「M-51パーカ戦場からストリートへ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

M-51パーカ戦場からストリートへ」(2012/09/18 (火) 20:35:11) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&autolink(content) ●日本国内で一般化したミリタリーウェアM-51パーカ ミリタリーウェアで日本でもっとも有名なのが このM-51(M51)パーカではないだろうか。 M-51パーカ・M51パーカといわなくても モッズコート・モッズパーカというとピンと来る人も多いだろう。 ミリタリーショップ・ミリタリーブランド・ドメスティックブランドから 多様なM51パーカが紹介されている。 ●M-51パーカを着る季節はいつ? ライナーの脱着で春・秋・冬とスリーシーズン着用できる。 ●日本でM-51が認識され始めた時期は? 日本だと1970年代にPUNKがイギリスから日本に流入し始め、 国内でのパンクミュージックシーンが活気付いてきたあたり、 イギリスのTheJamというバンドも日本での人気を博し、 そのバックグラウンドとしてモッズファッションが紹介されたあたりに 注目され始めたのでは推測する。 さらに「さらば青春の光(QUADROPHENIA)」で登場人物が着用。 このあたりからM51パーカ=モッズパーカという認識が得られたようだ。 DVD さらば青春の光 リミテッド・バージョン . TV・映画「踊る大捜査線」が人気を博すことで これまでミュージックシーンとの密接な関係をもっていたM51パーカが ミュージックシーンとは関係なく国内に一般化していったように思われる。 現在ではこのM-51パーカをモチーフに モッズパーカとして様々なブランドから発売されている。 ネット上に落ちている情報を元にM-51パーカの情報を再構築してみた。 ●M-51パーカの誕生。 WW2の米軍の主な防寒着は、ウールのオーバーコートだった。 しかし、動きにくく重いウールコートは最前線の兵士達に不評で、 動きやすく軽量な防寒着が求められた。 そのWW2から発展してきたプルオーバー型のはパーカは M-48と呼ばれ、これを進化させたのがM-51シェルパーカです。 M-51フィールドパーカーは戦後すぐに開発がはじまり、 様々な改良を経て1951年に採用された。 投入は朝鮮半島が最初。 この戦地は、アメリカがかつて経験したことのない極寒地 (正確にはヨーロッパ戦線で空挺部隊が経験した フランス/バステューン/アルデンヌ地方の戦いがある)で、 通常の装備の上にレイヤー(重ね着)システムを作る必要性から生まれたようです。 M-51フィールドパーカーには、様々な気象条件に対応するため、 脱着式のウールパイルライナーや リリース式のコヨーテの毛皮が付いたインナーフードが取り付けられた。 (M-51はものすごい数のヴァリエーションが有ります) 裾部分を脚部に巻き付けるためのコードがついており、 これにより強風時のバタツキを押さえ、冷気が入らないよう工夫されている。 しかし、実際戦場にいきわたるのは1953年を待たなければならなかったようだ。 ●朝鮮戦争休戦によるM-51パーカの民間への放出。 M-65パーカーが採用されるまで、民間に放出されたM-51パーカーは、 イギリスのモッズブームの時期と重なり、定番アウターとなり、 モッズパーカーと呼ばれるようになった。 音楽的にも重要なカルチャー要素の強いアウター。 日本も朝鮮戦争時、米軍の駐屯地になっていたので 戦争休戦が決定した後大量のM51パーカが放出されたらしいのですが 今ではその名残すらありません。 日本でも一時期放出品のM-51パーカがオクトパスアーミーなんかで 大量(商品陳列ハンガー2mくらいにぎっしり)に 安く(一万円前後)売られていた事もあったがそれも今は昔。 ●M-51パーカのシェルの変遷。 シェルとは衣類の外地に用いられる素材。または生地そのもの。 初期型のシェルの素材はコットンでした。 その後コットン/サテンになり 最も後期にはナイロン・コットン混紡のポプリン素材に変更された。 ●M-51パーカのライナーの種類。 ライナーにはウールとコットン混紡のファー状のものや ウールを熱処理をしたタオル地のパイル状のものなど、 年代により様々なバリエーションがあったようだ。 これはミリタリーサプライ特有の現象で、 機能を作戦、地域、気候、コストなどで最も適したものにモディファイするからとのこと。 ●M-51パーカのユースカルチャーへの浸透。 M-51パーカは後継型のM-65パーカーが採用されるまで活躍した。 (M-65パーカは朝鮮戦争の経験を生かし、M-51の改良型として登場。) その後大量のM-51パーカが放出品としてが英国などに流れ MODS達がスクーターに乗る際に、スーツが汚れないように このM-51パーカを好んで着用したようです。 そして、「フィッシュテイルパーカー(今でも英国の若者はこの呼び方をします)」、 なんとM-51を中心に扱う「fishtailparkas.com」なんちゅうサイトもある。 