No. |
内容 |
001 |
くしゅんっ! |
002 |
きゃっ! |
003 |
よかった…… 外に出たくても周りの様子が分からなくて困ってたの |
004 |
え? そ それはその…… |
005 |
私は……アル ありがとう あなた とってもいい人ね |
006 |
たいへん…… |
007 |
捕まるわけにはいかないの お願い! |
008 |
もうっ ほんっとにしつこいんだから あの人たち |
009 |
ちょっとね |
010 |
女の子には 秘密がたくさんあるのよ |
011 |
大好きよ 小さい頃から でもこんなんじゃゆっくり見られないね…… |
012 |
そっか…… じゃマルシェに行きましょう! |
013 |
待ってエルザ 女の子には優しくするものよ! |
014 |
うわあ いい匂い! とってもおいしそう! |
015 |
くれるの? わー ありがとう! |
016 |
おいしそう!これいただくわ |
017 |
えっ? お代ってお金のことよね? |
018 |
ごめんなさい…… だって お金がいるなんて知らなかったから…… |
019 |
うん だからどうしても一度見てみたくって…… |
020 |
え? ええ……迷惑? |
021 |
なにそれ 馬鹿にしてるでしょ もう |
022 |
なにかしら 揉め事みたい! 行ってみる! |
023 |
あなたたち お金を持ってないの? |
024 |
仮にも衛兵なら 少しくらいのお金は持ってるでしょう きちんとお代を払いなさい |
025 |
エルザ! |
026 |
ごめんなさい エルザ…… |
027 |
えへへ |
028 |
それ……わたしが騒がしいってこと? |
029 |
ど~だか? |
030 |
うん だから すっごく楽しい! |
031 |
ねえ そういえば エルザは何してる人なの? |
032 |
待って 当ててみるね うーん……分かった! |
033 |
旅の商人でしょ? |
034 |
いろんなところを旅してる感じがするもの さっきもお休みだって 言ってたし |
035 |
やった! ……でもいいなあ |
036 |
私もこの島だけじゃなくて いろんなところに行ってみたい |
037 |
そうなの……? |
038 |
そっか…… そうかもしれないね |
039 |
俺……たち? |
040 |
ほんと!? 会ってみたい! 行きましょ! |
041 |
え…… あ はい!! |
042 |
いや!! |
043 |
ええ こんな場所はじめて みんな陽気でいい人たちね |
044 |
わあ! わたしって人気者? |
045 |
かわいそうね…… エルザ なんとかならないのかしら? |
046 |
わたしも行く! |
047 |
ええ…… そうね エルザ ジャッカルさんマナミアさん お願いします |
048 |
わたし…… |
049 |
セイレンさんのところで待ってるから ちゃんと帰ってきてね |
050 |
セイレンとすっかり話し込んじゃった 旅するお仕事っていろいろあるのね |
051 |
うん そうだね…… |
052 |
あの……最後に どうしても行っておきたい場所があるの |
053 |
ええ! ありがとう エルザ! |
054 |
街外れのほう 『星見の塔』っていうの |
055 |
これは死んだ大地の光…… |
056 |
あの時 ここに母様が立ってて…… |
057 |
それから こっちで父様がわたしを肩車してくれた |
058 |
ね こっちに来て |
059 |
この塵がなければ 綺麗な景色を心から楽しめるのにね…… |
060 |
流星雨 って言うんですって そのときもこんな風にいっぱい星が流れてて 父様が教えてくれたの |
061 |
なあに これ? |
062 |
わあ…… |
063 |
ねぇ 私の守護星がどれだか分かる? |
064 |
左の方にある女神像を見て |
065 |
そうそう…… |
066 |
その女神像が指さしてる青い光の星の…… |
067 |
ううん その青い星から上に行ったところよ |
068 |
そう そこよ双燕の星というらしいの |
069 |
運命を大きく変える星…… 誰かの運命を変える星らしいの |
070 |
そこよ |
071 |
自分の運命も誰かの運命も変える可能性がある星らしいの |
072 |
エルザの守護星はどこ? |
073 |
あれは 誰にでも優しくてちょっと優柔不断な星ね |
074 |
母様がよく歌ってたの 本当は歌詞もあったと思うんだけど……小さかったから そこまでは覚えてないの |
075 |
ちょっと 痛いじゃない! |
076 |
わぁ すごーい! |
077 |
