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M-65パーカ」(2012/09/18 (火) 20:43:16) の最新版変更点

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&autolink(content) モッズコート・モッズパーカと呼ばれるミリタリーウェアのオリジナル 後ろのスソに切り込みが入っていることから通称「フィッシュテールパーカー」と呼ばれているこのM-65パーカーですが、 最近ではこのモデルもモッズパーカーやモッズコートとも呼ばれてきています。 *名称 1.制式名称   パーカ・マンズ・M-65(エムろくごー)のちにパーカ・エクストリーム・コールド・ウェザー 2.通称   M-65パーカ(エムろくごーパーカ) 3.俗称   モッズパーカ、モッズコート(比較的新しい呼称) *概略 1965年に米軍に正式採用された。 極寒気候下でM65フィールドジャケットに重ねて着用される。 アメリカ軍が経験したことのない極寒地で、通常の装備の上にレイヤーシステムを作る必要性から生まれたのが「M-51」。 この経験を生かしM-51パーカーの後継として新たに開発され1965年に正式採用されたフィールドパーカー。 M-51パーカと同じく、ファーで縁取られたフードが別パーツとして用意されたが、 パーカ本体からフードが取り除かれ、完全に別パーツとなった。 様々な気象条件の環境、季節、温度帯に対応するため、脱着式のライナーやインナーフードが取り付けられた。 ライナーとフードはボタン方式により着脱可能で、フードを取り外すとスタンドカラーの様なデザイン。 ジッパーは古いものはアルミ、新し物は真鍮(ブラス)の金属製、 軽量なキルティングライナーが驚きの保温力を発揮します、軽くて暖かいので重宝することは間違いない! また、フードの淵には針金が内蔵されているので、フードの形を整える事が出来るのも特徴的。 ライナーはポリエステル綿で軽量で防寒性に優れており、これを採用することで以前のM-51と比較して軽量が図られた。 ・M-65ジャケット等の上から羽織ることを想定しているので表示サイズよりワンサイズ大きい。 ・M-51パーカの後継として1965年に採用。90年代コントラクトまで確認できる。~ ・モッズファッションとしては80年代のネオモッズ以降イギリス・日本等で着用するようになった。 ・M-51パーカが枯渇するにつれM-65パーカも彼らのファッションに取り入れられるようになった。 ・本体(シェル)、ライナー、フードの新品はデッドストックのみ。 ・2010年現在、デッドストックの入手に関してはM-51パーカほど壊滅的な状況にはない。  とはいえ、いずれ枯渇するのは目に見えているので早めに手に入れておくに越したことはない。 *詳細1 1.本体(シェル)制式名称   70年代に変更されていた模様。 (1)~70年代   PARKA, MAN'S, M-65   ■コントラクト例:DSA 100-70-C-1370(1970年コントラクト品) (2)70年代~   PARKA, EXTREME COLD WEATHER   ■コントラクト例:DSA100-72-C-1589(1972年コントラクト品) 2.素材の変更 (1)本体   ①前合わせのジッパーが70年代にアルミ→ブラスに変更になった。   ②本体(シェル):コットン(65%)、ナイロン(35%)は変更がない模様 (2)本体に付随するライナー・フード   ①ライナー    アウター:ナイロン 100%/中材:ポリエステル 100%は変更がない模様。   ②フード    70年代にフード縁のファーがコヨーテファーからアクリル製人造ファーに変更になった。 3.各部詳細 (1)本体   ①ジッパー(アルミ→ブラス)及びドット・ボタンの2種で閉じ合わせるタフな防寒・防風仕様。          手袋を装着したままでも開閉できるように大型のファスナーに引き紐も取り付けられている。                                      (取り付けは引き紐の取り付け方を参照。)   ②ポケット:2ポケット(腰回りフラップ付き大型ポケットが左右にありスナップボタンで開閉できるようになっている。)   ③ドローコード:ウェスト部と裾部にありフィットを調節できるドローコードが付いている。            M-51パーカ同様に裾を脚部に巻きつけるためのドローコードが付いており、            これにより強風時のバタつきが抑えられ、冷気が入らないように工夫されている。 (2)ライナー   軽量なポリエステル綿のキルティングライナーが驚きの保温力を発揮。   M-51パーカのライナーの重量から開放された。 (3)フード   フードの淵には針金が内蔵されているので、フードの形を整える事が出来る。 3.本体(シェル)ミルスペック例   改定を繰り返し1990年が最終 (1)MIL-P-43496 Date      Revision   Title 1990-04-16 Revision F PARKA, EXTREME COLD WEATHER 1986-12-31 Revision E 1984-03-23 Revision D Amendment 1 1981-08-20 Revision D 1978-04-28 Revision C 1974-04-09 Revision B Amendment 1 1973-08-17 Revision B 1972-03-10 Revision A Amendment 2 1972-02-09 Revision A Amendment 1 1970-12-31 Revision A 1967-05-16 初版 Amendment 2 1967-05-16 初版 4.