ダブルクロス The 3rd Edithion PL名:デイリー
「少なくとも俺にとっては、ニュートンは嘘つき野郎だ」
ドイツの地方都市を拠点とする私立探偵。名家エーレンフェストの生まれであり、優秀な頭脳に恵まれたが、父親との確執から大学卒業と同時に家を勘当され、以後、その頭脳を活かし探偵を生業とする。事件解決に対する執着の一方、その他のことには極めてずぼらである。それは自身の格好も例外ではなく、無精ひげを生やし、ぼろぼろのロングコートを羽織ったその姿からは、かつての育ちの良さは一切窺えない。
とある事情から、かの物理学者アルベルト・アインシュタインを尊敬しており、そのため、彼がアメリカへ亡命してしまう原因となったナチスに対し、大きな敵対心を抱いている。
とある事情から、かの物理学者アルベルト・アインシュタインを尊敬しており、そのため、彼がアメリカへ亡命してしまう原因となったナチスに対し、大きな敵対心を抱いている。
【基本情報】 名前:ヴァルター・エーレンフェスト コードネーム: 年齢:26歳 性別:男 星座:牡牛座 身長:180cm 体重:70kg 血液型:AB ワークス:研究者 カヴァー:探偵 ブリード:クロスブリード シンドローム:バロール/ノイマン
【能力値】 肉体:1 感覚:2 知覚Lv1 精神:8 RCLv4、知識:物理学Lv4 社会:2 情報:学問Lv2、情報:噂話Lv1
【ライフパス】 出自:高等遊民 経験:征服者 邂逅:自身 覚醒:無知(侵蝕値:15) 衝動:解放(侵蝕値:18) 基本侵蝕値:33
HP:30 行動値:14 戦闘移動:19m 全力移動:38m
常備化ポイント:6 財産ポイント:4
【ロイス】 Dロイス:反抗者 父親:クラウス・エーレンフェスト P:尽力 N:嫌気 希望:アルベルト・アインシュタイン P:尊敬 N:不安
【エフェクト】
No | : | 名称 | : | Lv | : | タイミング | : | 技能 | : | 難易度 | : | 対象 | : | 射程 | : | 侵蝕 | : | 制限 | : | 効果 |
— | : | リザレクト | : | 1 | : | オート | : | - | : | - | : | 自身 | : | 至近 | : | 効果 | : | - | : | (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 |
— | : | ワーディング | : | 1 | : | オート | : | - | : | 自動 | : | シーン | : | 視界 | : | なし | : | - | : | 非オーヴァードをエキストラ化 |
01 | : | コンセントレイト(バロール) | : | 2 | : | メジャー | : | シンドローム | : | - | : | - | : | - | : | 2 | : | - | : | C値-Lv(下限値7) |
02 | : | 黒の鉄槌 | : | 2 | : | メジャー | : | RC | : | 対決 | : | - | : | 視界 | : | 1 | : | - | : | 攻撃力+〔Lv×2+2〕、同エンゲージ不可 |
03 | : | ダークマター | : | 1 | : | マイナー | : | - | : | 自動 | : | 自身 | : | 至近 | : | 2 | : | - | : | メインプロセスの間、バロールのエフェクトを組み合わせた判定のダイス+Lv個 |
04 | : | 魔神の心臓 | : | 1 | : | メジャー | : | シンドローム | : | 対決 | : | - | : | - | : | 4 | : | 100% | : | ラウンド間、対象が行う判定のダイスを-〔Lv×3〕。マイナーアクションで解除 |
05 | : | 時の棺 | : | 1 | : | オート | : | - | : | 自動 | : | 単体 | : | 視界 | : | 10 | : | 100% | : | 判定一つを失敗させる。シナリオ1回 |
06 | : | インスピレーション | : | 2 | : | メジャー | : | - | : | 自動 | : | 自身 | : | 至近 | : | 2 | : | - | : | GMに対し質問できる。シナリオLv回 |
07 | : | 天性のひらめき | : | 2 | : | メジャー | : | 効果参照 | : | - | : | - | : | - | : | 4 | : | - | : | あらゆる能力判定および技能判定のC値-Lv(下限値7)、戦闘中使用不可 |
A | : | 時の魔術師 | : | 1 | : | メジャー | : | - | : | 自動 | : | 効果参照 | : | 至近 | : | - | : | - | : | 任意の物体の時間を進めることができる。 |
B | : | プロファイリング | : | 1 | : | メジャー | : | - | : | 自動 | : | 自身 | : | 至近 | : | - | : | - | : | 僅かな情報から対象の人物像を描き出すことが出来る。 |
【武器】
