が売れて絵本以外にもコラムやイラストまで
  依頼が来るようなってな」
梓「澪先輩の絵って可愛いですもんね。」
澪「そうかな」
梓「そうですよ
  澪先輩のクマちゃん・ウサギちゃん
  シリーズは凄い人気です。」




澪「何で人気出たか分からないよ・・・
  おかげで食事なんか出前とかインスタント何かが多くてな」
恥ずかしながら苦笑を浮かべる澪
梓「でも澪先輩て実家じゃ有りませんでしたか?
澪「パパが転勤になってママが一緒に行っちゃたんだ。」
梓「そうだったんですか
  でも、そんな食生活じゃ身体おかしくなりますよ。」
澪「わかってるんだ、けど・・・なかなかね」
梓「それで本題なんですけで・・・」
最後は聞き取れないくらい梓が顔を俯きながら発した後数分沈黙が二人に漂った
梓が堰を切ったように話だした。
梓の両親が活動の拠点を都心に移って住まいをそちらにした事
梓の負けず嫌いな、強気な性格が原因で職場に馴染めずにいた事
涙を目に浮かべ話す梓
澪『両親が転居した事で梓が高校時代まで住んでた家がない。 
  職場でも上手くいかず、辞めてしまうとアパート代が問題
  だし、考えてみれば作家になって無かったら私も・・・』
澪自身も多少なり克服したとはいえ、恥ずかしがりの人見知りは治っていない
だから梓の件に関して言えば良く分かる話だ。
梓も性格は違えど共感出来て軽音部で馴染めなかった自分を見守り続けてくれ
た、大好きな澪に相談というか愚痴を聴いて貰った。
梓「すみませんでした、澪先輩     
  愚痴ちゃいまして」
愚痴を聴いて貰って少しスッキリしたのかハニカミながら言った
澪はずっと黙ったまま聴いていた




そして
澪「梓はさ、家事って出来るよね」
澪が切り出す、梓は不思議そうに人並みにはと答える
澪「仕事辞めて、家政婦しないか」
梓「えぇーっ」
澪「梓声大きい」
澪に言われ周りを見回し恥ずかしがると同時に考える。
梓『大好きな澪先輩の家政婦、奥さんみたい』
梓は澪の事を好きだった、likeでなくloveだ。
それがこんな急展開になるとは思いもよらず思考が上手く働かない
そんな中澪が話を続ける。
澪「私も、会社勤めしたら梓みたいになってた可能性が高い
  やらしい話だけど梓に多少のお給料はだせるし、何より・・・」
言葉を詰まらせる澪
梓「みおせんぱい」
問い掛ける梓
澪「可愛い梓に・・・苦しい思いはさせたくない」
力強く言い放つ澪に対し梓は少し泣きつつ笑顔で言う。
梓「澪先輩が言ってくれるなら、是非お願いします。」
澪「梓こちらこそ宜しくな
  まだ時間大丈夫か」
梓「大丈夫ですが」
澪「なら、今から家で今後の事を決めようか?」
梓「はい」
澪の言葉に大きく返事を返す梓
澪は梓の笑顔に引き込まれ自然と笑顔になり梓に告げる。
澪「そうだ、一つ条件があるんだ。」
梓「条件ですか?」
澪「勿論一緒にすむんだぞ、梓」
梓「・・・はい」
殊更顔を赤らめ飛びっきりの笑顔で澪に答えた。