本体(シェル)製造メーカー例   SPORTSMASTER, INC WINN INDUSTRIES, INC.  SO-SEW STYLES, INC *詳細2 1.セット (1)本体(シェル)   ■制式名称:PARKA, EXTREME COLD WEATHER   ■コントラクト例: DSA100-72-C-1589(72年コントラクト)   ■素材:コットン(65%)、ナイロン(35%)   ■製造メーカー例:WINN INDUSTRIES, INC. (2)ライナー   ■制式名称:LINER, EXTREME COLD WEATHER, PARKA   ■素材:◇アウター:ナイロン 100%◇中材:ポリエステル 100%   ■特徴:ナイロン製リップストップ生地のキルティング仕上げ。(M-65ジャケット用ライナーと同仕様) (3)フード:   ■制式名称:HOOD, WINTER, W/SYNTHETIC FUR RUFF OG-107   ■素材:◇表地:コットン(65%)、ナイロン(35%)◇裏地:ウール/コットン/ナイロンの混紡◇白毛:アクリル製人造毛 &ref(M-65parka01.jpg) 2.ライナー。 米軍のM65フィールドパーカー用ライナー。 M65フィールドパーカーはこのキルティング・ライナーを装着する事により、その防寒衣料としての機能を100%発揮。 ■制式名称:LINER, EXTREME COLD WEATHER, PARKA ■コントラクト例:DSA100-74-C-0094(1974年コントラクト品)           DLA100-92-C-0445(1992年コントラクト品) ■製造メーカー例:GIBRALTARINDUSTRIES, INC. GREENBRIER INDUSTRIES, INC. ■素材:アウター:ナイロン100%インナー:ポリエステル100%化繊綿 &ref(M-65liner02.jpg) 3.フード   米軍においてM65 ParkaおよびM65 Field Jacketにおいても使用される脱着式防寒フード。   シェルにボタンとスナップで固定する。   本来極寒期・地帯において使用される脱着式防寒フードはいざという時のために用意されている。 (1)制式名称   HOOD, WINTER, W/FUR RUFF, OG 107(採用時~70年代?)   HOOD, EXTREME COLD WEATHER, W/FUR RUFF, OG-107(72年コンタクトが確認されている。)   HOOD, EXTREME COLD WEATHER, W/SYNTHETIC FUR RUFF, OG-107(80年代以降は確実にこれ)   ※下の3.のミルスペックから推測される。 (2)素材の変更   フード周りのコヨーテファーがアクリル製の人造ファーに変更されている。   72年コントラクトのものがまだコヨーテファーだったことから下の3のミルスペックの改定と照らし合わせて   73年以降に切り替わったものと思われる。 (3)ミルスペック例   改定を繰り返し1999年が最終 Date Revision 1999-05-06 Revision D Int. Amdt. 1 Notice 1 - Cancellation 1991-06-28 Revision D Interim Amendment 1 1988-03-30 Revision D 1985-03-29 Revision C Amendment 1 1983-11-10 Revision C 1979-01-18 Revision B Amendment 1 1973-11-08 Revision B 1971-10-08 Revision A 1968-03-04 初版 Amendment 1 1967-12-28 初版 (4)初期コヨーテファー仕様 米軍の M-65パーカー及びM-65フィールドジャケット用フード。 初期・コヨーテファータイプ。 ■正式名称:HOOD, WINTER, W/FUR RUFF, OG 107         HOOD, EXTREME COLD WEATHER, W/FUR RUFF, OG-107 ■コントラクト例:DSA100-72-C-1177(1972年コントラクト) ■構成素材: ●表地:コットン(65%)、ナイロン(35%)混紡素材 ●裏地:ウール ●ファー:コヨーテファー ■サイズ:ユニバーサル・サイズ(フリーサイズ) &ref(M-65hood03.jpg) (2)後期アクリル製人造ファー仕様 ■制式名称:HOOD, WINTER, W/SYNTHETIC FOR RUFF OG-107 ■コントラクト例:DLA100-83-C-0526(1983年コントラクト品)/左上画像参照。 ■製造メーカー:PROPPER INTERNATIONAL, INC. ■構成素材: ●表地:コットン(65%)、ナイロン(35%)混紡素材 ●裏地:ウール ●ファー:アクリル製人造ファー ■サイズ:ユニバーサルサイズ(全サイズ共用) &ref(M-65hood04.jpg)
