■ハンドアウト
●PC1 必須クラス:異形 パートナー:ヘレナ・B・トロイマ
異形に対しての差別、迫害。それらを咎めることもなく目を伏せる人々。
それが"大機関の国"の日常だった。
虐げられる立場にある君を、けれどこの街にあって守ってくれる人がいる。
若く美しく、魅力的な笑顔を見せる女性。巡回医師のヘレナ。
彼女に命を救われたのも、一度や二度ではないのだ。
●PC1 必須クラス:異形 パートナー:ヘレナ・B・トロイマ
異形に対しての差別、迫害。それらを咎めることもなく目を伏せる人々。
それが"大機関の国"の日常だった。
虐げられる立場にある君を、けれどこの街にあって守ってくれる人がいる。
若く美しく、魅力的な笑顔を見せる女性。巡回医師のヘレナ。
彼女に命を救われたのも、一度や二度ではないのだ。
●PC2 推奨クラス:なし(裁縫師組合に所属していること) パートナー:トゥーリア・G・ミレイ
五年前、裁縫師組合から二人の紡ぎ手が、ここ"大機関の国"へ派遣された。
霧が晴れているのは三日間、しかし君と、共に入国した彼はこの国へ留まることを選んだ。
彼が如何なる理由で留まったのかは知らないし、今では疎遠になりつつある。
同じく君も、君にしかわからない理由でこの国に留まったのだろう。
現在は君の下宿に居候する子猫のような娘、トゥーリアと共に日々を過ごしている。
五年前、裁縫師組合から二人の紡ぎ手が、ここ"大機関の国"へ派遣された。
霧が晴れているのは三日間、しかし君と、共に入国した彼はこの国へ留まることを選んだ。
彼が如何なる理由で留まったのかは知らないし、今では疎遠になりつつある。
同じく君も、君にしかわからない理由でこの国に留まったのだろう。
現在は君の下宿に居候する子猫のような娘、トゥーリアと共に日々を過ごしている。
●PC3 推奨クラス:なし(裁縫師組合に所属していること) パートナー:ヘレン・ベドイテント・ゲゲーベンハイト
五年前、君の友人二人が"大機関の国"へ旅立ち、その両者共に戻ってくることはなかった。
此の度アリア・B・コロラトゥーラが君へ依頼したのは、件の"大機関の国"の現状調査だった。
五年ぶりに霧が晴れ、国への出入りが可能になるというのだ。
恋人であった"ヘレン"を、友人のPC2を探す為か、使命感からか、君はこの依頼を受けることにした。
五年前、君の友人二人が"大機関の国"へ旅立ち、その両者共に戻ってくることはなかった。
此の度アリア・B・コロラトゥーラが君へ依頼したのは、件の"大機関の国"の現状調査だった。
五年ぶりに霧が晴れ、国への出入りが可能になるというのだ。
恋人であった"ヘレン"を、友人のPC2を探す為か、使命感からか、君はこの依頼を受けることにした。
●PC4 推奨クラス:従者 パートナー:ヘレナ・B・トロイマ
君は巡回医師であるヘレナの従者として、日々傷ついた人を癒す手伝いをしている。
時折"次"の大機関を見ては、憂いた表情を見せる主人。
君が手助けをせねばならない。そんな使命感が君の支えとなっている。
君は巡回医師であるヘレナの従者として、日々傷ついた人を癒す手伝いをしている。
時折"次"の大機関を見ては、憂いた表情を見せる主人。
君が手助けをせねばならない。そんな使命感が君の支えとなっている。
■演目背景
●大機関の国
数年に一度、およそ三日間程度のみ出入りの可能な国。
その原因は中央に存在する「"次"の大機関」と言われ、国の周囲を常に濃い霧と紫電で覆い隠している。
入国すると、空は常に曇り、空気は淀み、人々は半ば逃避するように現実から目を背けている。
御標によって示される小さな幸せと、次の遺跡がもたらす工業力。同時に遺跡が与える永遠に晴れない空と、淀んだ空気。
その天秤の狭間に存在する国である。
主に三階層の都市国家であり、最上階には資産を持つ者たちの屋敷が、最下層には貧民街が存在する。
その階層全てを貫くようにして、国の中心にそびえるのが「"次"の大機関」と呼ばれる巨大蒸気機関である。
●背景
五年前、この国に二人の紡ぎ手が訪れた。
出入りの難しい"大機関の国"には無数の小さなほつれが存在するが、それを全て繕うのは不可能に近い。
その為霧が晴れている間、裁縫師組合や神羅手衆は現状調査の為に紡ぎ手を何度も派遣していた。
しかしその中の幾人かは帰還することなく、五年前の二人も既に死んだものと思われている。
一方はPC2であり、もう一方はヘレン・ベドイテント・ゲゲーベンハイトである。
此の度三日間の"風の道"(霧の晴れる期間をこう呼称する)が開通することが観測によって判明し、
PC3が派遣されることになったのである。
●大機関の国
数年に一度、およそ三日間程度のみ出入りの可能な国。
その原因は中央に存在する「"次"の大機関」と言われ、国の周囲を常に濃い霧と紫電で覆い隠している。
入国すると、空は常に曇り、空気は淀み、人々は半ば逃避するように現実から目を背けている。
御標によって示される小さな幸せと、次の遺跡がもたらす工業力。同時に遺跡が与える永遠に晴れない空と、淀んだ空気。
その天秤の狭間に存在する国である。
主に三階層の都市国家であり、最上階には資産を持つ者たちの屋敷が、最下層には貧民街が存在する。
その階層全てを貫くようにして、国の中心にそびえるのが「"次"の大機関」と呼ばれる巨大蒸気機関である。
●背景
五年前、この国に二人の紡ぎ手が訪れた。
出入りの難しい"大機関の国"には無数の小さなほつれが存在するが、それを全て繕うのは不可能に近い。
その為霧が晴れている間、裁縫師組合や神羅手衆は現状調査の為に紡ぎ手を何度も派遣していた。
しかしその中の幾人かは帰還することなく、五年前の二人も既に死んだものと思われている。
一方はPC2であり、もう一方はヘレン・ベドイテント・ゲゲーベンハイトである。
此の度三日間の"風の道"(霧の晴れる期間をこう呼称する)が開通することが観測によって判明し、
PC3が派遣されることになったのである。
■今回予告
霧は晴れず、暗紫色の雲の帳が重く立ち込める"大機関の国"
蔓延し始めた疫病に下層の者達は恐れ、もしくは諦め、
上層の者達は下層からの侵入を拒絶する
死にゆく者達を見、守るべき者達が苦しむのを見、"彼女"は叫んだ
"弱者を虐げる者達は、みんなみんな苦しみながら死んで行きました"
"めでたし、めでたし"
霧は晴れず、暗紫色の雲の帳が重く立ち込める"大機関の国"
蔓延し始めた疫病に下層の者達は恐れ、もしくは諦め、
上層の者達は下層からの侵入を拒絶する
死にゆく者達を見、守るべき者達が苦しむのを見、"彼女"は叫んだ
"弱者を虐げる者達は、みんなみんな苦しみながら死んで行きました"
"めでたし、めでたし"
モノトーンミュージアム「what a beautiful dream」
これは憎しみを、疑念を、悲哀を、諦めを、絶望を、
そして愛を知った大人達に送る色のないメルヘン
そして愛を知った大人達に送る色のないメルヘン