どうしたの エルザ? |
078 |
んー? ほんとかなー? |
079 |
ねえ エルザは 夢って ある? |
080 |
うん 教えて? |
081 |
笑わないってば 約束する |
082 |
騎士…… |
083 |
どうして騎士なんかになりたいの? |
084 |
じゃあエルザは耐えられる? 外に出ることも許されないような生活に |
085 |
……ね エルザ |
086 |
わたしも一緒に連れてってくれない? このまま どこかに |
087 |
……なーんてね フフッ ドキッとしたでしょ |
088 |
しっ |
089 |
ついてきて |
090 |
今日しかダメなの…… お願い―― |
091 |
なんだか色々思い出しちゃった |
092 |
ねえ…… |
093 |
すみませんジル様 少し気分が…… |
094 |
エルザ……どうしてここに…… |
095 |
傭兵…… |
096 |
だいじょうぶ 誰も聞いてないわ この私が特別に許します |
097 |
そんなにおかしかった? |
098 |
もうっ! 妖怪はひどいんじゃない? |
099 |
よくなんかない……よくなんか ないよ…… |
100 |
ごめんなさい でも私…… |
No. |
内容 |
101 |
エルザ! |
102 |
やめてください ジル様! その人は関係ありません! |
103 |
違います! そんなんじゃ……! |
104 |
あれは……グルグ族! |
105 |
エルザ だいじょうぶ!? 今手当をするわ |
106 |
アルガナンの末裔は 誰よりも魔法を操る術に長けている |
107 |
グルグ族の襲撃なんて もう何十年もなかったのに |
108 |
私も戦う |
109 |
言ったでしょ? 魔法なら 誰にも負けない |
110 |
うん |
111 |
エルザどうするの? |
112 |
じゃあ私も戦う |
113 |
わたしだって魔法くらい使える それにここは私の家よグルグ族の好きにはさせないわ |
114 |
うんっ! |
115 |
私のことはご心配なく 今は一刻もはやくグルグ族を |
116 |
下はダメね エルザ 上の階に行くわ こっちよ |
117 |
少しエルザのこと見直しちゃった でも あたしだって戦えるわ |
118 |
気をつけて 奥にもいるわ |
119 |
どこに行くの? エルザ 敵は反対側よ |
120 |
ちょっと 待って |
121 |
じゃあ ちょっと待っててね |
122 |
エルザ 待って! |
123 |
少し待っててね このドレスじゃ戦いづらいの |
124 |
行きましょう! |
125 |
グルグ族! |
126 |
準備できたわ |
127 |
この扉の向こうが 渡り廊下よ |
128 |
どこ行くの? エルザ 渡り廊下はそっちじゃないわよ |
129 |
ええ! |
130 |
ひどい 城をこんなにして…… ゆるせない |
131 |
グルグ族! |
132 |
この先の大広間をぬければ 外に出られるわ |
133 |
エルザッ!! |
134 |
あなたたちこそ逃げて! かなう相手じゃないわ! |
135 |
!! |
136 |
うそ…… |
137 |
エルザァァァァァァァァァァァ!!!! |
138 |
エルザ! |
139 |
わたしなら大丈夫 ほかに方法はないわ |
140 |
いや! そんなのいや! |
141 |
私もそれくらいの壁行けるんだから……って放してクォークっ!! |
142 |
クォーク! どこ触ってんの!! |
143 |
この人怪我を…… 任せて! |
144 |
だいじょうぶ 誰もいない |
145 |
ごめんなさい ごめんなさい |
146 |
あなたたちの仲間が捕まってるの? |
147 |
まだ向こうは気づいてない…… 私の魔法で……! |
148 |
でも 仲間が捕まってるんでしょ? 急がないと何をされるか…… |
149 |
きゃあっ! |
150 |
痛っ…… |
151 |
うん……ここはどこ? |
152 |
大切にして どうなるの……? |
153 |
好きでもない人と結婚させられて お城の中でただ歳を取っていくだけよ |
154 |
これは……昨日の? |
155 |
これは……あの夜の? |
156 |
でも 大切な形見だって |
157 |
でも…… |
158 |
エルザ…… |
159 |
そうね 私も あの日は夢みたいだった |
160 |
わかった ありがとう エルザ…… |
161 |
えっ!? エルザっ!? |
162 |
あの日に 世界中を旅してみたいって言ったの 覚えてる? |
163 |
この船を奪えば それもできるね |