&autolink(content) モッズコート・モッズパーカと呼ばれるミリタリーウェアのオリジナル 後ろのスソに切り込みが入っていることから通称「フィッシュテールパーカー」と呼ばれているこのM-65パーカーですが、 最近ではこのモデルもモッズパーカーやモッズコートとも呼ばれてきています。 *名称 1.制式名称   パーカ・マンズ・M-65(エムろくごー)のちにパーカ・エクストリーム・コールド・ウェザー 2.通称   M-65パーカ(エムろくごーパーカ) 3.俗称   モッズパーカ、モッズコート(比較的新しい呼称) *概略 1965年に米軍に正式採用された。 極寒気候下でM65フィールドジャケットに重ねて着用される。 アメリカ軍が経験したことのない極寒地で、通常の装備の上にレイヤーシステムを作る必要性から生まれたのが「M-51」。 この経験を生かしM-51パーカーの後継として新たに開発され1965年に正式採用されたフィールドパーカー。 M-51パーカと同じく、ファーで縁取られたフードが別パーツとして用意されたが、 パーカ本体からフードが取り除かれ、完全に別パーツとなった。 様々な気象条件の環境、季節、温度帯に対応するため、脱着式のライナーやインナーフードが取り付けられた。 ライナーとフードはボタン方式により着脱可能で、フードを取り外すとスタンドカラーの様なデザイン。 ジッパーは古いものはアルミ、新し物は真鍮(ブラス)の金属製、 軽量なキルティングライナーが驚きの保温力を発揮します、軽くて暖かいので重宝することは間違いない! また、フードの淵には針金が内蔵されているので、フードの形を整える事が出来るのも特徴的。 ライナーはポリエステル綿で軽量で防寒性に優れており、これを採用することで以前のM-51と比較して軽量が図られた。 ・M-65ジャケット等の上から羽織ることを想定しているので表示サイズよりワンサイズ大きい。 ・M-51パーカの後継として1965年に採用。90年代コントラクトまで確認できる。~ ・モッズファッションとしては80年代のネオモッズ以降イギリス・日本等で着用するようになった。 ・M-51パーカが枯渇するにつれM-65パーカも彼らのファッションに取り入れられるようになった。 ・本体(シェル)、ライナー、フードの新品はデッドストックのみ。 ・2010年現在、デッドストックの入手に関してはM-51パーカほど壊滅的な状況にはない。  とはいえ、いずれ枯渇するのは目に見えているので早めに手に入れておくに越したことはない。 *詳細1 1.本体(シェル)制式名称   70年代に変更されていた模様。 (1)~70年代   PARKA, MAN'S, M-65   ■コントラクト例:DSA 100-70-C-1370(1970年コントラクト品) (2)70年代~   PARKA, EXTREME COLD WEATHER   ■コントラクト例:DSA100-72-C-1589(1972年コントラクト品) 2.素材の変更 (1)本体   ①前合わせのジッパーが70年代にアルミ→ブラスに変更になった。   ②本体(シェル):コットン(65%)、ナイロン(35%)は変更がない模様 (2)本体に付随するライナー・フード   ①ライナー    アウター:ナイロン 100%/中材:ポリエステル 100%は変更がない模様。   ②フード    70年代にフード縁のファーがコヨーテファーからアクリル製人造ファーに変更になった。 3.各部詳細 (1)本体   ①ジッパー(アルミ→ブラス)及びドット・ボタンの2種で閉じ合わせるタフな防寒・防風仕様。          手袋を装着したままでも開閉できるように大型のファスナーに引き紐も取り付けられている。                                      (取り付けは引き紐の取り付け方を参照。)   ②ポケット:2ポケット(腰回りフラップ付き大型ポケットが左右にありスナップボタンで開閉できるようになっている。)   ③ドローコード:ウェスト部と裾部にありフィットを調節できるドローコードが付いている。            M-51パーカ同様に裾を脚部に巻きつけるためのドローコードが付いており、            これにより強風時のバタつきが抑えられ、冷気が入らないように工夫されている。 (2)ライナー   軽量なポリエステル綿のキルティングライナーが驚きの保温力を発揮。   M-51パーカのライナーの重量から開放された。 (3)フード   フードの淵には針金が内蔵されているので、フードの形を整える事が出来る。 3.本体(シェル)ミルスペック例   改定を繰り返し1990年が最終 (1)MIL-P-43496 Date      Revision   Title 1990-04-16 Revision F PARKA, EXTREME COLD WEATHER 1986-12-31 Revision E 1984-03-23 Revision D Amendment 1 1981-08-20 Revision D 1978-04-28 Revision C 1974-04-09 Revision B Amendment 1 1973-08-17 Revision B 1972-03-10 Revision A Amendment 2 1972-02-09 Revision A Amendment 1 1970-12-31 Revision A 1967-05-16 初版 Amendment 2 1967-05-16 初版 4.本体(シェル)製造メーカー例   SPORTSMASTER, INC WINN INDUSTRIES, INC.  SO-SEW STYLES, INC *詳細2 1.