名称 | : | 種別 | : | 技能 | : | 命中 | : | 攻撃力 | : | ガード値 | : | 射程 | : | 常備化 | : | 解説 |
素手 | : | 白兵 | : | 白兵 | : | 0 | : | -5 | : | 0 | : | 至近 | : | - | : | |
: | : | : | : | : | : | : | : | |||||||||
: | : | : | : | : | : | : | : |
【防具】
名称 | : | 種別 | : | ドッジ | : | 行動 | : | 装甲値 | : | 常備化 | : | 解説 |
: | 防具 | : | : | : | : | : | ||||||
: | : | : | : | : | : |
【一般アイテム】
名称 | : | 種別 | : | 技能 | : | 常備化 | : | 解説 |
コネ・大学教授 | : | コネ | : | 情報・学問 | : | 1 | : | 判定ダイス+2 |
コネ・私立探偵 | : | コネ | : | 情報・噂話 | : | 1 | : | 判定ダイス+2 |
: | : | : | : | |||||
: | : | : | : |
【コンボ】
【設定等】
幼いころより父親による厳しい英才教育を受けて育った彼は、たぐい稀なる頭脳、特に物理学の才能に恵まれた一方で、周囲の物体を浮遊させる・時間の流れを速める等の異常な能力に悩まされていた。ニュートン物理学の大前提である絶対時間・絶対空間に真っ向から矛盾するそれらの力は、彼に学問への嫌疑を覚えさせ、また自身の異常さを思い知らせるに充分であった。
何故、自分はニュートンの示した世界の枠から外れているのか。空中に静止した林檎を見ながら彼が考えるのは、「果たして俺は狂っているのか、それとも世界が狂っているのか」ということだった。自分だけがぽっかりと浮かび上がり、世界から引き離されたかのような感覚。それに怯えながら、彼は半ば自暴自棄に人生を送っていた。
だが、大学在学中、担当教授から紹介されたある物理学者の理論が彼に一大転機をもたらした。それはアルベルト・アインシュタインという物理学者の提唱した、相対性理論という学説である。
『時間と空間は絶対普遍のものではなく、観測者によって異なる相対的な概念である――』
この理論を用い、この人と共に研究を続ければ、俺の不可解な力を解明出来るかもしれない!
大学卒業後、彼はいち早く行動を開始した。自身の力を材料に共同研究をもちかけるため、ナチスにより国家反逆者にされアメリカに亡命しているアインシュタインの下を訪れようとしたのだ。だが、只でさえ国際情勢の悪化する中にあって、彼の父親がそれを許すはずも無かった。三日三晩の大議論、半ば掴み合いの殴り合いの末、遂に彼は身一つで家を追い出されてしまった。身寄りも無く、金も無く、独りぼっちである。しかしもちろん、これしきのことで諦めるわけにはいかない!
「差し当たってはそう、仕事が必要だ。身一つで、保証人のいない俺にも手っ取り早く始められる、頭脳を活かせる仕事が。金が溜まり、時期がきたならば、必ずアメリカに渡って彼と共にこの力の正体を暴いてやる!」そうして彼は、石畳を踏みしめ踏みしめ、寂れた裏通りを歩き出した。
幼いころより父親による厳しい英才教育を受けて育った彼は、たぐい稀なる頭脳、特に物理学の才能に恵まれた一方で、周囲の物体を浮遊させる・時間の流れを速める等の異常な能力に悩まされていた。ニュートン物理学の大前提である絶対時間・絶対空間に真っ向から矛盾するそれらの力は、彼に学問への嫌疑を覚えさせ、また自身の異常さを思い知らせるに充分であった。
何故、自分はニュートンの示した世界の枠から外れているのか。空中に静止した林檎を見ながら彼が考えるのは、「果たして俺は狂っているのか、それとも世界が狂っているのか」ということだった。自分だけがぽっかりと浮かび上がり、世界から引き離されたかのような感覚。それに怯えながら、彼は半ば自暴自棄に人生を送っていた。
だが、大学在学中、担当教授から紹介されたある物理学者の理論が彼に一大転機をもたらした。それはアルベルト・アインシュタインという物理学者の提唱した、相対性理論という学説である。
『時間と空間は絶対普遍のものではなく、観測者によって異なる相対的な概念である――』
この理論を用い、この人と共に研究を続ければ、俺の不可解な力を解明出来るかもしれない!
大学卒業後、彼はいち早く行動を開始した。自身の力を材料に共同研究をもちかけるため、ナチスにより国家反逆者にされアメリカに亡命しているアインシュタインの下を訪れようとしたのだ。だが、只でさえ国際情勢の悪化する中にあって、彼の父親がそれを許すはずも無かった。三日三晩の大議論、半ば掴み合いの殴り合いの末、遂に彼は身一つで家を追い出されてしまった。身寄りも無く、金も無く、独りぼっちである。しかしもちろん、これしきのことで諦めるわけにはいかない!
「差し当たってはそう、仕事が必要だ。身一つで、保証人のいない俺にも手っ取り早く始められる、頭脳を活かせる仕事が。金が溜まり、時期がきたならば、必ずアメリカに渡って彼と共にこの力の正体を暴いてやる!」そうして彼は、石畳を踏みしめ踏みしめ、寂れた裏通りを歩き出した。
とある地方都市の住民の間に、抜群の依頼達成率を誇る新進私立探偵事務所の噂が流れたのは、それから約二ヵ月後の事であった。