164 |
え ええ…… |
165 |
あの足場を魔法で狙うのは どう? |
166 |
ひどい こんなこと…… |
167 |
エルザ私の魔法を拡散して そうすれば針も防げるわ |
168 |
あ あのっ…… |
169 |
私も連れていってもらえませんか? |
170 |
じゃあ…… ありがとうございます! |
171 |
大丈夫 |
172 |
ありがとう |
173 |
ごめんね わがまま言っちゃって |
174 |
そうね…… そういう気持ちがないって言ったらウソになるかな でも それより…… |
175 |
エルザと一緒に居ると 本当に生きてるって 気がするの |
176 |
私はもう少しここにいるね 風が気持ちよくって |
177 |
うん ありがとう エルザ |
178 |
綺麗な海岸ね ルリ島にも昔はこういう場所があったんだろうなぁ |
179 |
ねぇ 島の中へは行くの? |
180 |
そっか うん そうだよね |
181 |
あ エルザ 島の中に行くんだったら言ってほしかったな 私も行きたかった |
182 |
お城から出ても結局お姫様扱いなのね エルザは |
183 |
うそ ごめん こうして付いて行くことを許してくれただけで 十分 |
184 |
エルザやみんなのおかげで私の夢が叶ったんだもん 本当に嬉しいの |
185 |
貴殿に褒美を与えよう なーんて言ったらいいのかしらね? |
186 |
くふふ |
187 |
エルザ 何をしてるの? |
188 |
この本……お城にあったものね 見たことある |
189 |
私たちのご先祖様だって 父様は言ってた |
190 |
その印……ご先祖様のと同じ……? |
191 |
エルザが持ってる鍵 どこの鍵かしらね? |
192 |
敵の基地に攻め込むなんて まるで絵本の中の騎士様みたいね! |
193 |
海って本当に広いのね どこまで続くのかしら ずっとお城にいたら こんな景色は見られなかったのかな |
194 |
ねえ エルザはどうして傭兵になったの? |
195 |
だけど……騎士になったら ずっとお城の中だよ? こんな景色を見ることだってできなくなっちゃう…… |
196 |
うん…… でも エルザたちに迷惑かけない わたしもわたしなりに……がんばってみる |
197 |
いいの 今はこうしていられるだけで…… |
198 |
えぇ それにしてもここの水 なんだか温かいわね |
199 |
詳しいのね ユーリス 尊敬しちゃう |
200 |
グルグ族はよく平気でいられるわね |
No. |
内容 |
201 |
人間とグルグ族が共存していたなんて……信じられない |
202 |
え? |
203 |
すごい…… 島全体が基地だなんて…… |
204 |
ひどい…… |
205 |
ごめんなさい…… わたしのせいで…… |
206 |
ごめんなさい ごめんなさい…… |
207 |
きゃっ! |
208 |
ごめんなさい…… あたしのせいで…… |
209 |
言いだしたのは私よ エルザは何も悪く無いわ |
210 |
エルザ…… |
211 |
エルザ 怪我はない? |
212 |
えぇ |
213 |
うん エルザ ありがとう |
214 |
あたしやっぱり迷惑だったのかな? |
215 |
え…… |
216 |
うん |
217 |
エルザ! こっちからもグルグ族が! |
218 |
エルザ……っ |
219 |
エルザ…… 私もう 力が入らない…… |
220 |
エルザ…… |
221 |
私 もう 力が…… |
222 |
私を置いて 先に行って―― |
223 |
ありがとう エルザ |
224 |
ほんの少しの間だったけど エルザと一緒に居られて 本当に幸せだった |
225 |
エルザと逢えただけでも これまで生きてきて 良かったと 思う |
226 |
きゃ |
227 |
ありがとう もう大丈夫 |
228 |
ルリ艦隊の砲撃!? |
229 |
うん エルザ…… 守ってくれたんだね |
230 |
ありがとう |
231 |
きゃあ! |
232 |
わかった! やってみる! |
233 |
ね…… エルザ |
234 |
いや もうなにこれ汚い! ベトベトする! |
235 |
効いているわエルザ! その調子! |
236 |
そんな 黙って行くなんて |
237 |
なにかあったのかしら |
238 |
エルザ |
239 |
ごめん…… エルザの顔を見たら また辛くなりそうな気がして |
240 |
エルザ……? |
241 |
ちょっと エルザ どうするの!? |
242 |
いいの エルザ…… |
243 |
エルザ! |