「モッズパーカー(通称)」として、今もMODSたちに愛され、 今ではあらゆるシーンに登場しています。 厳密にはM-65パーカは「モッズコート/モッズパーカー」とは呼べないが、 イギリス本国のモッズ連中が着ているんだから「モッズコート/モッズパーカー」でいいだろう。 ●M-51パーカとモッズファッション。 朝鮮戦争終結後、大量の放出品がアメリカ本土、さらに英国に流れた。 当時はロックカルチャーが誕生した黎明期。 反体制の意味と、安くて質のいい実用品と伝統的なファッションを組みあわせることで、 都市部を中心に「モッズ」なる風俗が生まれた。 すっきりとしたポロシャツや、カラーの高いメンズシャツ、 あるいはピンストライプのスーツの上に、好んでこのM-51を羽織りました。 それが「モッズコート/モッズパーカ」なる通称が生まれた所以です。 モッズ的コーデは一つのアイコンとなりましたが、 M-51パーカの持つ実用性とファッション性はいつの時代にも愛され、 あらゆるモディファイを施されながら有名メゾンのコレクションにも使われています。 ●コーディネートの多様さ。 スーツの上から着ても、古着と合わせロックテイストに、 ワッペンやペイントでカスタムと、形がベーシックで普遍なアイテムは実に様々なコーディネイトに使えます。 日本では通称モッズコートやモッズパーカと呼ばれます。 ●現在M-51(M51)パーカ(モッズパーカ)を購入するには? 米軍実物を探すならYahoo Auctionhttp://auctions.yahoo.co.jp/jp/ で探す。 古着屋(USED&VINTAGE SHOP)をこまめに回って探すのもひとつ。 実物にこだわらないないが出来るだけ忠実なのが欲しい。 M-1951’復刻版!M51’シェルパーカー オリーヴ 実物にこだわらないが、実用的なものが欲しい。 M-51パーカー HOUSTON◆M51’パーカ ライナー付 実物にこだわらないが、ミリタリーブランドからタイト選びたい ALPHA社製 M-51パーカー20077 ライナー無し ALPHA社製 M-51パーカー20097ライナー付 実物?なにそれ?とにかくタイトに! 各ドメスティックブランドを探す。 ●関連映画 「さらば青春の光(QUADROPHENIA)」 「踊る大捜査線」
&autolink(content) ●日本国内で一般化したミリタリーウェアM-51パーカ ミリタリーウェアで日本でもっとも有名なのが このM-51(M51)パーカではないだろうか。 M-51パーカ・M51パーカといわなくても モッズコート・モッズパーカというとピンと来る人も多いだろう。 ミリタリーショップ・ミリタリーブランド・ドメスティックブランドから 多様なM51パーカが紹介されている。 ●M-51パーカを着る季節はいつ? ライナーの脱着で春・秋・冬とスリーシーズン着用できる。 ●日本でM-51が認識され始めた時期は? 日本だと1970年代にPUNKがイギリスから日本に流入し始め、 国内でのパンクミュージックシーンが活気付いてきたあたり、 イギリスのTheJamというバンドも日本での人気を博し、 そのバックグラウンドとしてモッズファッションが紹介されたあたりに 注目され始めたのでは推測する。 さらに「さらば青春の光(QUADROPHENIA)」で登場人物が着用。 このあたりからM51パーカ=モッズパーカという認識が得られたようだ。 DVD さらば青春の光 リミテッド・バージョン . TV・映画「踊る大捜査線」が人気を博すことで これまでミュージックシーンとの密接な関係をもっていたM51パーカが ミュージックシーンとは関係なく国内に一般化していったように思われる。 現在ではこのM-51パーカをモチーフに モッズパーカとして様々なブランドから発売されている。 ネット上に落ちている情報を元にM-51パーカの情報を再構築してみた。 ●M-51パーカの誕生。 WW2の米軍の主な防寒着は、ウールのオーバーコートだった。 しかし、動きにくく重いウールコートは最前線の兵士達に不評で、 動きやすく軽量な防寒着が求められた。 そのWW2から発展してきたプルオーバー型のはパーカは M-48と呼ばれ、これを進化させたのがM-51シェルパーカです。 M-51フィールドパーカーは戦後すぐに開発がはじまり、 様々な改良を経て1951年に採用された。 投入は朝鮮半島が最初。 この戦地は、アメリカがかつて経験したことのない極寒地 (正確にはヨーロッパ戦線で空挺部隊が経験した フランス/バステューン/アルデンヌ地方の戦いがある)で、 通常の装備の上にレイヤー(重ね着)システムを作る必要性から生まれたようです。 M-51フィールドパーカーには、様々な気象条件に対応するため、 脱着式のウールパイルライナーや リリース式のコヨーテの毛皮が付いたインナーフードが取り付けられた。 (M-51はものすごい数のヴァリエーションが有ります) 裾部分を脚部に巻き付けるためのコードがついており、 これにより強風時のバタツキを押さえ、冷気が入らないよう工夫されている。 しかし、実際戦場にいきわたるのは1953年を待たなければならなかったようだ。 ●朝鮮戦争休戦によるM-51パーカの民間への放出。 M-65パーカーが採用されるまで、民間に放出されたM-51パーカーは、 イギリスのモッズブームの時期と重なり、定番アウターとなり、 モッズパーカーと呼ばれるようになった。 音楽的にも重要なカルチャー要素の強いアウター。 日本も朝鮮戦争時、米軍の駐屯地になっていたので 戦争休戦が決定した後大量のM51パーカが放出されたらしいのですが 今ではその名残すらありません。 日本でも一時期放出品のM-51パーカがオクトパスアーミーなんかで 大量(商品陳列ハンガー2mくらいにぎっしり)に 安く(一万円前後)売られていた事もあったがそれも今は昔。 ●M-51パーカのシェルの変遷。 シェルとは衣類の外地に用いられる素材。または生地そのもの。 初期型のシェルの素材はコットンでした。 その後コットン/サテンになり 最も後期にはナイロン・コットン混紡のポプリン素材に変更された。 ●M-51パーカのライナーの種類。 ライナーにはウールとコットン混紡のファー状のものや ウールを熱処理をしたタオル地のパイル状のものなど、 年代により様々なバリエーションがあったようだ。 これはミリタリーサプライ特有の現象で、 機能を作戦、地域、気候、コストなどで最も適したものにモディファイするからとのこと。 ●M-51パーカのユースカルチャーへの浸透。 M-51パーカは後継型のM-65パーカーが採用されるまで活躍した。 (M-65パーカは朝鮮戦争の経験を生かし、M-51の改良型として登場。) その後大量のM-51パーカが放出品としてが英国などに流れ MODS達がスクーターに乗る際に、スーツが汚れないように このM-51パーカを好んで着用したようです。 そして、「フィッシュテイルパーカー(今でも英国の若者はこの呼び方をします)」、 なんとM-51を中心に扱う「fishtailparkas.com」なんちゅうサイトもある。 「モッズパーカー(通称)」として、今もMODSたちに愛され、 今ではあらゆるシーンに登場しています。 厳密にはM-65パーカは「モッズコート/モッズパーカー」とは呼べないが、 イギリス本国のモッズ連中が着ているんだから「モッズコート/モッズパーカー」でいいだろう。 ●M-51パーカとモッズファッション。 朝鮮戦争終結後、大量の放出品がアメリカ本土、さらに英国に流れた。 当時はロックカルチャーが誕生した黎明期。 反体制の意味と、安くて質のいい実用品と伝統的なファッションを組みあわせることで、 都市部を中心に「モッズ」なる風俗が生まれた。 すっきりとしたポロシャツや、カラーの高いメンズシャツ、 あるいはピンストライプのスーツの上に、好んでこのM-51を羽織りました。 それが「モッズコート/モッズパーカ」なる通称が生まれた所以です。 モッズ的コーデは一つのアイコンとなりましたが、 M-51パーカの持つ実用性とファッション性はいつの時代にも愛され、 あらゆるモディファイを施されながら有名メゾンのコレクションにも使われています。 ●コーディネートの多様さ。 スーツの上から着ても、古着と合わせロックテイストに、 ワッペンやペイントでカスタムと、形がベーシックで普遍なアイテムは実に様々なコーディネイトに使えます。 日本では通称モッズコートやモッズパーカと呼ばれます。 ●現在M-51(M51)パーカ(モッズパーカ)を購入するには? 米軍実物を探すならYahoo Auctionhttp://auctions.yahoo.co.jp/jp/ で探す。 古着屋(USED&VINTAGE SHOP)をこまめに回って探すのもひとつ。 実物にこだわらないないが出来るだけ忠実なのが欲しい。 M-1951’復刻版!M51’シェルパーカー オリーヴ 実物にこだわらないが、実用的なものが欲しい。 M-51パーカー HOUSTON◆M51’パーカ ライナー付 実物にこだわらないが、ミリタリーブランドからタイト選びたい ALPHA社製 M-51パーカー20077 ライナー無し ALPHA社製 M-51パーカー20097ライナー付 実物?なにそれ?とにかくタイトに! 各ドメスティックブランドを探す。 ●関連映画 「さらば青春の光(QUADROPHENIA)」 「踊る大捜査線」 #javascript(){{ <!-- NINJA ANALYZE --> <script type="text/javascript" src="http://code.analysis.shinobi.jp/ninja_ar/Script?id=00109440&hash=f95f9380"></script> <script type="text/javascript"> //<![CDATA[ var analyze00109440 = ninja_analyze('00109440', 36, 'f95f9380'); analyze00109440.Process(); //]]>; </script> <!-- /NINJA ANALYZE --> }}

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
目安箱バナー