セット (1)本体(シェル)   ■制式名称:PARKA, EXTREME COLD WEATHER   ■コントラクト例: DSA100-72-C-1589(72年コントラクト)   ■素材:コットン(65%)、ナイロン(35%)   ■製造メーカー例:WINN INDUSTRIES, INC. (2)ライナー   ■制式名称:LINER, EXTREME COLD WEATHER, PARKA   ■素材:◇アウター:ナイロン 100%◇中材:ポリエステル 100%   ■特徴:ナイロン製リップストップ生地のキルティング仕上げ。(M-65ジャケット用ライナーと同仕様) (3)フード:   ■制式名称:HOOD, WINTER, W/SYNTHETIC FUR RUFF OG-107   ■素材:◇表地:コットン(65%)、ナイロン(35%)◇裏地:ウール/コットン/ナイロンの混紡◇白毛:アクリル製人造毛 &ref(M-65parka01.jpg) 2.ライナー。 米軍のM65フィールドパーカー用ライナー。 M65フィールドパーカーはこのキルティング・ライナーを装着する事により、その防寒衣料としての機能を100%発揮。 ■制式名称:LINER, EXTREME COLD WEATHER, PARKA ■コントラクト例:DSA100-74-C-0094(1974年コントラクト品)           DLA100-92-C-0445(1992年コントラクト品) ■製造メーカー例:GIBRALTARINDUSTRIES, INC. GREENBRIER INDUSTRIES, INC. ■素材:アウター:ナイロン100%インナー:ポリエステル100%化繊綿 &ref(M-65liner02.jpg) 3.フード   米軍においてM65 ParkaおよびM65 Field Jacketにおいても使用される脱着式防寒フード。   シェルにボタンとスナップで固定する。   本来極寒期・地帯において使用される脱着式防寒フードはいざという時のために用意されている。 (1)制式名称   HOOD, WINTER, W/FUR RUFF, OG 107(採用時~70年代?)   HOOD, EXTREME COLD WEATHER, W/FUR RUFF, OG-107(72年コンタクトが確認されている。)   HOOD, EXTREME COLD WEATHER, W/SYNTHETIC FUR RUFF, OG-107(80年代以降は確実にこれ)   ※下の3.のミルスペックから推測される。 (2)素材の変更   フード周りのコヨーテファーがアクリル製の人造ファーに変更されている。   72年コントラクトのものがまだコヨーテファーだったことから下の3のミルスペックの改定と照らし合わせて   73年以降に切り替わったものと思われる。 (3)ミルスペック例   改定を繰り返し1999年が最終 Date Revision 1999-05-06 Revision D Int. Amdt. 1 Notice 1 - Cancellation 1991-06-28 Revision D Interim Amendment 1 1988-03-30 Revision D 1985-03-29 Revision C Amendment 1 1983-11-10 Revision C 1979-01-18 Revision B Amendment 1 1973-11-08 Revision B 1971-10-08 Revision A 1968-03-04 初版 Amendment 1 1967-12-28 初版 (4)初期コヨーテファー仕様 米軍の M-65パーカー及びM-65フィールドジャケット用フード。 初期・コヨーテファータイプ。 ■正式名称:HOOD, WINTER, W/FUR RUFF, OG 107         HOOD, EXTREME COLD WEATHER, W/FUR RUFF, OG-107 ■コントラクト例:DSA100-72-C-1177(1972年コントラクト) ■構成素材: ●表地:コットン(65%)、ナイロン(35%)混紡素材 ●裏地:ウール ●ファー:コヨーテファー ■サイズ:ユニバーサル・サイズ(フリーサイズ) &ref(M-65hood03.jpg) (2)後期アクリル製人造ファー仕様 ■制式名称:HOOD, WINTER, W/SYNTHETIC FOR RUFF OG-107 ■コントラクト例:DLA100-83-C-0526(1983年コントラクト品)/左上画像参照。 ■製造メーカー:PROPPER INTERNATIONAL, INC. ■構成素材: ●表地:コットン(65%)、ナイロン(35%)混紡素材 ●裏地:ウール ●ファー:アクリル製人造ファー ■サイズ:ユニバーサルサイズ(全サイズ共用) &ref(M-65hood04.jpg) #javascript(){{ <!-- NINJA ANALYZE --> <script type="text/javascript" src="http://code.analysis.shinobi.jp/ninja_ar/Script?id=00109440&hash=f95f9380"></script> <script type="text/javascript"> //<![CDATA[ var analyze00109440 = ninja_analyze('00109440', 36, 'f95f9380'); analyze00109440.Process(); //]]>; </script> <!-- /NINJA ANALYZE --> }}

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