244 |
違います! 叔父様 彼らはそんな……! |
245 |
エルザ! |
246 |
それは…… |
247 |
エルザ こっちへ |
248 |
お礼なんて…… |
249 |
それより エルザは私をかばおうとして 本当のことを黙っていたんでしょ? |
250 |
さっき 叔父様との話 |
251 |
ちょうど通りかかって聞こえてしまったの |
252 |
お願い 叔父様の話は断って |
253 |
だからよ |
254 |
これまでにも 私を自由にしようと力を尽くしてくれた人たちは居たわ |
255 |
でも みんな 叔父様やジルにはめられて ひどい目に合わされていった |
256 |
私の為に たくさんの人が…… |
257 |
私はあなたから見れば世間知らずかもしれないけど 貴族社会のことはあなたよりも良く知ってるわ |
258 |
ここは騎士道物語に描かれるようなキレイな世界じゃない |
259 |
保身のためには人を陥れることも 殺すことも厭わないような人たちばかり |
260 |
自由なんてどこにもない 醜い争いだけの世界よ |
261 |
あなたにはそんなところに足を踏み入れてほしくないの…… |
262 |
イヤよ…… |
263 |
でも そのためにあなたまで巻き込みたくないの |
264 |
エルザ…… |
265 |
うん でも きっとそれは無理よ…… 伯爵の野心には抗えない |
266 |
わかった ねぇエルザ ごめん 一人にさせてもらってもいい? |
267 |
ごめんなさい……私たち もう会わない方がいいと思うの |
268 |
叔父様! こんなことはやめてください! 取り返しのつかないことになります! |
269 |
今は会いたくないの……お願い |
270 |
ごめんなさい 黙っていて |
271 |
違うの 私が間違ってた |
272 |
トリスタ様からあなたの話をいろいろ聞いたわ |
273 |
私のことを本当に心配してくれていること |
274 |
そして立派な騎士になろうと努力していること…… |
275 |
トリスタ様のおかげで あなたの本当の気持ちが分かったの |
276 |
この紋章…… 見たことある |
277 |
マナミアさんを探そう |
278 |
マナミアさんを探そう |
279 |
もう また捕まっちゃったわね |
280 |
今度は見つからないように行きましょう |
281 |
よし ここはもう安全ね |
282 |
また一緒に衛兵から逃げ回ってるね |
283 |
でも今度は城の中だもん 私が案内するね! ついてきて |
284 |
あんなことがあったから……今は余計に…… |
285 |
でもだからこそ今は逃げて 真相を暴きましょ |
286 |
えぇ マナミアさん いるといいわね |
287 |
この扉 鍵がかかってる |
288 |
ん~ 何ももってないわ |
289 |
ん~……と あった! |
290 |
ん~? なにかしら これ |
291 |
エルザ 図書室はこの上よ |
292 |
ふふっ エルザと一緒にいるときは いっつも誰かから逃げてるみたい |
293 |
やっぱり……エルザと一緒にいるときがいちばん幸せみたい |
294 |
でも……やっぱり 私と一緒にいるのは あなたにとって幸せなことじゃないと思う |
295 |
きっとこれからも こんなひどい目に何度も会うかもしれない それでもいいの? |
296 |
うん……信じてる |
297 |
あの それで これはいったい? |
298 |
禁断の場所? 鍵? |
299 |
ごめんなさい ……私が連れ出したの |
300 |
エルザ! あんまり…… 無茶しないでね |
No. |
内容 |
301 |
って 私が言えるセリフじゃないか 頑張ってね 私 待ってるから |
302 |
叔父様もエルザが無実だって 分かってくれたみたいね |
303 |
でも エルザはこれからどうするの? |
304 |
そう…… 気をつけてね |
305 |
エルザの疑いが晴れて良かった |
306 |
でもジルが犯人だなんて…… |
307 |
今は こうしてエルザと話す時間ができたことが本当に嬉しい |
308 |
また会いに来てね |
309 |
次はいつ街に遊びに行こうかしら |
310 |
エルザもこの歌を聞いて? |
311 |
歌声もこの奥から聞こえてるようだわ |
312 |
ちょ ちょっと蹴るの!? |
313 |
こんな場所が…… |
314 |
なに…… これ どうして…… あっ |
315 |
こんなの聞いたこともない……なにが始まるの |
316 |
行ってみましょう |
317 |
大魔道士だった初代アルガナンの秘密が隠されているところ |
318 |
そうマナミアさんが言ってた |
319 |
それを叔父様が知ればきっと…… トリスタ様は……私たちの身を案じてくださっていたのね…… |
320 |
まるで 意志があるようだわ! |
321 |
追いつかないわ |
322 |
初代アルガナンの封印に 私の血が? |
323 |
ここで行き止まり? |
324 |
さっきまでとは比較にならない量よ! |
325 |
開いたわ!! |
326 |
うん |
327 |
ふーん なんだか 妬けちゃうわね |
328 |
いいえ それならばなおのこと 私はエルザについていきます |
329 |
私はもう貴方の言いなりにはなりません! |
330 |
エルザ……うれしい…… |
331 |
ありがとうエルザ |
332 |
ありがとうエルザ 嬉しい でもこれからどうするの? |
333 |
うん! |
334 |
管制室は軍事棟よね? |
335 |
えぇ |
336 |
エルザ 私いま すごく幸せ エルザと一緒に居たい ずっとそばに居たい |
337 |
今のうちに管制室に行こう みんなが守ってくれてる間に |
338 |
管制室は上の階よ |
339 |
管制室はすぐそこだから行きましょう |
340 |
きゃあっ! |
341 |
そんなまた!? |
342 |
戻りましょうエルザ |
343 |
エルザの大切な仲間でしょ? それに エルザは私に言ってくれた言葉を信じてる |
344 |
ルリ城を守ってからでも 旅にでるのは遅くないでしょ? |
345 |
叔父様……! |
346 |
叔父様! これは…… |
347 |
あれは……? |
348 |
キャ!! |
349 |
ダメね あのバリアを消さないことには なにも通じない |
350 |
エルザ 私が狙う時は指示を頂戴 |
351 |
これは!? |
352 |
あ……あったかい…… |
353 |
叔父様!? |
354 |
なに!? あれは! |
355 |
叔父様が! |
356 |
叔父様! |
357 |
おじさま!! |
358 |
おじさまーーー!!! |
359 |
追尾してくる魔法は厄介ね |
360 |
もう やめて!! |
361 |
叔父様っ! |
362 |
叔父様 やめて! |
363 |
そんな……まだ人が乗って…… |
364 |
エルザ 良かった無事で |
365 |
街のほとんどの人が ここに逃げ込んでいるわ |
366 |
私が不安な顔をしちゃいけないよね みんなの支えにならなくちゃ |
367 |
準備ができたら 私に言ってね |
368 |
エルザ 待って |
369 |
でも 奥からなにか音が聞こえて…… |
370 |
怖がらないで 大丈夫 アリエル あなたが冷静でいなくちゃ みんながパニックになる |
371 |
エルザ 障壁に穴が空いた 今しかないわ |
372 |
エルザ 見つからないように気をつけて |
373 |
憎しみ…… 怒り…… 人への悪意が満ちているわ…… |
374 |
私がアルガナン家を再興できれば…… |
375 |
いいんです 私が逃げてばかりだったから みんなが不幸になった 叔父様のことも…… |
376 |
今なら自分の夢を叶えることを否定する人は きっといない |
377 |
でもこれは私が掴んだものじゃなくて 転がり込んできたもの……私は何もできてない |
378 |
だからこれからは 自分の力で自分の夢を切り開こうって決めた みんなと一緒に居て 教えてもらって そう決めたの |
379 |
……えぇ |
380 |
うん |
381 |
これは……一体 |
382 |
ジャッカル |
383 |
リフトからグルグ兵が |
384 |
みんなと離れ離れだとちょっと心細いね…… |
385 |
うん |
386 |
あの扉の先 強い力を感じる |
387 |
何かが……近づいてくる…… |
388 |
セイレン? ……あっ… |
389 |
大丈夫 |
390 |
あれは! |
391 |
攻めも守りも 向こうは固いわね |
392 |
あの時 私は何もできなかったけど今は違う 借りは返させてもらうんだから |
393 |
ユーリスなら破壊できるのね! |
394 |
障壁にヒビが入った! |
395 |
バリアにヒビが入れば 魔力はゼロに近いみたい |
396 |
ワープゲート…… 特別な場所に続いているのね |
397 |
私たちで 怒りを静めないと |
398 |
エルザ! |
399 |
星の種を護る者 双対の竜を宿す 誇り高き夢を抱くもの救わん |
400 |
エルザ 弱ってるわ 今がチャンスよ! |